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3周年記念特別SS 『君と交えた、このレアな日に感謝』 (27) ※おまけ的なレアもの part1 ※

ボスからメールを貰ったマサとタカとジュンヤの3人は、田園調布に住まいを持っているユタカの邸宅に押し掛けた。

ここは名前が利く社交歴のある自分が先にと、ジュンヤは守衛室に入って行く。
なにしろ、守衛室からは睨みを利かして見てくれるからだ。
 「私、議員をしている大久保敏明と大久保澄江の長男である大久保潤也と申します。豊様は御在宅でいらっしゃいますか?」
その言葉と差し出された身分証明書を見た守衛室の数人は敬礼の行動を取ると「お待ちください」と言うと、何処かへ連絡していた。守衛室に出迎えに来たのは執事だった。
 「これはこれは、お坊ちゃまのご学友の皆様方。お懐かしゅうございます」
 「御無沙汰しております。あの、居ますか?」
 「まだ眠られておりますが。どうぞ」



本宅の2階へ上がり、その一室の前で立ち止まった執事は、コンコンッとノックして主室へ入る。
 「お坊ちゃま、お坊ちゃま。豊様っ」

執事の声が煩い。
布団を頭から被っているユタカは渋々と返す。
 「煩いなー…」
 「ご学友の方がおいでになられてます」

ご学友という言葉に微かな期待を抱いた。
 「誰?」
 「モデルの方と、警視総監の」
溜息吐いて、遮ってやる。
 「分かった。下に降りる」


数分後、1階に下りたユタカを見た3人は息を飲んだ。
 「なん…」と、マサの目が見開き、
 「派手にやられたなあ」と、タカの呆気にとられた声が聞こえ、
 「ボスからメールがあった。今頃は、パースに着いた頃だろう」と、ジュンヤが言ってきた。
 「はあ?なにそれ」と聞くと即答だった。
 「それはこっちの台詞だ」と3人の声が重なった。

マサの興奮した声が聞こえてくる。
 「お前、何をしたんだ」
タカは珍しく怒っているみたいだ。
 「私たちを巻き添えにしてくれて」
ジュンヤはとんでもない事を言ってくる始末だ。
 「帰りの飛行機は、お前持ちだからな」
その言葉に反論していた。
 「なんで、私が…」

再度、3人の声が重なる。
 「巻き添えにしてくれた罰だ」
踏んだり蹴ったりとは、この事だな。


ジュンヤは、ある物を被せてきた。
 「その痣や腫れが消えるまで被ってろ」
 「これは何?」
 「ライオン」

 「で、マサはこれな」
 「なんで私まで」
 「ユタカ坊ちゃまと遊ぼうよ」
 「えー…」
と嫌そうな表情だが、無理矢理被せてやる。

 「でもって、タカはこれ」
 「私まで被るのか…」
 「そうだよ。どっちが良い?」
 「仕方ないなあ…、それじゃ茶色のプチ」
ほい、と言って被せてやる。

 「やっと出番が来た」
と呟いたジュンヤは、皆に言ってやる。

 「ねえねえ、クロとプチと私のシロの3人でライオンをやっつけようよ」
 「そうだな。今のライオンは手負いを受けている」とマサは乗ってくる。
 「私たちを巻き添えにしてくれた罰だ」と、タカも乗ってきた。



猛者のライオンと言えども、心身共に手負いを受けたユタカは3匹の猫に負かされていた。
いつもなら、ふざけて負かすのに、今はそんな気力も体力も残ってない。
挙句の果てには置いてきぼりを受けたのだ。
私には何もないって事は、この3人の怒りの矛先を私だけに向けさせるつもりなのだろう。

元気で体力も気力もある3人の猫でも、ライオンに勝てるんだ。
と言う、おまけ的なレアな日でした。


あんの、クマ野郎――。





だが、そのメールをした当人である友明は、まだ日本国内に居た。





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おまけ的なpart1です。
やっと出番が来たね、ジュンヤ。
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