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桜咲き、春一番で桜散る (3)

メンバー紹介が終わると、昨年の秋に新曲として演奏した3曲を演る。
その後、MCを挟み2曲。

普段なら、この後はアンコールになり2曲を演奏するのだが、この日は違っていた。
マサがセンターに移動して、リーダーがマサの居た立ち位置に移動する。
そう、これから3曲はマサが歌うのだ。

バラードとロックを3曲。
計13曲を演り、その後、アンコールを2曲演る。


 「皆、ありがとー」

そして、マスターが入り口でチケットとの交換時に手渡していたペンタイプのライトを掲げ、デビュー曲をメンバー皆でアカペラで歌う。
デビュー曲はバラードなので、そのライトが左右に揺れてるのを見ると、とても幻想的な感じを受ける。観客の皆も一体になってのアカペラ合唱だ。


目を瞑り、歌ってると微かに聞こえてくる、この歌声。
これは、ヨシさんの声だ。
コウジは歌わないがハミングしてくれてる。
嬉しい。
コウジ、ヨシさんを連れて来てくれてありがとう。


マイクを通さないリーダーの肉声が透き通った夜空に溶け込んでいく。。
 「ありがとー。皆、大好きだよー」

メンバー全員で、ステージから花道を通りながら、手を振る。
 「ありがとー」
 「また、今度会おうねー」



花見ライブも終わり、コウタの言葉通り、アルコールが目の前に差し出された。
 「え…」

リーダーの嬉しそうな声がする。
 「お疲れ様っ」
 「ええ、飲むの?」
 「あれ、アキって下戸だっけ?」
 「いや、違うけど」

今度はコウタから言われる。
 「なら飲め」
 「明日、仕事…」
 「大丈夫だ」
 「いや、大丈夫じゃないよ」

すると、マサからも言われた。
 「最初っから飛ばしてくれたんだ。飲むんだよ」
 「え…、明日はテレビの生放送…」


もしかして、これって罰ゲームなのか…。
どうしよう…、と思っていたらケンが声を挟んできた。
 「俺にとっては、音出し出来たから良いけどな」

すると、マスターが声を挟んできた。
 「なら、二人して飲んで貰おうか」

ええっ、そんなあ…。


俺は言っていた。
 「マスター。なら、せめて薄いのをお願いっ」
 「なんで?」
 「俺、明日は朝の7時にテレビ出演するんだよっ。飲み助のままだと演奏どころか、テレビでコメントも言えないよぉー」
 「ほー、テレビ出演かあ。仕方ないなあ」


sake02_c.jpg



と言って、薄めのを入れてくれたけど、どう見たって多いだろう。
ビールグラスに並々と水割りを注ぎやがって。









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罰ゲームは、飲みなんだね。。。
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