BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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君は腐れ縁であり運命の人(22) ~そして、只今2年生~

それから数日後、豊は友明の帰りを尾けては家まで見送っていた。
当然、友明は知っていたが、何をするでもない豊に疑問を持っていた。
豊は友明を家まで送るという、自分の勝手に決めた日課を繰り返していた。
だが、豊は気が付いていなかった。
家に戻った友明が、また大学に戻ってきてる事を。

それが分かったのは、2年生に進級してからの事だった。
その月の学食が非常に美味しく評判が良いのを聞きつけた豊は、いつもはカフェで食べていたのだが学食で食べる事にしたのだ。
なるほど、これは最高に美味しい。
評判が良いのは頷ける。
栄養学的にも体にとってもバランスが良く考えられてるメニューだ。
たまたま豊の近くに居た4人組の話が聞こえてきた。
 
 「うん、やっぱり美味いわ」
 「ほんと、あいつは上手だよな」
 「仕込みは、あいつがやってるんだってな」
 「へぇ、あいつって昼間も学生だってな?」
 「夜間だけでなく昼間もかよ」
 「噂によると、昼間は医学部だってさ」
 「へー。で、夜間は俺達と同じ栄養学かよ」
 「勉強好きな奴なのか」

医学部?
豊の耳はダンボになっていた。
医学部の奴が、夜間では栄養学を勉強してるのか?
朝から夜遅くまで大変な事だな。

 「あ、見ろよ。あいつだ」
 「どれどれ」
 「あ、ほんとだ」
 「とーもー君。こっちおいでー」
 「ば、ばかっ…。何呼んでるんだよっ」
その声に反応して、とも君は近付いてきた。
 「お疲れさんっ。今月は、君のメニューだってね」
 「うん。あ、食べてくれてるんだ?」
 「うん、美味いよ。」
 「ありがとう」
 「仕込みもしてるって本当?」
 「最初の1週間だけだよ」
 「今は違うんだ?」
 「違うよ」
あ、そうだ。食べてみる?
そう言って、友明は何かをごそごそと出しては広げた。
 「これね、さっき出来たばかりなんだ」
 「おおっ!」
 「んまそー」
 「食って良いの?」
 「これは何だろう?」

4人が一口ずつ口に含む。
 「さいこー!」
 「酒が欲しくなる~」
 「これって、とろの味噌漬けっ?」
そう聞かれ、友は応じている。
 「そうだよ。7月のカフェのメニューにって言われてたんだけど、却下された」
 「まあ、カフェでは洋風が良いだろうな」
 「医学部ってお高くとまったお澄まし野郎の集まりかと思ってたんだが・・・」
 「俺もそう思ってた。だけど、それが友だなんて思いもしなかった」
 「知ってるのか?」
 「こいつは、元々こっちの人間だ。幼稚園の時なんて、虐められっ子だったんだぜ」
 「そんなには見えない……」


豊は、目の前の事が信じられなかった。
友が、夜間で栄養学をしてる?
たしかに、昼間は医学部だけど、夜は…。
夜は大人しく家に居たのでは無かったのか?
何の為に見送っていると思ってるんだ?
あれから、また大学に行ってたと言うのか?
悟が夜間ではコンピュータ情報をやっているのは分かってる。
友もだなんて・・・。

友を含めた5人は、栄養学には必須の成分分析表を片手に、トロと味噌の微妙なやり取りが繰り広げられている。


豊は腕時計を見ては午後の講義に行く時間だと分かると、立ち上がった。
その際に、友に声を掛けた。
 「友、そんな所に居たのか。そろそろ行くぞ」
 「午後は4限だけだから」
 「3限目は?」
 「無い」
良いなあ…、私も休もうかな。いや、この3限目は休めないや…。
ぶつぶつと独り言を言いながら、豊は友を見ながら言ってる。
友、私を見てくれ。
私を見ながら言ってくれ。
そういう思いで言っていた。
 「それじゃ、4限目に」
 「ああ」


それでも返事はしてくれた。
それだけでも良しとしないといけないのに、豊は寂しかった。
医学部と栄養学とでは、そんなにも表情が違うのか。
とても楽しそうに栄養学の話をしている。
成分が、どうのこうのとか。
カロチンとかビタミンとか、色々と話に花が咲いてる。
友。
4限目が終わると、話がしたい。
良の事を話したい。

学食の出入り口を出る時に、豊は友の方を振り返った。
見ると、友は4人と一緒に楽しそうにまだ笑っては話し合ってる。

友、その笑顔は私だけに向けて欲しい。
友、好きだよ。
高校の時とは違う意味の「好き」という言葉。
あの頃は気軽に言えていたが、今は違う。
その一言を言いたいのだけど、言えずにいる。
言えば、そこまでな感じがするからだ。


心の中で念じていた。
(友、私の方を見てくれ。)
だが、友は一度も振り返る事はしなかった。
その様子を見ては溜息を吐いて豊は教科棟に向かった。








☆∮。・。・★
早くも、大学生活は2年目。
2年生になりました。
今話は、カフェでのやり取り。
目の前の出来事が信じられない豊は、友に思いの眼差しを向けるが・・・
友は、一度も振り向いてくれない。
振り向きもせずに、友は豊の言葉に応じてる。

ねえ、友。
それって失礼にあたるよ。



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君は腐れ縁であり運命の人(21) ~宝石(いし)との再会~

豊は、友明と同じ大学で学部も一緒と分かったその日の夕方近く。
偶然にも友明とは同じ方面の門でバッタリと会った。
そこで、豊は友明を強制的に自分の家に連れて行こうとした。
が、敵は強し。
 「嫌だ、と言ってるだろっ」
 「運命なんだよ、抗わないでっ」
 「どこが運命なんだよ!どけっ」

仕方なく、その場で友明の両足の間に、自分の足を割り込ませては股間を下から押さえ上げる。
だが、合気道の師範をしている友明は、その豊から擦り抜けようとしている。
豊は友明を寝転がしては押し倒そうかと思ってたが、こんな場所ではお互いが汚れる。そう思うと、友明の意識を飛ばさせる為に鳩尾を殴る。
だが、瞬時のところで避けられては、逆に腹を目掛けて蹴られそうになる。
そこで避けたのが運のつきだった。
豊が避けるのと同時に、友明は飛び退いては宙返りでバク転を数回しては道場の屋根を越えては売店等が並んでるショッピング棟の屋根に乗っかる。
それを見た豊は、友明の後を追う。
 「友!友明、待ってくれ」
 「じゃな、ハーフ君」
 「友っ」

そこに声が割って入った。
 「へー、強いし、すばしっこいんだな。銀ピカ君も強そうだけど、それ以上に強いんだな。
気に入った。村上洋一って言うんだ。よろしくな、友君。」
 「スズメ君と呼んでやるよ」
 「ありがとっ」
友は、地上に降りては家に帰って行った。

割り込んできたスズメを睨み付けては、友との邪魔をされた腹いせに殴りつけた。
が、このスズメも、すばしっこい。
動きが日本人とは思えない。
ああ、中国人の血か。
せっかく友と居たのに、邪魔しやがって…。

豊は、戦闘態勢に入ってはスズメを突いたり蹴ったり殴ったりし始めた。
スズメこと洋一は、いきなりの攻撃を受けては躱していたが、相手が本気なのを見て取ると、逃げるようにして前転宙返りを数回しては東門に向かって行く。
東門に着く、その手前で少しだけ後ろを振り返ると、全身が痛みを感じた。
 「ってぇ…」

いつ地べたに引っくり返ったのだろう、目の前には土だ。それを舐めていた。
声がする。
 「私から逃げれると思うなよ」
 「た、たんまっ。お宅、本当に強いよな」
 「何のつもりか知らないが、これ以上、友にくっ付こうとするな」
 「ほー。お宅は、あの友君が好きなのか?」
 「ああ、好きだ」
 「…友達として、だよな?」
 「違うな。仲間であり、運命の人だ」
 「仲間と言われると納得出来るが、運命の人って…。友君にとっては、はた迷惑だよね」
そう口にすると、洋一は口を叩かれた。
 「っ……」

うー、うーと口を手で覆っては呻っていた洋一は、豊の目の色に気が付いた。
(こいつはヤバイ。優男に見えるが、戦士だ。)
すると、その優男は言ってくる。
 「他人をじろじろと観察出来るまでに痛みは無くなったみたいだな」
 「な、なんでそんなに?」
 「貴様が邪魔するからだ」
その冷淡な表情に物言いや態度。
それはまさしく戦士であり、キャプテンの様な雰囲気だ。
こいつは一体…。

だけど、我が身可愛さで洋一は言っていた。
 「もう邪魔はしないよ。ごめんね」
だが、優男は一言だった。
 「ふんっ。我が身可愛さ故の保守的言葉か」
初めて言葉に詰まった洋一に、ずけずけと言ってくる。
 「口先だけにならないようにするんだな。口は禍の元、という言葉を忘れるなよ」
洋一は、初めて敗北感を味わった。
こんな人間が居るとは思わなかった。
さすが東京は凄いな。

だが、洋一は気付いてなかった。
自分の相棒であるピッコロが、この優男に対して反応を示していた事を。


邪魔が入ったか。
仕方ない、どっちみち明日からも同じ学内でゼミも同じなんだ。
友、やはり私達は逃れらない運命の人なんだね。
嬉しいよ。
でも、これだけは伝えておかないと。
良の事を。

しかし、あのスズメはアレを持っているのか?
私のアレが反応してなかったから、自力を使う羽目になったけどな。
アレが反応しないという事は、スズメも同じのを持ってるという事だ。


そう、豊は感じていたのだ。
あのお喋りスズメから発する波動に。
それは、まさしく自分が持ってる物と一致する。
日本に残ってたのとは違う、恐らくスズメが持ってる物は自分のと一緒だ。
私が、分けて……。
そこで気が付いた。

中国人。
まさか、林の?
あのスズメは、林の親戚か何かなのか…。

まあ良い。
あいつの事を調べてやる。

そして自分の家に戻った豊は、林に関する事を微細に調べ直した。
妹がおり、日本男性と結婚して子供が居る事も分かった。
その子供は、新潟から東京に出てきたばかりで、その顔写真はスズメと同じだった。
なるほど、スズメは林の甥っ子か。
ふっ。
ストレス発散したい時は、あいつを嬲ってやる。
だが、あいつはアレの使い方は知らないみたいだ。
誰が教えてやるもんか。


黒髪の林。
病で死んでしまってたなんて。
君とは縁があるみたいだね。
あの期間は辛く厳しく、また冷たかった。
君は、私に太極拳を教えてくれた。

そこで豊は気が付いた。
そうか、スズメのあの動き。
あれは八卦掌だ。

なにやら、これから6年間は楽しくなりそうだ。











※※※
そして、豊は友に話をしようとするが避けられてしまう。
邪魔して来るスズメこと村上洋一に八つ当たりをしてしまうが、そこで自分と同じアレを感じ取るのでした。
そのリンク先は、こちらです
  ⇓⇓⇓
洋一と宝石(いし)



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君は腐れ縁であり運命の人(20) ~医学部10人+1人、集合~

バカでかい声が拍手と共に聞こえてきた。
 「いっやぁー!お見事っ!さすが龍三のとこの師匠だわっ」


 「誰だ、あの天パのクルクルは…」
 
その天パのクルクルは、近くまでやって来る。
 「私は、医学部の教授であり理事長もしている。鮫島だ。
君達は1年生だろう。まだゼミ決まってないよね?私のところにおいで。入学式のゼミ勧誘の時も言ったけど…。
私の所には、見た目も中身も良い男しか要らない。なにしろ私はゲイだからね」
全員が納得したみたいだ。
 「「「 あー・・・・・・。そういや、居たな。そうほざいた奴が。それが、あんたか・・・・ 」」」


先に洋一が口を開いた。
 「ゼミねえ…。まだ決めてないけどな」
続いて一樹が。
 「沢山あるから、決められないよね」
その二人に、鮫島という教授と理事を兼任している人は応じる。
 「だろ?君達10人共、おいで」
悟も口を開く。 
 「何のゼミですか?」
 「細胞だよ。遺伝子」
その言葉を聞き、友明(トモ=ボス)は口を開いた。
 「どこにするか決めてないし、遺伝子には興味あるから入ってやる」
 「ありがとっ!」
豊(ユタカ)も乗る。
 「ふーん…。友が入るって言うなら、私も入ろうかな」
 「おお、ありがとう。銀髪君、この色は地毛かな?」
 「そうだよ。まさか小中学校の先生みたいに、染めろって言うつもりか?」
 「私だって、栗金の天パだし。ドイツとのハーフなんだ。君は、何処となのかな?」
 「イタリアだ」
 「なるほど、ご近所さんか。ハーフ同士、よろしくな」
洋一(ヨウイチ=お喋りスズメ)は声を掛けた。
 「鮫島教授?」
 「ほいほい、なんでしょ?」
 「あのね、私だってハーフなんだよ」
 「中国でしょ?」
 「分かるのか?」
 「独特の雰囲気があるからね」
へー、そうなのか。分かる奴は分かるんだな…。
 「よしっ!私も入るっ」
 「ありがとっ!ハーフ同士、よろしくっ」
悟(サトル)も黙って無い。
 「私もハーフなんだけど…」
 「うん、君はアメリカとだよね?ハーフ同士、よろしくっ」
正孝(マサ)も口を挟む。
 「お宅が教授なら、飽きんかもな」
 「ありがとう。ゼミでも楽しんでやっていくのが主旨なんだ」
 「私の事を知らないみたいだな…」
 「日本の事は詳しくないんだ…」
 「だろうな。なら入ってやっても良い」
 「ありがとっ」
隣には、香港人(王偉強=ワン )が立っている。
 「君は…、まさか、あのミスターの?」
 「分かるのか…」
 「あの人と同じ顔だもんな。それにあの人は、世界では有名人だからな」
 「だろうな…」
 「でも、君は日本に居る。こいつ等と同じ大学生だ。同等の扱いをするからな。」
 「そうしてくれると有難い。なら、ゼミに入ってやるよ」
 「ありがとっ」
優馬(ユウマ)が口を挟む。
 「まあ、ここにはある意味、有名人が来るからな。もしかして、教授も有名人?」
 「どういう意味かな?」
 「どっかの御曹司とか」
 「それは違う。」
 「即答かよ」
 「私は御曹司では無い。ここの学長の弟だ」
 「なるほどね…。寂しくて構って欲しいって、顔に書いてあるぞ」
 「そうかい?」
 「ふっ…、構ってやるよ。ゼミでは、よろしく」
 「ありがとっ」
一樹(カズキ)はニコニコとしている。
 「私は、何処だって良いよ?」
 「それは嬉しいな。ようこそ、我がゼミへ」
 「よろしくね」
 「こちらこそ、よろしくっ」
その隣は潤也(ジュンヤ)だ。
 「おうっ!まるで華やかな王子様みたいだな…」
 「一応、モデルやってるんだけど」
 「王子様、私のゼミへ」
 「スルーしてくれるし…。まあ、入ってやろう」
 「ありがとうございます」
ぷっ、あはははっ…。
二人とも顔を見合っては笑い出し、ジュンヤはハイタッチをしてくる。
 「教授って、ノリが良いねぇ~」
 「そっちこそ。ありがとう、よろしくっ」
貴匡(タカ)は苦笑している。
 「まったく、この二人は似た者だな…」
 「君は、どうかな?」
 「遺伝子ね…。暇だから6年間付きあってやるよ」
 「ありがとっ」



国立東響大学に名を残すこととなった、文武両道であり最強のメンバー。
その医学部10人と、ゼミの教授(呼び名、サメ)が集まった瞬間だった。
ただ、順位は、この時点では決まって無かった。
だが、教授の心の中では。
龍三道場で見かけては知ってるという事もあり、元気度No.1 は友明。
楽しさNo.1 は洋一、澄ましやNo.1は悟。
不思議さNo.1は正孝、王子度No.1は豊、ほっこり度No.1は優馬。
がっしり度No.1は貴匡、華やかさNo.1は潤也、可愛さNo.1はカズキ。
世界に名を広めてる王家のジュニアにまで、付けていた。
世界認知度No.1は王、だと位置付けされたのだった。

それは、10人の個性を物の見事に言い表していた。

友明は自分の事を喋らないが、父母が二人揃って芸能人。
洋一は日中のハーフで、父は地元である新潟では有名な病院経営者。
悟は日米のハーフで、父は日本を揺るがす位置に居る『御』と呼ばれてる人。
正孝は無口だが、父は警視総監。
豊は日伊のハーフで、父は日本の5本の指に入る屈指の財閥のトップであり、母はイタリア王妃。
優馬は癒し系の優男だが、地元である北海道では乗馬が好きであり、柔道の師範をしていた。
貴匡は体型が良くがっしりとしている柔道好き。
潤也はモデルをしているが、父母はお堅いエリート人。
一樹は3人兄弟の長男で、世話好きであり皆から可愛がられている。
王は香港では有名な父のせいで虐められてはいたが、世界の事を知りたいという自分自身の為に日本に来た。父は香港マフィアのドンであり、医療世界ではミスターと呼ばれては、病院経営者でも有名人である。

その事を後から知った鮫島教授は驚いては、思わずゼミの部屋で皆に喋ってしまった。
なので、皆が皆の事を知る羽目になってしまったのだ。

ゼミの皆は溜息を吐いて睨んでくるが、唯一の可愛さが売りのカズキも睨んでる。
ごめんね、と謝罪するしかなかった教授であった。


そして、前期の試験の結果で10人は順位を決めた。
不動の3人と、残り7人に。
No.1=ボス(福山友明)
No.2=ヨウイチ(村上洋一)
No.3=サトル(山口悟)
No.4=マサ(高瀬正孝)
N0.5=ユタカ(福山豊)
No.6=ユウマ(渡部優馬)
No.7=タカ(小早川貴匡)
No.8=ジュンヤ(大久保潤也)
No.9=カズキ(早瀬一樹)
No.10=ワン(王偉強 Wang Andrew)







※※※
そして、最強であり最高の10人が集まる!

前話と今話の二話が、『俺様ボス~』シリーズの医学部10人とサメとの出会いと結成の話でした。
そして、このゼミではイケメンであり頭の良い男しか属させない為、ある意味ハーレムです。

腐腐腐腐腐腐腐っ・・・・

そう、この中には、『恋人は副会長』に登場していたスーパーの店長と、主人公が通学していた学園の理事長も、このゼミです。
今頃暴露する(*´∀`*)




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君は腐れ縁であり運命の人(19) ~かけがえのない仲間との出会い~

大学に入学したばかりの4月の、ある日。
友明は、龍三道場では合気道の師範をしては指導しているのもあり、大学での教養科目である体育で、合気道を取った。
指導する教授は友明に言ってきた。
 「君が生徒だと、私は指導する気はない。だから、する気はないかね?」
 「私が、指導ですか?」

友明は、教授と大学の理事長達から話を受けて、学生達の了承が得るなら、とOKした。
体育の授業になると、学生が各々の得意分野で指導を受けようとする。
それは、入学したての1年生から、医学部の6年生までだ。
教授から話を聞いた皆は、ジロッと友明を睨んでくる。
友明の姿を見て納得する奴等も居たが、殆どが友明の事を知らない。
その、知らない学生達が口を合わせて言ってくる。
 「「 俺等は教授が指導するから、この合気道を取ったんだ。入学したてのひよっ子に、誰が指導を受けるもんかっ 」」
 「「 そうだ、そうだ。教授も、教授ですよ。どうして、あんな奴にやらすのですか?」」
 「「 なら、一度手合わせをお願いしようかな。新・指導者様 」」
 「「 ふっ…。それも、そうだな 」」
 「「 誰が、弱い奴に教えを乞うものかっ 」」
 「「 たしかに、そうだよな 」」 
 「「 覚悟しやがれっ 」」

友明は、彼らの言い分も尤もだと思い、自分も言っていた。
 「良いだろう。だが、喧嘩ではなく武術のみだ」

 「「 へっ、当然だっ 」」

だが、友明の力を知ってる奴等は乗ってこない。
ぼやいてる。
 「この中に、あいつに勝てる奴が居るものか…」
 「お前、あいつを知ってるのか?」
 「知ってるよ」
 「どんなだ?」
 「俺の通ってる道場で師範してる」
 「ほー…。道場で師範ね。澄ましやがって、この野郎っ」

友明の周りを、何十人の男が囲む。
それは、ガリから屈強とまでも見て取れる奴等だ。
 「けっ、武術なら良いんだろ」

だが、友明は一言だ。
 「弱い奴ほど、口は達者と言うからな」
 「貴様っ」
ブーイングばかりで埒が明かない。

ダンッ!!

友明は、道場の板の間を両脚で踏みしめた。
 「腕に自信があるのなら、掛かってこいっ」

 「「 やっちまえっ!! 」」
 「「 オオオォォォー!! 」」

合気道なのに、空手とか柔道とか少林寺など、他の武術も入り混じる。
まるで、龍三先生の道場みたいだ。
友明は、確実に一発で倒していた。
それは、医学部では人間の身体の弱点を最初に習うからだ。
異種混合だが、こっちだって合気道だけではない。
柔道もやってたが、少林寺もやっている。
まずは、この連中を納得させるのが一番だ。


そんな友明の様子を見ていた他の連中は、あっぱれ!という気持ちで見ていた。
 「ほー、あいつは強いな。さすが、言うだけあって、出来る奴だな」

 「ぅん?あれ、友じゃん。あいつも、ここなのか…」
 「友って言うのか、あいつ。」
 「友明だよ、だから友。お前は誰だ?」
 「村上洋一。入学したての、ピカピカの1年生だ」
 「なるほどね…、頭の中も1年生か・・・・」
 「・・・なんか言ったか?ところで、お前は誰だ?銀ピカ野郎」
 「豊。銀ピカなのはハーフだ。お前もハーフだろう、お喋り君」
 「まあ、お喋りとは、よく言われるけどな。日中のハーフだ。でも、よく分かったな」
 「まあね」

 「ねえ、洋一」
 「なんだ、一樹」
 「彼、一人で大丈夫かな…」
 「うーん…、どうだろう。あ、銀ピカ君。友君だっけ、彼は強いの弱いの?どっち?」
 「聞いてどうする」
 「助太刀しようかと」
 「見れば分かるだろ。怪我するぞ」
 「だとよ、一樹」
 「そうみたいだね。でも、彼は確実に当ててるね」
 「ああ、そうだな。…ん?なんだ、あれ・・・」
 「何が?」

誰かが、友明が倒した相手を引き摺っては道場の隅に置いて行ってる。
 「ああ、邪魔にならないように、ってか?」と、豊が。
 「私も手伝おうかな」と、一樹が。
 「そうだな、あれぐらいなら手伝えるな」と、洋一が。

30分ほど経つと、終わったみたいだ。
友明の声が聞こえる。
 「さあ、アップは終わった。ここからが本番だっ!」

 「へ、今のがアップ?」
 「凄いね」

その時、いくつかの声が聞こえてきた。
 「「 それなら、挑戦させてもらう 」」

5人が、道場の真ん中に向かった。
だが、すぐに5人がこっちに飛ばされてきた。
 「さすがだわ…。医学部1年の王偉強 (ワン・アンドリュー)。香港人だ。よろしく」
 「くっそ…、少林寺では負けないと思ったのに…。同じく医学部1年の高瀬正孝」
 「柔道の師範してるのに、柔道で負けるとは…。同じく医学部1年の渡部優馬」
 「得意の手刀で負けるとはな…。同じく医学部1年の山口悟」

そして、一番最初にぶっ倒れたのだろうと思える一人が這い出てきた。
 「いやー、強い強い。この私が負けるとはね…。医学部1年の小早川貴匡だ。よろしく」


そして、洋一と一樹も自己紹介した。
 「医学部1年の村上洋一。よろしくね」
 「医学部1年の早瀬一樹です。君、強いね」

そして、豊も。
 「よっ!友も、ここだとはね。やはり、私達は出会う為に生まれてきたんだね」

そして、見た目の良いイケメン野郎が声を掛けてきた。
 「なに、医学部だけで集まるの?楽しそう。私も同じ医学部で、大久保潤也。君は?」


友明は全員を無視しようと思ったが、豊が居るのを見ては無視は出来ないだろうなと思い、溜息を吐いては仕方なく口を開いた。
 「福山友明。それ以上は、そこの銀ピカハーフに聞いてくれ」
 「ふふん♪腐れ縁ってやつだな。それよりも、いい加減に名前で呼んでほしいな。友?」
 「詳しい事は、そこに居る銀髪碧眼の長身の美男子に聞くんだな…」
 「うん♪ふぇっ・・!な、なにそれ、珍しく長い呼び名になってるじゃんっ」
ねー、ともぉ。そこまで言うのだったら名前で呼んでよ~…。







※※※
そして、大学生。
見事、父親と同じ東響大学に入学した豊。
そこで、なんと友明を見かけた。

言ってますね、きっぱりとw
 『やはり、私達は出会う為に生まれてきたんだね』

そして、ここからは本編ともリンクしていきますが、かなり後です(;・∀・)
今回は、『かけがえのない仲間との出会い』です。



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君は腐れ縁であり運命の人(18) ~初デート~

そして、良からの暴行を受けて学校に戻って来た友は言ってきた。
 「お世話になりました」

まるで他人行儀な言葉だったけれど、顔を見れば分かる。
照れてる。
その照れ顔が余りにも可愛かったので、私も照れては返した。
 「裁判掛けようと思ってるんだ。お前も掛けるか?」
即答だった。
 「いや、掛けない」
 「どうして?」
 「掛けても、あいつは懲りない。だから、掛けるだけ時間と金の無駄使いだと思う」
 「なら、どうするつもりだ?」
 「切る」
 「え?」
2度聞きしてしまった。
 「今、何て言った?」
 「仲間と思っていた。だが、その仲間を襲ったり手を掛けるという事は、もう仲間では無い。
だから切るんだ。冷たいと思われても構わない」

その時の友の顔は冷たい表情をしていた。
 「そっか。なら、私は別の理由であいつを裁いてやる」
 「どんな理由だ?」
 「ん、あいつを裁いてやったら教えてやるよ」



3年生になり、進学校には必ずある振り落とし。
それは2年生の学年末テストだ。
赤点を1科目出せば留年が、2科目だと退学が待ち受けている。
だから、3年生の人数は入学当初より半分近くに減る。
その為、3クラスあった教室は2クラスになり、90人近くいた生徒も40数名になった。

進学する為の授業になり、これに付いて行かないと志望大学には入れないかもしれない、と担任や先輩からも聞いている。
私の進む大学は決まってる。
父親の卒業した大学だ。
国立東響大学だ。
学部も決まってる。
農作業部で色々とやっているから、生命に向き合いたい為に医学部に決めた。
別に医者になろうという気持ちではない。
生きる、という事に興味を持ったからだ。
野菜の生命力の強さ、儚さ。
ただ、農学部という事は考えてなかった。
だから医学部にしたんだ。
本当に、大変だったんだから………。

友はどうするのだろう。
父親と同じ芸能界に入るのだろうか。
それでも、大学を卒業してる人も居る筈だ。
もし、同じ大学だったら、それこそ運命の出会いだよな。
その時こそ、私は言わせて貰う。
 「やはり、私達は出会う為に生まれてきたんだね」ってね。

だから、部活も5月のGWを最後に引退となる。
あっという間だったな。
でも、これからが受験に向けての本番だ。


3年になると、友と同じクラスだ。
やったね、これで3年間ずっと同じクラスだ。
しかも、夏雄と優三郎までも同じだ。
隆一はどうしたのだろう、もしかして……。
隣のクラスを覗くと、視線に気が付いたのだろう。
隆一が手を振ってくるのを見て、安心した。
 「寂しいか?」
 「いや、煩いのが居なくなって清々してるよ」
 「大学どうするんだ?」
 「エスカレータだよ」
 「そっか、気が楽だよな」
 「知らないの?B組はエスカレータ組だよ」
 「あ、それならA組は皆受験するのか。ん、夏雄もA組なんだけど?」
 「受験して、栄養士の資格取るって言ってるよ」
 「ほー。エスカレータでも良いような気がするんだけどな」
 「優三郎が受験するから自分もって言ってたよ」
 「…どういう意味?」
 「そう言う意味だよ。あの二人はいつの間にか恋人だよ。それより、受験頑張れよ」
 「えっ…、今、なんかショックな言葉を聞いたような……。
あれ、って事はなんだ。B組と授業内容は違うって事か?」
 「そうだね」
 「教科書の貸し借りは出来ないって事か…」
 「そうかも(笑)だから、豊。今迄の様な忘れ物はしない様にな」

そう言われ、肝に銘じとくよ、と返してはB組を後にした。



1年後の3月1日。

久々に顔が揃った。
私達の高校の卒業式だ。
答辞は、もちろん友だ。
こいつは、入学式の時もそうだったよな。
バイトしながら、いつ勉強してるんだろ。

でも、センターの結果は卒業式が終わって数日後だ。
もう、友とはここまでかもしれないな。
そう思うと、帰り際言っていた。
 「友、今日は仕事は?」
 「オフだ」
 「なら、一緒に」
 「明日のテストがあるから無理」
 「なんのテストだ?」
 「秘密」
 「教えろよっ」
 「嫌だね~」

語尾が踊ってるぞ。
明日って、土曜日だよな。
何のテストなんだろう。
たしかに、土日なら何かのテストがあってもおかしくは無い曜日だ。

でも、テストが終わってから会おうと約束を取り付けた。
 「なんでだよっ」と、友は言ってくるが。

 「もう、これっきりかも知れないんだよ?だから、最後に会おうよ」
我ながら涙を浮かべてしまっていたのは恥だったが、相手は友だ。
暫らくすると、友は溜息を吐いてスケジュール表を見ながら返してきた。
 「分かったよ。明日は無理だから、…明後日も無理か。3日後の月曜ならOKだ」
 「ん、サンキュ。なら、月曜に」
 「迎えは要らないからな。8時に、西門」
 「え、なぜ学校?」
 「近いから」
 
今度は、こっちが折れる番だ。
 「分かったよ。でも、制服は無しにしてくれよ」
 「はいはい」


そして、二人でディズニーランドで遊びまくった。
友も嬉しそうに遊んでたし、笑顔が満杯だった。
 「俺、東京に来て遊んだのは初めてだ。ありがとな」
 「どういたしまして。嬉しそうな表情の友は、中学卒業以来に見るな」
 「この3年間はバイト三昧だったからな。」
 「着ぐるみ俳優業?」
 「それもあるが…、一昨日は少林寺の段級試合で、その為の稽古もしてたから」
 「へー、テストって少林寺のか」
 「そうだよ」
 「結果は?」
 「ふふふんっ♪見事3段合格だっ」
 「おめでとっ」
 「サンキュッ。と、いう事で念願の」
と言われ、胸倉を掴まれた。
 「え、念願って何の事?」
 「合気道の相手しろ、って言った事あったよな」
 「死ぬよ、と言っただろ」
 「死なんよ。お前は、俺を生かすだろ?え、違うか?」

その上目使いが、とんでもなく色っぽい。
 「意地悪っ」

これしか言えなかった、が、次の瞬間。
友に投げられていた。
 「友-・・・・」
 「へっへー。隙ありだな」


なんだかんだと楽しく一日を過ごしていた。
友、好きだよ。
合気道に引き続き、少林寺の段級試合の合格、おめでとう。
しかし、なんで投げ飛ばされたのだろう…。
アレは発動する間もなかった、という事か…?






※※※
あれから1年後。
高校も卒業した福山さん達。
豊は、初めての友明と二人きりでデートを楽しむ。

(..)(^^)(^。^)(*^o^)(^O^)ウレシーーー!!

(^ー^* )フフ♪

という心情だったのではないでしょうか?ww



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君は腐れ縁であり運命の人(17) ~お前のナイトになる~

ちょうどその日は仕事がオフの日で、友明は歩いて帰ろうとしていたみたいだ。
そしたら、その日は体調を崩して休んでいた良が、病院帰りの途中に友明を見かけてマンションまで追いかけたらしい。
友明は一人きりでは無かった為、撒くことは出来なかったみたいだ。

良が言う割には…。
友明は高級マンションに入ろうとしていた。
しかも、イケメン二人を連れて。
友は男が好きなのか。なら、自分も相手にして貰えるだろう。
そう思って、友に抱き付いたらしい。
だが、友が抵抗した為、良は友を殴る蹴るの暴挙に出ては警察行きになった。
そして、その連絡先に豊の名前を出した。
と、言ってくる。

それだけを聞いてると、あんまり分からなかったが、そのイケメン二人が友明の病院に付き添ってた為、彼等にも話を聞くと、同じ仕事仲間だそうだ。そして、学校帰りの友明と会って話をしながらマンションに戻ろうとしていただけで、急に抱き付かれては殴られ蹴られていた。
良は、最初はイケメン二人を殴りかかろうとしていたが、友が止めに入ったので友を殴ったり蹴ったりしたらしい。
そのイケメン二人の名前を教えて貰うと、私でも知ってる程の有名な俳優だ。
友としては、その二人が警察沙汰になって俳優業に差し支えると思っての行動だったのだろう。
それは、あの時、友の仕事を近場で見ていたから分かる。

だが、そこでどうして、この私の名前を出したのか。
それが問題だ。
良に問い詰めると、中学までは出してやると言った約束は守る。だから親子では無くなるので、そんなにも高校に行きたければ金持ちの家に頼みに行け、と言われては、豊の家に行くと使用人に体よく追い払われたのが腹が立って、その屋敷の主である父親の名前を保証人として提出した。
今回の件では、警察で連絡先をと言われ、その保証人の子供の名前と携帯番号を伝えた。
従兄だと言って。
泣きながら言ってくれるが・・・。

こいつは何を考えてるんだ。
私は、まだ10代だ。誰が、てめえの保証人になってやるもんかっ。
名誉棄損で訴えてやるっ。
勝手に名前を使ってくれて。
後で学校に行って、こいつの提出書類を見させて貰おう。
それで、この事を学校に報告させて貰う。
 「友は、自立しようとしてバイトをしながら学校に来てるんだ。その邪魔をするなっ!」
思わず言ってしまったが、言わずにはおれなかった。
友、ごめん。


その後、友の病室に行くと、友の顔には痣は無かったが、両腕には痣がはっきりと残ってる。
顔を庇ったのは、仕事に差し支えるからだろう。
本当に、この仕事が好きなのか。
この仕事でないと駄目なのか。
友、ごめん…。
自分が悪いわけでは無いのに、謝っていた。
良には、きちんと謝って貰おう。
そして、裁判に掛けてやる。

友の寝顔を覗いてると、小母さんに連絡を入れようと思い付いた。
小父さんと、どっちが良いだろうか。
両方に言っても良いな。
友の寝顔に、額にキスを落として病室を後にした。



友に牙をむく奴は許さない。
例え、子供だろうが許しはしない。
先ずは、学校だな。
学校から小父さんに連絡入れて貰おう。
そして良の入学申請書を見させて貰う。
見させて貰えるかどうかは分からないが……。
良、退学になっても悪いのはお前だ。
他人の名前を勝手に使って良いものでは無い。




10日後の春休みに入ると同時に、良は退学となった。

良の入学申請書の保証人の欄には、私の父の名前が書かれてあったが、印鑑はそこら辺で売ってる安っぽい印鑑が押されている。
私の父の印鑑は、重いんだ。
こんな安っぽい印鑑ではない。
学校に今回の事を言うと、学校側の対応は素早かった。
ただ、学校としては保証人の名前が余りにも知名度が高く有名な人物であり、親戚と書かれては住所も近かった為、深く詮索しなかったと詫びてきた。
そんな事を子供である私に言われても困ると言うと、学校は理事長含め校長や教頭も揃って福岡に飛んだらしい。
それは、父から連絡を貰って分かった事だった。






※※※
友明が好きでの行動だったのか?
良は、初恋破れたし・・・、でした。


そして、豊は。
この機を境に、勝手に友明のナイトになるのでした。



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君は腐れ縁であり運命の人(16) ~密談~

3年に進級しようとする3月の、ある日。
他の4人が動いた。
夏雄と優三郎と隆一と良の4人だ。
友の席に4人して近付こうとしたのか、それでも友は担任に声を掛けられては教室を出て行く。
その後姿を見送った4人は、今度はこっちを目指して来る。
内心では良かった、と思ってるのに、溜息を吐いてしまう自分が居る。

 「豊、俺、まだ友と一言も口きいてないのだけど…」
夏雄が、本当に寂しそうに言ってくる。
 「うん、寂しい…」
良も寂しそうだ。
 「なんか、友は近くに居るのに遠くに居るような感じだ」
隆一、まさにそれだよ。
 「放課後もさっさと帰るからな」
優三郎は1年の時から一緒のクラスだからな。
それでも、知ってる事しか言えない。

 「本人に聞いてみれば?」
これしか言えなかった。
ここで同じ部活だと言えば、こいつ等はどう反応するのだろう。
でも、お前等と同じ悩みを持ってるんだよ。
自業自得なんだけどな…。
自分で墓穴を掘ったのだから文句は言えないのだが、あれから避けられてるのは分かってる。
さり気なくだが、手が触れるだけでも過剰に反応してくれる。
でも、裏を返せば意識してくれてる、という事だ。
そう思ってれば良いんだ。


優三郎が先に動いた。
放課後、友が教室を出ようとしてる時に、優三郎は声を掛けてる。
 「なあ、たまには一緒に帰ろうよ。お前、何処に住んでるんだ?寮じゃないよな?」
だが友は黙って教室から出た。
声を掛けられてるという思いは無かったのだろう。
 「おい、待てよっ」
肩に手を振られるのが嫌みたいで、優三郎の手を払っては一言だった。 
 「忙しいので」
 「澄ましてんじゃないよっ」

優三郎が大声で言うものだから人だかりが教室の出入り口に出来た。
仕方ないので、豊は優三郎に声を掛けた。
 「いい加減にしろよな。そこに固まってると誰も出入り出来ないだろ」
 「なら、豊があいつへの架け橋になれ。それに、あいつは相手にしてくれない」
 「教室から出て声を掛ければ良いじゃないか」
 「そうだけど…。なんか癪に障って」
違う声が入ってくる。
 「優三郎が小学生の頃のままで居るからだろ。友、一緒に帰ろうよ」
と、隆一が。
 「そうだよ。友、昔みたいに出歩こうよ」
と、良が。 
 「友もそうだけど、優も口数が少ないんだよ」
と、夏雄が。

なんで、皆が皆、友に声を掛けるんだ?
肝心の友は、既に昇降口に向かう階段を降りようとしている。
その友を追って、4人は走ってる。
仕方なく、そいつ等を追って行く。
優三郎、足が早いんだな。
西口の門で友を捕まえたみたいだ。
ああ、今日はバイトの日か。

靴を履き替えては西口に急いだ。
だが、優三郎は友のマネージャーに吹き飛ばされた。
友は車に乗り込んではバイトに行った。
優三郎に言っていた。
 「お前ね、友に何をしてたんだ?」
 「忙しい、としか言わないから叩こうとしたら、違う奴が俺を殴ってきたんだ。あいつが何を考えてるのか分からないよ。」
 「せっかく同じクラスになっても、一言も話せないだなんて寂しいっ!豊、どう思う?」
 「うーん…。ストーカーになる、とか?」

 「ストーカーねえ…。友なら警察に突き出すだろうな」と隆一が。
 「突き出されるの嫌だな」と夏が。
 「ばれなきゃ良いんだろ」と良が。
 「お前等ね、本当にストーカーする気か?」と優三郎が。


すると、声を掛けられた。
 「あ、ハーフ君、丁度良い所に」
 「え・・・」
振り返ると理事長が居た。
 「これね、温室の材料が届いたんだ」
 「もしかして、組み立てろと?」
 「組み立ては明日やるよ。皆でね。で、君には違う事をやってもらう」
 「どんな事ですか?」
 「この温室の温度を一定に保ちたいので、そのプログラムを作って欲しいんだ。
お願いされて?」
 「はい、良いですよ。何時まですれば良いですか?」
 「春休みに入るまで」
 「はい、分かりました」
 

理事長から、時々こうやってプログラムお願いをされては組んでると、少ないけれどギャラを頂ける事がある。小遣いには少ないが、それでも有難いことだ。
不純な動機での入部だったが、今では楽しく思えてる。

じっ……と見つめてくる4人の視線が痛い。
誰が、お前等と友を仲良くさせるもんか。
それでも、こいつ等の気持ちも分かる。
4人を見つめ返していたが、顔を背けてしまった。
 「豊?」
 「悪い。役には立てそうにもない」

結果、突き放してしまう事になった。


数日後、事件が起きた。
良が羽目を外して友を襲った。



 



※※※
墓穴を掘った豊は、他の4人には友の事を言わない。
板挟み状態?だけど、この特等席を知られたくないが為の事なんですね~

さてさて、バイク野郎の良君は、何をしてくれたのかな?



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君は腐れ縁であり運命の人(15) ~R15!!性描写あります!が・・・~

※R15!!性描写有ります!が・・・、途中まで(;´・ω・)。。。。。。。※


 「んー、ん、ん、ん、・・・・・・・」

友の手が豊の胸を叩いてる。
その手が、次第に豊の制服のカッターシャツを握ってくる。
息が出来ずに苦しがってる友明の表情を見ると、息を吸わせてやろうと思い、少し離した。
少し唇を離すと、友明の唇も開いては空気を吸おうとしてる。

はあ、はあ、はあ、はあ……。

 「本当に嫌なら、殺して出て行け」
囁く様に呟くと、再び友明の唇を塞いだ。

 「んっ、…っ、ぅん」

男の唇とは思えないほどの柔かさに、温もり。
先程口にした紅茶にチョコレートケーキ。
それらの味を唇で、舌で舐めては感じていた。

友の抵抗も、暫らくすると止んだ。
何か言いたそうな表情なので、少し唇を離すと声が聞こえてくる。
 「…っそ、た、れ」
 「男にされるのは嫌か?」
 「ファーストで無いので、その点では良かったよ」
 「ほう、誰がファーストの相手だ?」
 「お前には関係ない」
 「そう、そういう事を言うのなら…」

そう言うと、豊は友明の制服のネクタイを解き、カッターシャツのボタンを3つ外すと、肩を露わにして噛み付いた。
だが、同時に友も同じ事をしていた。

 「ぃっ……」
豊の口が、瞬時離れたが友明の口は離れなかった。
なので、豊は直ぐに友明の肩を思いっきり噛んだ。

悔しい、悔しい。
ファーストの相手が誰であろうと、絶対に許さない。
友、お前が好きだ。
お前の歯型を、思いっきり付けてくれ。
お前にも、思いっきり付けてやるから。

豊は、友明の唇や歯が離れるのを感じると、友明の首に顔を埋めてはうなじから胸へと唇を這わせていく。ビクンッと友明の身体が揺れる。
キスはファーストでは無かったけど、こっちの方はファーストみたいだな。
お前のファーストは貰う。
 「・・め、ろっ…、やめっ」

丁度、友明の左胸の乳首を口に含んだ時だった。
何かが下半身に当たった。
 
 「ぐっ……」

 「俺は、そういう気は無い。女に飢えてるみたいだな」
 「女にではなく、お前にだ」
 「ハーフ野郎は、相手が誰であろうとそうやって見境なく襲うのか?」
 「だから、お前にだけだっ」
 「恋人ではないだろ」
 「そうだよ。お前を恋人として見てるわけでは無いっ」
 「なら、どういうつもりだ?」
 「ただ、お前が好きなだけだ。一緒に話をして笑いあって…。
でも、無理だな。自分で閉ざしてしまった…」

友は何時の間にか着替え終わっていた。
黙って帰られても文句は言えないが、やっぱり友だ。
友は言ってくる。
 「帰る」
 「送らせるよ」
 「要らない。」
 「友…」
 「言っただろう、ここは昔住んでたって。」

友明の目は怒りなのか何なのか分からない。
だけど、理不尽な事をされて嫌がってるのは確かだ。
 「…気を付けて帰れよ」
 「じゃな」


エントランスの方から声が聞こえる。
 「御帰りですか?」
 「はい、そうです。お邪魔しました」
 「少々お待ちください」
 「いや、帰るので」
 「頂き物で申し訳ないのですが…。御菓子を頂いてるので、それをお持ち帰りください。」
 「御菓子…」
 「はい、こちらです」
今度は嬉しそうな声が、聞こえてくる。
 「これはっ!雷おこしに八つ橋に、芋羊羹と、どら焼きっ?」
 「はい。豊様は召し上がらないので、どの様にしたら良いのかと困ってたのです。
どうぞ、お持ち帰り下さいませ。」
 「ありがとうございます。それでは、頂きます」


友、君が好きだよ。
それでも、印を付けることが出来て嬉しい。それに、友も印を付けてくれたし。
少しは補充できた・・・。
そう思っても良いだろうか。

リビングで少しばかり呆けっとしていたら電話が鳴ってるのが聞こえてくる。
今度は、どこの家でパーティなんだろう。
この時期はパーティ尽くしなので、友の事を考える時間が無くて助かる。
好きなフルートを吹いては、招待客相手に笑顔を振りまいては何も考えたくない。


 「豊様、旦那様からお電話です。」
 「ああ、分かった」
 「あ、それと豊様が目もくれなかったお菓子達は、御友人に差し上げました。」
 「友人…。ああ、友か」
 「はい、嬉しがっておられましたよ」
 「あいつは、昔から和菓子には目が無かったからな」
 「そうなんですね。それは良かった。お電話に出られてくださいね」

はいはい。



翌日の、部室での昼食時。
友は、貰い物だけどと言っては、どら焼きを皆に配っている。
1人に付き3個ずつ。

もしかして…。
それは、昨日うちの執事が差し上げた物でしょうか?
意地悪友明っ!
苦手なの知ってるくせにっ…。
友はニヤニヤしては聞いてくる。
 「ハーフ君は、和菓子は嫌いなの?」
 「嫌いではなく、苦手なんですっ(知ってるだろっ)」
 「なら、代わりに貰うっ」
 「どうぞー(それが目当てのくせにっ)」

それでも、話しかけてくれる。
友、君が好きだよ。

この部に入って良かった、と思ってる。
友の色んな表情が見れては、声が聞ける。
あの4人よりも優位に立てる。
特等席に居ることに気が付いてるから。
引退するまでは退部しないからね。






※※※
R15、です!!

豊が攻めてる・・・!
友明は、途中で止めに成功。
そうだよ、友明。
あなたのファーストの相手は博人なんだからねっ
豊なんかに奪われるなぁ~


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君は腐れ縁であり運命の人(14) R15!~ソフトRです~

※ソフトなR15※

車はハーフ君の家に着く。エントランスホールに入ると直ぐに手洗い所が目につき、勝手ながら手洗い所に入り手を洗って、中に入る。
福岡の屋敷を小型化した建物だが、品の良さが分かる。
お邪魔します、と友は声を出した。

それを見た豊は友をリビングに通し、ウェルカムドリンクを使用人が手渡してくれる。
友はありがとうございますと使用人に言っては、部屋内を見回してる。
 「福岡の小型版?」
 「んー、小型というよりも、ここは自分の家だから。あっちは親のだから馬鹿でかいだけ」
 「へー…。こっちの方が親しみやすい感じだな」
 「ありがと。そう言ってくれると嬉しいな」

 「ねえ、友。色々と聞きたい事がいっぱいあるんだ。これから聞くことに応えて」
 「不必要だと思ったら言わないから」
 「それでも良いよ」


 「なんで、福岡でなくて東京なの?」
溜息付いて言ってくる。
 「そっからかよ…」
 「今更だろうけど、入学してからこっち話らしい話はしてきてないからね。教えて」
 「あそこは福山さん福山君は大勢居たからな。テストしても、張り出されるメンバーと順位は変わらない。それなら、東京に行こうと思っただけだ」
 「他にも学校はあるじゃない」
 「近くに親が居るのと居ないのとでは大いに違うからな」
 「で、東京?」
 「そ。東京で生まれ11年間育ったからな。」
 「いつ受験したの?」
 「夏休み」
 「え?」
 「3年の時の夏休み。珍しく香織が受験勉強してるから、邪魔しない様にと思って、こっちに来たんだけど。夏休みの間に受験して受かった」
 「そうなんだ…」
 「香織は私立で金掛かるけど、俺は国立だったから。『あんた達は何時まで経っても足して2で割ると丁度良いよね』と、お母ちゃんに言われたよ…」
 「あははっ…。小母さんらしい」

使用人が来た。
 「失礼致します。紅茶とケーキを置いておきます。どうぞ、ごゆっくりなさって下さい。」
 「ありがとう」
友も、お礼を言ってる。
 「ありがとうございます。頂きます」

使用人の顔がほんのりとだが紅潮したのを見ると、なんか嫌な気分になった。

 「で、友。お前、今はバイトって、何をしてるんだ?」
 「え・・・」
 「その、この間っていうか、正月明けは知らないとはいえ、邪魔してしまって申し訳ないと思ってるんだ。ギャラが安くなってないか、不安で…」
 「ああ、あの着ぐるみは1年間でいくら、と決まってるから大丈夫だ。
ところで、なんでお前はあそこに居たんだ?」
 「イタリアに行って帰ってきたばかりだった」
 「なるほど、それで空港ね」
 「悪かったな」
 「別に、もう終わったことだしな」
おっ、このケーキ美味いっ。
と言いながら、友はケーキに手を出しては美味しそうに食べてる。
 「紅茶、お代り貰っても良いかな?」
 「良いよ」

ふいに友から話しかけてきた。
 「で、いつから田園調布に家を持ってるんだ?」
 「え?」
 「ここ最近?」
 「5年位前かな」
 「そうなんだ」
 「新しいから?」
 「ああ。車だったから分からないけど、田園調布のどこら辺?」
 「どこら辺と聞かれても…」
 「駅の方?」
 「いや、駅には車で20分位かな」
 「そう…」
 「友?」
 「今は、お父ちゃんのマンションだけど…。元々、駅の方の近くの一軒家で暮らしてたんだ」
 「え、田園調布の駅の近く?」
 「ああ」
 「田園調布は、庭か?」
 「いや、そこまでにはならないね」
 「懐かしい?」
 「ああ、懐かしいね。なにしろ4歳児までは、よく虐められたからな」
 「福岡に転入してからも虐められたしな」
 「そうそう。でも、あれから無くなったし、不気味だね。何を思ってるのか…」
 「優三郎は、話しかけたそうにしてるぞ」
 「優三郎……」
 「はあっ、お前ね。いい加減に名前覚えろっ。1年の時は、お前の左横に座ってただろ」
 「ああ、あの根暗な奴ね」
 「なに、そのボキャブラリーの貧困さ。それでよく学年トップに居座ってるよな」
 「そっちもな」

ある意味、愚痴大会になっていたが、それでも嬉しかった。
見てないようで、見てるのが分かっては友に言っていた。
 「友、お前は好きな奴居るのか?」
 「は?いきなり、何?」
 「部活作業中、女子から熱い視線を受けてるだろ」
 「ああ、悪いが女子には興味ない」
 「へ?なに、それ…。ってお前まさかホモ」
 「シャラップ!」
 「違うよな、ああ驚いた」
 「今は学校とバイトだけで十分だ」
 「…友、はっきりと言う」
 「なんだ?」
 「お前が好きだ。だから」

叩かれた。

 「ってぇ…。なにも叩かなくたって」
 「ふざけるのはいい加減にしようね、ハーフ君」
 「何度でも言うぞ。お前が好きだ、お前が好きだ、お前が好きだ」
 「はいはい。お前は子供か」
 「どうとでも言え。高校に入学してからずっとお前の事を見てきた。
また、中学の時みたいに笑い転げて話が出来ると良いなって、何度思ったことか。
何度でも言うぞ。お前が」
 「ああ、友達としての好きか。」
 「違うっ。そっちでは無い」
 「それなら知人?仲間?んーっと…、他には」
 「恋人とは思ってない。入学式の時、本当に驚いたんだ。
もう、誰とも会わないだろうと思ってたから。それなのに、友と会っては優三郎にも会うし。
挙句の果てには夏や隆一に良も居るし。
こいつ等と一緒に居るのは運命なのか。そう思ったね」
 「いつもより饒舌だな」
 「言っただろ、お前と話がしたいって。ずっと話がしたかったって。それなのに、お前は目を合わそうとはせずに、話もしかけてこない。お前の本音はどこにある?」
 「ハーフ君、お前は慣れない農作業をして頭をやられてるんだよ。静かに寝てろ」
 「お前だからこそ、まだ許してるんだ」
 「何を?」
 「その呼び方。他の奴等だったら、即ぶん殴ってる。」
何やら違和感を感じた友明は、豊に牽制を食らわそうとしたのか言ってくる。
 「ちょっと…、近いよ」
 「当たり前だろ、キスしたいんだから…」
 「は?何言って・・、ちょ、ちょっとっ」

友・・・、お前が好きだ。
豊は高身長と体重を友明の身体に乗せてソファに押し付けては、友明の唇に己の唇を重ねた。

 「んっ、っ…」







※※※
ソフトなRですよ~
キスですが・・・

遂に、行動に移した豊。
友明は、どう反応する?



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君は腐れ縁であり運命の人(13)

そして、2年生になった4月。
久しぶりに5人の福山君が同じクラスになった。
2年A組だ。
農作業部に所属してはまともに部活をしていたせいか、腰痛にも慣れた。
慣れたというよりも、しゃがみ込む際の座り方を会得したのだ。
動作はスマートにシンプルにと教え込まれていたが、ここは宮中では無い。
学校だ。
男らしい座り方、パーティの時の座り方等を使い分ける事を覚えた。
中学生とは違う、土にまみれて生命と向き合う。
相手は野菜だが、それでも自分の口に入り身体の中での働き等に興味を持っては、将来は父親の跡を継ぐなんて事は一切思わなくなった。
その代り、生命の方に興味を持っては医学の道を進みたいと思う様になった。
部活が朝だけなので、学校が終わると外部の大学を受験する為に勉強をしだした。

ここ最近は、友の事をよく思う。
友はヒーローのバイトが終わり、今度は、何のバイトなのだろう。
何気なくテレビを見てると、何処かで見かけた顔が画面に映ってる。
あっ!
もしかして、友の父親って歌手兼俳優か。

そういえば、福岡の家って、セキュリティ強固の門とか、他にも色々と言ってたな。
マスコミ避け、とか何とか。
そういう事か……。

そう言えば、小母さんも歌手時代があったみたいだし。
音楽界や芸能方面に才があるのは両親似か。
なら、友は将来は歌手か?
あいつが俳優なんてのは想像出来ないや。
歌手なら簡単に想像つくけどな。
あいつは歌やピアノも上手いからな。

2年生になってから、友の父親を数回学校で見かけるようになった。
進学に対しての三者面談があるからだ。
母親は福岡だからな、父親が側に居るのだから父親が来るのだろう。


友とまともに話をしてない。
友明不足な毎日を感じていた。
それは、他の4人もそうだったみたいだ。
それでも、4人とは違い同じ部活という事だけでも優位に立って良い筈なのに、何かが違う。
なので、部室で昼食を食べてる時に聞いてみた。
 「ねえ、友は今日はバイト?」
 「いや、オフだけど」
 「なら、一緒に帰ろうよ」
 「えー…」
 「なに、それ。別に良いじゃない。高校に入ってから、友とまともに話をしてないんだから。
中学校の時みたいに色んな話をしたいんだ。良いだろ?」
 「あの4人も居るのか?」
 「4人って?」
 「えーと…寿司にバイクに医者に」
 「ああ、その4人ね。いや居ないよ」
 「・・・なら良い」
 「え、なに?聞こえない」
 「少しだけなら良いよっ」
 「ありがと。ってか、いい加減に名前呼びしてやれよな」
 「ハーフ君もか?」
 「出来れば、名前呼びが良い」
 「尾行してる奴には、名前なんて要らんだろ」
 「もっ、もうしてないっ」


友と一緒に帰る約束が出来て、午後は楽しく授業を受けては終わった。
HRが終わると、友はさっさと教室から出ようとしている。
待ってくれても良いだろ、友のケチ。
まあ、西門で待ってくれるのかな。
それなら、早く済まそう。
そう思って、学級日誌を手早く書き終えては職員室に持って行く。
その足で昇降口に行き西門に近付いてると、友の姿があった。
友は、西門の脇にある自販機で飲み物を買ったのか、それを飲んでる。
何かが西門から物凄いスピードで飛んでくる。

パシッ。

と、受け取るとコーラのペットボトルには、ハーフ君様と書かれてある。
 「もしかして、奢ってくれるの?」
 「そうだよ」
 「ありがと」
と言って、何も考えずにいつもの癖でボトルを振った。
その蓋を開けて、思い出した。
いや、これはコーラ、炭酸だ。
そう思ったら泡が飛び出た。

プシュッ!


ぶわはははっ…。
 「どんくせー奴」

その言葉に、友が投げて寄越したのを思い出した。
迂闊だった。
でも、友が心底から笑ってるのを久々に見たので良しとするか。
友と一緒に車に乗り込むと、家に向かって走らせる。
 「友、夕食どうする?食べて帰る?」
 「んー…、昨夜から海外に行ってるからなぁ」
 「なら、一緒に食べよう」
そう言って、運転手に声を掛ける。
 「今日の夕食は1人分追加でよろしく」
 「はい、畏まりました」



友の笑顔が見れては話が出来るだなんて、今日は運が良い。






※※※
2年生に進級しては、仲良し福山さんが同じクラス♪
そして、夕食に誘う。
何かが起きそうな、よ・か・ん(///∇//)テレテレ



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