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18禁!ネコの事情 (7)

※レモン視点※


フニャー…。
眠い…。
うとうととしていたら、抱き上げられた。
 「こら、レモン。そんな所で寝ないの。引っ越しだよ。お前も行くんだからね」

フニャ?
ケイは何処かに行くのか。
一緒に連れてってくれるの?
嬉しいにゃ。
いつもは自分の足で歩いたり走ったり跳んだりするのだが、その時はゲージに入れられた。
ああ、お泊りか。
何処に連れて行ってくれるのかな。
楽しみだな。
そう思っていたら、ケイのオカアとオトウが2人とも手伝ってくれてる。
皆で行くのか、嬉しいな。

その時は、そんな風にしか思ってなかった。
なのに、着いた所は、時々ケイが連れて来てくれてた所。
ヨシの家だった。

ヨシの家には可愛いミケネコが居る。
「リンゴ」と呼ばれているオスネコだ。
ヨシがリンゴを連れて来てくれる。
リンゴは俺を見ると「ナー(こんにちは)」と挨拶してくれるので、同様に俺も挨拶を返してやる。
ケイの声が聞こえてきた。
 「リンゴ。今日からよろしくね」
その言葉の意味が分からなかった。


いつもは2日か3日ほどで帰っていたので、その時もそう思っていた。
だが、何日経っても帰ろうとしない。
腹が立ち、ケイのベッドへ潜り込んでやる。
リンゴは自分の寝床で寛いでるので、そのままにしていた。

ねえ、ケイ。
早く帰ろうよ。
いつまで居るの?
ここって、人が居なくて寂しいよ。
ねえ、ケイ。
俺は、あのスーパーの看板ネコなんだよ。
俺から仕事を奪うなー。


長い長い間を、そこで暮らしていた。
その間は暇で暇で退屈だった。
だけど、時々俺を描いてくれるので何とか許せていたのだ。
ギャラは、俺を甘やかしてくれる事、構ってくれる事だ。
あの真剣なまなざしに見つめられ、とっても嬉しく感じたものだ。
俺だけを見て描いてくれるのだからな。

思いっきりケイに甘え、甘やかされ満足すると、リンゴの居る寝床の隣に設置された自分の寝床に戻って蹲る。

ここに居た間はリンゴを見ていたのだけど、リンゴは甘えないんだな。
ヨシは可愛がってるけど、その時だけ喉をゴロゴロと鳴らしている。
いい子ちゃんのリンゴを「クールな奴」と命名してやった。
嫌いだ。
こんな奴なんて大嫌いだ。
俺達ネコは人間を困らせてなんぼだろ。
お前はネコじゃない。


毎夜の様にケイのベッドに潜り込んでいた。
ある夜、ヨシがケイを抱きかかえて部屋に来ると、ベッドに横たわってきた。
ふんっ。
誰が動くか。
俺の幸せを奪い取る気か。
そうはさせんからな。

そう思ってるとヨシの声が聞こえてきた。
 「眠いのなら寝とけ」って。
ああ、ケイは目が覚めたのか。
それでも眠いのなら寝てて良いんだよと思い、擦り寄っていく。
 「ニャー」(そうだよ)って。
そしたらケイにスリスリされた。
嬉しくなって、たまらず体を寄せていた。
それなのにヨシは邪魔をしてくる。
ベッドから落とされたのだ。
怒ったね。
 「ブニャッ!」(何する、無礼者っ)

ケイの声が聞こえてくる。
 「お休み、レモン」
うん、お休みと思いながら、再度ベッドに潜り込んでやる。
するとケイはヨシの方へ寄って行くので、俺もまたケイの身体へと近寄って行く。


ヨシはケイに何かしてるのか。
お前の邪魔をしてやる。と、意気込みヨシの腹の上に乗っかるつもりでいた。
そしたら、いきなり突き落とされた。
 「ニャー、ニャニャニャッ」(痛いな!何する、このやろっ)


ヨシは睨んでくるが、こっちも睨み返してやる。
たまにケイとニラメッコをする時があるが、その時は勝つ。
だが、ヨシとニラメッコすると勝つ気が…、あまり……。

くそぉ…。
睨みに負けてしまった。
悔しくて、悔しくて…、トボトボとケイの寝室から出て、寝床に向かった。









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そして、今日からは主人公であるネコちゃん視点のお話です。
 「ニャニャッ」

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