BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
2017年09月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年11月
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弟と兄 (31)※軽く描写あります※

※道夫視点※キス描写


勇気を出して、祐樹に声を掛けた。
 「祐樹。誰にも聞かれたくない話があるんだ。ここから見える、あのホテルに泊まってるんだ」
 
少しばかり間があった。
 「どんな話?」
 「ここでは出来ない」
 「分かった」
 
そう言いながら、祐樹はどうしようかと迷ってるみたいだ。その内、言ってきた。
 「何号室?」
 「一緒に」
 「制服脱ぎたいし、着替えて行くから」
 「503号室だ」
 「30分ぐらい掛かる」


本当に来るのかどうか分からない。
でも、30分あるのなら、俺も気持ちの整理がつく。
もしもの為に持って来た、祐樹名義の通帳と印鑑。
これだけは渡す。
もう、俺の手の届かない所へ行ってしまった。
しばる事は出来ない。


ブザーが鳴る。
腕時計を見ると、30分近く経っていた。
ドアスコープから覗くと祐樹が立っている。
安心してドアを開ける。
 「どうぞ」

祐樹が入ってくると、すぐに渡した。
 「これを渡しておく」
 「これって何?」
 「祐樹名義の通帳と印鑑だよ」
 「え…」

祐樹は驚いてるみたいだ。
 「2人の遺産とか整理をしてた頃に見つけたんだ。俺のもあった」
祐樹の目から涙が流れ、呟いてる。
 「お父ちゃん…、お母ちゃん…」
 「大事に持っとけ」
 「ん…、ありがと」


なんか話が終了した気分だ。
すると、祐樹の方から話しかけてきた。
 「あ、あのさ…」
 「何?」
 「その…、真木とは、続いてるの?」

ああ、その話もあったか。

 「何を知ってるって言うんだ?」

しばらく無言だったが、意を決したのか祐樹は言ってきた。
 「3月の学年末テストで、大会の前日に、擦り傷の消毒液を貰いに行った時に見た…」
 「学年末テストの日……」

 「その…、真木も、お兄ちゃんもズボン穿いてなくて…」
 「え?」
 「その…、お兄ちゃんの中に、真木は突っ込んで…、エッチしてた…」


学年末テストの日、大会の前日、真木とのエッチ。
その言葉で思い出した。
あの時、真木は階段から落ちてどうのこうのと言って養護室に来た時だ。
まさか、祐樹は見てたのか…。

 「2人でシャワーしたんでしょ?」
 「祐…」

祐樹は、俺の方を向いてた。
 「何時から、そういう関係なの?」
 「ゆ…、う」
 「お兄ちゃんは突っ込まれる方なんだね」
 「俺は」
 「どっちでも良いけど、俺は……」

祐樹は俺にしがみ付いてきた。
可愛い、と思い抱きしめてやる。
 「俺は、お兄ちゃんが好きなんだ」
 「俺も祐樹の事が好きだよ」
 「弟として、でしょ」
 「ゆ」
 「でも、俺は違う」

そう言うと唇に触れてきた。












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ついに、兄に告白しましたね。
そして、軽く唇を触れ合わせ。。。
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