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「夏」と言えば。。。 (2)

エドに限らず、博人も欧州では有名人だ。
なにしろ、アダム=バーンズの年の離れた従弟で、ミューゼのエドワールだ。
アダム=バーンズそっくりの金髪に茶色の瞳だけでなく、優雅で神秘な面立ちは年を経っても変わらない。さすがフォン=パトリッシュの血筋だけある人物だ。
ドイツに限らず、オーストリアやフランスやスイスを中心としたオーケストラには随時、出演していたからだ。

そして、博人。
柔らかな黒髪で同じく黒目を持つ日独のハーフである福山博人。
こちらもドイツだけでなくフランスやスイスにはオーケストラに出演していたのだ。もちろん、バイオリン奏者で。
それだけではない。
腕利きのドクターとしても有名人だ。

そんな二人に、何かしら惹かれるのは当然だろう。
女性はもちろんだが、エドがゲイなのはオーケストラでは有名なので、男性も目を奪われる。

それに、ここはニースだ。
裸で居ても許される土地柄だ。
2人は惜しみなく裸体を晒している。
だが、もちろん下半身には海パンを穿き、タオルを巻き付けている。
エドは渋々だが、博人は半分は日本人と言うのもあり羞恥心というのがあるからだ。


その2人に、銀髪碧眼の美青年が加わった。
まるでギリシャ神話に出てくる神様の様なので、目が眩みそうだ。
これは目の保養を通り越して、失神しそうだ。
だが、その銀髪碧眼の美青年は海に向かっているので、彼等は行動を起こしたのだ。

エドとヒロトの居るパラソルに向かって、女性だけでなく男性まで歩を進めた。

エドに男性が群がる。
 「ハイ、ムッシュ」
 「ヤー」

 「仲良くしたいのだけど…」
 「全員と?」
 「選んでくれて良いよ」
その言葉に、皆が頷く。

この言葉には嬉しかった。
なにしろ、エドにも好みはある。
数人を選び、彼等に言葉を掛ける。
 「場所を変えようか?」
 「だね」


博人には女性が群がる。
 「ハイ、ムッシュ」
 「ハイ、マドモアゼル」

 「一緒に遊ばない?」
 「ねえ、私と仲良くしない?」
 「うふ、大きい方が好みでしょ」

等々、言ってくる女性群に言ってやる。
 「私にも好みがあるんだ」
 「な~に?」
 「どんな?」

 「胸の大きさは関係ない」
その言葉に、女性群は安心した。

 「私が見て、美人でありスレンダーだと思える人」

そう言うと、先程の赤毛の美女を真っ先に選んだ後、数人を選んだ。

 「場所を変える?」
 「お隣さんが変えたから、ここで良いわ」
 「大胆になれるかな?」
 
その言葉に数人の女性は、ふふっ…と妖しい笑みを返してきた。
だが、一人だけ、恥ずかしいのか下を向いてしまった。
仕方ない、どこか影になる所。

そう思ってたら、クルーザーに目がいった。
 「それじゃ、皆でクルーザーかヨットに乗る?」
 
途端に、女性の目が煌めいた。
 「ワオ!」
 「素敵」
 「乗ってみたいヨットがあるの」
 「オイルを塗ってあげるわ」
 
こっちだよ。
そう言うと、博人は女性をエスコートしてヨット&クルーザー乗り場に向かった。




そんな2人を見ていたユタカは毒付いていた。
 「え、誰も居なくなるの?留守番は誰がするんだ。まあ、必要無いかもしれないけど…」

しかし、エドは分かるけど、クマ野郎に女性とは。
過去とは言え、いくら女性とセックスしていたとしても、何十年もしていなかったら出来ないのではないかと、思ったユタカだった。
そのユタカは何かに思い当たり呟いていた。
 「ビーチ行きに賛成したのは、こういう理由なのか…」



誰かが居ないと荷物を盗られる。
まあ、VIP専用の場所だし、荷物と言っても大したものは入ってないけど。
仕方ないな、留守番して荷物番になってやるか。
どのみち、私は皆より遅く着いたのだからな。
そう思い、ビーチチェアに寝そべる。
ビーチチェアなのに、何だ、このふかふか感は。
まるでベッドみたいだ。


そんな銀髪碧眼の美青年に、果敢にも一人の女性が近付いて来た。








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博人、それで良いの?
そして、この銀髪女性は。。。

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