BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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サドなアイツと俺 (16)※ソフトな性描写(?)あります※

※ソフトな性描写(?)あります※



10月はハロウィン月になるが、ハロウィンをする国、しない国がある事はジュンは知っていた。
ここフランスやドイツ等の欧州ではハロウィンはしない。
しない代わりに、翌月の11月に収穫祭をする。

その収穫祭の日。
ジョンは隣国のドイツに居るフランツと会って食事をしたり、キョージの墓参りをしていた。
その帰りに襲われた。
もう少しでフラットに着く、という距離で。

その場を目にしていた人物が居たのは、誰も知らなかった。
トニーだ。


 「やっ・・、No――!!」
 「るせぇっ」
相手が2人までならどうとでもなるが、それ以上だとやっつける事もそうだが、隙を見て逃げる事も出来ず拉致られ連れ去られてしまった。
 「ジュン…」

元々虐めっ子で、不良の頭をしていたトニーは、彼らの後を尾行していた。
ジュンを取り戻すために。
 (そいつを虐めるのも泣かせるのも、俺だけだっ)
と、思いながら。


トニーは本来ならば、この8月に大学を卒業なのだが、スキップ進級したため、一年前に卒業してフランスに来たのだ。
だからジュンとは違い、土地勘はある。


音を立てない様に尾行すると、彼等はチャーチに入って行く。
え、チャーチ?
なんで、チャーチなんだ?

トニーもチャーチに入ろうかとドアに駆け寄ったが、鍵は掛けられている。
こういう事は……。
ジュンの野郎。
あの時もそうだったが、今回もかよ。
ったく、本当にマワされやすい奴だな。


どこからか中に入れないだろうか。
建物の周囲を見て回ってると、不意に声が聞こえた。
 「や…、No――!!」

 「へ、イイのはツラだけでなく、身体も良さげだな」
 「持ち物はシケテル」
 「中身は?」
中を漁っていたのだろう。
 「ほんとにシケテル。1フランも入ってない」
 「なら、身体で払って貰おうか」


 「め…、ろ…、No―――!!」

 「へ、喚きたきゃ喚けっ」
 「ここはチャーチだ。懺悔しているとでも思われる」
 「反応良さげだな」
 「この乳首を掠っただけで身体が震えてらぁ」

 「や…、だ…」

 「へっ、バージンか」
 「なら、俺が貰う」
 「次は俺にヤラセロ」 

 「女かと思ってたんだけど、男とはな…。俺は抜ける」
 「同じく、俺も抜ける」

 「良いけど、ガードマンよろしく」
 「ああ、そっちは任せとけ」


ジュンの声が喘ぎ声になってきている。
 「ぃ……、や……」

 「女みたいなツラだな」
 「こいつとならキスするのも抵抗ない」
そう言って、一人はジュンの口を塞ぎ声が漏れないように口内を貪り出した。

 「へ、そいつのキスが良いのか。ココが元気になってきてるぞ」
 「左の乳首も、ツンッと立ってきた」
 「右のも立ってるぞ」


トニーは計算していた。
ガードマンは2人、ジュンに齧り付いてるのは声からして4人。
ならば、先に齧り付いてる方だ。

大き目な石を見つけ、窓に投げつける。

ガチャンッと鈍い音はするものの、割れない。
まあ、チャーチの窓は固いからな。


2,3,4,5…。
5個目で1枚のガラスが割れた。

しかし、ガードマン2人は、トニーの居場所に動いてきた。
2人とも持ってるのはナイフだ。
銃を持ってたら、ナイフより銃をチラつかせるからな。

ヒュッ!
どちらかが口笛を吹く。
 「へぇ、こっちはイイ男じゃん。痛めがいがありそうだな」
 「暇してんだ。遊んでくれよ」


そんな物言いだと、トニーは引かない。
俺を舐めるなよ。
 「退けっ!お前等に用はねぇっ」


どんなにナイフ捌きが良かろうが…。
どんなに運動神経や反射神経が良かろうが…。
こちとら、力でのし上がってきた不良のトップを何年もやってきてんだ。
この1年はやってないけどな。
俺のモノに手を出した貴様らを絶対に許せねぇ。



1分もかけずにガードマン2人をのしたトニーは、開いてるドアを目掛けて走り出した。












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収穫祭と言えば付き物のアレですね。
ジュンの一大事にトニーは間に合うのかな・・・?
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サドなアイツと俺 (15)

トニーの身体をガラクタ類から助け出したジュンは聞いていた。
 「で、何してたの?」
 「え…。部屋の模様替えをしてた」
 「手伝ってあげるよ」
 「良いのか?」
 「うん」

誰かに遮られた。
 「ジュンは自分の部屋の片付けがあるだろう。
それに、トニーは脚立を壊さない」

 「たしかにそうだけど、手伝いぐらい…」
ジュンは後ろを振り向くと、黒髪黒目の男性が居た。
 「俺は、ここのオーナーがやっているパン屋で一緒に働いている。
アキラだ。よろしく」
 「は、はい。よろしくお願いします」


アキラは、俺を隣の部屋に押し込んでくれた。

あんまり荷物がないので、部屋を片付けるのも時間は掛からなかった。
その後、夕食をどこで食べようかと悩みながら1階に下りると、オーナーのツトムから声を掛けられた。
 「ジュン、おいで。今日は君の歓迎会をしようと思って夕食を用意してたんだ」
 「え、歓迎会?」


パン屋のカフェに行くと、料理が並んでいた。
ジュンは目を輝かせている。
 「わぉっ!チャーハンにギョーザに寿司にチキンにフレッシュサラダもあるっ」
 「好き嫌いは無いかな?」
 「無いですっ」
 「それは良かった」

ジュンは聞いていた。
 「オーナーって、料理作るの好きなんですね?」
 「うん。俺はいつもは日本食なんだ。でもギョーザと寿司は久しぶりに作ったよ」
 「嬉しいっ。ありがとうございます」


それじゃ、皆で乾杯しようか。
その声で、席に着く。

飲み物を手に取り、「いらっしゃい」という言葉に、ジュンは返した。
 「6ヶ月間ですが、お世話になります。よろしくお願いします」

大学での事、シドニーやドイツ、日本に居た間の事を聞かれては、それに答えていた。


トニーはジュンから目を離す事は出来なかった。
3年前の大学の入学式の時に会ったが、益々イイ男になっている。
ジュンは俺の事を忘れてるみたいだが…。
まあ、トニーって何処にでもある名前だからな。
フルネームさえ言わなければ良いか。

それに、帰国子女枠での国際科は数ヶ国を半年間隔で過ごし、これからの国際発展等の仕事に就くことを基本としている。

なるほど、それだと大学内では見つからなかったわけだ。



しかし、良い表情をするんだな。
こんな顔は初めて見る。
俺には泣き顔しか見せてないくせに…。












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トニーは気が付いたみたいだけど、ジュンは気が付いてない。
ニブちんのジュンですね(*≧m≦*)ププッ

サドなアイツと俺 (14)

ここはフランス。
お隣はドイツで、海を隔てた向こうはイギリス。
ポルトガルにスイスに、オーストリア。
まだ高校生だった頃、キョージが連れて行ってくれてた所だ。

パースも好きだけど、こっちの方が自由奔放度が高く、ジュンにとっては第2の故郷と言っても過言でない国だ。


しかも、これから半年間お世話になるフラットのオーナーは、日本語が上手だ。
 「潤君、初めまして。オーストラリア人なんだね」
 「初めまして。ジュン=マイク・フクヤマです」
 「日本人とのハーフなんだね。
俺はツトム=ジョシュア・イサカ。フランス人だよ、よろしくね」
 「よろしくお願いします」

横から声が聞こえてくる。
 「ツトムの従兄のクリスだよ。よろしく~」
 「あ、はい。クリス、よろしく」

もう一人の声も。
 「俺はフライトだよ。よろしくね」
 「はい。フライト、よろしく」

オーナーのツトムが声を掛けてくる。
 「ジュンとマイク、どっちで呼ばれたい?」
 「ずっとジュンって呼ばれてたから、ジュンでお願いします」
 「OK!それじゃ、ジュン。君の部屋は2階だからね。これ、鍵だよ」
 「はい、分かりました」
 「荷物は入れてるからね」
 「ありがとうございます」


3階建てのフラットは、1階はパン屋で、2階と3階を貸し出している。
階段を上り、自分の部屋へ向かう。
鍵を差し込もうとしたら、隣の部屋から物音がしてきた。


ガタターンッ!!


思わず、隣室に入って行った。
英語で聞いていた。
 「だ、大丈夫ですか?」
その問いに、英語で返ってきた。
 「大・・、丈夫じゃ、ない……」

物音を聞きつけてきたのだろう、フライトが声を掛けてくる。
 「ああ、トニーは大丈夫だよ」
 「え、そうなの?」

 「フライ…」
 「フライでなく、フライト。はい、もう1回」

いや、言いたくても言えない状態なのでは?と思っていた。だけど、なんだか楽しそうな感じを受けて黙っていた。


フライトは思い出したように言ってきた。
 「ああ、そうだ。トニーはオーストラリア人なんだよ。同じ出身国の人が居て良かったね」
 「そうなんですか?それは嬉しいな」


ジュンは、トニーに手を差し出した。
 「ジュンって言うんだ。よろしくね、トニー」

その差し出された手を握りそうになったトニーは、思わず聞き返した。
(え、この手は俺を脚立の下から引っ張り出してくれる手ではなく…、自己紹介の挨拶の手なのか)と、少しばかり溜息吐きそうになったが堪える。
それ以上に、今、耳にした言葉が信じられなかったからだ。
なので聞き返していた。
 「え、ジュ…、ジュン?」
 「うん、そうだよ。よろしく」
 「こちらこそ、よろしく…」


ジュンは気が付いていなかった。
このトニーが、昔、自分を虐めていたトニー・ジャックマンだとは思っても無かったのだった。












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覚えてらっしゃいますか?
このフラットを。
そうです、今作のプロローグ的な物語『年齢も国籍も関係ない、欲しいのは一言だけ』の前編に出てきました。
その息子がオーナーをやっているフラットです。
そして、今話で、全ての物語は、
 「私と繋がった」というわけだな(by友明(・∀・)ニヤ)
 「だね^-^」(byジュン)

こ…、この、この出しゃばり親子がー
ゲシッ!( -_-)_θ☆)>_<)アイタッ!(byジュ)
キック!! (((((ヾ( ̄へ ̄ )/θ★)゜ο゜)ノ アゥ!!(byトモ)

サドなアイツと俺 (13)

夕食後、潤を送り届けた時に龍三は話をしたのだった。

叔父さんは驚いていたが、小母さんは嬉しそうだった。
 「あら、そう。元気でね」
と、極々シンプルな言葉を貰った。

荷物を纏め家から出ると、叔父さんも出てきた。
 「潤、これを」
 「それは何ですか?」
 「お兄ちゃんから、日本に居る間の潤の生活費を貰ってたんだ。
でもね、潤の気持ちも分かるよ」
 「俺、何も言ってないけど?」
 「そうだね。でも、分かるんだ。
良いかい?潤、君は1人ではないんだ。
それに、もう一人、福岡に居るんだけど…。時間があったらで良いから、会いに行ってあげて。
お兄ちゃんには双子の姉が居るんだよ。
寿司屋をやっている」
 「そうですか…。あの、お世話になりました」

でも、中々別れを切り出してくれない。
 「一人っ子ほど寂しいものはないんだよ。
でも、俺は……。
一人っ子なんだけど、お姉ちゃんやお兄ちゃんが居た。
お人好しなお母ちゃんに、三人姉兄弟として過ごさせて貰った。
潤。本当に大切な人が居ると、気持ち的に違うんだ。
男だろうが女だろうが関係ない。
どこに暮らしていても、心の中に大切な人を入れていて」

なんとなくだけど、この人の言ってる事は分かる。
 「ありがとうございます。
俺は日本を嫌ってないです。
それでも差別されるのは嫌で、それに耐えきれずに逃げてしまう。
まだ虐められてる方が良い。
俺は、まだまだガキなんです。
叔父さん、お世話になりました。お元気で」


その言葉で、叔父さんと呼ばれた優人は、思い当たる節があった。
自分の妻の、潤に対する言動。


その潤の言葉を聞いていた龍三は、ドイツで師事していた事を思い出していた。
 「潤…」
 「なに?」
 「お前は、ドイツが良さそうだな」
 「何が?」
 「仕事はドイツでしろ」
 「え?」
 「フランツは喜んで、お前の相手をするだろうよ」
 「フランツは怒らすと怖いんだよ」
 「あいつは執事だからな」


龍三は、残り期間が3ヶ月間という短期間だが、潤を相手に帝王学を師事する事に決めた。
まあ、パースに戻れば和田が居る。
博人様やエドワール様やポール様も帝王学は幼少期から学んでいたので、言えば潤に師事するだろう。それに…、この年の初めは、博人様は諒一様に師事しようとしていたからな。



潤は、龍三の道場に通いながら柔道と少林寺をしっかりと身に付けていた。
帝王学の基礎の基礎が出来ているのを見抜いた龍三は、応用力、適応力等を師事する。

あの頃とは違う。
あの8人は『御』という立場を守る為に帝王学を学ばせていたんだ。
だけど、潤はトップを目指していないので、龍三も気楽にやっていた。



そして7月末。
パースに戻ると、日本での論文を提出した潤は、無事に4年生に進級した。

そう、柔道は日本が発生の地だ。
その事をも含めた事を書いたのだった。



今度はフランスだ。
住む所は、大学の目の前にあるフラットだ。
しかも、1階にはパン屋がある。

パン好きな人間には、堪らないフラットだ。












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そして、6ヶ月間を日本で無事に過ごしたジュンでした。

サドなアイツと俺 (12)

そう、そのクリニックのジュンは国外滞在中だったのだ。
なにしろ、帰国子女枠で大学に入学したのだから。
入学して2ヶ月後にはシドニーへ、半年後の2月末にはドイツへと行っていた。
そして、そのドイツでの論文が良かった為、1年スキップして、3年生になったのだ。
3年生になると2ヶ月後にはシドニーへ、後期の2月中旬には日本へ居たのだ。

高校時代はドイツに留学していたのもあり、スキップの対象となる頭の持ち主だったのだ。
さすがサメ(キョージ)とフランツが仕込んだだけのある人物だ。
そう言うと、2人とも即答するだろう。
 「パースでは、文武両道の奴が側に居て教えてたからだ」と。
実際、フランツはそう言っていたのだ。

だから、トニーがどんなに頑張って探しても学内では見つからないのだ。
しかも、セキュリティとかは類を見ない程の人物がハッカー等から守ってるのだ。
出来るわけが無い。

今時点、ジュンは日本に滞在している。
キョージの義兄だと言う人物のリョーイチと出会い、ドイツの近況を話したり、父親や父の仲間たちの大学時代の話をしてもらったりと、過ごしていた。
そして、リョーイチが交通事故で死んだ時、人が死んでいくのを見るのは辛い。
そう思ったものだ。
特に、トーキョーでは道路が狭く、交通事故が起きるのは当然だと思ったものだ。


4月中旬にダディとヒロがパースに戻ると、ダディの弟の家に移り住むようになり、ジュンは生まれて初めて孤独を感じた。
母もいない。
父はパースで、自分には兄弟もいない一人っ子。
それでも、今迄は孤独なんて感じなかった。

従兄と言っても、今迄は連絡の取り合いも無かった。
せめてもの救いは、従兄従姉のうち二人は男だという事だ。
叔父さんは優しいが、小母さんは優しく振る舞っているのは見て分かる。
だから、朝食は一緒に食べても夕食は外で食べる様にしている。
少しでも、顔を会わさない様にしている。
こういうのは、人が死ぬよりも辛いものだ。
あと、数ヶ月の辛抱だ。


ドイツではキョージやフランツが親身になってくれた。
去年、半年間だけどドイツへ行った時はフランツは喜んでくれた。
ダディ、如何したら良い?
やっぱり日本では無理だ。
仕事をするのなら、オーストラリアかドイツが良いな。
あ、でも…、この9月にはフランスだっけ。
来年の今頃は、パースの大学に戻るし。
日本での論文を書かないといけないのだけど、歴史とか経済等を頭に入れてないと…。
どうしよう…、これ以上、この家には居れそうもない。


なんて事をぼんやりと考えて歩いてると声を掛けられた。

 「潤?どうした?」

ここは日本だ。
潤、という名前の人間はたくさん居る。
そう思っていたら後ろからハグされた。
 「こーら、無視しない。こういう所まで散歩か?」

仕方なく顔を向けると、ダディとヒロの知り合いだった。
たしか、名前は…。
 「リュー…」
 「リューではなく、龍三先生。ほら、言ってみろ」
思わず抱き付き、言っていた。
 「俺、お腹空いた」
 「へ?」
 「あ、あの、ごめん…。なんか、顔を見たらホッとして…」
龍三は言ってくる。
 「友の弟の家では食べないのか?」
 「モーニングは食べてるよ。でも、ディナーは…」
 「なんで?バイトでもしてるのか?」

龍三は潤を自分の家に連れて来て、夕食を御馳走してくれた。
日本語は接続とか助詞とかが難しく英語で話す事を了解貰って話し出す。その間、龍三先生は黙って聞いてくれた。
聞き終わったら、龍三は言ってくる。
 「好きな奴はいないのか?」
 「好きな…って、どういう意味?」
 「色々な意味があるが…。シドニーやドイツに居た頃は寂しくなかったのか?」

そう聞かれ、素直に返した。
 「ドイツには高校の3年間居たし、キョージやフランツと楽しく過ごしていた。
でも、キョージが死んでから去年行った時は、フランツは寂しそうだったけど…。
本宅で一緒にね、と言ってくれたんだ。
で、シドニーは3ヶ月程だったし、部屋を3人でシェアしてた。
寂しいよりも楽しかった。
でも、ここでは…。
叔父さんと子供たちは優しいけど、小母さんは、なんか怖いんだ。
それでも、ダディとヒロと一緒に、4月までは一緒に居たんだけど、その方が楽しかった。

なんかね、俺だけ除け者なんだ。
だから、モーニングは一緒に食べても、ディナーは、ずっと外で食べてる。
顔を会わすと怒られてる気がするんだ。
まだ外で食べてる方が気が楽なんだ…」

 「潤は飯は作れるのか?」
 「うん。中学に入ってから作りだしたよ」
 「ドイツ料理は?」
 「簡単なのだったら作れるよ」
 「なら、ここで一緒に暮らさないか?」
 「ここ?」
 「そう、ここ。私の部屋で、だよ」
 「え?」


龍三は言ってくる。
 「誰かと一緒に暮らすという事は、気を使うものだ。
それに、話はつけてやるよ。だから心配するな」
 「何か条件ありそう…」
その言葉を聞いた龍三は笑い出した。
 「わはははっ…。さすが友の子供だな」

ひとしきり笑った龍三は、こう言ってきた。
 「条件と言うより、残り3ヶ月でも、お前の運動神経を見てやる」
 「それって、ジュード―や少林寺をするって事?」
 「ああ、そうだ」
 「良いけど…。俺、ジュードーと少林寺はヒロとダディから教えて貰ったんだよ」

すると、龍三はこう返してきた。
 「友は直ぐに蜘蛛になってたからな」
 「雲?」
 「そう、蜘蛛。」

潤のきょとんとした顔に、龍三は英語で返してやる。
 「a Spider」
 「は?え、何?ダディがそれになるの?」
 「ああ、そうだ。」

まだ納得してない怪訝そうな表情をしている潤に付け加えてくれた。
 「言っておくが、蜘蛛の様に天井とか壁を自由に動き回ってた、という事だからな」
納得したのだろう、安心げな表情をしていた。
 「ああ、なるほど。驚いた…。日本語って難しいね」

 「お前も蜘蛛になってるのか?」
 「No!とんでもないっ」
 「まあ良いさ。私が、お前のを直してやるよ」












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は~い、僕は日本に居ますよ~(by ジュン)

サドなアイツと俺 (11)

大学生活も数ヶ月もすると大分慣れてきた。
ジンは昼間は学生だが、夜は仕事をしているのでサークルには入らない。
まあ、母親の稼ぎだけでは生活は成り立たないので、働いているのだ。

就活はしなくても良いので、気は楽だ。

ジンの属している情報科では、英米語・中国語はもとより、日本語、フランス語、ドイツ語の他にも近場の国の言語である十ヶ国語の中から二ヶ国語を学ぶ。
小さい頃はジュンと一緒に居たせいか、日本語とフランス語を選択した。

ジュンの住んでる所は医療機関だからドイツ語も話せるのだが、ジンは恋人であるフレデリックが教師を目指してるので、フランス語を教えてもらえるかも、と思っての選択だ。

リア充していた。


ジンが大学2年の2月。
トニーが仕事先に来た。
 「あれ?なんで、ここにお前が居るんだ?」
仕方なく応じてやる。
 「ここで仕事してるんだ」
 「へー…」

未だに、トニーには馴染めない。
すると、こう言ってきた。
 「お前でも良いか。なあ、聞きたいんだが」
 
すると、二つの声が邪魔をしてくる。
 「ジン。これ、1時間でよろしく」
 「これ、訳しといて」

自分のデスクに置かれたのを見て、ジンは一言ずつ返してやる。
 「この量で1時間は無理です」
 「これ、何語ですか?」

2人とも声を合わせてくる。
 「大学生なら出来るでしょ~」

トニーが口を挟んできた。
 「訳すのは手伝ってやる。ドイツ語だからな」
 「ドイツ語?」

そう、ジンは喋れてもドイツ語の単語や文字を見たことは無い。
それに、ジュンの家では日本語で話す事が多かったので、日本語なら抵抗は無いのだ。

 「俺、ドイツ語は出来ないので、自分でやって下さいね」
 「仕方ないねー…」
と、その翻訳資料は、他の人のデスクに置かれた。
自分で訳そうとは思わないのか、さすがのサブチーフだな。


トニーはしつこく言ってくる。
 「なあ、ジン…」

 (やめろ、お前に名前を呼ばれたくない。)
 「俺は仕事中です」
 「ジュンを知らないか?」
 「ジュン?」
 「ほら、クリニックのジュン。あいつを探してるんだけど見つからなくてよ」

ジュンの事を思っていたジンは、そのジュンかと思うと即答していた。
 「ジュンとはメールもしてないから分からない」
 「同じ学部なんだろ?」
 「違うよ」
 「え?」

トニーに、はっきりと言ってやる。
 「大学は同じだけど、学部は違う」

そこで思い出した。
そういえば、入学式以来、この1年半ほど会って無いな。
姿も見かけなかったし。
どこの学部なんだろ…。


ポツリと呟いた言葉を耳にしたトニーは、焦っていた。
ジンがここで働いてるのは知ってたから教えてもらおうと来たのに、これだと足を運んだ俺の方がバカじゃないか。
無駄足だったとは。












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トニーにとってジュンは忘れられないのね・・・
ジューン、どこに居るんだー

サドなアイツと俺 (10)※R18!性描写有ります。18歳未満&抵抗のある方はスルーして下さい※

※R18!※性描写有ります。18歳未満&抵抗のある方はスルーして下さい。



フレの家に入りココを御馳走になったジンは一息ついた。
フレデリックは、心底ほっとした表情をしているジンを抱きしめる。
 「フレ?」
 「まさか、告白されるとは思わなかったよ」

告白、という言葉を聞いたジンは、自分がとんでもない事を言ったのに、その時、気が付いた。
 「あ…」

真っ赤になったジンに、フレはたたみ込んでくる。
 「キスだけだと物足りない。ジン、ベッドに…」
 「バカッ!」
ジンは、フレのフレを、力を込めて握ってやった。
 「ジーン―……」
フレは、下半身に手をやり擦っている。
 「ほんとに、ジンは力の加減をしないよな…」
 「すぐ直してやるよ」
 「へー、どうやっ」
今度はフレの唇が押さえつけられたが、すぐに離れていく。
 「ジン…」
 「今迄隠してきてたんだ。なあ、隠さなくても良いのか?」
 「ああ、良いよ。隠すな」
 
 「フレ…」
 「ジン…」

ジンとフレの唇は重なり、フレはジンのTシャツの中に手を入れてくる。
すかさずフレの乳首の先端部分を抓られる。
 「ジンッ!痛いっ」
 「言っとくが、俺の方が攻めだからな」
 「はあ、何それ?俺の方が年上なんだけど」
 「年なんて関係ないだろ」
 「欲しいんだよっ」
 「フレだけに見せてやるよ。それで我慢な」
 「は…?何言ってんの、お前?」
今度は乳首を噛まれる。
 「っぅ…、ぃ……」
 「その内に気持ち良くなってくるさ」

 「ん、ジン…」
 「フレ…、俺の、フレデリック……」


一つ年下のジンに、自分の身体を舐め回され、快感を心地よく感じていた。
ジン…。
俺は、お前しか虐めてない。
お前は、いっつもアイツの側に居た。
俺の側に居て欲しかったのに…。
それでも、俺はお前が好きなんだ。

おっちょこちょいだけど、ちゃっかりしてる一つ下のお隣さん。


 「ん…」
 「フレ、フレ…」

ジンは、俺の息子を触ってくる。
その内に、そこを舐められてる感覚が……。

うわっ、こいつ本当に攻めるのか?
ってか、本当に出来るのかよ…。

でも、ベッドでして欲しいな。ソファは狭いんだよ…。

今度は吸われてる。
 「ぅ…、くぅ……」
 「フレ、フレ…」

 「あ…、イ、イクゥ……」
 「フレ、フレ…」

 「ア、アアアアッ…」

フレは、バージンをジンに捧げても良いなと思いながら、自分の上を覆いかぶさってるジンが愛おしくて幸せな気分に浸っている。
ちら見で顔を覗くと、ジンも優しげな表情でこちらを見ている。
ので、言ってやる。

 「ひ、酷いわー。なんで、俺が受けなんだよ?」

くすくすっと笑いながらジンは言ってくる。
 「だって、俺は決めてたんだよ。フレを貰うってね」

ジンの嬉しそうな表情と声に、フレは軽く溜息を吐く。
 「ま、良いけどな。浮気するなよ、ダーリン」


ジンにウインクをしながら言ってやり軽くキスをする。
そのフレに、ダーリンと呼ばれたジンは恥ずかしげな表情で返してくる。
 「そ、そっちこそ…、ハ、ハニー……」

消え入りそうな声で「ハニー」と呼ばれたフレもまた、本当に嬉しそうだ。












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ジン&フレデリックはloveの仲になりました。
という話です~💛

サドなアイツと俺 (9)※ソフト(?)な描写あります※

※ジン&フレデリック※ソフト(?)な描写が、キスだけですがあります。



その後、家に帰ったフレデリックは左隣に住んでるジンの家に寄った。
玄関ブザーを押すと、ジンが出てきた。
 「何?」
 「大学で見かけたよ。入学おめでとう。それと、一つ忠告しに来たんだ」
 「トニーか?」
 「ああ。トニーはジュンを狙ってる」
 「分かった。ジュンにアドバイスしとくよ。トニーに気を付けろってな」
 「お前はジュンを守らないのか?」
 「同じ学部なら守るだろうけど…」
 「違うのか?」
 「教えてくれなかったから、知らない。でも、知ってても教えないからなっ」
 「こうやって忠告しに来てるのに?」
 「フレ」
そこまでしか言えなかった。
本当は「フレデリックは、トニーと仲良しだからな」と言いたかったのに、フレデリックの行動に口を塞がれた。


 「なっ…!」
ジンは大きく目を見張っている。
しばらくすると、フレデリックはゆっくりと顔を離した。
 「ジン。俺は、お前が好きだ。好きだからこそ、お前を虐めていたんだ。
間違えるな、ジュンを虐めてたのは俺では無く、トニーだ」

そう言うと、フレデリックはニヤついて言ってきた。
 「お前の唇って、厚みのある唇なんだな」
 「な、何言って…、んっ…」

今度は、先程とは違い、フレデリックの舌がジンの口内に挿し込まれ、フレデリックはジンの口内を貪り堪能する。
 「ん、ん…」

その内、くちゅ…、くちゅ…、と卑猥な音がする。
ああ、フレデリックはキスが上手なんだな。
ジンは口の中に溜まっているのを、思わず飲み込んでいた。

ごくんっ…。

飲み切った瞬間、フレデリックはなけなしの理性をかき集め、なんとか身体を離した。
自分の身体もそうだが、ジンの身体も熱を帯び、ジンの下半身が当たってくるからだ。
 「ジン…」
 「フレ…」

ジンの物欲し気な表情とかすれ声。
だけど、フレデリックは押さえた。
抱きしめるだけにした。

抱いて背中をぽんぽんと優しく叩いてやる。
 「ジン、覚えといて。俺はジンの事が好きなんだ」
 「フレ…」
 「何も言わなくて良いから」
じゃ、な。

そう言ってフレデリックは自分の家の門を開けようとしている。
だけど、ジンは走り寄ってフレデリックの尻を蹴飛ばしていた。
 「ジーンー……。お前なあ」
 「なんで、…なんでなんだよっ」
 「何が?」
 「俺だって…、俺だってフレデリックの事、好きなのにっ!」
 「へ?」

フレデリックは、ジンの口から出てきた言葉に驚いた。
思わず聞き返していた。
 「ジン、今、何て」

ジンは顔を真っ赤にしてフレデリックの耳を引っ張り、耳元で叫んでいた。
 「俺はっ!お前が好きなの!好きなんだよっ!」
そう言うと、ジンは俺の耳元で一気に喋り出した。
耳がいてぇんだけど……。

 「ジュンが…、ジュンが小学校に入ってからずっと勉強しだして…。
俺は一人ぼっちになって…。
その時、俺の側にはお前が居た。
最初は、こんなお兄ちゃんが居てくれると嬉しいな。という気持ちだったのが、お父ちゃんが欲しいという気持ちになって…。
でも、その内に気が付いた。
ジュンから、あるメールを貰ってから、その内容を理解するのに時間掛かったけど…。

ジュンは、自分の可能性に挑戦してるんだな、と気が付いた。
その時、俺は自分ならどうするだろう。
そう思いながら、将来の事を考えていたのに…。
最後には、決まってフレが出てくるんだ。

 『人生、何が起こるのか分からないよ。
生きてるからこそ、悲しかったり苦しかったりするけど、でも、楽しい事もあるんだ。
誇りに思われてなくてもいいし、宝物にされなくても良い。
だけど、自分を見てくれる人が居る。
それだけで生きていけるんだ。
俺はドイツで歯を食いしばって頑張ってるんだ。
ジンも、やろうと思えばやれるんだよ。
虐められてたからね、その反動を使って頑張れ』
って…。

あのジュンが、あのジュンが俺に、そんなメールを寄越してきたんだよっ!
俺は決めたね。
フレには、思いを打ち上けないって。
なのに、なんで?・・・なんで、さっきあんな事してくるんだっ!」

一気に喋って落ち着いたのか、ジンは深呼吸してフレデリックに言ってやる。
 「虐めたければ、虐めれば良い。
俺は、それを愛情表現だと思ってきたのだから。
でも、ジュンを虐めようとするなっ!」

 「ジン…」
 「俺は、フレが……。
フレが好きなんだよ。兄でも父でもなく、フレが……。
フレだから好きなんだっ。
俺の気持ちを振り回すな、かき乱すなっ。
頼むよ…、フレ……」


肝心のフレは、心の中でこう思っていた。
(良いけど…。お前、公衆の面前で臆面もなく言えるんだな…)と。
だけど、その言葉は言わない。
だから、フレはジンに優しく声を掛けてやる。
 「ジン、何か飲むか?珈琲、ココ、ミルクしか無いけど」
 「うん、飲む」

 「おいで。」
そう言って、フレはジンの背中に手を回し、家の中に入れてやった。












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今回はトニーとジュンの、それぞれの相棒の話です。
キス描写あります。

サドなアイツと俺 (8)※R15!!15歳未満&抵抗ある方はスルーして下さい※

※ジュン視点※R15!です。性描写有ります。


僕は覚えてなかった。
覚えてるのは、ただトニーと身体の関係を持ったという事だけ。


退院した僕を、トニーは家に寄んでくれた。
 「ト、トニー・・・」
 「ジュン、怖くないから。だから、今から力むな」
 「だ、だって」
 「この間、俺にキスしてきただろ?」
 「う、うん…」

 「あの時と同じ気持ちでいろ」
そう言われても…、と思い言っていた。
 「僕はね、女の子と結婚して2人以上の子供が欲しいんだ」
 「そうか」

 「だから」
 「黙って」

 「トニー…」
唇にキスされた。

 「ト、トニー」
 「ジュン。俺はね、お前しか虐めてないし、泣かせても無い。
お前が嫌いで虐めてるわけでも無いんだ」
それを聞いて、僕は驚いたんだ。
 「分かる?逆に、お前の事が気になって、だから虐めてるんだ」
その言葉に涙が流れていた。
嫌いで虐めてくるのかな、と思っていたからだ。
そんな僕にトニーは焦っている。
 「ジュン?泣かないで…」
 「泣いてない…」
 「泣いてんじゃん」
 「泣いて…、ない…」

それじゃ、僕は嫌われてないという事なんだね。
良かった、安心した。


僕は、トニーに身体を奪われた。
舐められたり吸われたりして。
 「ふ…」
 「ジュン…」

乳首を抓られたり、舐められたり、しゃぶられたり…。
 「っ…、ぁ…」
 「ん…」

腹も吸われたりして…。
 
下着も脱がされ真っ裸にされた時は恥ずかしかった。
 「は、恥ずかしい…」
 「恥ずかしくないよ」

下半身にある僕の息子を握られる。
でも、優しく握ってくる。
ビクッと身体が揺れたのが自分でも分かる。

 「あっ!あ、ぁぁぁぁぁ…」
何かが出る。そう思ってたら、トニーの声が聞こえた。
 「大丈夫だ。出せ」

何の事か分からなかったが、それでも身体は自然と出していた。
 「くぅっ…」


トニー…。
僕の身体、熱いよ。
どうなったのか分からない。


トニーは優しく言ってくれた。
 「大丈夫だよ。身体は正直だ、という事さ」





あんな優しいトニーは初めてだった。
ぼんやりと、あの頃を思い出していた。

そんな事があってから恥ずかしくて、声が聞こえてくると耳を澄ませている自分が居た。
ダディもヒロも、誰も何も言ってこない。
だから、あれは夢だったのかな。

なんて、今では思ってる。
夢でないのは確かだけど…。

トニー、久しぶりに会って驚いたよ。
カッコ良くなってて、モテてるのだろうな。












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今回はジュン視点の回顧編です。
R15!!です。
なにしろ、まだ15歳になってない頃のお話ですものww

サドなアイツと俺 (7)※R15!!性描写有ります。15歳未満&抵抗のある方はスルーして下さい※

※トニー視点※R15!性描写あります。


あんなむさ苦しい奴等にジュンは触れさせない。
あいつを虐めて泣かせても良いのは俺だ。
これからも、それは変わらない。

フレデリックに、ジンをジュンのガードマンをさせたいと言ったら伝えておくと返事があった。
頼りにはなりそうにないが、それでも居ないよりはマシだ。
でも、まさかガードマンのジンがやっつけられジュンを攫われるとは思っても無かった。
しかも、学校内で。

フレデリックはジンに付きっきりになり、俺は1人でジュンを探しに行った。
しらみつぶしに複数あるアジトを探し回った。


ジュン。
お前は、俺のだ。
俺だけが、お前を虐めても良いんだ。
お前を泣かすのも、俺だけだ。


探し当てた時は、既に犯され、複数の人間にマワされていた。

ジュン…。


こいつ等、絶対に許せん。





ジュンが気を失ってる場所で、俺はそいつ等を殺すつもりでぶん殴っていた。
ボスに年齢は関係ない。
力のある者が上だ。

それを叩き入れ直してやった。

警察沙汰にはならなかったが、不良のボスは俺だけで良い。
仲間割れして、グループは数種のグループに分かれた。



でも、ジュンは気を失っていたみたいで、何も覚えてないみたいだった。
それが、唯一の救いだった。

だから、俺はヤッたんだ。
お前の初めての相手は俺だと思い込ませようとして。
退院後のジュンを、俺は自分の家に連れ帰った。
 「ト、トニー・・・」
 「ジュン、怖くないから。だから、今から力むな」
 「だ、だって」
 「この間、俺にキスしてきただろ?」
 「う、うん…」

 「あの時と同じ気持ちでいろ」
 「トニー・・・」
 「ん?」
 「僕はね、女の子と結婚して2人以上の子供が欲しいんだ」
 「そうか」

 「だから」
 「黙って」

 「トニー…」
キスしてやった。
唇に。

 「ト、トニー」
 「ジュン。俺はね、お前しか虐めてないし、泣かせても無い。
お前が嫌いで虐めてるわけでも無いんだ」

 「分かる?逆に、お前の事が気になって、だから虐めてるんだ」

 「ジュン?泣かないで…」
 「泣いてない…」
 「泣いてんじゃん」
 「泣いて…、ない…」

ジュン…。


俺は、そのままジュンを押し倒して、奪った。
あいつ等に犯され汚された箇所を念入りに消毒として、舐めたり吸ったりして。
 「ふ…」
 「ジュン…」

乳首を抓ったり、舐めたり、しゃぶったり…。
 「っ…、ぁ…」
 「ん…」

腹も吸ったりして…。
 
下半身も脱がして真っ裸にする。
 「は、恥ずかしい…」
 「恥ずかしくないよ」

ジュンの下着も脱がせ、ジュンの息子を握ってやる。
ビクッとジュンの身体が揺れたのが分かる。
感じてくれてるんだ。
そう思うと、少しは脈有りなのかなと期待が出てくる。

 「あっ!あ、ぁぁぁぁぁ…」

こいつは初めてだ、誰も触ってないんだ。と自分に言い聞かせる。
 「大丈夫だ。出せ」

そう言ってやると、ジュンの息子から弾け出てきた。
 「くぅっ…」


お前の初めてを貰った。
そう思う様にするだけでも嬉しかった。

 









大学の入学式に、ジュンと久しぶりに会った。
中学卒業してから、ジュンはどっかに留学したと聞いた時は驚いたものだ。
俺との情事は覚えてるだろうか。

でも、あいつのあの表情は昔と変わってなかったな。
ジュン、今度は堂々と抱きたい。











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トニー視点の話です。
回顧編ですね。
この時点では、まだ二人とも15歳になってないので、R15!!です(強調w
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