BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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3周年記念特別SS 『君と交えた、このレアな日に感謝』 (28)※おまけ的なレアもの part2 ※

だって、ジェットに乗るとパイロットに指図しているのが聞こえたからだ。
 「え、パースへ直行なの?」 
 「当たり前だ、とっとと」
だが友明は遮っていた。
 「ええー、せっかく香織にも土産を持って来たのに…」

その香織という、いかにも女性な名前にも腹が立った博人はGOサインを送った。
 「ねえ、香織にこれを渡したいんだ。優人の事も話したいし…。
博人さん。
ねえ、博人さんってば」

だが、素直に頷いてくれない。
おそらく理由は昨日の祭りから流星群の待ち時間の事だろう。
あとは、豊との…。
 「博人さん、福岡へ行って。
お願いだから。
これを渡して、香織に言いたいんだ。”優人は孫が出来てお爺ちゃんになってる。だから気にしなくて良いし、連絡もしなくて良い”と言いたいんだ。
そしたら、私も肩の荷が下りるんだ。
そうなると、もう日本に戻ってこようとは思わないから。
優介の事もそうだ。
あいつは、サトルに守られている。
皆の顔を見て、私も安心したいんだ。
博人さん、お願いだから。
香織は、私の血の繋がった唯一の双子の片割れなんだ。
博人さんっ」

その言葉で思い出した。
 「ああ、福岡の寿司屋か…」
 「そうだよ」
こう返ってきた。
 「あそこは美味かったからな。分かったよ」
 「ありがとう」


なんだかんだ言い合ってたら、直ぐに空港に着いた。
ほんと、ジェットだと東京から福岡って10分も掛からないんだからな。
近いよなあ。

時間も、昼前だし。
昼飯は皆で食べるか。
だから言っていた。
 「ねえ、お昼ご飯を食べてから帰ろう。だから、お昼ご飯は寿司にしようよ」

その言葉に、パイロットは嬉しそうだ。
流暢な日本語で返してきた。
 「サンキュ。SUSHI好きです。巻きとか握り、好き」
すかさず博人さんは言ってきた。
 「あのクソ爺は寿司を好んでいたからな。よく寿司が食事に並んでいたものだ」
パイロットは頷いてるが、友明は苦笑していた。
 

パイロットに着替えて貰い、皆で街中を通る。
ああ、この道は家に通じる道だ。
迷わず、自分の住んでいた家に辿り着いたのには驚いた。まだ、育った家を、道のりを憶えてるんだな、と自分で自分を褒めていた。
表札に目をやると、福山と出ている。
誰かが住んでいるみたいだ。
幼い子供の声が聞こえてくる。
立ち止まったまま動かない友明に、博人は声を掛けていた。
 「友?この道を真っ直ぐだよな」
 「博人さん。私は、この家に住んでいたんだ」
 「え…」
 「今では誰かが住んでるみたいだけど、それでもこの家が残ってて、誰かが住んでくれてるのが嬉しい。残ってるだけでなく、住んでくれてるというのが嬉しいんだ」
ごめん、5分で良いから黙祷させて…。

そう言うと、友明は俯いた。
(お母ちゃん、ただいま。私は、パースに骨を埋める。ごめんね、親不孝者で。お母ちゃんと同じ場所に骨を埋めて、近くに居たいんだ。お母ちゃんに会えて、お母ちゃんに育てられた事は、絶対に忘れない。お母ちゃんが居たからこそ、私は生き続けてるんだ。
血が繋がっていようがどうかは関係ない。私と出会ってくれて、ありがとう…)

顔を上げた友明は、どことなくスッキリ顔になっていた。
 「ごめん、もう大丈夫だよ」
 「友…」
 「行こう。お腹空いた」



ここだ、ここだ。
ガラッと扉を開けると、威勢のいい声が聞こえてきた。
 「らっしゃい」

 「あ、秋さん。久しぶりです。食べに来ました~」
 「え…、おー、友か」
 「香織は居ます?」
 「もう少しで出てくるよ」
 「それじゃ、上を4に」
だが、博人は遮った。
 「私は特上で」
 「な、何を一人だけ特上に…」
するとパイロット二人も言ってきたので、仕方なく特上を4人分、お願いした。
ったく、誰が金を出すと思ってるんだよ…。






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おまけ的なレアものpart2です。
いつまで経っても、マザコンという自覚無しの友明www
 「ちゃうっ!マザコンではないっ!ただ母が好きなだけだ!ってるだろうが」
喚いてる友明ですが、誰も彼もが知ってる。
友明がマザコンだとねwww
もう、ここまでくるとレアものでしょう(きっぱりw
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