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清水朝巳の腐探検 (5) 腐要素?性表現?カミングアウトする。

眠気もあったので、座ると同時に瞼を閉じていた。
長椅子ではなく、二人掛けの座席の方にしたぐらいだ。

 「あ…」

その声に、目を向けた。
んー、どこかで見かけた様な、見かけなかった様な…。
すると声を掛けられた。
 「今朝も、目の前でしたよね…」
 「今朝って…」

すると、もう一人が邪魔をする様に目の前を横切ってくれた。
 「い、いえ、覚えてないのなら、良いです…」

 「なにコソコソ言ってるんだよ。俺、寝るからな」
そう言って、邪魔してくれた男子は寝っ転がった。

私の目の前で、堂々と膝枕。
思わず呟いていた。
 「あ、もしかして…、おでこにキスし、おっと…」
その子は恥ずかしそうに顔を真っ赤にしていた。
 「あー、やっぱり見られてた…」
邪魔してくれた男子は、キョトンとして聞いていた。
 「んー、おでこにキスって何?」
 「お前が中々起きてこないからだっ」
 「ほえ?」


いやあ、朝は通路を挟んだ長座席での膝枕とデコチューだったのだが、夜は20㎝ほどの近くでの膝枕ですか。
腐の提供、どうもありがとう。
 「仲良いんだね」
 
2人とも耳まで赤くなっているのは、とても可愛い。
 「お、俺たち、同じ陸部なんです」
 「へえ、今日は大会かなんかなの?」
 「はい、県大で走ってました」
 「陸部かあ。雨でも大会あるよね」
 「はい、あります。さすがに台風だとありませんが」
 
 「ちょっと、なに2人で話してんだよ」
 「ごめんね」
耳まで赤くしたまま座ってる子は寝転がってる子に謝っている。
その表情も可愛い。
すると寝転んでいた男子高生は起きてきた。
 「お兄さん、結構細いね。食べてる?」
 「食べてるよ」
 「それにしても」

Tシャツを捲られた。
 「えっ…」
 「な、何やってんだ、お前はっ」

私のTシャツを捲ってきた男子は言ってくる。
 「うーわぉ、この人って腹が割れてるよ」
 「え、ちょ、ちょっと…」と焦る私に、その子は隣の子に言ってる。

 「見てよ、大地。この人の腹ってカッコイイよ」
 「ちょ、雄飛。お前ね」
雄飛と呼ばれたTシャツを捲ってくれた男子は聞いてくる。
 「ねえねえ、お兄さん。何かやってるの?」
 「水泳」
 「へー、かっくいー」

最初に声を掛けてきた子、大地君は私のTシャツを捲ってはしゃいでる雄飛君を引き剥がしながら聞いてくる。
 「得意な泳ぎは何ですか?」
 「平泳ぎだよ」

Tシャツを捲ってくれてる男子、雄飛君は触ってきたので、さすがに止めた。
こういう図は見る方が良いんだよ。見る方がね。
 「止めようね。彼氏が睨んでるよ」
 「ごめんなさーい」


うんうん、素直な子って良いよねえ。
雄飛君は疲れていたのか、ごめんなさいと謝ると、直ぐに寝てしまった。
その子に膝を貸したまま、大地君は窓枠に肩肘をついて優し気に雄飛君の髪を弄っている。
ああ、満腹。
満足だ。
涎が出そうだ。
いや、膝枕で寝ている雄飛君は、実際に涎を出して寝ている。
口を開けたままだから、出るのは仕方ないよね。
その涎に気が付いたのか、大地君はスポーツバッグからティッシュを取り出し拭き取っている。
 「世話好きなんだね」

その言葉に、大地君は茹蛸になってしまいポロッと口から滑り出た言葉はこれだった。
 「付き合って、1年なんです」
 「一番、楽しい時期だろうね」
 「あ、あの、お兄さんは…」

シッ…と、人差し指を自分の口に当ててカミングしてやる。
 「心配しなくて大丈夫だよ。私は腐男子だから」
 「え、腐…」

その男子高生は目を見開いている。







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全然知らない人にカミングアウトした朝巳。
驚くのは無理ないよね。。。

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