BL風味の小説

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18禁!ネコの事情 (12)

ケイが居なくて寂しい。
だけど俺は忙しいのでケイを思って泣くことは無い。
ずーっと、ここで暮らしてたんだ。
いつもならケイを尾で叩き起こすのだが、その仕事は無い。その代り1階に下りて、ケイの兄を叩き起こす。ケイの部屋の真下にあるので、ケイが起きると、その音で起きてくるんだ。
ケイがお泊りしている間、それが俺の一日の始まりの仕事になる。

 「んー…、レモン、もっと優しく起こして」
 「ニャニャニャッ、ニャー」(文句言うなら、自分で起きろっ)

叩き起こすと、俺のご飯はオトウが作ってくれた。
寝床に近寄ると、オトウは俺のご飯を置いてくれてた。
 「おはよ、レモン。朝からお疲れさん。ご飯だよ、どうぞ」
 「ニャァ」(ありがとう)

 「親父、人間のご飯は?」
 「レモンに叩き起こされる奴のは無いぞ」
 「えー…、レモン、ちょっとだけ味見」
 「ニャッ?」(味見したいの?)
 「いや、良いわ…」


腹一杯になり、スーパーのミニタワーに上る時間まで寝ようとうつらうつらとしていた。
 「おーい、あのネコは何処の子だ?もしかして、うちの子かあ?」
と言いながら入ってきたのはケイの弟だ。
俺の顔を覗きこんで言ってくる。
 「あれ、うちの子居るじゃん。じゃ、あの子は、何処の子なんだ?」
 「ニャニャニャニャッ」(ねえ、どんな子なの?教えて、教えて)
暫らくの間、俺の顔を見ていたが、何かを思い立ったのだろう。
こう言ってきた。
 「お前なら、誰の子なのか分かるかもしれんな。ほら、こっちだよ」
と担ぎ上げ、外に出る。
 「見えるか?あの木の所。どうやって登ったのか分からんが…」


あの木と言われた木を見上げた。
 (いや、俺にも分からんわ。第一、あんな高い所に登ると怖いだろ)

俺を自分の頭から下ろし、どうだったかと聞かれるが、分からないものは分からない。
首を振ってると、どこかから声が聞こえてきた。
 『レモン、レモン、助けてっ』
 (え、誰?一体、どこから…)

 『レモーン』
 (んー…)

声のする方に首を回すと、さっきのネコだ。

 「ニャ――!」(まさかっ)


 『お、お前、リンゴか?なんで、そんな所に居るんだっ』
 『仕方ないでしょ。ヨシはどっかに行ったし、ここは一体何処なのぉ』
 『下りろっ』
 『嫌』
 『何で、嫌なんだ』
 『登るのなら出来るよ』
 『登ってどうするっ』


お互いがニャニャニャ―…、とネコ語で話してる。
当然、言葉が分からない人間にとってはハテナだろう。
ケイの弟は俺に聞いてくる。
 「レモン、どうした。知ってる子か?」

(知ってるも何も…)
ケイの弟は、のほほんと言ってくる。
 「一体、何処の子なんだろ…」
思わず引っ掻いていた。
 「いてっ…、兄貴呼んでくるか」
(うん、そうしてくれ。意思疎通できる人間の方が良い)



俺だって、そんな位置まで登った事は無い。
第一、そこは何処の家なんだろう。







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そして、佳和と啓がハネムーンに行ってる間、日本では。。。


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