BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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18禁!ネコの事情 (19) ※ネコの事情※

怖い。
あの7人も怖かったけど、それ以上に怖い。
黙ってたら、違う声が聞こえてきた。
 『人のテリトリーで何してるんだ?』
 『このかわいこちゃんにイイ事を教えてやろうと思ってな』
こっちを覗き込んできた。
 『ああ、昨日、レモンにくっついてた奴か』
 『シカトしてくれたんだ。挨拶するのがセオリーだろ』


僕は勇気を出して言ってやった。
 『僕は男だ。かわいこちゃんで無い」
そう言って、窓を閉め切り鍵を掛けた。
 『っ…。ンのヤロー!俺の、俺の大事なぁ…』


カーテンを二つとも閉め切り、入り口のドアまで後ずさる。

今日は朝からずっと怖い思いばかりだ。
今夜は眠れるだろうか。
もし襲ってきたらどうしよう。


部屋の外にもトイレがあるのを思い出したリンゴは、くぐり戸を押し開け、寝床を押し出した。
部屋より外で寝よう。
まだ、その方が安心できる。
あと、皿もだ。
中身は寝る前に食べて空だけど、自分の物があるというだけで安心できる。


ネコは夜行性だという事を知らないリンゴは、その部屋内から廊下に出たのは正解だった。
その夜は、凄まじいネコの戦いがあったのだ。

レモン率いる一派とドビー率いる一派に対し、リンゴの住んでる界隈をテリトリーにしてる一派との戦いだ。数もそうだが、レモン一派には、レモンをはじめ知能犯が3人と戦闘部隊が4人、ドビー一派には知能犯は1人だが、戦闘部隊が8人居る。
叶う相手ではないという事は知っていても、勝つとテリトリーが広がる。
この二派に勝つと、自分が一番トップになるのだ。
男なら、その勝負に賭けるものだ。

だが、悲しいかな…。
力及ばず、夕方近く、リンゴにちょっかいを掛けようとした男は殺されてしまった。
相手が悪い。
知能犯だけでなく戦闘隊員としても名高いレモンと、戦闘隊員でもトップのドビーだったのだから。

何も知らないリンゴは廊下でスヤスヤと寝ていた。



ネコの泣き声が煩く、近隣住人は起こされ悩まされていたのだ。
リンゴが居候している家の住人も起こされてしまい、本当にリンゴはー…、と怒る気満々で階段を上っていた。

階段を上りきる。
その前に、廊下で寝ているリンゴを見て驚いていた。
 「何で廊下で寝てるの?」
 「まあまあ、リンゴは寝てて近所迷惑の内の一匹で無い、という事だよ」

ヨシの兄は抱っこしてやる。
 「でも寒いよ。おいで。俺のベッドでぬくぬくと寝させてあげる」
すかさず母は言ってきた。
 「トイレも持って行って」
 「うん」



目が覚めると、寝床ではなく何処かのベッドの上で寝ていたのに気が付いた。
 (え、ここ何処?)

いきなり声が聞こえてきた。
 「おはよ、リンゴ。お腹空いただろう。ほら、ご飯とミルクだよ」


その声の方を振り向くと、ヨシの兄だった。
勇気を出して近寄り、すりすりと頬擦りをして”ありがとう”と態度で表す。
 「くすぐったい。可愛いなあ、リンゴは」







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ネコって夜に活発になるのだろうか?
なんにも知らないリンゴはスヤスヤと夢の中。。。

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