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弟と兄 (24)

※小林道夫視点※


西田の話を聞いてからイライラ度が増していく。
祐樹が可愛くないかって?
可愛いよ、可愛いさ。
本当ならぶん殴ってやりたいぐらいだ。
それに、西田の顔も殴ってやりたい。
お前に、俺の何が分かる。

俺は、祐樹の兄だけど…。
俺は、祐樹の事が好きで、触れたくて、ずっと見ていたくて…。

そんな俺の気持ちが、お前に分かるもんかっ。


西田から言われた言葉が思い浮かんでくる。
 「あなたは自分がイケメンと言われ好かれてるのをいい気になって天狗になっている。
天狗になっていると、誰からも嫌われ去っていくものだ。
弟さんの様にね」
そう言われた。
たしかに、そんな思いはある。
男子生徒に告られ、男子生徒からラブレターを貰う。

校長は祐樹の事を話してくれなかった。
西田から聞いてる筈だろうに、どうして話してくれなかったのだろうか。


編入した学校は分かっても、住んでる所は分からない、か。
GWに東京に行ってみるか。
しかし、あの西田が東京大学、いや東響大学の付属高校と大学の出だとはね。
どうして祐樹がそこに行く気になったのか分からないが、今は無理だ。
なにしろ、明日から新学期が始まる。

それに、祐樹が居ないと食事に困る。
俺が出来るのは掃除と洗濯だけだ。
真木を住まわすか。
いや、そうすると関係がばれる。





3ヶ月後、離れの在った場所には2階建てのアパートが2棟完成した。
元々市外や県外から来る高校生が半数ほどいるので、遠方からの男子高生が7月の夏休みに引っ越してきた。
1棟の10戸と、もう1棟には6戸、入居してきた。
残りは3戸。
1LDKにバストイレ付で一ヶ月に3万円。
2DKは3戸しかないが、バストイレ付きで一ヶ月に4万5千円。
真木も引っ越してきた。

 「何で、お前まで」
 「だって、こっちの方が安いもん」
 「あそこは幾らなんだ?」
 「駅近くで立地が良いからね。5万円なんだ」
 「高校生で5万円ね。高過ぎだな…」
 「それに、大家が学校の先生だし。安心感が半端ない」
 「言っとくが、バイトじゃないからな」
 「でも、何でアパートにしたの?それに小林はどしたの?学校で見かけないんだけど」

 「敷地が広いからな…」
 「で、小林は?」

こいつは、しつこい。
 「あいつは…」


それっきり口を閉ざす。
道夫はGWを利用して東京に行った事を思い出していた。












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小林養護教諭視点のお話でした。
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