archive: 2016年01月  1/3

二人のピエロ (21)~レン視線~

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※レン視線※なかなか隙が見つからない。ポールの後を尾行しても、いつも撒かれてしまう。どうやら、ポールはフラットに帰る時は、週の内の2日ほどみたいだ。残りは、病院で…、仮眠室や図書室で過ごしては夜勤に入ってるみたいだ。図書室ね…。レンも図書室へ行ってみたが、蔵書数が多く、読書の苦手な自分には居心地の悪い場所だ。その日も、ポールを尾けては図書室へ向かった。ポールの愛読書は、もっぱらドイツ語の本だ。ドクター...

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二人のピエロ (20)ソフトR描写!! ~その一言。。。~

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※ジョン&レイのキスシーン※ 「まあ、そんな事だろうな、とは思っていたよ。だが、君があのドイツ野郎だとは思いもしなかったね…」レイの声だ。 「あ、レイ…」 「ウィルとジョン、さっさと仕事に戻れっ」 「はいっ」 「ウィル、先行ってて。レイ、私」 「ジョン、仕事中だ」 「分かってます。でも、これだけは言わせて下さい。皆が皆、あの銃撃戦で何かを失ってるのです。レイもそうであるように、あの人も、ポールという名...

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二人のピエロ (19)~ポール視線 集合~

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※ポール視線※ 「ポール、客だ」 「私に…?」 「ああ」誰だろうと思い、ドクター・ロウと一緒に病院のロビーに行くと、エドとニックが居た。 「君がポール?君が機転を利かせてくれたお蔭で、面倒なことが起きずに済んだ。退院したので、君にお礼を言いに来たんだ。ありがとう。」 「退院おめでとうございます」 「ありがとう。ところで一緒に話をしたいんだが、彼を少しの間お借りしても?」 「はい、良いですよ。ポール、...

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二人のピエロ (18)~ポール、エドとの再会~

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※レン視線※レンは、自分に丁寧に道順を教えてくれた人に、もう一度会えないかと思っていた。年も明けた1月。やっと、彼に出会えた。でも、彼は5階と6階に上るエレベータに乗った。上司であるチャーリーに言われた事を思い出した。 「5階と6階には近寄らない様に」と。それなら、行き帰りだ。でも、中々会えない。ここで働きだして半年後の3月に、やっと夜勤が組み込まれた。夜勤では、ポールも組まれていた。日勤では何をしていた...

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二人のピエロ (17)~母子の縁切れ。。。~

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悟は、やっと思い出した。そういえば、ダニーは何て言ってた?ワシントンの大学を卒業後、そのままあっちの病院で働いてる。それが、1年もすると見違えるほどのナイス・ガイになってたんだ。この自分でさえも、思わず口笛を吹いてしまった位のな。 『豊…。ジョニーとレンは、合致率100%だ』 「間違い無いのか?」 『ああ。それに、これは私とスーザンの問題だ』少し経つと、口調を変え、悟は言ってきた。 『ああ、そうだ。...

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二人のピエロ (16)~チャットにて~

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シンガポールマフィア・ドンのジュニアと話をして戻ってきたユタカは、「レン・カーター」という一人の男を調べていた。途中から、その名前になったみたいだ。しかも、タカと同じワシントンの病院に勤務していたみたいだ。タカに聞いても良いが、時を同じくして一人の人間が消えている。その人の名は「ジョニー・カーター」。姿形は違うが、ラストネームは同じだ。ジョニーの方を調べようとしたら、アクセスが出来ない。ふむ。久々...

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二人のピエロ (15)

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王子は、姿勢を正して言ってくる。 「これだけは、はっきりと言っておきます。オーストラリア・ドンとなった人物、トモアキ・フクヤマは私達9人が守る。それは、ドクター・ヒロトでも、エドワールでもない。それに、あいつには子供がいるが…、ジュンはまだ小さい…」 「…子供?」 「トモは、私と同じ学校と大学を一緒に過ごし卒業した。私にとっては大事な、大切な仲間だ。私は、あいつを守る為ならイタリアを捨てても構わない。...

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二人のピエロ (14)~ポール&王子~

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※ポール視線※ 14時過ぎると、帰りの支度をする。今日は、王子と話をする。まだ帰って無い事を祈りながら、喫茶近くで待っていた。同じく14時上がりのレンも、王子を待っていた。その王子は、14時を30分ほど過ぎた頃に病院から出てきた。良かった、間に合ったか。そして、あの王子は気配に敏い。その証拠に、目はこっちを向いてる。他にも気配はあるが、それは置いとく。レンは気配を殺すことのできない人間だ。私は王子に...

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二人のピエロ (13)~出会い~ レン視線

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※レン視線※しつこくスーザンが言ってくる。違うフラットにしてもらえ、と。スーザンの思ってる事は分かってる。ポールの顔がグロデスクだからだ。気が気でないのか、この土日はホテルに泊まると言ってはホテルに泊まったみたいだ。それは、僕にとっては良い事だった。それに、病院への行き方が分からないのでポールの部屋に行ったのにドアを開けてくれない。しつこくノックしたのに。それでもと思い、エントランスで待ってると出て...

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二人のピエロ (12)~ポール視点~

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トントンッ・・・、トントンッ・・・。誰だ、と思いドアに向かってはスコープを覗き込んだ。溜息付いたポールだが、ドアを開ける気は無い。時計は、まだ7時半だ。トントンッ・・・、トントンッ・・・。自分のペースで支度をする。慣れ合うのは好きではない。相手にもよるが、トモなら直ぐにでも開ける。ジョンなら…、溜息付きながらでも「いつまでもノックするんでは無いっ」と言いながら開ける。でも、こいつは嫌だ。レン・カータ...

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