BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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弟と兄 (19)※特別出演二人組のSSあります※

※特別出演二人組登場~※


土曜日はギリギリの成績で、なんとか100m走は8位入賞した。
こんなんじゃ、明日はどうなるのだろう。

昨日、養護室で見たことが頭の中をぐるぐると駆け回ってる。
声が掛かるが無視していた。
 「祐樹、何があった?」

誰だ、この声。
無視していたら後ろを振り向かせられる。
 「おい、ゆ」
 「煩いっ」
思わず叫び睨んでやった。
でも、次の瞬間、相手が誰なのか分かった。
 「しゅ、俊平先生っ?」

抱き付きたかったが、それを邪魔してくれる声がする。
 「抱き付くのは俺の方だろ」
 「煩いな、あんっ…、え、え、ええっ!治先輩、どうして…」
 「生まれ育った所だもん。それに春休みだし」


俺は治先輩に泣きついていた。
兄と真木の関係は誰にも言えないので、泣く事しか出来なかった。


泣き止むまで待ってくれて、先輩は言ってきた。
 「祐樹、東京に出てこい」
 「東京って」
 「俺だって、東京の高校に2年間居たんだ」
 「治先輩」
 「西田のじーちゃんは、まだ居る?」
 「長距離担当してるよ。それに、俺の担任してる」

すると、俊平先生は口を挟んできた。
 「あのクソ西田には世話になったからな。お礼返してやる」
 「今日は短距離だけだから。でも、明日なら長短、両方あるから居るよ」
 「それじゃ、明日、もう1回来ようかな」


俊平先生は短距離の顧問に近寄り、声を掛けている。
 「久しぶりー」
 「おー、眼鏡先生だ」
 「変わらん眼鏡だな」

俺は治先輩に東京の話を聞いていた。
 「俺が行った東京の高校は、部活の成績は8割で、残り2割は性格だな。
西田のじーちゃんも1年間居たんだってさ」
 「へえ、あの先生が東京の高校にねえ…」
 「明日も来てやるから」
 「ほんと?明日は巾跳びの決勝なんだ」
 「今日の昼からは?」
 「500と300だよ」
 「うし、見ててやる」


思いっきり泣けた事もあり、大好きな俊平先生と治先輩に見てもらえる。
そういうのもあり、なんか吹っ切れた気分だ。
500mでは惜しくも3位だったが、300mでは1位になった。
 「やったー」
 「さすが部長っ」


それを望遠鏡で見ていた俊平は呟いてる。
 「良い表情だな」

俊平は隣に座って見ている治に声を掛けてくる。
 「治、祐樹に何を話したんだ?」
 「明日は巾跳びの決勝だって言うから、俺は明日も来てやると言ったんだ」
 「へえ、それでやる気になったんだな」
 「泣いて悩みが吹っ切れたんだろうよ」
 「余計な事を考えてるとフォーム崩れるし、成績も伸びないからな」












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特別主演の2人、ご紹介~
 「えーとぉ、雅治です。大学生やってますが、この春休みには…、なんとっ!
宿題があります・・・。えーん…、宿題なんてしたくないよぉ…(泣)」
 「このバカと同棲している俊平です。大学の体育学部の教授をしてます。
おら、治。ちゃんと宿題しろよっ」
 「だって、だって…、一体、何を基準に選べばいいんだよ」
 「まあ、とにかく知ってる奴を…、って、あれって、お前にくっついてたチビじゃないか?」
 「え…、どこどこ?」
俊平の指差してる方を見てみると、たしかに見知った顔だ。
 「おー、あれは祐樹じゃんっ。俊平センセー、俺、宿題終わったよぉ」
 「選ぶだけでなく、引っ張るのが宿題だろ」
 「たしかに。祐樹に声掛ける」

はい、特別SSでした。
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