BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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「夏」と言えば。。。 (4) ※ソフトな性描写あります※

どのぐらいの時間、そこで寝ていたのだろう。
腹上の重さと人肌の温もりを感じ目を開けると、そいつは言ってきた。
 「お、目が開いた。
改めて自己紹介するよ。金銀黒赤に続く、白の太陽さ」

思わず反応していた。
 「え、白の太陽って…」

そのユタカの表情と言葉に、相手は目を細めて小さく口笛を吹いてきた。
 「覚えてくれてるんだ?嬉しいなあ」
しかし、覚えてるのは、そういう異名だけなので素直に言ってやる。
それを聞いて、相手が離れてくれたら良い。
 「その呼称だけ」
 「うんうん、そうだろうな。俺の名前は”サニィ”だよ。覚えてて。そして、俺がイタリア王子を探していたのは、『御』が亡くなったから。あんたからコンピュータを教えてもらおうと思ったんだ。あのコンピュータバカは自分で会社を興してるから、あいつより上にいこうと思ってね」

信じられない言葉を耳にしたユタカは、どっちにツッコミをいれようか迷ったが、即答していた。
 「その前に」
 「返事が先だ」
 「これは地毛なのか?」
 「そうだよ。女になりきる為のカモフラージュ」
 「いい加減に」
 「だから返事が先だ」
 「誤解されるから言ってるんだ」
 「誰に、なんの誤解?」
 「私にだって好きな人は居るんだ」


だが、時は既に遅し。
ユタカの上に銀髪美女が覆い被さって激しく交わってる場面を目にしたボスとスズメとマサとタカは唖然茫然としていた。
 「まあ、あれほどボス一途な奴が…」と、流石のスズメも驚きの光景に、これしか言えず、
 「やっぱり女が良いって事だな」とボスである友明は頷きながら答え、
 「やっと童貞、卒業出来たんだな」と、どことなく感慨深げに呟いてるタカに締めの言葉を掛けたのはマサだ。
 「まあ、あいつが下になるとは思ってなかったよ」

違いない。
と、皆で笑っていた。


ところで、エドと博人さんは何処へ、と思っていたら、わりと近くでエドの声がしてきた。
 「楽しい時間をありがとう」
 「どういたしまして」

 「ムッシュって、最高だったよ」
 「こちらこそ、ダンケ」

 「じゃあねぇ~」
 「ヤー」

艶々とした顔に、ご機嫌なエドの顔を見たら分かった。
何をしてたのかを。
まったく、このドイツ人と日伊のハーフ君は。

そして、もう一人の日独のハーフ君は何処に行ったんだ?



その日独のハーフ君こと博人は大型ヨットを沖の向こうまで飛ばして、地中海と大西洋の交わる地点に停留していた。
そこでは裸体を惜しげなく見せびらかし大胆な格好をしている数人の女性と、一人の男性が交わっていた。
 (うん。やっぱり女性の独特な柔かさが一番だな)
等と暢気に思っていた。


共に満足したのか、それじゃ戻るかと賛同の意を貰い、ヨットをニースに向けた。

先に降りた博人は、女性を一人ずつエスコートしてヨットから降ろしてやる。
 「ダンケ」
 「やっぱり、最高だったわ」
 「また会えるかしら」
 「それじゃあ」

 「素晴らしい時間をありがとう。お気を付けて」
その言葉に、4人の女性は投げキッスやウインクを返してきた。


うん。
やっぱり女性は良いな。

そう思ってたら、遠目に友の姿を見つけた。
こっちを向いてないが、なにやら雲行きがおかしそうだ。

気を引き締めて戻るか。



その頃、まだユタカは格闘していた。
なにしろ相手の銀髪女性サニィは首に腕を巻きつけて、もっと身体を押し付けてくるからだ。
しかも、ちゃんと胸の膨らみがある。
男だと言う象徴も、押し付けてきているのだ。
 「おい」
 「ねえ、その好きな人って、どんな人?」
 「お前に言ってどうする」
 「いいねえ、その目」

耳元で小声で囁くように言ってくる。
 「あんたをずっと遠目で見てきてた。あの頃は、ずっと憧れてたんだ。フィルやアランでなく、イタリア王子である、あんたに。ウィルは、一番先に卒業した。だが、俺はずっと『御』の影武者をしていたんだ。色んな国から国へと飛んで、あんたがグズであり『銀のダーク魔』になった詳細も知った。
ある意味、フィルより物知りだよ。その憧れの人と、こういう関係を持てて嬉しいんだ。
ねえ、グズ。
俺を見て、『白の太陽』でもなく、『御』の影武者でもない。
サニィという名の、一人の人間を」
 「側付が、何を言ってる。身の程を思いしれ」
 「そういう言葉は、『御』だけが使える。あんたではない」


そこで思い出した。
『白の太陽』という異名を持った、隊員の事を。
世代が違うという事もあり、その異名を耳にした事はあったが詳しくは知らなかった。
だが、あの最後の隊員の中に居た事だけは覚えている。
それでも、フィルやアランより、ましてやマックスよりどこかが抜きんでてたわけでは無い。
ただ、そいつは無に馴染みやすかった。
だからこそ、影武者が出来ると踏んだので、影武者になるように指導したんだ。
そして、だからこその『白の太陽』と呼ばわれたのか、と納得したものだ。


そのやっかいな元側付は言ってくる。
 「もう、イタリア王子とは呼ばない。ムッシュと呼ぶ。
だから、俺にコンピュータを教えて。
もう離れないからね」

と、ニコッと人懐っこい笑顔を向けて。



ユタカは隠すことなく、大きな溜息を吐いてしまった。
サニィね、太陽と同じ意味じゃないか。
私にとって太陽は友明だ。

そう思っていたら、口を塞がれた。
 「っ…」

口の中を貪られていく。
そのディープさに段々と目が眩んでいく。
そのキスは安心感と快楽を与えてくれるので、目を瞑り身を委ねてしまっていた。
それが分かったのだろう。

サニィは二回戦目に入っていった。 
 「グズ…、やっと俺のものになった。好きだよ」







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そして、その銀髪女性の正体が判明。
そう、ドイツのフォン=パトリッシュの元側付だったのですね。

また、一人。
側付けが出てきました。
しかも、若者に尻を掘られるというwww
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