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弟と兄 (21)

西田は4年前の事を思い出していた。


治には俊平が居た。
俺の話を聞いてる途中に俊平は姿を消したが、俺は怒らなかった。代わりに笑いを提供してくれたからな。あれには、ほんとに笑い転げてしまったよ…、俊平には悪いがな。
俊平は治の後を追い、派手な事をしでかしたものだった。
テレビにも映り、公道妨害という名目で退職させられたからな。
あ、そうか。
治は、あの宿題をしに帰省してきたのか。
で、祐樹に目を付けたんだな。
春休みは、時間を見計らって走りに来るだろうな。
あの二人の走りを部員達に見せて士気を高めさすかな。

祐樹。
お前には誰も居ないが、あの2人にくっ付いていれば大丈夫だから安心しろ。





4月に入り、春休みの部活練習時。西田は声を掛けられた。
 「西田先生」
 「何だ」
 「あの、これを兄に渡して貰えますか?」
 「手紙?」
 「ちょっとした事で、話し難い状況にあって…。手紙にしたんです」
 「喧嘩か」
 
複雑そうな表情をして応える。
 「喧嘩とは違うような…」

俯いていたが、顔を上げてきた。
 「お世話になりました」



祐樹はiPhoneを解約し、格安スマホにしている。
SIMフリーなので、値段も安い。
本体は一括払いだったけど税込みで1万円もしなかったし、パケットなんてそんなに使わないし、電話も掛けない。
1Gデータ容量付きで、1ヶ月800円のプランにしている。
もし電話を掛けるなら、使ったぶ~んだけのプランだ。
これなら、自分の預金で十分に払える。

新規で買ったので、「070」から始まる番号だ。
アドレスもgmailとicloudの2つにする。
その本体の中に入れてる連絡先は2人だけ。
俊平先生と治先輩だ。

お兄ちゃんや家電話の番号は頭の中に入ってるので、スマホの中には登録しない。



さよなら、俺の愛する人…。





 『さよなら、お兄ちゃん。
 元気でね。
 真木との関係は誰にも言わないから。
 バレない様にね。』
























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短くてすみません。
愛しい人、兄に宛てた手紙。。。
兄の手元に届くのはいつ?
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