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18禁!ネコの事情 (10)

その翌日。
ケイは俺に起こされる事無く、自分から先に起きていた。
見てみると、真っ白い服に着替えてる。
(カッコイイなあ…。何処に行くのだろう。一緒に行きたいな)

そう思って見てたら、ゲージのドアが開いてるのが見えた。
嬉しくなって、さっさと入っていた。
苦笑交じりの声が聞こえてきた。
 「レモン、お利口さんだね。でも、まだご飯食べてないでしょ」
(あ、そうか。忘れてたよ)

ドアの入り口から手が伸びてくるので、逆らわずに、その手に身を委ねる。
ケイ、白い服、綺麗だね。
でも、なんか緊張してるのかな…。
何故だか、そう感じ取れたんだ。

駐車場の奥に行き、自分用の風呂桶に水を流し注ぎ込む。
その水の中に顔を一瞬付け、すぐにパッパッと顔を横に振り水気を飛ばし、ケイが用意してくれたご飯を食べる。
 「ったく、いつもそういう顔洗いだね」
 「ニャニャニャンッ」(これがネコの顔洗いだからね)


その後、目的場所に着いたのか、ゲージが下ろされドアが開いた。
顔だけドアから出すと、リンゴが居た。
リンゴは俺を見ると安心したらしく、声を掛けてきた。
 『ねえ、ここ何処?』
 『俺が知るかよ。たった今、着いたばかりだ』
ケイを見上げると、トイレの用意をしてくれてる。

ヨシの声も聞こえてきた。
まあ、リンゴが居るんだからヨシも居るんだよな。
 「レモンは看板ネコだけあって、堂々としているな。それに比べリンゴは……」
 「今迄は、連れて帰らなかったの?」
 「兄貴の車に、抱っこして乗せてたんだ」
 「へえ…、で、昨日はどうだったの?」
 「今迄に無いほど俺にくっ付いて寝床でなく、俺のベッドに潜り込んできたよ」
 「なんか、可哀相だね」
 「ああ、でも、今回ばかりは無理だな…」



 「あ、時間になりそうだ。ほら、おいで。行くよ」
そう言ってゲージを示される。
叉、入るの?
まあ、良いけど。

さっさと入ると、リンゴがくっ付いて来ようとするので言ってやる。
 『お前はあっちだろ』
 『でも』
 『これは1人用なんだからな』

リンゴは渋々とした表情で、自分のゲージに入って行った。
(何なんだよ、まったく…)


すると、そんなにも時を置かず、床に置かれた。
ドアが開くのを待つ。
ひたすら待つ。
待つが、中々開けてくれない。
 (ねー、何してるの?)
リンゴの不安そうな泣き声が近くから聞こえてきた。
 「ミュー…」
 『煩いっ』
ビクついたみたいで、鳴き声は止んだみたいだ。
 『ねえ、ここ何処?』
 『知るかよ』


人が多く居るみたいだ。
スーパーに来るお客さんとは何か雰囲気が違う。
窓に顔を押し付け外を窺い見る。
ケイは誰かと話をしているみたいだ。
 (ねえ、出して。おりこうしとくから。ケイ、出してー)

その願いが届いたのか、はたまたニャー…ニャー…と煩かったのか、しばらく待ってるとドアは開かれた。
 (やれやれ、やっと出れた。でも、ここは何処なんだ?)
ふと隣を見ると、リンゴはヨシの腕に顔を埋め、尾は尻の中。
しかも震えてる。
まったく、こいつは…。
それでも男か、タマ蹴ってやろうかっ。

そういう気持ちでリンゴの尻を尾で叩いてやる。

パシッ!

ミャゥッ、ミュミュー…。
 『痛いっ、レモンの意地悪ぅ…』







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人慣れしてない人見知りのリンゴに、人慣れしてるレモンの喝入れですねww

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