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社員旅行は南の島 (15)

※秘書Side※


雨の降らない赤道直下地方。
あんなに鬱蒼としていた木々は、1週間もすると少しは見栄えが良くなってきた。
5日間でヴィラの基礎が出来、もう2日間で壁となる部分が出来上がった。
後は、屋根だ。

絨毯代わりにヤシの葉を敷いてるのだが、無い方が良いかもしれない。
専務秘書の岡崎は屋根の付いてないヴィラの中を覗いていた。
隅っこに社長秘書をしていた高瀬が横たわっている。
腹を刺され熱が出てきたので、こちらに寝さしてるのだ。
皆に感染されたら困るというのもあるからだ。
その高瀬を、社長秘書の3人が看病している。

ここに居るのは、皆が皆、秘書なので応急処置しか出来ない。
せめて解熱剤でもあれば良いのだが。

ふと見ると、4人共寝ている。
まあ、こっちのほうが暑苦しくないからな。
そこで、気が付いた。
窓が無い事に。
でも、壁は塞いでしまった。
それならば天井部分に付けるしかないか。
もしかしたら、暑いと熱いのダブルで熱が下がらないのかな。
瀬戸常務さえ居れば、扇風機の大型版を作ってくれるのだろうが、今はどの辺りなんだろう。
そういえば、ここには電化製品って置いてないから、手動、もしくは乾電池だな。

岡崎は、隣のヴィラに行き、皆に話していた。


こっちに来て8日目の昼過ぎ、試験的な扇風機が出来上がった。
それを高瀬の顔に向け、スイッチオンにする。
微力だが、吹いてる。
どことなく高瀬の顔も涼しげだ。
それを見て岡崎は言っていた。
 「俺達、元気な奴は木のヴィラで寝る。良いな」
 「怪我人は、こっちだな」
 「ああ、あいつが元気になったら殴るから。止めるなよ」

そう凄んで、外に出て行った。



そして屋根に取り掛かり、2ヵ所に扇風機の大型版を取り付けた。
乾電池はたくさんあったので使わせて貰う。
屋根は斜めに取り付け、しっかりと固定させる。
窓は壁にしている木の1本をくり抜き、丁寧にやすりで磨く。
そういった機材は置いてあるので、使わせて貰う。
出来上がった窓は合計12ヵ所。
その部分はヤシの葉で隠す。
なにしろガラスなんて物は無いからだ。


こっちに来て10日間経つが、誰も来ない。
まあ、2週間だからゆっくりしているのかもしれないな。
安藤専務、課題終わりましたよ。約束通り10日間でね。
あ、やばっ…。


隣の木のヴィラに行くと、皆はゴロゴロしていた。
 「悪い、出入り口のドアを忘れてた」
その声に、皆は起き上がった。
 「ん…?」
 「あ、そういえば…」
 「いくら雨が降らないとは言え、風は吹くよな」
 「そうそう、そうなると大変だ」


結局、11日目となる昼過ぎに出来上がったヴィラでした。
ああ、良かった。
まだ誰も着いてなくて…。
安心した秘書チームでした。







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秘書チームは、課題が終わりましたね。
さあ、重役連中は。。。?
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