BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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サドなアイツと俺 (5)

中学3年生といえば、思春期で活気の有り余る時期だ。
元気一杯のトニーは、自分のテリトリーにあるアジトで煙草の包装紙を纏っている縦長のチョコレートを唇に挟んでいる。
Made in Japanになっている、そのチョコレートはとっても好きなビター味だ。


なんて思ってた矢先。
誰かがアジトの中に入って来たみたいだ。

ギギギ……、と扉の開く音がする。

誰だろうと思って、3階の手摺りに寄って行く。


このアジトは、役付け専用だ。下っ端なんて来ない。
でも、よく見ると役付けが一人居る。
サブリーダーのヤンだ。

何をするのか分からないが、ここに下っ端を連れて来るなんて冗談じゃない。
だから文句を言おうと思っていた。
だが、あいつ等は俺が居るなんて思いもしなかったのだろう。
声が聞こえてくる。

 「ぎゃはははっ。目を瞑ってら~」
 「目を瞑ってても助けは来ないよ」
 「おい、こいつを脱がすの手伝え」
 「ふっ、スベスベ肌だ」
 「それなら、女も知らないって事か」
 
こんな所で、そういう事をするのか。
こいつ等は、全く何を考えてんだが…。

 「ここには、決められた奴しか来ない。だから、祈っても無駄さ」
 「おい、声を出させろ」

 「最初に、俺からだ」
 「なんで」
 「俺の肩に土を掛けてくれたんだからな。そのお返しだよ」
 「分かったよ。でも後が控えてるんだから優しくしてやれよ」
 「へっ…。俺的の優しさでやってやるよ」


 「めっ……」

 「んー…、何言ってるのか分かんねえな」

そいつは誰かの体の一部を噛んだのだろう。
 「いつっ…」
 「へ、痛いか。なら、もっと痛くしてやらあ」
 
今度は、そいつの下半身に手をやり思いっきり握ってやる。
 「あうっ…」
 「痛いか、感じるか。どっちだ?」
 「い、痛いに決まってるだろっ」

そいつ等の行為には全く興味なかったトニーは煙草チョコを食べていたが、その声を聞いて驚き、チョコを飲み込んでしまった。
 (え、この声は!何で…)

3段飛ばしで階段を下りたトニーは、真っ裸になったジュンに覆い被さってる奴を睨み付ける。
だが、そいつはジュンへの行為に夢中で、こっちに気が付いてない。

 「めっ…」

だけど、ジュンはトニーに気が付いた。
(まだトニーから受ける虐めの方が数百倍も良い。こんなのは嫌だっ)

声に出していた。
 「ト…、トニ……」
ジュンの上に覆い被さってる奴が聞いてくる。
 「なんだ?」
 
今度は大きな声を意識して出す。
 「ト、トニー!助けて、トニー!」
だが、そいつ等は笑ってる。
 「けっ。トニーって誰だよ。トニー・ジョンソンか?」

トニーは大股で駆け寄る。
 「トニー・・・、トニー・ジャックマン、Help‼」

 「ああ、ボスか。ボスは、こんな時間は来ないぞ」

だが、ジュンはトニーの名を呼び続けている。
 「トニー、トニー助けてっ」
 「るせぇっ」

パンッと頬を叩かれた。
と、同時に、そいつは吹っ飛んだ。
トニーだ。
 
 
そこに居た連中は、仲間が吹き飛んだのを見てトニーの方に声を掛けた。
 「こっ!」
 「なんでここに」
 「ボ、ボス…?」
 「何で」

 「ここは役付け専用だと知ってる筈だ。出て行けっ」

そいつ等はジュンを担ぎ上げようとしてくるが、ジュンは抵抗し出した。
 「や、やだっ」
そいつはジュンの頬を引っ叩いた。
それを見たトニーは、大股で近寄ってくる。
 「るせぇ、ジタバタするなっ」
 「どこ行く?」
 「あそこは駄目だ」
 
 「トニー…」
ジュンは手を伸ばしていた。
その手を引っ張り、トニーはジュンを引き寄せると同時に、その場に居た7人を蹴飛ばす。

 「ボスッ?」
 「何をっ」

ボスと呼ばれたトニーは一喝した。
 「ごちゃごちゃとうるせえ!ここは役付け専用だ。とっとと出て行けっ」
 「だから、そいつも一緒に」
 「こいつは、俺が先に目を付けてたんだ」

は?

皆がキョトンとしている。
なので、トニーはもう一度言ってやる。
 「良いか、よく聞いておけ。こいつは俺だけのモノだ。
こいつを虐めたり泣かせたりするのも、俺だけだ!」

出てけっ!!!
ヤン、お前はサブからヒラへ降格だ!



 








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おや?トニーはカミングしちゃいましたね~
性描写あるべきなのに、ないですね(;´∀`)
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