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archive: 2018年10月  1/2

秘書の育成研修 (26) 

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 14時前に会議室に入った山本は人数分コピーしたのを檀上に置く。 絵が苦手なので、手振り身振りで話すつもりだ。 「14時になりましたので、始めます」 なんだか、凄く気分が違う。 なので、言っていた。 「英国英語という事で、この時間は英語で話します」 そう言うと、英語に切り替えて話し出した。 「私の母の実家のカーディフの事を話します。 イギリスの地図を頭の中で思い描いて下さい。 瓢箪の縦長い感じになりま...

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秘書の育成研修 (25) 

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 山本は、うー…、と悩んでいる。 昨日の岡崎さんのを見て、自分のを見直しているのだけど。 でも、さっきのDVDは日本語で無く英語だったし……、しかも心得なんてフランス語で書かれていて日本語訳は後ろの後書き部分に載っていたからなあ。いや、別に俺はイギリスに居た間はフランス語は必修だったのもあり分かるが、フランス語の分からない人たちは心得を見て固まってったっけ。そういう人たちを相手に、どうするべきかなあ...

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秘書の育成研修 (24) 

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 二部の方も見終わると、秘書課長がテストをやりたいと言ってきた。 「え…」 「課長が…」  ざわつく会議室の中、秘書課長は言い放つ。 「役秘書ではなく、3階の秘書。長付きでなくても良い。誰か居ないか」 そう言われても相手は課長だ。 まだ秘書との方が良い。 そんな中、声が聞こえてきた。 「課長、お願いします」 「岡崎君は」 「こんな機会滅多にありませんので、お願い致します」 先に岡崎にされては、後の奴...

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秘書の育成研修 (23) 

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 DVDの内容にショックを受けたのか、さすがの峰岸も何も言えなかった。 お蔭で、40分間、最後まで通しで見てしまった。 「あ…、もう1回。もう1回、一部の方だけでも良いかな…」  返事は無かったが、皆は頷いてる。 あの嫌味好きな冴木も固まってる位だ。 流石、常務をしていただけの事はある。 明智常務、いや明智さん、ありがとうございます。 しかしテストって、どんな風にしよう。 元々、東響大学で理事長をして...

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秘書の育成研修 (22) 

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 いよいよ夏休み。 土日月はプライベートで過ごした秘書は、火曜日の13時に会社へ集合した。 皆が皆、大荷物だ。 その荷物を向かいの和室に置き、大会議室へと向かった。 14時からの秘書課長による講義が始まった。 話しが終わると重役4人が社食をしている場所で、夕食を自分たちで作る。 その日の夕食は簡単にカレーライスとサラダだ。 重役秘書は昨年の安藤専務の島で作った事もあり手際よく作っている。 あの時は物が...

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秘書の育成研修 (21) 

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 色々と手配も済み、いよいよ9月下旬は夏休み。 重役は居ない。 居ても、秘書課長だけ。 参加者は重役秘書18人。 3階秘書課から25人。 30人全員は無理だろうな、せめて10人位かなと思っていた。 その25人の内、泊り組は10人。 そして詳細も決まったので、再度詳細メールを送る。 『秘書の研修会 詳細報告』 ※全日ともにスーツです※  火曜日~金曜日  火曜日の午後13:00 4階会議室に集合 そのまま14:00~  秘...

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秘書の育成研修 (20) 

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 着替え終わると桑田常務室のドアをノックする。 「はい、どちら様ですか?」 「岡崎です。峰岸君のデスクにある書類を受け取りに来ました」 「峰岸さんは、まだ戻られてないですけど」 「まだ寝てるのか…」 「え、寝てるって誰が」 ドアが開き冴木君は顔を出してくる。  「おか…」 俺の名前を口にした矢先、固まってしまった。 ああ、後ろの2人を見ると誰でも固まるのか。いいや、このまま少し固まらせておこう。喋ら...

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秘書の育成研修 (19) まさかの。。。!性描写あります

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 嬉しくなって峰岸に声を掛けていた。 「峰岸、依頼のせい…、あれ、何処行った…。峰岸、何処だー」 うー…、と呻き声が廊下を挟んだ奥にある風呂付の和室の方から聞こえてくる。 何なんだと思い道場から出てみると峰岸が寝っ転がっている。 「お前、なんでそんな所にいんの?」 「お前が、ぶつかってきただろうが」 「ああ、どおりであんまり痛みも無いし変だなと思ったんだよ」 「今日は、もう動きたくない…」 「はいはい...

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秘書の育成研修 (18) 

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 優介の口から嬉しそうな言葉が出てきた。 「わぁ…。思ってたより広い」 「神棚が無い」 「え…、あ、本当だ。どこに礼をすれば良いんだろ」 その言葉に思わず呟いていた。 「誰も使って無いからなあ…」 師匠と優介は板の間を歩いて窓に近寄っている。 誰かが来たのか、人の気配を感じドアの方を振り返ると峰岸が居た。 「峰岸」 声を掛けるが無視してるのか。近くに寄ると、呆けっとしている。これは見惚れてる表情だ。...

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秘書の育成研修 (17) 

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 階段を上ってると優介と師匠の会話が聞こえてくる。 「会社勤めの人って紺とか黒のスーツなんだね。お洒落じゃない」 「階段にしたのはそれか…」 「敵情視察とか会社の色とかを知りたい時は階段でしょ」 「全ての会社が、ここみたいに社内を見渡せるような場所に階段を設置しないから」 「病院では」 階段の話から逸らそうとしているのか、師匠は服装の話に誘導していく。 「白衣がある」 「カッターシャツの上に白衣?...

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