BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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最新作!! 「夏」と言えば。。。  (1)

青い空。
青い海。

ここはスイスの最南端にあるニースの浜辺。
と言っても、砂浜ではない。
海と言えば砂浜と思うが、ここニースでは石が敷き詰められている。
そんな浜辺に、一機のジェットが海を越えて来た。
もちろん、エドのジェットだ。

ニースの海と言えば、人が多いので有名だ。
しかし、皆が来た海は、有料での浜辺。
そう、無料の方は本当に人が多く海を見に来たのでなく、人を見に来たという感じだ。
だけど、ここではVIP専用の所なので、無料の浜辺とはうって変わって、そんなに人は居ない。
海でゆっくりしたいセレブ向けの所だ。


そんな場所なのに、ジュンヤの姿は華やかさを感じる。
行き交う人々の目を釘付けにしているのだ。
そして、ニースで開催されるファッションショーの飛び入り参加依頼を即答でOK出したほどだ。
 「今でも、忘れられてないって事だな」

 「ギャラはいくらだ?」
そのスズメの言葉にうんざりしたジュンヤは言っていた。
 「私のだ。誰にも奢るつもりは無い」

そう言って、ジュンヤは恋人であるパタンナーと共に、懐かしいファッション会場へと足を向けた。


そして、ニースの浜辺で率先して、学校で習うラジオ体操の第1体操と第2体操してるのはボスとスズメの2人で、マサとタカは黙って身体を動かしていた。
 「海だねー」
 「さあて、泳ぎますか」

その2人に博人は先手を打っていた。
 「私は留守番するよ。だから安心して泳げばいい」と博人が言ってきた。
それに反応したのか、
 「もしかして、泳げないって事か」と、呟いたタカの言葉に、
 「一緒に泳ぎましょうよ」と、マサの言葉。
その言葉に即答していた。
 「いや結構。私は留守番するから。友の護衛、よろしく」

護衛。
その言葉を出されると、それ以上、何も言えない。
だけど、ボスの側にいないので、ラッキーというものだ。

まだ学生時代だった頃は、自分たちがボスの守りを固めていた。
あの頃と同じ様に、いや、あれ以上に護衛して、一つだけでも優越感を感じていたい。
クマ野郎より上なんだ。
そういう気持ちにまでなっていた。


ジェットの持ち主であるエドは博人に言っていた。
 「おそらく、彼等は”お前は泳ぐことが出来ない”と思ってる事だろう」
 「そう思いたければ思えば良いさ」
 「まあ、思うのは自由だからな」
 「ところで、エド」
 「私はブルネットの方が良いな。ヒロは?」
 「うーん…、あそこのスレンダーな赤毛かな」
 「おお、良いね。胸筋が発達していて腹筋も程よく割れてる」
 「違う。そっちじゃない」
 「ん、どっちだ?」
 「あの、赤毛のロングの美女だ」
 「女か・・・」

唖然としたエドは沈黙していた。
 「元々、私は女好きだからな」
 「そりゃ、そうだが…」


すると銀髪碧眼の美男子がビーチにやってきた。
 「遅くなって、すまない」
その言葉に、2人は返していた。
 「いや、良いよ。ユタカは忙しいね」と言うエドに、
 「イタリアは近所だからね」と、苦笑気味に返すユタカだった。

博人も言っていた。
 「イタリアに住めば良いのに」
その言葉にムカついたユタカは即答していた。
 「友が”イタリアに住む”と言えば、住むよ」
 「前にも言ったが、忠誠心が大きいよな」
 「違う。忠誠心でなく、好きだからだ」
 「はいはい。友は、既に泳いでるぞ」

え、もう?


見れば、黒髪集団が沖に向かって泳いでる。

ユタカは、微笑ましく見るとスラックスを脱ぎ出した。
上を脱ぐと、すぐに日に焼けるからだ。
何かに気付いたのか、振り返る。
 「あ、そうだ」
 

 「準備体操しないのか」
と言う博人の言葉に、脱力を感じた。
 「あのね…、ここはニースなの、ニース!準備体操して泳ぐのは日本だけなの」
 「あいつ等は準備体操してたぞ」
 「え…」

マサも居るのに、言わなかったのか。
まあ、友が”体操する”と言えば、皆はするだろうなあ。

仕方ないと思ったのか、ユタカは海に向かった。
この2人に何か言いたい事があったのだが、良いや。
言う気がなくなったユタカだった。






2017_shochu.jpg


暑中お見舞い申し上げます。
毎日、うだるような猛暑が続いてますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

少しでも潤って欲しくて、海の画を置かせて貰いました。

いつものメンバーがニースに来てます。
そちらも暑そうです。。。


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新作!! 夏休み特別SS 「夏」と言えば。。。

ブログ更新中ですが、間に挟ませて下さい。
『18禁!ネコ事情』が一段落したので、ブログも夏感を出させて貰おうと。。。

いえ、単に夏物のSSが出来上がったので、この時期でないと、と思いまして。

そして。。。
リアルで、子供が家に帰ってくるのです。
PC貸してと連絡があり、貸すことになりました。
自分のノーパソを持って帰らんかいっ!
と思いましたが、講義で使うものだから置いておきたいらしいです。

という事で、

新作です。


タイトル ⇒ 『 「夏」と言えば。。。』
登場人物は多いのか少ないのか、微妙な所ですが(汗
いつものメンバーを出させて貰います。

夏。
夏休み。
あなたにとって、どんなものを連想されますか?

オーストラリアのパースに居る人たちは、こんな所に居ます。

そこは、青い空と青い海。

え、パースと同じだって…。
違いますよ。



3(R)4(R)6(R)7(R)おまけあとがき



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18禁!ネコの事情 (20) ※1週間、お休みさせてもらいます※

このイントネーションに気が付いた。
ケイがレモンに話し掛けているのと同じだ。
レモンの言葉が思い浮かんできた。
 「困らせてなんぼのものなんだよ」
 「俺がケイに甘えるのは、ケイの温もりと、俺に向けてくる言葉と目があるからだ」


僕は、ずっとお利口にしてた。
困らそうという気なんて無く、ヨシに抱っこされるのが嬉しくて…。
でも、レモンに擦り寄ると気持ち悪いって言われたのがショックだった。
僕、ヨシも好きだけど、レモンが好きなんだ。
レモンの側に居たい。
ヨシは居なくても我慢できる。
でも、レモンと離れたくない。

だから、ヨシのお兄さんに言ったんだ。
 「ニャニャニャニャ、ニャニャー」(僕、レモンの所へ行きたい。ここから出たい)
分かってくれると嬉しいな。
だが、ヨシのお兄さんは困っている風だ。
 「んー…、話し掛けられているのかな。意味、分かんないけど、大丈夫だよ」
取り敢えず食べな。
そう言われ、まだ食べてない事に気が付きパクついた。


その頃。
レモンは皆と話し合っていた。
 『でも、不思議なんだよな。なんで、あいつの爪は片手しか無かったんだ?』
 『教えてやるよ』
 『知ってるのなら、教えて』
 『あいつ、リンゴにちょっかい掛けようとして、いらん事を言ったんだ。そしたらリンゴは窓を閉め切って鍵を掛けたんだ。あいつは爪だけで押さえてたから。
で、鍵を掛けられて、爪はバッチーン!と、切れたのさ。
けけっ、ざまみやがれだ』
 『いらん事って?』
 『かわいこちゃん。そう言われて、「男だ、かわいこちゃんじゃない」って、言ってた』

その言葉に、皆は笑っていた。
 『わはははっ…。たしかに、あいつは男だ』



そして、リンゴはヨシのお兄さんに手伝って貰い、身支度をしていた。
寝床とトイレと皿を身体に括り付けて貰ったのだ。
その身支度を整えたのを見て、ヨシのお兄さんは声を掛けてきた。
 「なんだが勇ましい姿だね。時代劇に出てくる忍びみたいだ」

すりすりとヨシのお兄さんに擦り寄って行く。
そして、ヨシのお父さんとお母さんにも。
 「どうしたんだい?」

 「ニャー」(さようなら)

 「え、待って、待ちなさい。リンゴ、もしかして一人で帰るつもり?」

(え、意味が通じたの?嬉しい)
さすがヨシのお母さんだな。
そう思うと、言っていた。
 「ニャニャニャ、ニャニャー」(今迄ありがとう。ごめんなさい。元気でね)


玄関のドアを開け出る。

それを見て、ヨシの兄は苦笑しながら呟いていた。
 「参ったな…、ドアの開閉出来てるよ」
ヨシの母は溜息を吐いて呆れている。
 「まったく、もう…」
ヨシの父は玄関から出た。
 「リンゴ、待ちなさい。私たちも一緒に行くから」




ヨシのお兄さんに抱っこされ、ゲージや持って来た遊び道具も車に乗せ、出発した。
何処に行くのだろう。
ヨシのお兄さんの膝に立ち、窓の外を見る。
 (うわあー、外が動いてるっ。目が、目が回るー)


だが、直ぐに車はレモンの家に着いた。
 (え、何で僕の行きたかった所が分かったの?)


話をしてくれたみたいで、その日から僕はレモンと一緒に寝起きしている。







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やっとの事で、自分の気持ちを自覚したリンゴ。
そして、今度はレモンの家で。

ここで、すみません。
リアルで夏休み、お盆休みに入ります。
違うSS(夏もの)を予約投稿しております。
1週間の間は、『18禁!ネコの事情』はお休みさせて下さい。
休み明けから、また復帰しますね~

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