BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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18禁!ネコの事情 (20) ※1週間、お休みさせてもらいます※

このイントネーションに気が付いた。
ケイがレモンに話し掛けているのと同じだ。
レモンの言葉が思い浮かんできた。
 「困らせてなんぼのものなんだよ」
 「俺がケイに甘えるのは、ケイの温もりと、俺に向けてくる言葉と目があるからだ」


僕は、ずっとお利口にしてた。
困らそうという気なんて無く、ヨシに抱っこされるのが嬉しくて…。
でも、レモンに擦り寄ると気持ち悪いって言われたのがショックだった。
僕、ヨシも好きだけど、レモンが好きなんだ。
レモンの側に居たい。
ヨシは居なくても我慢できる。
でも、レモンと離れたくない。

だから、ヨシのお兄さんに言ったんだ。
 「ニャニャニャニャ、ニャニャー」(僕、レモンの所へ行きたい。ここから出たい)
分かってくれると嬉しいな。
だが、ヨシのお兄さんは困っている風だ。
 「んー…、話し掛けられているのかな。意味、分かんないけど、大丈夫だよ」
取り敢えず食べな。
そう言われ、まだ食べてない事に気が付きパクついた。


その頃。
レモンは皆と話し合っていた。
 『でも、不思議なんだよな。なんで、あいつの爪は片手しか無かったんだ?』
 『教えてやるよ』
 『知ってるのなら、教えて』
 『あいつ、リンゴにちょっかい掛けようとして、いらん事を言ったんだ。そしたらリンゴは窓を閉め切って鍵を掛けたんだ。あいつは爪だけで押さえてたから。
で、鍵を掛けられて、爪はバッチーン!と、切れたのさ。
けけっ、ざまみやがれだ』
 『いらん事って?』
 『かわいこちゃん。そう言われて、「男だ、かわいこちゃんじゃない」って、言ってた』

その言葉に、皆は笑っていた。
 『わはははっ…。たしかに、あいつは男だ』



そして、リンゴはヨシのお兄さんに手伝って貰い、身支度をしていた。
寝床とトイレと皿を身体に括り付けて貰ったのだ。
その身支度を整えたのを見て、ヨシのお兄さんは声を掛けてきた。
 「なんだが勇ましい姿だね。時代劇に出てくる忍びみたいだ」

すりすりとヨシのお兄さんに擦り寄って行く。
そして、ヨシのお父さんとお母さんにも。
 「どうしたんだい?」

 「ニャー」(さようなら)

 「え、待って、待ちなさい。リンゴ、もしかして一人で帰るつもり?」

(え、意味が通じたの?嬉しい)
さすがヨシのお母さんだな。
そう思うと、言っていた。
 「ニャニャニャ、ニャニャー」(今迄ありがとう。ごめんなさい。元気でね)


玄関のドアを開け出る。

それを見て、ヨシの兄は苦笑しながら呟いていた。
 「参ったな…、ドアの開閉出来てるよ」
ヨシの母は溜息を吐いて呆れている。
 「まったく、もう…」
ヨシの父は玄関から出た。
 「リンゴ、待ちなさい。私たちも一緒に行くから」




ヨシのお兄さんに抱っこされ、ゲージや持って来た遊び道具も車に乗せ、出発した。
何処に行くのだろう。
ヨシのお兄さんの膝に立ち、窓の外を見る。
 (うわあー、外が動いてるっ。目が、目が回るー)


だが、直ぐに車はレモンの家に着いた。
 (え、何で僕の行きたかった所が分かったの?)


話をしてくれたみたいで、その日から僕はレモンと一緒に寝起きしている。







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やっとの事で、自分の気持ちを自覚したリンゴ。
そして、今度はレモンの家で。

ここで、すみません。
リアルで夏休み、お盆休みに入ります。
違うSS(夏もの)を予約投稿しております。
1週間の間は、『18禁!ネコの事情』はお休みさせて下さい。
休み明けから、また復帰しますね~

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