BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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3周年記念特別SS 『君と交えた、このレアな日に感謝』 (5)

※健志&優※



カナダから帰国してきた西條健志と元宗優は区内で買物をしていた。
メインは妹の物だ。
そう、体の良い荷物持ちだ。
西條家の末子と元宗家の末子は二人ともまだ結婚していない。
30歳を超えてるのに、付き合ってる男もいないらしい。
優の妹の萌は言っていた。
 「あのね、お兄ちゃん。結婚したい人がすればいいのよ。私はまだしたくないから、今を青春してるの。ねー、麻衣ちゃん」

麻衣ちゃんと呼ばれた健志の妹も返してくる。
 「あのね、たけ兄。りゅう兄もそうだけど、”ハイスペックな兄がいて羨ましい”と寄ってくる男は、男じゃない、と思ってるの。
まったく、何を思って日本で星を見に帰ってくるかねえ」
 「カナダの方が綺麗に見えると思うよねえ」
健志は妹に返していた。
 「日本でしか見れないんだ」
 「ふーん、ところで、たけ兄の方こそ結婚は?」
 「俺はまだ自分の生活が安定してないからな」

今度は萌が兄に聞いていた。
 「お兄ちゃんは結婚相手いるの?」
 「今が楽しいから、考えてない」

2人の女性の声がハモった。
 「ふーん、2人とも悲しいねえ」
健志は苦笑していた。
 「ったく、この2人は…」


萌は言ってきた。
 「まあ、別に良いわよ。あ、それじゃ今度はあそこに行くわよ」
 「あそこって、何処?」

あそこ、と言って萌は指差した。
そこは、その百貨店のメインとして一番人気な料理店。
 「げっ…、萌、お前は」
 「だって、ランチを奢ってくれるって言ってくれたでしょ。あれは嘘だったの?」

麻衣はキラキラと目を輝かせた。
 「たけ兄、あそこって美味しいって有名なのよ。御馳走様、そしてありがと~」
 「なっ、いくらすると思ってんだ」

 「ランチよ、ランチ。安いもんでしょ」
 「だから、そのランチって…」


女性2人は店に近寄って行く。
 「ランチは3種類あるって書いてあるよ」
 「ねえ、お兄ちゃん。麻衣、ここでランチ食べたい」


優は健志に耳打ちしていた。
こそこそと。
 「ランチ、一番安いのでも2000円だよ」
 「はっ?」
 「次は3000円で、一番高いのは4500円」
 「ランチだろ。なに、その値段」


 「お兄ちゃん、はーやーくー」

優も苦笑するしか出来なかった。

カナダもそうだけど、ランチを外食するなら、高くて1,000円だ。
大体が、500円から600円で済む。
2,000円だなんて、セレブ並の食事になる。
まったく、日本って本当に高いよなあ…。



それに、あの松井総帥に直に誘われたんだよ。
断わる事出来ないだろ。
お父ちゃんは、久しぶりに会えて嬉しかったと言ってたし。
そして双子に会ったものだから、娘に結婚話をしていたほどだ。
その父の攻撃から逃げる為、兄をダシにして一緒に買い物に来たのだ。
隣の西條家の麻衣ちゃんに声を掛けると即答で飛びついてきたものだ。
2人とも、兄を荷物持ちとして使ってるのだ。


元気な妹に振り回され、結局フランス料理店でランチ4500円と自分達のランチは2000円にして奢らされる羽目になってしまった健志と優だった。
家に帰り着くと、くたくたになっていた。

どこにも行きたくない。
明日は祭りがあり、その夜には流星群だ。
祭りには行かず、流星群は家から見る事にした二人でした。






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やはり、妹とはいえ、女は強しですね(*≧m≦*)ププッ


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