BL風味の小説

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TOPあの夜の約束(健志&優) ≫ あの夜の約束 (5)※ストレート?な言葉があります。ご注意下さい※

あの夜の約束 (5)※ストレート?な言葉があります。ご注意下さい※

あれから10年経ち、優は小学校6年生になった。

ある日、優は見るからにガラの悪そうな子に、いちゃもんをつけられていた。
そう、カツアゲをされているのだ。


路地に引っ張られ優はビビっている。
 「あ、あの…」
 「おら、とっとと出せやっ」
 「何を、ですか?」
 「決まってるだろ、金だっ」
 「お金って…」
 「ほら財布出せっ」
 「あの、僕…」

すると持っていたカバンを取られ中身をぶちまけられた。
 「何をし」
 「てめぇが、さっさと出さんからだろ」

仲間の声が聞こえる。
 「財布が無いぞー」
 「はあ?こいつ医者の息子だろ。なんで無いんだ?」

リーダー格の男がにじり寄ってくる。
 「なあ、なんで金持ってないんだ?」
 「僕、お家は医者じゃないです」
 「ああ?」

怖いっ…、と思ったが相手は凄んでくる。
 「隣は病院だけど、僕の家は」


すると顎を捉えられ、顔をじっと見られる。
 「あ、あの…」

舌打ちをした音が聞こえてくる。
 「しゃあねぇな…。それじゃ、金の代わりにお前を貰うか」
 「え?」

どういう意味なのか分からないが、それ以上は何も言えなかった。
だって、口に何かが触れてきたからだ。
 「っ……」

これって、まさかキスされてるのか?

ニヤッと笑った相手は、もう一度と言って顔を近づけてきた。
が、二度目はなかった。
違う声が聞こえてきたからだ。

 「なーに、こういう所でサカッてるの?」

その声に振り向いた連中は、その人物を見て驚いてる。
優は、その人物の側に駆け寄っていく。
 「ヨシ兄っ」
 「はーい。どした、こんな所で?」
 「あの人にキスされたの」
 「何?」


ヨシ兄と呼ばれた人物は優を抱きしめ、連中を睨み付ける。
優の持ち物がばら撒かれてるのが見える。
 「貴様等、こいつが俺の従弟だと知っての行為か…」

その言葉と表情に相手はビビってしまう。
 「め、滅相も無い」
 「第一、小学生相手にして良い行為じゃないだろっ」
 「小学生って、誰が?」
 「こいつは、まだ小学生だっ」


そう、ヨシ兄と呼ばれた人物は優の従兄である。
元宗義博(もとむね よしひろ)

優の父親の兄の子供だ。
そして、ここ界隈の不良のヘッドでもある。
従弟の優には甘々に優しいが、他の人間には厳しい。
だが、優と隣の双子の健志が仲良い事は知っていても、それ以上の事は知らない。
二人のファーストキスが幼稚園児の時だという事をも。

そう、優を助けに単身で山登りをして見つけ探し出した健志は優と約束したのだ。
星空の下で。

 「優ちゃんの隣にいるから」という言葉と指切り。
そして、唇を触れてきた。
あの時がファーストキスだ。


今ではベランダから枝伝いに、お互いの家へ、部屋へと行く様になり、そのまま一緒に寝る事もあるぐらいだ。
その日も例にもれず、優は健志の部屋に行き、不良にからまれキスされた事を伝える。
 「お前ねー」
 「危機感なさ過ぎ?」
 「人の台詞を取るなっ。てか、なんだよ、それ」
 「ヨシ兄が助けてくれたんだ」
 「それは良かったな」

棒読みになってしまうが、仕方のない事だ。



小学6年生の割には長身で、優しそうでおっとりしているので可愛いとよく言われる。
だけど『可愛い』は禁句である。

数日後、健志は義博に呼びつけられた。
相手の表情を見て何を言われるのか察知した健志は先制してやる。
 「優の事だろ?」
 「なら、どうして守ってやらない?」
 「俺は、お前と同じ中学生だっ」


優が中学生になってから手を出そうと思っていた健志はキレかかっている。
義博は溜息吐いて呟いてる。
 「この2歳というのは埋めようも無い年の差だな…」
 「お前が、そう言うとはな…」





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極甘従兄とキレかかってる幼馴染ですね(*≧m≦*)ププッ

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