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archive: 2017年02月  1/4

弟と兄 (48) ※祐樹視点※

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※祐樹視点※兄は、いや道夫さんは俺を抱きしめ、耳元で囁くように言ってくれる。 「誕生日おめでとう。これからはずっと一緒だよ」 「ありがとう…。俺、本当に嬉しい」なので、背伸びしてキスしてやる。兄はくすくすと笑ってくる。 「何?」 「ん、背は伸びないなとおっ…」踵で兄の足を踏ん付け、ゴリゴリとしてやる。 「ゆーうーきー……」 「ふんっだ、これでも180超えてるんだよっ」それを見下ろすだなんて、190以上あ...

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卒業、それは過去からの決別 #2 ~SSは最終話~

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 「卒業かあ…」しつこいほどにぼやくユタカの声に、イラつきのあるタカの声が応じてくる。 「でも、今は生きてるんだ。そうだろ、違うか?」するとマサの声が聞こえてきた。 「そうだよ。昔の事を思っても、時は戻らない。今、この時を生きてる事に感謝しろよ」そのしんみりとした雰囲気をぶち壊すかのように明るい声が聞こえてきた。 「あれぇ、皆して、そこで何をしてるの?」ジュンヤの声が聞こえてきたので振り返った。 ...

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卒業、それは過去からの決別 #1 R18!性描写有ります。18歳未満&抵抗ある方はスルーして下さい。

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※性描写あります。18歳未満&抵抗ある方はスルーして下さい※ 「卒業かあ…」 「そうだね、卒業シーズンだね」 「一体、何年前なんだろう…」そのしんみりした空気を吹き飛ばすかのように、明るい声が聞こえてきた。 「さてさて、私はパスポートの更新で日本に帰国するからな。5ヶ月程留守にするが、お前等、後をよろしくっ」 「ったく、本当に…」とユタカが言うと、 「いつまで経っても…」と、ワンが後を繋ぎ、 「元気な奴め…...

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卒業、それは過去からの決別

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いつも読みに来て頂き、ありがとうございます。今後の作品たちにおける立ち位置的なものもあり、卒業という言葉を使わさせて貰いました。敢えて、この卒業シーズンと被せて貰いました。福山博人&友明シリーズのSSです。登場人物は、この御方達です。サトル、マサ、ユタカ、タカ、ジュンヤスズメ、ワン(チョイ出)福山博人&友明(チョイ出)#1(スズメ、ユタカ、タカ、ワン、博人、友明)#2(サトル、マサ、ユタカ、タカ、ジ...

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弟と兄 (47)

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今年の大学の入学式は4月3日の月曜日だ。本来なら4月2日にするのだが、今年は日曜日という事もあり3日にするらしい。その前日の4月2日にスーツを受け取りに行った。そして、その日は俺の誕生日でもある。40歳になった兄と俺の年の差12歳が、11歳になる日なんだ。そう、兄の誕生日は3月15日で俺の誕生日は4月2日。スーツ姿の俺を、兄に見て貰おうと思っているのだ。大学の入学オリエンテーリングの時、入学者対象にスーツの割引券が...

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うちの子達の紹介  ~得意、不得意編~

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こっそり…ひっそり…と、覚書みたいな感じで書き出してみました。_ψ(‥ ) カキカキ...うちの子達の得意、不得意のものを。俊平=英語大好き、体育全般好き治=英語大嫌い(他の科目は大丈夫)、体を動かすのは好き博人=文武両道友明=文武両道英(ひかり)=勉強大好き、走るの好き夏生(なつお)=勉強苦手、体動かすの大好きアキラ(明)=体動かすのは嫌い、勉強大好きツトム=体動かすの大好き、勉強嫌い(特に理数系)文雄=文...

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弟と兄 (46)

そして、その3人も入居してきた。14戸の空きに8人と3人。3戸が空きだ。19戸あって、3戸が社会人で4戸が大学生で15戸が高校生。違う、と兄に言われる。えー、なんで…?目の前で、兄は見取り図を見ながら説明してくれる。 「19戸に対し、16人の入居者が居ました」 「うん」 「その内、1人は社会人で残り15人は高校生だったけど、その内の5人は引っ越しました。ここまでは分かるよな?」 「うん、16人居て、5人出た...

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弟と兄 (45)

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親の願望は分かる。だが、子供の願望は多岐に渡っており、俺には無理だ。何て言えば良いのか分からず、「兄が来るまでお待ちください」という言葉しか言えなかった。だって、その子の願望とはこうだった。箇条書きになってる紙を見せてくれた。・ネットがありWi-Fiが出来る。・1DKで良いから、トイレと風呂が付いてる。・風呂屋がある。・近くにスーパーがある。・大学まで20分位掛かる。・交通の便が良い。部屋の内訳は、実際に...

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弟と兄 (44)

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※祐樹視点※その月の終わりの土日。管理人の仕事をする為、もう一度帰省した。兄の仕事ぶりを見ていた俺も手伝わされる羽目になってしまった。 「俺、見てるだけで良いんだけど」 「暇してるんだから手伝え」手伝える事ってあるかなあ…、と考えながら人数を頭の中で計算する。5人出て8人増えたのだから…、とブツブツ言ってると部屋割り表を見せてくれる。 「19戸あります。1人は社会人で、残り15人は高校生です。さて、ここで問...

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弟と兄 (43)

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俺は謝ることしか出来なかった。 「ごめ…、なさ……」 「泣くな。お前が悪いわけでない」ぎゅっと抱きしめてくれる兄の体温が温かい。 「俺たちは家族だけど、お前が弟だから俺は助かってるんだ。その弟を好きになり、邪な思いを持って見るようになった。人間として、人を好きになるのは当たり前だよな」 「でも、兄弟…」 「関係ない」 「本当に、そう思ってる?」 「あのな、俺たちは一回り年齢が離れてるんだ。物の考えが違...

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