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社員旅行は南の島 (35) 最終話

だけど、副社長の秘書からいち早く情報を貰った社長子息の桑田常務は、バイト先の人材育成センターに連絡を入れた。
 『骨皮が3ヶ月半ほど休暇を取る。高瀬を探し出すみたいだ』


その連絡を受けた明智ボスは笑っていた。
 「あの坊ちゃんは、いつまで経っても利根川でなく骨皮って言うんだな」

その言葉に新入社員の高瀬は呟いていた。
 「ったく、あいつは…」
 「それでも、誰の事なのかが分かる」
 「たしかに、そうですね」
苦笑せざるを得なかった。

だが、ボスは言ってきた。
 「でも、来週から6ヶ月は南半球に行くから、そう簡単には探し出せないな」
 「そうですね」
 「坊ちゃんと副社長秘書をしている榊原君が居るし、電話番は父がするから、こっちは3人で大丈夫だ」




高瀬は明智ボスの会社へ入社することが決まり、桑田社長宅の執事であり明智ボスの父親と、この事務所で対面した時の事を思い出していた。
 「高瀬さん。貴方のバイタリティには負けます。私も、気分一新で頑張ります。愚息を宜しくお願い致します」

その丁寧な物言いに、高瀬は申し訳ないと思っていた。
 「もう秘書ではないので、明智ボスの従業員なんです。
扱き使ってください。
今迄は、大きな態度を取っていたと思います。申し訳ありませんでした」
 「そうですか。それでしたら働け―と言って、顎で扱き使わせて頂きます」
 「あはは…、貴方ならやりそうですね」
 「はい、しますよ」

桑田社長宅の執事であり明智ボスの父親は優しく言ってきた。
 「これからは新しい人生を切り開いて生きて下さい。
今迄は、政行坊ちゃんの為でしたけど、これからは誰の為でもなく、ご自分の為に」
 「ありがとうございます。今後とも、宜しくお願い致します」





そして、週末。
明智と高瀬の2人は南半球へと飛び立った。
パイプを太く、人脈を広げる為だ。



そんな事を知らない利根川は、3ヶ月半の有休を取った。
高瀬を探し当てるつもりだ。
どこから探せば良いのか分からないが、それでも休暇を利用して何某等の情報を掴んでやる。
という意気込みで、利根川は国内から探し出す。


手始めに桑田社長の邸宅で執事をしている人物に会う。
 「お懐かしゅうございます。まだ私を憶えて頂けてるとは嬉しゅうございます」と目を細めてくる執事と昔話に花を咲かせていた。そのうちに自然と高瀬の話にも繋がっていくが、「高瀬さんとは数年程会ってないので、お会いしたいです」と言われてしまった。

桑田コーポレーションの社長宅に執事として住み込み働いてる明智ボスの父親は、自分の息子から新入社員が入ったと言われ、その人と会ってるのに、知らない振りをして欲しいと高瀬から頼み込まれ、知らない振りをしていたのだ。


利根川は、まるっきりゼロからの高瀬探しをする事になった。





















 (完)

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読みに来て頂きありがとうございました<(_ _)>
高瀬と離れ離れになった利根川。

これから、この2人の思いはどうなるのでしょう?
続きはは、まだまだ先になります。
お楽しみに~o(*^▽^*)o~♪

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