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雅治の春休み (6)

彰君の仕事が終わる時間を見計らって、警察署に向かう。
制服を脱ぎ、私服に着替えた彰君は俺に気が付いたみたいだ。

案の定、彰君は紳士服の店に行くつもりみたいだっだので、言ってやる。
 「彰君、服は要らないよ」
 「え、だって」
 「俺、昨日御馳走になったし、今日は俺が夕食を御馳走してあげようと思って来たんだ」
 「え、いや、だって、まだ学生に…」
 「奢らせて、ね?」

彰君は苦笑してる。
 「分かったよ。なら、ラーメンを奢ってくれ」
 「うん。って言うか、行きたい店には予約入れてるんだ。こっちだよ」
 「え、予約って…」


彰君の手を引っ張って行く。
ホテルではないが、全国チェーン店の店だ。
東京に居る時に、何度か俊平と一緒に食べに行った店が、ここにも出店してるので来ただけなんだけど。ここって、美味しいんだよね。
 「へえ、中華か」
 「うん。東京にも出してる全国チェーンの店でね、美味しいんだよ」

中に入ると、既に来てたらしく俊平が手を振ってくれるのが目に映った。
 「お待たせ」
彰君は驚いて目を点にしていた。
 「え…、千鶴さん…」
だが、俊平はすかさず茶々を入れてくる。
 「俺も忘れるなよ」
 「もちろん、忘れてないよ」

お母ちゃんが彰君に声を掛けてる。
 「昨日は御馳走様でした。今夜は私たちが奢るから、一杯食べてね」
 「え、良いんですか?」
 「うん、良いわよ」
 「あ、ありがとうございます」


彰君は小声で言ってくる。
 「治…」
 「なに?」
 「ありがとう」
 「なにが?」
 「またまた…」
なにやら彰君は嬉しそうだ。
もしかして、俺がデートのセッティングをしたとか思ってないだろうな。
俺はさせたくないんだけどね、でも俊平が言ってきたんだ。
 「すっぽんとは比べ物にならないが、食事を奢ってやる。貸し借りを付けたくない」って。
その言葉に、お母ちゃんが乗ってきたんだ。
 「そうね、俊ちゃんの言う通りよ。治、夕食に誘ってあげて」って。


酒を飲まない俊平に、彰君は聞いていた。
 「なんで、お前は飲まないんだ?」
 「車なんだよ」
 「なるほど、運転手ね」
 「警察関係者が、ここに2人居るんだ。飲んで運転出来ないだろ」
 「たしかに」



昨日のすっぽんも美味しかったが、やっぱり俺には今夜の中華の方が嬉しい。
7人前のコースを頼んだのに、あっという間に無くなり、単品でも頼んだほどだ。
4人で28,390円だなんて食いすぎか?
いや、酒飲みが2人居たからな。
お母ちゃんもそうだが、彰君もアルコールを飲む飲む。
俺と俊平はウーロン茶とかソフトドリンクを飲みまくってたし。
おそらく、ドリンクだけで10,000円ぐらいしただろう。


帰りは、彰君のアパートまで送り、そのまま家に帰ってきた。
 「美味しかったぁ~」
 「やっぱり、すっぽんより中華ね」
 「お母ちゃんも、そう思う?」
 「うん」
俊平も口を挟んできた。
 「俺的には、どっちも良いな」
 「ったく、俊平は…」
 「食った感があるのは中華だけどな」


その言葉に、お母ちゃんと俺は賛同した。
 「たしかに」





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って、4人で30,000円近くも食べ飲みしてたの?
食べ過ぎだし、飲み過ぎですよ。。。
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