BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
2017年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年09月
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3周年記念特別SS 『君と交えた、このレアな日に感謝』 (3) ※ソフトな性表現あります※

※俊平&治※


 「ねえねえ、俊平」
 「なんだ?」
 「あと2日後だね。楽しみだ~」
 「何が?」
キョトンとしている俊平に、治は不安を感じた。
 「もしかして流星群を見に行くの、忘れてる?」


流星群—―。

そういえば、60年に一度、日本でしか見れないとか言ってテレビでも騒いでるアレか。
黙っていたら、その沈黙をどう捉えたのか、治は言ってくる。
 「分かった。俊平が行かないのなら俺も行かない」


案外、早くに言葉が返ってきたなと思ってたら、リビングの部屋に掛けてるカレンダーを見たのだろう。治の立っていた場所の近くに掛けてるので、見えたのだろうな。
 「ゲスト出」
と赤字で書いてある下に、 「流星群の日!」と、治の字で書かれてある。

ああ、そうだ。
思い出した。
その日はゲストとして大会に出て走る日だ。
俺は、どうなるか分からないと言ってたのだが、治は「覚えといてね」と言ってカレンダーに書き加えていた。

その日は珍しく、治は自分の部屋で寝ていた。
いつもなら煩く「一緒に寝よー」と言ってくるのに、そこまでなるものなのか。

翌日は、朝からしょんぼりと元気のない治だった。そんな治を見るのは辛いものがある。
その日、俊平は大学からの帰り際、近場に在る店で買い、それを治に渡した。


治は驚いてる。
 「何、これ…」
 「プレゼントだよ」
 「何の?俺の誕生日が何時なのか知らない?」
 「知ってるよ。いいから開けてごらん」

そう言われ、渋々と袋から取り出し包装を解いていくのだが、その包装紙を見て怪訝な表情をしている。
まあ、開けろと言われたので開けるか。
丁寧にも箱入りだ。
その箱を開けて中身を見る。

え、俺、どうしたら良いんだ。
これをどうしろって言うんだ。
 

大きな目が見開き、治は俊平とそれを交互に見ている。
俊平は口を開いた。
 「治。俺は大会で走るんだ。それを着て先に行っといて」
 「え、でも」
 「ゲスト出演での走りだから18時までなんだ。もしかすると遅くなるかもしれないが、片付け等はないから、そんなにも遅くならない」
 「しゅん」
 「流星群の見る場所はグランドの近くで良いか?」
 「俊平…」
 「19時、は無理かもしれないけど…。19時半なら大丈夫だ。だから19時半にグランド近くに在る自販機が立ち並んでる所で待ってて。出来るなら、握り飯とか夕食を用意しといて」
その言葉を聞いた治は、パアッと表情が明るくなった。
 「うん、待っとく」

やっぱり、こいつの笑顔は最高だな。
そう思った俊平は言っていた。
 「着方を教えてやる。ほら、こっちに来い」
 「え、今?」
 「ああ、今だ」


そう言って俊平は自分の部屋に連れて来て服を脱がし、先程手渡した浴衣を着させてやる。
時々、腹を触ったり、胸を掠めるように触れてきたり、挙句の果てには乳首を抓ってくる。
 「んっ…」

その度に、治は声を出していた。
 「なに声を出してんだよ」
 「しゅ、俊平こそ、どこを触ってんだよ」
 「どこ触ろうと俺の勝手だ」

もう、俊平ったら。

 「良いか、この右と左の重ねを間違えるなよ」
 「間違えたらどうなるの?」
 「死人の衣装になる」
 「ひえぇぇ…」

とんでもない事を言ってくるが、それだけは嫌だ。


 「はい、出来上がり。ほら、鏡見てみろ」

そう言われ、じっくりと立ち鏡の中を覗く。

明るめのノーコンの浴衣で帯は黒だ。

 「で、足元はこれだから。間違ってもスニーカーとか穿くなよ」
と見せてくれたのは、浴衣と同じノーコンの鼻緒の草履だ。
裸足で草履を穿く。
嬉しかった。
 「えへっ」
 「うん。よく似合ってる」
 「ありがと」



でもね、俺を脅す為に右左の事を言ってくるのかと思ってググったら、書いてあった。
ごめん、俊平。
本当なのかどうかが心配だったんだ。
だからググってみたんだ。
まさか、本当だったとは思っても無かったよ。

なるほど、左側が上にくるのか。
これが右側が上にくると死人の姿ね、覚えておこう。






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なにやら俊平の言葉に疑惑を感じた治。
さすが治ですね(*≧m≦*)ププッ
そして、ソフトな性表現あります。

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