BL風味の小説

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2017年09月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年11月
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年齢も国籍も関係ない、欲しいのは一言だけ 後編(7)※最終話※

一晩、兄弟で語り合った弟のジョージはスッキリ顔で息子とフラットに戻り、父親のニックからバカオウムと言われたクリスは父親の家に、そのまま1ヶ月間も滞在していた。
なにしろ父親の恋人は2ヶ月も出張で居ないから出来ることだったらしい。

そんな時、1通のメールがジョージに届いた。
 「お、ニックからメールだ」
 「え、何て?」
ジョージは笑いながら読んでいる。
 「クリスが煩いので迎えに来てくれ、とさ」
 「ったく、あいつは…」
 「それと、仕事の斡旋先が2ヵ所だ。面接に行くか」
 「年なんだから無理しないでよ」
デコピンされた。
 「ったー…」
 「年って言うなっ」



ジョージはプライドを保つ事よりも、お互いが認め合う事が大事なんだ。という事に気が付いた。
年齢や国籍は関係ない、ただ一言だけが欲しかったんだと。

 「お帰り」、「待ってたよ」という言葉だけで良い。
ハグなんて、そんな恥ずかしいものは別に要らないが、それでも温もりを感じることが出来る。
そういう事を言ってくれる相手がいるんだ、と思わせてくれる行為だ。

日本人は公衆の面前でハグなんてしない。
テレとか恥ずかしさがあるからだ。
だが、他の国では当たり前の行為だ。


私は、根っから日本人が染みついてしまったみたいだ。
でも、フランス人なんだよ。
いきなりの公衆の面前でのハグは難易度が高いけど、フラットの中とか、兄の家ではハグできる。


ためしに、弟と妹にハグしようとしたら、弟はハグ返してくれたが妹は避けてくれた。
まあ、男女だとそうなるよな。
 「ジョージ、離婚しても復縁というのがあるのよ」
 「だから何?復縁なんて考えてないよ」
 「それだと、お金は減りやすくなるものよ。そうなると、お金を頂戴なんて言いに行けないじゃないっ」


ああ、やっぱりそれか。
この弟妹は、いつまで経ってもお金の無心を兄二人に頼るんだな。
そう思ってたら弟は妹を言い宥めてる。
お、こいつは成長したのか。などと感心してたら、こう言ってる。
 「駄目だよ。お金は使う度に減るけど、ゴマすりしておけば、お小遣いくれるよ」
 「ほんとに?」
2人の目はキラキラと輝いてるが、誰がやるもんか。
 「自分で稼ぐんだな」


そう言うと、長兄のニックに連絡し出した。
 「ニックッ!ジョージが変わったっ」
 「ニック、ジョージがお金を貸してくれないっ」
ニックの怒鳴り声が電話のスピーカーを通して聞こえてきた。
 『煩いっ!金は自分で稼ぐものだ。兄に言えばくれる、と思うなっ』
 「ニック、それでも」
 『いいか、今迄の借りを返してから言うんだな』

長兄の低音ボイスで青褪めた弟妹の顔が見ものだった。



そんな時、日本からエアメールが2通届いた。
1通は、元妻からだ。
だが、中を見ずに破いた。
もう1通は、保高絵美。
息子のジョシュアは首を傾げてるので、教えてやる。
 「保高女史…」

その言葉を耳にしたツトム、いやフラットオーナーのジョシュアは中を見ずに破いた。
 「見なくて良いのか?」
 「良いんだよ」

どうせ、お父ちゃんと結婚という言葉しかないんだから…。
あんなミーハー女、願い下げだ。
という呟きが聞こえてくる。
なるほど、彼女はそういう人間なのか。
見えない物が見えてしまった。
 「保高女史。玉の輿に乗るのなら、相手をよく観察する事だな」


















 ~END~



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読みに来て頂きありがとうございます。
エロ話はありませんでしたが(-_-;)
まあ、60歳過ぎてる方は、エロは体力のいる事なんでしょう。。。
いや、60歳過ぎてもエロしてる方は居るけど、そこはさておき( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
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