archive: 2017年01月  1/3

弟と兄 (20)

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翌日の日曜日。 「あ、治先輩。俺、跳ぶから見ててね」 「おー、俺の跳びを超えてみろ」 「先輩は何センチ?」 「バカやろっ」頭を叩かれた。 「いてっ…」 「俺、1年の時はインハイで優勝取ったんだよ」 「インハイで?」  「そうだよ。お前もインハイを狙ってみろ」 「うしっ、目指すはインハイ」 「今からでも遅く無いからな」隣で俊平はボヤイてる。 「いきなり居なくなって心配させたくせに、いきなり戻ってきての...

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弟と兄 (19)※特別出演二人組のSSあります※

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※特別出演二人組登場~※土曜日はギリギリの成績で、なんとか100m走は8位入賞した。こんなんじゃ、明日はどうなるのだろう。昨日、養護室で見たことが頭の中をぐるぐると駆け回ってる。声が掛かるが無視していた。 「祐樹、何があった?」誰だ、この声。無視していたら後ろを振り向かせられる。 「おい、ゆ」 「煩いっ」思わず叫び睨んでやった。でも、次の瞬間、相手が誰なのか分かった。 「しゅ、俊平先生っ?」抱き付き...

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弟と兄 (18)

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我が家は日本家屋なので、部屋の仕切りは襖だから鍵なんて物はない。兄の襖を開くと、先に目がいくのは壁に貼り付けられている大判の写真。それは、一昨年、俺がインハイで走った時の写真だ。全国大会の時は、応援に行くと言って一緒に行ったものだ。等身大のサイズに引き伸ばして貼っていた。それを見ながら、俺は恥ずかしさもあったが嬉しくもあった。その写真を見て、少しは慰められた。机に近寄ると、ビニール敷きの下にはサッ...

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弟と兄 (17)※性描写有ります。18歳未満&抵抗のある方はスルーして下さい※

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※18歳未満&抵抗のある方はスルーして下さい in 養護室(in 学校)※ ~小林弟の祐樹視点~3月になると学年末テストがある。問題は、そのテストではなく、土日を挟んでのテスト期間だ。その土日に大会があるのだ。陸上部は他の部と違って一年を通して、ずっと大会がある。俺は短距離だから冬の12月から2月までは何もなく休めるが、長距離はそうではない。3月は記録会を始め、県大会などがある。その県大会の前日の金曜日はテスト...

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弟と兄 (16)※描写・・・、有ります?※

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それから2週間後。由貴は個室から大部屋へ移った。同時に、啓が毎日、見舞いに来るようになった。連日の様に見舞いに来る啓に、由貴は聞いていた。 「啓、お前、学校どうした?」 「退学になったんだ。気にするな」 「退学って…」いや、気になるだろう。自分の従兄弟が退学したなんて…。その啓は2週間の自宅謹慎が解けた翌日。学校に行って、担任の机上に置いて帰宅したのだった。自筆で書いた退学願だ。それは受理されず、啓は...

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弟と兄 (15)

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※小林兄弟視点※月曜の朝は、先に真木をアパートまで送り、そのまま車で学校へ行く。職員室に顔を出し、校長室に行く。 「おはようございます。」 「ああ、おはよう」 「弟が退院するので、迎えに行きたいと思ってます。申し訳ないのですが、午前中は留守にしますので、お願いしてもよろしいでしょうか?」 「良いよ。弟さん、お大事に」 来年からは駅伝コースを変更しないといけないな…、と校長の呟きが聞こえてきた。病室の...

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弟と兄 (14)※軽く描写あります※

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※真木視点※俺はお願いしていた。 「ねえ、もう一度」 「もう少し、このまま繋がっていたい」 「何言ってるんだが…」苦笑しながら言ってやる。 「もう一度、チャンスが欲しいんだ。3年の体育大会に賭けるから」その言葉に、即答だった。 「俺は許さない、と言ってるんだ」 「ねえ、言わせて」 「しつこい」 「今度の体育大会で、どの種目でも良いので個人優勝したら、自分の気持ちを伝える」 「誰に」 「それまでに自分の...

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弟と兄 (13)※R18!性描写有ります。18歳未満&抵抗のある方はスルーして下さい※

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~真木視点~ ※R18!性描写有ります※トレーナーの裾から手を挿し入れ、腹を触ってくる。 「んっ……」 「真木、俺は許さんからな」 「みち…」裾を捲られ、胸を舐められる。 「っ…」真木の下半身は熱を持ち、見事なまでにそそり立っている。道夫は、ソレを口に頬張り扱いていく。 「ふっ…、あっ…」 「や、だ・だめっ…」 「ね、みち…、あ、で、でる……」 「あ、アアッ…」真木の塊から放出された粘々状のモノを指に絡ませ、道夫...

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弟と兄 (12)

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真木の住んでるアパートの玄関ブザーを鳴らす。ドアが開くと同時に声が聞こえてくる。 「あ、小林はどう」後ろ手でドアを閉め鍵も掛ける。 「ねえ、小林は…、祐樹はどんな様子なの?」 「あいつは入院した」その言葉に、真木は目を大きくした。 「入院って…」 「打ち身と内出血だ」 「他は」 「他は大丈夫だ」その言葉を聞き、安堵の溜息が出る。良かった…、と呟いていた。 「なんで、こうなったのか教えてもらう」押され...

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弟と兄 (11)

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その夜。祐樹は痛みで目が覚めた。ベッド脇に兄が付いてくれてるのが見える。嬉しいのだが、この痛みは耐えられない。寝てるのを起こすのはしのびないが、ごめんね、お兄ちゃん。 「お兄ちゃん、お兄ちゃん」泣き声に気が付き、目が覚める。 「悪い、寝てた。どこが痛い?」 「身体が、あちこち…」 「よしよし、待ってろ。温めてやる」新しい温湿布を貼り直してやり、熱を測る。 「お兄ちゃん…」 「大丈夫だよ、熱は無いし…...

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