BL風味の小説

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弟と兄 (5)

8区と9区は長距離メンバーが走る。
しかし、ダントツでトップを走ってるのは柔道部だ。

9区を走るサッカー部員は去年の駅伝ではサボっていたが、今回はサボれない。
なにしろ9区だからだ。
10区のアンカーにタスキを渡さないといけない。
思ってた事が声に出る。
 「あー、めんどくさ…」


気を抜いたら陸部に抜かされる。
でも、今回は柔道部も居る。
なんで、柔道部がこんなにも早いんだ?
勉強サボれるから駅伝で、と思ったのに。
ケイの奴と離されるし、あいつサボったのかな。

とりあえず、打倒、陸部なので引き離すべくダッシュを掛ける。
だが、瞬間遅かった。
先にダッシュを掛けたのは陸部だ。

それを見てダッシュ掛けたと言われても仕方のないスパートだった。
その直後、柔道部と共に転げてしまった。
 「わっ…」
 「さすが陸部。早いな」

先に起き上がったのは柔道部だ。
それに、80mほど先にはアンカーの姿が見える。
3人の声が聞こえてくる。
 「スパート掛けろっ」
その直後、陸部のタスキがアンカーに渡った。
意地を見せ、サッカー部もタスキをアンカーに渡す。
柔道部も同様にタスキをアンカーに渡す。

だが、走りが止まらず、そのまま一緒に走ってしまう。
既にタスキは渡しているのでゴールまで走っても誰も文句は言わない。
そう、アンカーの走りを邪魔しなければ良いのだ。

だけど、先を走っている陸上部のアンカーにぶつかってしまい一緒に山道の脇にある崖から落ちてしまった。
 「うわっ」

 「あのバカッ」


もう少しで緩やかなカーブに入ろうとしていた登り道に差し掛かろうとしていたのだ。
運が悪ければ死んでしまう。
運が良ければ傷を負って病院行きだ。


サッカー部の連中が、アンカーの行動を止めようと必死になっている。
 「頼むよ、このまま走って」
 「そうだよ、走れっ」

 「煩いっ!陸部の奴等も呼べっ」

 「だけど」
 「そうだよ、真木。このまま走れっ」
 「打倒、陸上だろっ」

 「どかんか、貴様等っ」


そう言い放って、直ぐに2人が落ちていった崖を転げる様に走り落ちていく。
 「真木っ!!」


真木、と呼ばれたサッカー部のアンカーを走っていた人物は、陸上部のアンカーを走っていた人物を見つけ出そうとしていた。
(いくら打倒、陸上部でも、俺は、あいつに勝ちたいんだ)

 「小林っ、小林っ…」

 「どこだ、小林っ」

2人が落ちただろうと思える場所は一目瞭然だ。
何しろ枝がボキボキと折れている。
この枝の先の何処かに居る筈だ。
 「小林っ…」












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陸部の部長の走りを邪魔してしまったサッカー部の9区担当生徒。
二人揃って、どこまで落ちたんだ?
しかも、サッカー部の部長の真木まで・・・

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