BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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18禁!ネコの事情 (11) ※披露宴パーティで・・・※

すると近くで声がした。
 「わははっ…。レモンは威勢が良いねえ」

この声は知ってる。
その声の持ち主を見つけようとキョロキョロしてみるが、何処に居るのか分からない。
すると、いきなり持ち上げられた。
 「久しぶりー」
目の前には、懐かしい顔だ。
 「ニャー…」(居たー、スズメだっ)
嬉しくって、顔を摺り寄せていた。
ニャッ、ニャッ、ニャッ、ニャー。

すりすりと擦り寄ってると、擦り返してくれる。
 「うーん…、可愛いなあ。やっぱりホッコリ癒し系だよなあ…。あ、ほら見てみろ。
お前のご主人様の姿を」
そう言って、ケイの方を見る様に前を向かされた。
ケイは真っ白の服を着てる。
ヨシも同様に、真っ白の服だ。
でも、何かがおかしい。
何かが変なんだ。
何だろう…、と首を傾げる。
スズメの声が聞こえてきた。
 「レモン、今日は啓の結婚披露宴パーティだよ」
 「ニャッ?」(結婚?)
 「綺麗だよねえ」と言ってくるスズメの言葉なんて耳に入らない。

 「ニャー、ニャニャニャッ…、ニャーニャー」
 (冗談じゃないっ。誰と結婚するんだ、ケイッ!)
 

スズメの声なんて、耳に入ってない。
 「男同士で結婚なんて気持ち悪いが、この二人は生まれながらの許嫁だからな…」

 「ニャ…、ニャニャニャニャニャニャー、ニャッ!」
(ケイ、誰と結婚するんだよっ!俺には、何も…、何も教えてくれずに…。ケイッ、何でっ?)

 「おいおい、煩いぞ。で、暴れるな」
 「ニャー!ニャニャニャ―」(スズメッ!俺は断固として拒否るからなっ)
 「大人しくしろって言ってるんだよ。でないとゲージに突っ込んで捨ててやるぞ」
と、睨んでくるが睨み返してやる。
 「ンニャニャッ…」(出来ない事を言うんじゃない)


ケイの声が聞こえてきた。
 「洋一さん、来てくれてありがとうございます」
 「おめでとう」
 「ありがとうございます。レモン、おいで」
ケイは手を広げてくれてるので、迷わずケイの両手に前足を乗せると抱きしめられた。
スズメはケイに言ってるみたいだ。
 「レモンに言ったのか?」
 「言いましたよ。お試しでお泊りも3ヶ月近くやったし」
 「その割には…」
 「リンゴと仲良くなったからイケると思ったんだ」
 「ネコって忘れんぼだから、毎日の様に言わないと伝わらんぞ」
 「え…、レモン、お前」
 「ニャー、ニャニャー…」(そうだよ。一歩、歩くと忘れる生き物なんだよ)
と、スリスリしてやる。


 「弱ったな…。明日からハネムーンなのに…」
 「でも、実家に置いとくんだろ?」
 「1週間ね」
 「レモンは、まあ良いけど…、あっちの方が気になるな」

あっちと言われ、啓とレモンはリンゴの方を見ると、ゲージに入ったのか、ドアは閉められていた。
それを見た洋一は言ってきた。
 「なあ、パーティがお開きになるまで、2匹の面倒見てやるよ。レモン、良いだろ?」
ケイに抱かれていたのに、何時の間にかスズメに抱かれていた。
 「ニャッ?」(何が?)
ケイの声がする。
 「でも、せっかく日本に」
 「お前の幸せそうな表情も見れたし、俺はこいつ等の面倒を見ててやるから」
 「そう?それじゃ、レモン。ゲージの中に入って。洋一さんと一緒に遊んで待っててね」

俺は嬉しかったね。
 「ニャー、ニャッ。ニャー、ニャッ」(スズメと一緒、スズメと遊べる)



控え室にレモンとリンゴを入れたゲージを持って行き、洋一さんにお願いして戻ってきた啓は、親戚の叔母さんや伯母さん連中に囲まれてしまった。
 「洋一さん、いらっしゃってたわよね?」
 「は、はい。そうですけど…」
 「どちらにいらっしゃるのか、見当たらないのだけど」
 「それでしたら、こち」
 「洋一さん宛てに、2枚持って来てるのよ」
 「2枚?」
 「あら、私は3枚よ」
 「さ、3枚って…」
 「私は1枚だけど、どうしても見せたくてねえ…」


何の事か分からなかった啓は、助け出してくれた佳和さんから耳打ちされた。
 「見合い写真の事だよ」
 「みあっ…」


そこで、洋一さんの行動の意味が理解できた。
レモンとリンゴを言い訳にして逃げたって事か。
さすが洋一さんだ。
抜け目なさに磨きを掛けたみたいだな。



その夜、俺はケイに叩き起こされ抱っこされた。
 「レモン、よく聞いて」
 「ニャ…」(なあに、どうしたの?)
 「俺は、これから1週間、留守にする。その間、ここで、いつもの様に過ごしていてね。
お前のご飯は兄貴やお父ちゃんがしてくれるから。
1週間、我慢して。な、レモン。行ってくるから」

ケイは、学校の上着みたいなのを着てるみたいだ。
今迄も、こういった服装をしてお泊りしに行っていた。
 (学校で、お泊りするの?それなら付いて行けないね)

ニャニャニャー…。
 (行ってらっしゃい、ケイ。帰ってきたら遊んでね)
スリスリしてやると、ケイは微笑み、擦り返して頭を撫でてくれる。

 「じゃ、行ってくるね」
 「ニャー」(行ってらっしゃい)






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そして、佳和と啓の披露宴パーティ。
参加者に、特別出演させてもらったスズメこと、洋一。
『俺様ボス~』シリーズの右腕スズメちゃんです。

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