BL風味の小説

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弟と兄 (15)

※小林兄弟視点※


月曜の朝は、先に真木をアパートまで送り、そのまま車で学校へ行く。

職員室に顔を出し、校長室に行く。
 「おはようございます。」
 「ああ、おはよう」
 「弟が退院するので、迎えに行きたいと思ってます。申し訳ないのですが、午前中は留守にしますので、お願いしてもよろしいでしょうか?」
 「良いよ。弟さん、お大事に」
 
来年からは駅伝コースを変更しないといけないな…、と校長の呟きが聞こえてきた。



病室の入り口には、まだ名札が掛かっている。
ドアが開きっぱなしなので、ノックして入る。
 「祐樹、気分はどうだ?」
兄の身体に抱き付き、言ってやった。
 「あ、お兄ちゃん。入院中は来てくれなかったから、退院は1人でするつもりだったんだ。来てくれて嬉しいっ」
 「ごめん、ごめん」
 「本当に、そう思ってる?」
 「思ってるよ。学校に行ってて、事故処理してたんだ」
これは嘘ではない。
その言葉に祐樹は気が付いた。
 「そっか、あれからそのまま帰ったからな…。今日の診察も終わってね。今、退院の手続き中だよ」
 「そうか、安心したよ」
 「退院する前に寄りたい所があるんだ」
 「何処?一緒に行こうか?」
 「ありがとう。由貴の病室に行きたいんだ」
 「俺も行くよ」


ノックをすると元気そうな声が聞こえてくる。
 「はーい、どうぞ」
ドアを開けて声を掛けてやる。
 「俺だよ」
 「あ、部長。修二から聞いたよ、崖から落ちたって」
 「俺も聞いたよ。大変だったね」
 「啓が何て言ったか知らんが、察知できなかった俺も悪いんだ」
 「由貴…」
 「でさ、なんで養護教諭が居るんだ?」
 「あ、俺が退院するから、迎えに来てくれたんだ」
 「ふーん…」


由貴は養護教諭を睨んでいるが、兄は無視しているので言ってやる。
 「由貴、睨まないでよ」
 「そいつは部長の事になると目の色を変えるからな」
 「そりゃ兄弟だもん」
 「誰が、誰のお兄ちゃんだって?」
 「お兄…、あー、この養護教諭と俺が」
 
すると由貴は目を大きく見開いてる。
 「へ…、今、なんて…」
 「言っとくけど、俺の本物のお兄ちゃんなんだからね」
 「嘘っ」

養護教諭と部長が兄弟だなんて信じられない…。
と呟いてる由貴に(皆、知らなかったのか…)と思わされた祐樹だった。
「お大事に」と言って、病院を後にした。


昼飯はお兄ちゃんと二人で外食した。
たまには外食も良いね。
お兄ちゃんの笑顔も見れたし、デート気分を味わえたし嬉しいな。



その後、学校に行き、4時間目から授業を受ける。
放課後は部室へ行き、由貴の様子も伝えた。
今日は様子見として部活は休めと言われ、そのまま家に帰った。
こんな時間に帰宅するなんて初めてだ。

なら、夕食は張り切って作るかな。












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小林養護教諭の弟の祐樹君の心情ですね。
で、夕食は何を作るのだろ(。・ρ・)ジュル
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