archive: 2016年07月  1/3

4人の幼き戦士(2周年記念SS) ~あとがき~

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いつも読みに来て頂き、ありがとうございました。 『4人の幼き戦士』は如何でしたでしょうか?このブログも2周年を突破し、3年目に入りました。詳しくは、2年と1ヶ月ですね…。その2周年を記念しての、小説をどれにしようかなと思いつつ・・・。Rジャンルでありながらでも、ごく薄目のジャンル臭を残しつつ何か無いかなと思い当たったのが、この物語でした。本編である『俺様ボスと私の恋物語』から、最新の番外編である『君は腐れ...

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4人の幼き戦士 (20)~最終話~

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下界から声が聞こえてくる。 「スズメー、腹減った」 「煩いなっ、このイタリアのガキが。たまには作ってやろうという気は無いのかっ!」 「お前が作るのを放棄したら、誰が作るんだっ」 「このクールビッチが…。お前はスィーツでも食ってろっ」イタリアのガキ。それは三人が側に居たいと思ってる人物だ。グズは、あの時のままだ。変わって無いbaby faceだ。リンは気が付いたみたいだ。 「あれ?ヨーイチだ」 「誰?」 「私...

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4人の幼き戦士 (19)

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やっと、バーンズが来た。リンの側には赤髪のウォルターまで居る。私より早くに死んだのだろうか…。野暮用を済ませてたら遅くなった、とバーンズは断りを口にする。リンとウォルターは、バーンズから話を聞いた。グズは、まだ生きてる。本名はユタカで、イタリア王子としてフリーパスで世界を行き来しているという事を。どうやら、ある男に惚れているみたいで告る事は出来ないチキンな奴だという事も付け加えた。それを聞いてウォ...

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4人の幼き戦士 (18)

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ここは『無』の世界。 「マルク、待ってたよ」 「うん?誰だ?」 「分からないみたいだな…」 「誰だ?と言ってるんだ」 「お前は…、誰に向かって睨み付けてるっ!」アダム=バーンズは、マルクに気を飛ばす。吹き飛ばされたマルクは死んでるので痛みも何も感じない。だけど、雲に激突したままの体勢でマルクは睨み付ける。 「何をするっ」 「それは、こっちの台詞だ。」 「あ?」 「よくも、私に毒を盛って刀で腹を切り開...

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4人の幼き戦士 (17)

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いつも、あの部屋に居て、あの椅子に座っている男を、あの息子は父だと思っているみたいだ。あの子の父は、この私なのに。マルク。自分だけイギリスで生まれた事を、まだ根に持ってるようだが…。私は、それだけで次代を決めるわけでは無い。音楽を愛でる人間になって欲しい。エドまでいかなくても良いから。ヒロみたいにクールでなくても良いから。小さい頃のお前は、明るく笑顔の絶えない子だった。私は人殺しだ。いくら無理矢理...

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4人の幼き戦士 (16)

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ある年。フランスで催されてるパーティに招待され、参加していた。その時に、グズと再会した。見間違える事は無い。何しろ、私と同じ房に居たのだから。銀髪碧眼の美男子が、そのパーティに参加しているのだ。思わず声を掛けていた。 「グズ…」相手は無視してくれるが、私はグズという名前しか知らない。なので、無難な声の掛け方をする。 「ハイ!ムッシュ。私はアダム=バーンズ。昔、イタリアの隊に居たグズだよね?」そう言...

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4人の幼き戦士 (15)

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ある日。長女マドリーヌの婿が、ある男と二人でドイツにやって来た。子供であるヒロを迎えに来たみたいで、その時、自分の弟だと紹介してくれた。その男は、私の執事の子供を見つめていた。別室で、私は、その婿に話を持ち掛けた。 「自分の亡き後は、長女の子供であるヒロにしようと思っている」と。即答だった。 「自分の跡継ぎにするつもりでいる」と。でも、考えておいて欲しいと言うと、帰国するまでには返事をすると答えて...

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4人の幼き戦士 (14)

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一方、こちらはドイツ。アダム=バーンズは空港に着くと、執事が迎えに来てるのが目に留まった。 「ああ、空港から連絡があったのか」 「バーンズ様。お帰りなさいませ」バーンズは執事の肩を叩き、何かを呟いてくる。それを聞いた執事は、思わずバーンズを抱きしめていた。執事の目からは、涙が溢れ出ていた。 「滅相も無い、有難きお言葉を頂き嬉しゅうございます」そう言いたかったのだが、何も言えなかった。ただ、バーンズ...

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4人の幼き戦士 (13)※R18!性描写あります※

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※性描写有ります。抵抗のある方&18歳未満(?)の方は、スルーして下さい※フォン・パトリッシュ。たしかに、そう聞こえた。グズは、直ぐに思い当たった。フォン・パトリッシュって、ドイツの名家だけど、ヨーロッパ中に在って、顔パスな人種だと聞いた事がある。バーンズは、その家の息子…。嫡男という事か。シンガポールに着くと、ウォルターとリンとグズは3人共が未成年だという理由で、親が迎えに来るまで待機する事を余儀な...

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4人の幼き戦士 (12)

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隊から外に出るのは二ルートある。一つは、そのまま真っ直ぐ外に出るルートであり、もう一つは宮殿経由して出るルートだ。4人が取ったのは、後者のルートだ。なにしろ、この4人は強いので、宮殿の警備にも携わっているのだ。交代の時間が来る。その時間を利用したのだ。最も手薄になる時間だ。グズはレースの大判カーテン2枚と王家の紋章を奪い取る。リンは果物とレースの大判カーテン2枚。ウォルターはパンと薄地の布袋。バー...

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