BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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18禁!ネコの事情 (32) ※CPは男子校の高校生&教師 ~緩い描写あります~※

本当はだらだらとしたかった啓だが、結婚した相手が教職員の為、引っ張られるように学校へと連れて行かれた。
最初に校長室、次いで副校長室、教頭室、最後に職員室へと向かった。
各々に土産を渡し、祝いの言葉を貰うと返す、という繰り返しをしていた。
その啓は、結婚した佳和に言っていた。
 「ねえ、帰って良い?」
 「何言ってる。授業受けないといけないだろ」
 「でも、もう1週間分ほど疲れた…」
 「気持ちは分かるがな…」
苦笑しながら佳和は応じていた。
 「仕方ないな。ほら、こっち向け」


職員室で何をするつもりなのか。
佳和は啓の顎に手を掛け、ぐいっと持ち上げると口を開けさす。
啓は、思わず目を閉じて唇を薄く開けた。
その唇の間に押し込んでやる。

なにやら固いものだ。
何を押し込んでくれたのかな…。

目を開けると、目の前にはニヤついた顔をしている佳和が居る。
 「どうだ…。ん?」
 「この野郎」
 「あと2個しかないが」
 「全部くれ」


素直にカバンのポケットからKit-Katを取り出すと、啓に渡した。
 「ちゃんと授業出ろよ」
 「わあってる」
 「寝るなよ」
 「国3の時間に寝るから大丈夫だ」
 「お前ね、なんで俺の授業の時に寝るつもりなんだっ」


職員室から出た啓は、思わず笑顔になっていた。
 「ふふふっ…、キットカット、キットカット…」
と、歌う様に口ずさみながら教室へ戻った。


教頭の声が聞こえてくる。
 「田村先生」
 「あ、はい。すみません、いちゃついてしまって…」
 「TPOをわきまえる様に」
 「はい、申し訳ありませんでした」




8月の、ある日。
村上啓は、義従兄の村上洋一の葬式を家族葬で追悼した。
なにしろ、啓の両親は洋一とは幼馴染であり、高校までは同級生でトーキング同好会というのを創設していた仲だったのだ。
父と母の言葉で、皆が黙とうする。
 「洋一…。最後の最後には、良い顔してたよな。来てくれて、ありがとな」
 「洋ちゃん、レモンやリンゴちゃんの結婚写真に写ってたから、連絡着たんだよ。良かったね、最後は笑顔で過ごせて…。洋ちゃん、そっちで親子喧嘩しない様にね」

チー………ン。


東の村上は医者で病院経営者。
西の村上は不動産屋。
職業の違いはあるものの、仲が良かった村上家だった。
それが、東の村上は再婚に再婚を重ねて、西の村上の五女と結婚して東西の村上は一つになったが、その五女は早くに死んでしまった。
そう、啓の祖母にあたる人物だ。
その妻が亡くなり、洋一の父親は結婚しなくなった。
それほどまでに、啓の祖母を愛していたのだろう。



レモンとリンゴは、洋一が死んだ事なんて知らない。
なにしろ、遺体は空の上で砕け散ったのだから、手元には来ない。



それでも、日は過ぎる。
哀しさはあるが、そんなにも悲しみくれる事は無かった。
なにしろ、高校生だ。
啓は勉強に忙しく、佳和も仕事に明け暮れていた。
いちゃつかない様に、オンとオフを区別する。








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そして。。。
ダラダラとしたがった啓は、引き摺られるようにして登校。
気持ちは分かるよ♪

そして、次話は最終話です。


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