BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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18禁!ネコの事情 (18) ※一難さって、一難。そして、また一難。。。※

そう言われて皆も気が付いた。
それもそうだ、自分たちが引っ張ってきたんだ。
その内の一匹が声を掛けてきた。
 『なら、レモンの所まで一緒に行ってやる』
 『良いの?』
 『ああ、そっち方面だから』
 『ありがとう。嬉しい』


真っ黒ネコと真っ白ネコと茶色の三匹がレモンの家の近くまで一緒に来てくれた。
ここからなら道が分かる。
 『ありがとう。ここからなら道が分かるから帰れる』
 『どうせなんだ、送ってやる』
 『え、でも…』
 『暇だしな』
その言葉に、他の二匹は頷いていた。

リンゴは、自分の立場を理解していなかった。


家の門に近付くと、なぜか三匹がビクついている。
どうしたのだろう…?
 『ここなんだけど…』
 『お前、ヨシって…』
 『もしかして…』
 『ひえぇっ、とんでもない奴と友達んなってしまった』


いきなり声が掛かってきた。
 「リンゴ、帰ってきたのか?」

ビクッ!

思わずリンゴも皆と一緒に電柱の後ろに隠れてしまった。
 「友達連れて来たのか。まあ、昨日よりは良いけど、ヨシが居なくて良かったよ」

ヨシのお父さんだった。
 「リンゴ、怒って無いから顔を見せて」

その言葉に、おずおずと顔だけ覗かせると、抱きしめられた。
可愛いなーと言われて。


バイバイ、と三匹は尾を振って帰って行った。


家の中に入ると、もう一人に捕まってしまった。
そう、ヨシのお母さんだ。
 「良い?リンゴ、あなたは、ここに居候してるのよ。
 『い・そ・う・ろ・う』
勝手な事をしないで頂戴っ!
罰として、今日はエサ抜きよ」
 「おいおい、それは無いだろう」
 「いいえ、あなたは黙ってて!いくら佳和の頼みでも、昨日も心配させて今日もじゃない。
どんなに人を心配させれば気が済むのっ」
 「相手はネコだよ」


ヨシの部屋に入り寝床に俯せる。
(ヨシ。ヨシ、何処に行っちゃったの?)

皿には中身が入ってる。
お腹が空いてたのもあり、がつがつと食べミルクも飲み切ると寝てしまっていた。


目が覚めるとトイレを済ませ、窓に近寄る。
まだ、お日様が出ている。
ヨシの家に居た時は、自由気ままにしていた。
レモンが来てからは外に出るようになったので、ここに居ると運動不足になってしまう。
窓は締まっているが、この手の鍵なら開けるのは容易い。
爪を伸ばし、ちょちょいと動かす。
取っ手に爪を引っ掛け引っ張る。
そしたら簡単に開く。
少しだけ開けた。

心地よい風が吹いてる。
この風は自由で良いなあ。
なんて思っていたら声が掛けられた。

 『何してんだ?』

いきなりだったのでビックリしたんだ。
だって外から…、って、え…。
再度、声を掛けられた。
 『なあ、何をしてんだ?』
 『そっちこそ、何してるの?』
 『散歩』
 『行ってらっしゃい』



なんか怖くなり、後ずさると少ししか空いてない窓を、思いっきり押し閉めた。
が、相手の方が早かった。
網戸から爪を伸ばし、窓が締まるのを邪魔している。
 『なあ、かわいこちゃん。俺と良い事しようよ。教えてやるよ、ネコの事情ってもんをな』







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あら。。。
一難去って、一難・・・。
そして、また一難?


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