BL風味の小説

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新潟県私立田村学園高等学校 その壱

おまけとして、俺が付け足してあげよう。

新潟県の山奥に位置する場所だが、JR駅もあればローカル線も走ってる某市。
その高校は、新潟県私立田村学園高等学校。
その高校の陸上部で名を馳せた二人の話だよ。
一人は陸上部顧問だが、もう一人は陸上部の部員なんだ。

それまでは、自分の経験談を話していた。
俺か?俺は…、2017年3月現在で45歳だけど、皆には永遠の40歳だと言ってるんだ。
名前は西田翁(にしだ おきな)なんだけど、老け顔だし、皆からジジイと呼ばれてるんだ。
わははっ…。
だから、この話は…、もう、30年も前の事になるが、そこから話は始まるんだ。
長くなるかもしれない。
それに、治視点の話も絡めるから、もっと長くなるかもな。
ま、座を崩して聞いてくれ。



ある一人の少年が、男女の比率が2:8という割合の共学の私立高校に入学してきた。
部活なんて、女子しか所属してなかった。
男子の部活なんて無かった。
だから、その少年は自分で同好会から始めたんだ。
中学の3年間は陸上部に所属してたから、どうしても走りたいと思って。
その同好会メンバーは、3学年合わせても8人だった。
それでも、学校は許可してくれた。
最初の1年間は大会なんて行けれなかった。
予算もそうだけど、エントリー方法なんて中学生だった頃は学校任せだったから、知らなかったんだ。翌年、10人の男子入学生が入学してきて、全員が陸上同好会に入ってくれた。
その内の一人は、今現在、ここの校長になっているんだ。

そして、陸上同好会は陸上部へと昇格した。
長くなるので、詳細は割愛する。


同好会を創設し、部となった陸上部は、2年目にして大きく飛躍した。
最初の1年間は大会にも行けず、我慢に我慢していたのだ。そのストレスを解放する時期が来たのだ。
そう、大会に出場したのだ。
4月の記録会、地区大会から5月の県大会等に出場できる枠に出来る限りの大会にエントリーしたんだ。そして、皆が皆、好成績を残してくれたお蔭で、全国の切符を手にすることが出来た。
創設して1年数ヶ月で、全国へ行き、皆が8位以内に入った。
それがきっかけとなって、全国に名が知れ渡る事になった。
皆が皆、3位以内に入ったので、全国制覇した高校として有名になったんだ。
この件も、詳細を話すと長くなるので割愛する。


そして、翌年。
その創設者の少年は東京にある某高校に編入した。
スカウトされたからなんだ。


全国制覇をした翌年、陸上部が強いという話を聞き、高校入学者が後を絶たなかった。
数年後に入学してきた、ある一人の男子高校生。
彼が、ある男に目を付けられたのがきっかけで、ここの陸上部員は、次々と政治、経済、教育にと、県内だけでなく、県外へ、また東京へと出て行き、日本にとって主な主軸になっていくことになったんだ。

そして、その目を付けられた彼は、俺と同じ東京の高校へ編入し、大学へと入学した。
その頃、俺は大学で教鞭を取っていた。
そいつは語学が得意で、体育学部なのに教育課程学科を専攻した大バカ者で、何故なのか理由を聞くと、こう答えてきた。
 「自分は、好きな奴の側に居たい」
その言葉に、俺は腹が立ったね。
 「んなの、お前なら選り取り見取りだろ。今から縛ってどうする?」
 「大会で成績を残す」
 「んなの、当たり前だろ」
 「人の話は最後まで聞けよ、このジジイ」
 「誰が、ジジイだって?」
 「俺は、出る大会毎に成績を残す。そして、あんたを追い越す。長距離のキングになっ」
 「なに、大きなことを言ってるんだ」
 「今の俺には出来る」
なんて豪語しやがっていたが、大学も2年生の時に、出る大会は全て自身の記録をコンマ1とか01とか、001とか更新していった。
挙句の果てには、オリンピック協会から声が掛かってくる始末で…。
本当に、長距離のキングになったんだ。
でも、そいつは断った。
勿体無い、と思ったね。

だが、そいつは違っていた。
自分の好きな奴の側に居て、自分を気に入って目を掛けてくれた人の側に居て、そいつは本当に幸せそうだった。
大学を卒業後、そいつは教育課程学科で教職を取っていたのもあり、高校の教職に就いた。
お得意の英語で。
その学校が、ここだ。
そう、自分が入学した高校なんだ。


その時は、既に陸上部は男女共に人気の部活になっていた。
なぜだが、男女の比率が8:2になってたんだ。
そして、県外から入学してくる男子学生が半分以上を占める様になっていた。
で、そいつは自分のルックスを隠すべく眼鏡を掛ける様になったんだ。
何故だと思う?
眼鏡を外すと、強面になるんだよ。
ヤーさんに見られるんだ。
だから、眼鏡を掛け、優男風なルックスで通す様になった。
そいつは眼鏡イケメン先生になり、男女共に人気があった。


そして、今から5年前。
ある一人の少年が入学してきた。
元々、その少年は中学生の頃から素質はあったんだ。
だから特待生としての入学を、と勧めていたのだが、その少年は自分の勉学で、ここに入学してきたんだ。落ちたらどうするんだ、と思ったのだが…。
でも、落ちずに入学して、関係者一同、胸を撫で下ろしたものだ。




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『雅治の春休み』の、おまけ的な物語です。
語り部は、西田センセーです。
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