BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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社員旅行は南の島 (29)※ソフトな性表現あります※

※利根川&政行視点※ 軽く性表現あります。


そして、重役会議の金曜日。
秘書のトレードが決定した。
桑田専務の峰岸は、桑田常務の秘書に。
本田専務の玖倭田は、俺の所に。
安藤専務の冴木は、本田の秘書に。
俺の岡崎は、瀬戸常務の秘書に。
瀬戸常務の秘書は、桑田専務の秘書に。

それは決定事項となり、そのまま辞令が下りるという事になった。

高瀬は?
高瀬は、どうなったんだ?
俺は、高瀬が良いんだ。
峰岸が坊ちゃんの秘書なら、高瀬はどうなったんだ。
俺の秘書は山本がメインになり玖倭田の指導役を兼ねてするのだが、岡崎と違って山本は痛いところに手を伸ばしてこない。
まだ岡崎の方が良い。
それに玖倭田の使い方が分からない。

それに、その辞令には高瀬の名前は無かった。
もしかして、坊ちゃんの秘書は常務秘書なのに2人付くのか。
2人付くのなら専務にだろ。
何も言わず聞かずなのか、あの坊ちゃんは。


利根川専務のイライラ度が伝わってくる。
利根川専務にエッチされた日の夕方、高瀬の居るホテルに行って話を聞き出すまで、政行は何も分からなかったのだ。

ピンポーン…、とスイートルームに続くエレベーターの入り口で鳴らす。
高瀬の声がインターフォン越しに聞こえてきた。
 「なんで、ここに…」
 「話があって」
 「よく、ここを憶えてたな。仕方ないな、上がっておいで」

部屋に入ると同時に聞いていた。
 「高瀬、なんで会社に来ないのか理由を教えてもらうぞ」
 「何も聞いてないのか?」
 「簡単にしか聞いてない。腹を刺された、と一言だけしか…。
一体、誰に刺されたんだ?高瀬は俺の秘書だろ」


暫らく考え込んでいた高瀬は「社長には話したんだ」と前置きして話し出した。
10数年前の事から昨年の偽警備員の事まで。
その話を聞いて俺は思い出した。
 「ああ、あの時、俺に銃を突き付けてきた、あいつ等か」
 「なっ…!お前に銃を突きつけたのか?」
 「そうだよ。でも撃たれずに殴られたけどね」
高瀬は「そういう事なら話さないといけないな…」と呟いて、今回の事を話し出した。


話しが終わると、酒を煽る様に一気に飲み干した高瀬は俺に言ってきた。
 「俺は会社を辞める。残留してるのはいないが、これ以上、会社を巻き込みたくない」
 「でも、社長秘書の高瀬。って、そいつ等は言ってるんでしょ?」
 「だけど、もう俺は」
 「それならね、こうすれば良いよ」
一つ、提案してやる。
 「元常務だった明智が事業を興してるんだ。一人で遣ってるので、そこで雇ってもらって働けば良いよ」
 「え、明智常務…、あの人、事業を興してるのか?」
 「うん。爺ちゃんセンセーが時々、電話番として手伝ってるよ」
 「へえ…」
 「こっちの会社の方は、取れる限りの有休を使えば良いよ」
 「それじゃ、一度、あの邸宅に行って執事に話を聞いてみるよ」
 「うん、そうして。高瀬が行く事を伝えておくから」

 (そんな事をされると、本当に行かないといけなくなるだろ。止めて欲しいな)
そう思った高瀬は、違う話を振ってやる。
 「ところで」
 「なに?」
 「俺が居ないからと思って寝て過ごしたりしてないだろうな?」
 「大丈夫だよ」
 「ちゃんと仕事しろよ」
 「してますよー」
 「どうだが…、イルカ小僧…」
 「高瀬まで、それ言うかっ」

高瀬はくすくすと笑ってくる。
 「お前の泳ぎ、見たかったな」
 「楽しかったよ」
 「それなら良かった。じゃ、気を付けて帰れよ」
 「うん。それじゃねー」



高瀬は聞けなかった。
どうやってドクターストップを抜け出せたのか。
でも、あいつの事だ。
好きな人と一緒に暮らして、言い合ったり愚痴ったりしているんだろうな。
政行、ありがとう。
お前の秘書になって1年数ヶ月だったけど、楽しかったよ。



政行は、黙っていた。
利根川には教えない、と。
あの敵愾心を向けてくる眼差しに負けたくない。
だから言い負かすことが出来るように頭の回転を良くしないと。


マンションに帰って、嘉男さんが帰宅するまで考え込んでいた。
骨皮、もとい利根川専務の対応策を。

声が聞こえてきた。
 「ただいま」
 「お帰りなさい」と、顔を出して返す。
わははっ…、と笑われるのは、旅行から帰ってきてから毎日だ。

 「真っ黒の顔、見慣れないなあ…」
 「笑わなくても良いでしょ。ねえ、明日は休みでしょ?」
 「久しぶりにエッチしたいな」
 「うん、俺もしたい」


嘉男さんと一緒に風呂に入る。
 「首から上が真っ黒で、ツートンになってるー」
と笑われてしまい、中々エッチな雰囲気に持っていけない。
もうっ…、と睨み、嘉男さんのジュニアを握っていた。







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今話はしっかりと恋人のモノを握り締めた政行。
うん、そこは性表現だよね。



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