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社員旅行は南の島 (11)

※秘書チーム 高瀬視点※


専務秘書の岡崎に言われた言葉が頭の中を占めている。
俺は常務秘書に向いてない、と。
重役は常務より専務の方が上に位置する。だから2人いるんだなと思っていた。だが、自分の認識が低かった事に、この時思い知ったのだ。

あれから、社長秘書も俺に距離を置いてる感じを受ける。
ただ一人、笹本を除いて。


4月頭の会議で政行は勝手に審議書を提出し、承認を得てしまった。
どうして、そういう事を言うんだ。俺に言えば良いだろう。
そう思って、はらわたが煮え立っていた。
でも、岡崎の言葉で気が付いた。
重役の位置付けで決まるのでなく、秘書の力量、そのものが一番大事なんだと。
社長の事だ。
政行の事を知ってるから大丈夫、と判断したのだろう。
秘書の位置付けていくと、俺は重役秘書になれる力量は持ってないだろう。
社長の子供が常務になったから、だから社長秘書から常務秘書になったんだ。
今回は、いい機会かもしれない。
専務秘書になって色々と教えてもらおう。
それか、会社を辞めるか。
どちらかだな。


政行。
お前は、どういうつもりで常務になろうと思ったんだ?
どうして、俺には何も言ってくれなかったんだ?


悶々と考え込んでいた。


すると、いきなり腕を引っ張られ羽交い絞めされた。
 「っ…」
耳元で囁くような声がする。
 「へっ、こういう所で会うとはな。社長秘書の高瀬さん、ツラ貸せよ」

その言葉が言い終わると、後頭部に痛みを感じた。





寒さで目が覚めた。
ここは何処だ…。
ぴちょん…、ぴちょん…、と水音が聞こえてくる。
洞窟なのか…。


すると、声が聞こえてきた。
 「お、目が覚めたか」
 
そいつに聞いていた。
 「ここは…」

複数人の声が聞こえてきた。
 「今迄の借りを返してもらう」
 「どういっ…」

腹を蹴られた。
 「殺しはしないから安心しな」
 「不用心だよなあ」
 「辛気臭くなってんな」

誰かが一言、言う度に蹴られる。
俺、殺されるのかな。

抵抗も何もしなったら、髪を引っ張られた。
 「これが、あの高瀬か…?」
 「信じられねえな」
 「去年は、よくもサツってくれたよな。お礼してやるぜ」

去年ってなんだ?
まだ俺の頭は覚醒していなかった。
すると脚に痛みがきた。
 「っ…」
 「へへっ。どうだ、この切れ味は」

そいつはナイフを持っていた。
もしかして、そのナイフで脚を切ったのか。
すると腕にも痛みがきた。
 「つぅっ…」
 「へっへー、ぼんやりしてると殺されちゃうよ?」

 「どした、やる気なさそうだな」
 「思い出させてやるか。貴様が俺等にした事を、し返してやるっ」
 「覚悟しやがれっ」

3人の男が一斉に顔や腹を殴ったり蹴ったりしてくる。
 「つ…」
 
 「おらおらっ!抵抗してみろやっ」
 「腑抜けがっ」
 「俺たちは、こんな奴にやられたって事かっ」

 「くそったれ、なめんじゃねえっ!」
脇腹を刺された。
 「つっ…!」


 「冗談じゃねえ…、こんな、こんな奴にっ!」
 「おい、それは」
 「止めんなっ」


すると頭上から大小の砂や石が降ってきた。
 「うわっ…、急に何だっ」
 「地割れして砂が落ちてたから、大声の振動で崩れてるのかも」
 「ああ、そういや砂が落ちてたな。しかたねえ、違う場所に移るぞ」
 「こいつはどうする?」
 「ふんっ。埋められて死んじまえ」
 「ま、俺らが手を下さなくても勝手に死んでくれるって事か」
 「死に様が合ってるかもな」


すると、一つの石がリーダー格の男の額に当たった。
銃器を下ろし、両手で自分の顔の砂埃を払おうとする。
 「ってえなあ…。おい、さっさとズラ」

 「今だっ」


その声に反応した3人に、色々な大きさの石が投げられた。
 「な、なんっ」

目の前には10数人の男が目に飛び込んできた。
 「なんだ、貴様等っ」





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今回は秘書チーム。
皆さん、お話に付いて来てください。

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