BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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恋人は副会長(75)※R30!!性的表現あります。30歳未満の方、抵抗のある方はご遠慮ください※

コウキ視点 ※R30!!30歳未満の方&抵抗のある方は、ご遠慮ください※


 「なあ、コウキ君。俺等と遊ぼうよ。」
 「遊ぶ気はない。」

 「俺等は物盗りではないよ。ただ遊びたいだけさ。」
一人がそう言うと、俺は担ぎ上げられた。
 「離せっ!」
 「うるせぇっ」

顔と腹を殴られ、気を失ってしまった。


気が付くと、俺は裸になっていた。
 「んっ…」

 「おや、コウキ君。目が覚めたかい?」
 「お前の身体、気持ち良かったよ」
 「へっ・・・。若い子の身体って、良いよな」
 「待ってな。飲ませてやるから」

 「なあ、飲ませたら、もう1回しても良いか?」
 「良いけど…。こいつには一仕事して貰うんだからな」
 「分かってるよ。でも、今は目が覚めてる…」

 「それもそうだな」
 「喘ぎ声、聞かせて貰おうか…」

 「ほらよ。口を開けろ、コウキ君。」

5人の男に、もしかして・・・。
冗談じゃないっ。

すると、一人がニヤついてる。
 「へっ。良いこと思いついた。」
 「なんだ?」
 「こっちの口に入れてやる。」
何のことか分からなかったが、尻近くに何かを感じる。
そいつは俺の尻の中に、何かを押し入れてくる。
 「や…、やめっ…」
 「可愛い声だな」
 「おい、もう1個持って来い。今度は、こっちにも入れてやる。」

俺は、口の中に何かを入れられては、口を塞がれた。
 「ほら、飲み込め。すぐに気持ち良くなるぞ。」

抵抗はしたが、水を含まされ、その何かを飲み込んでしまった。
水分も飲んだため、喉は潤った。

 「さあ。もう一度、ショーの始まりだ。」

5つの顔はニヤついてる。
 「へっ…。上の口の方が、そろそろ効いてくる頃かな」
 「最初に、させてもらう」

 「なら、胸を貰う」
 「俺は口だ」
 
 「それなら、カメラマンやってやるよ」
 「いいねー。それ見せたら、仕事相手も喜ぶだろうな」


急に、身体が熱くなってきた。
 「ぅ・・・」

 「効いてきたか」
 「お前のココ、デカくなってきてるぞ」

 「さ、わん・・な…」

 「ふっ…。もっと声を聞かせろ」


 「あっ、あっ、…っ、ああっ!」

 「早いよ、コウキ君」


身体が変だ。
熱い、熱すぎる…。
副会長、助けてっ・・・!
副会長!

 「ふ…、ふ… 」

 「良い身体だ」

 「次は俺だ」
待て。その前に…と言って、背中に何かを押し付けられた。
 「ああーー っ…、ぅ…、うぅ…」
あっ…、熱い…、痛いし…。

 「へっ。コウキ君、お前は俺達のモノだ」
 「一仕事が終わったら、何回でもしてやるよ」
 「んで、何回でも印を付けてやる」


 「くぅ…、ぅ・・・、ぅ・・・」
俺は、5人の男に何度も何度も犯された。
身体を舐められたり、吸われたりとか…。
正常位とか・・・、口に咥えさせられたりとか…。
ひっくり返されては、背中から、後ろからヤラレタリとか・・・。
口の中に、放たれたり・・・。
顔に掛けられたり…。
立ったままで、下から突き上げられたりとか…。
座らされては、下から突き上げられたりとか…。

その度に、背中に何か熱い物を押し付けられる。



副会長…。

文雄さん、さようなら…。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
今日も同じく、連投です。

一方の、コウキの話です。
R18ですが、今回の話ではR30にしてます。
危険度が高いもので(-_-;)
すみません。。。


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1周年記念SS (4)

ミハエルは呆れたような表情をして言ってくる。
 「フィル、あの二人は…」
 「あー、めんどくさいなぁ…。自己紹介してやれよ」
えー、めんど…と言いながら、ウィルは自己紹介をする。
 「『本の虫』だよ」
それだけで良いのか、と思い私は溜息を吐いて自己紹介した。
 「『泣き虫』だ」
ミハエルは、驚いてる。
 「え?まさか同じ…」
フィルが、その後を言っては締めてくれる。
 「そう。私らと同じ、元側付だよ。それに二人とも簡略化してくれてるが、もっと付け足すと…。
『7位の本の虫』と『一番年下の泣き虫』だ。」
 「なっ、7位のって…、力を出し惜しみして7位に甘んじては、フィルとデイモスに次ぐ、力の持ち主のウィルかっ?」
 「あー…。まあ、そう言われてた時もあったなぁ…」

今度は、私の方を見て言ってくれる。
 「しかも『一番年下の泣き虫』って…、おチビだったジョン?」
 「うーん…。なんで、そこで名前が出てくるんだろ…」
 「お前等3人は何時も一緒だったからな。しかし…、本当に良い身体をしてたよな。もう一度抱きたい。ジョン、もう一度抱かせろ」
ミハエルは舌なめずりしながら、私の方に寄ってくる。
と、同時に。。。
「ドンッ…」、と鈍い音が聞こえては、
・・・ミハエルはエントランスの床に倒れていた。
 
いつの間にか、フィルは長剣を、ウィルは短剣を手にしていた。
フィルの長剣は血が付いては、ウィルの短剣にはどこかの肉が付いてる。
一体、この一瞬で何が起きたのだろう。
それに、さっきミハエルが言ってた言葉が気に掛かる。
 「…フィルとデイモスに次ぐ、力の持ち主のウィル」とは、どういう意味なのか?


 「死んではない。致命傷ぎりぎりか…。まあ二人とも腕は鈍って無いという証拠だな」
いきなり声が聞こえ、思わず振り向いてしまった。
そこには王子が居た。
思わず、私は呟いていた。
王子…、何時から…。

先にフィルの声がした。
 「当然だ。誰が即死させるもんかっ」
次にウィルの声だ。
 「片耳が無くても、人間は生きられる」
私は、こう言っていた。
 「こいつが死んだら、ここを掃除して片付ける奴がいないからな…」


ウィルが、私の頭を優しく叩いては抱きしめてくれる。
 「…昔とは違って、泣かなくなったな」
その言葉に、フィルが応じている。
 「泣きそうな顔してるけどな」
私は、これしか言えなかった。
 「人間、少しは成長するもんだよ…」
ウィルは、私を壊れ物を扱う様に丁寧に優しく抱きしめてくれる。
 「そうだね。でもね、ジョン。そうやって泣くことが出来るのは良い事だよ。
…ドイツでは、辛い事だらけだった。でもね、フィルと私には…。ジョン、君が居た。
だから私達二人は人間である事を望んだんだ。私は卒業し、フィルはシンガポールへと。
それにね、泣きたい時は泣けばいいんだよ…」
 「ありがとう」
と言って、私はウィルの背に腕を回し抱き付いた。
ウィルは黙って私の背を優しく叩いてくれては、フィルは私の頭を撫でてくれる。
その二人の優しさや想いが少し分かった気がした。
そう言えば、この二人にはずっと抱かれては安心感を貰っていたのを思い出した。
なぜフィルに思いを寄せていたのかも。

いつまでもウィルに抱かれては駄目だ。それに、レイとの約束を思い出した。
そのウィルの腕から抜けながら、フィルに言った。
 「フィルもありがとうね。私はね、ウィルよりもフィルの方が心配だったんだよ」
 「何が?」
 「コンピュータばっかりで、ジャンプも剣も銃もカンや腕が鈍ってるだろうな、と思ってたんだ」
それを聞き、ウィルと王子は笑ってるが、フィルは怒ってるみたいだ。
 「お前ねー、誰に向かって言ってるんだっ!」
 「フィルにだよっ」
とアッカンベーをしては、外に駈け出した。その後を、フィルの声が追いかけてくる。
 「待て、このやろっ」

フィルに追いかけられては、追いかけっこが始まった。
そのうち、ウィルも追いついてきてはフィルに言ってるみたいだ。
 「あのね、実は私もそれが気になってたんだ」
 「ウィル、お前までも言うかっ」
 「こっちにおいで。ベロベロベェー…」
ウィルは、私と違う方向に走っては飛んでいく。

 「フィル。私はこっちだよー」
私と同様に、ウィルもフィルに声を掛けてる。
 「ほらほら、こっちにおいでっ」

 「お前等、二人とも取っちめてやるっ!」


そんな3人を見ながら…、王子は溜息ついて呟いてる。
 「相変わらずの仲の良さだな。で、こいつをどうしてやろう…」




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
フィルとウィルの昔の一部が見え隠れしてる、今回の話。
ジョンにとっては、初耳だらけなんですけど…。

相変わらずの仲の良さです。
それを爺臭く眺めては呟いてる王子であるユタカも、微笑ましく見ている図ですo(*^▽^*)oあはっ♪


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恋人は副会長(74)

 「おや、相方登場じゃん。」
 「おやおや、なんで悟が居るの?」
 「だって、お前は県外に行ってたんじゃ…」
 「捕まえて、猛スピードで戻ってきたんだ。まあ、それは置いといて。
なんで、この5人が写ってるんだ?」
 「午前中に、敷地内で拉致ってくれたみたいなんだ。」
 「なるほど。で、そこの2人は…、さしずめ友人、若しくは近い知人ってとこか。」

和菓子屋の店長は、スーパーの店長に声を掛けてる。
 「誠。俺は帰る。」
だが、最後に入って来た男が応じている。
 「待てよ、悟。乗った船だ。最後まで乗ってろ。」
 「断る。」
 「なんでだ?」
 「お前は、誠と違って人使いが荒いからな。」
ふんっ…。
 「あの男も人使いが荒いだろ。」
 「あの男?」
 「大学ん時、ずっと1位をキープしては、お前等9人を顎で使って、踏ん反りがえってた奴。」
グイッ、と胸倉を掴み睨み付けては、悟は言い放った。
 「それ以上言ってみろっ!」
 「お前の力が必要なんだよ。この5人は」
 「なら、正式な手続きを踏んでから依頼してもらいたいね。
私は無償では動かないし、動く気も無い。」 
 「だけど、あの男は例外なんだろ?」
 「あいつだけだ。例外はな!」

 「うーん…。1本!」
 「安いっ」
 「お前、金持ちのくせに貧しい人間からふんだくるなっ!」
 「あいつを侮辱した。その分も上乗せしてもらう。」

誠。俺って、あいつを侮辱したっけ?

ふう…と、ため息ついてスーパーの店長は、胸倉を掴まれてる男に言った。
 「亘(ワタル)。俺は、ボスや悟連中と同じゼミを取ってたんだよ。さっきの言葉、取り消せ。
ボスは一度たりとも顎でこき使ったこともないし、踏ん反りがえっても無かった。
そういう態度を取っていたのは、スズメだ。
それに、取り消してくれたら俺もいくらか上乗せしてやる。」
 「分かった。悟様、ごめんなさい。さっきの言葉、取り消します。だから協力してください。
あなたの力が必要なんです。」

まるで、神を拝んでるような形で自分に言ってくる亘を見ては、悟は思わず言っていた。
 「気持ち悪っ…」

そのタイミングで、マサは言っていた。
 「その上乗せに、俺も乗せます。」

亘は、マサを見て言った。
 「この5人は指名手配されてるんだよ。それに高校生の小遣いを貰おうとは思ってないよ。
まあ、その気持ちだけは貰っとくよ。」
その言葉に、誠は聞いていた。
 「亘。この5人は、何をやらかしたんだ?」

んー…。その前に、そこの2人が邪魔なんだけど…。

テルは言っていた。
 「分かりました。それだけでも分かれば、こっちも調べます。連絡ありがとうございました。」
 「テル…」
 「マサ、指名手配ということは、ヤバイ系の人間だよ。調べれば出てくるだろう。
それより、ユウの口を割らせ。お前、兄貴だろう。」
 「分かった…。」
コウキの自転車を押して歩くテルは、バイクを押して歩いてるマサと黙ったまま帰った。


そんな2人を、事務室の窓から見ていた悟は、亘に言ってる。
 「あの2人は、行動に移すだろうな。」
亘は頭をガシガシと掻きながら 唸ってる。
 「うーん…。勝手な事をされると困るんだけどな。」

 「それよりも、さっき言ってたのは確かか?」
 「ああ、徹底的に調べ直したからな。」
 「あいつに言っても良いか?」
 「…あいつって?」
 「良いか?」
 「…スズメ以外なら、良いよ。」
 「安心しろ。スズメではないから。」
 「なら、良い。」


亘から許可を貰った悟は、大学時代の仲間10人の内の1人に連絡を入れた。
なにしろ、裏に通じる唯一の人間だからな。
それと、もう1人にも。
こいつは、親の七光りではなく、自力でインターポールの一員にまで成った奴だ。
今は17時半過ぎだから、あっちは朝の5時半過ぎか。モーニングコールになりそうだな。
5分もしない内に、2人から返事が来た。
そして、再びメールを送った。
20分もしないうちに2人から情報を貰い、亘と照らし合わせてはアジトを突き止めた。


亘は、アジト周辺を徹底的に調べては、武装チームと私服チームを作り、そこに向かう。

誠は、警察に連絡した形になったので、本職であるスーパーの店長に戻った。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
そして、連投です。
なにしろ、レイ&ジョンのSSが終わるのを待ってると、この『恋人は副会長』の終わりが10月になっちゃうので(;・∀・)

スーパーの事務室での会話ですね。
スーパーの店長と、その店長の恋人と、和菓子屋店長の3人の会話です。


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1周年記念SS (3)※戦い・・・※

その後姿に、ウィルは声を掛けた。
 「ハイ、ミハエル。久しぶり」
 「・・・誰だ?」
 「私だよ、忘れた?」
 「どこかで会ったかな?」
 「もちろん」

玄関先から声が掛かってくる。
 「マイケル?どうかしたのか…」
 「何でもない。今行く」
 「へー、マイケルって言うんだ。ミハエルでは無くなったんだね」

ミハエルは、ウィルを無視して玄関に向かうので、次は私の番だ。
 「ハイ、ミハエル。元気?」
 「今度は…。あっ、マーク、居たぞ!」
 「おや、私を探してたのかな?」
 「ああ、そうだよ。あんたの体が忘れられなくてな。なあ、仲間に入らないか?」
 「どんな仲間?」
 「ふふっ…。快感が味わえる仲間さ」
 「どんな快感?」
 「一言では言い表せないな…。この世の至福…、嫌な事は忘れられる…」
 「好きな人とエッチ出来る?」
 「ああ、もちろん。好きな奴も仲間にすれば良いさ」
 「気に入らない奴は?」
 「消しちまえば良い」
 「ふーん…、こうやって?」

短剣を忍ばせていた左手を、ミハエルの腹に突き出す。
手応えはあった。
 「あれ、もしかして突き刺さった?ごめんね、救急箱持ってくる・・・」
 「要らない」
 「え、でも…」
 「あんたがキスをしてくれれば、それで治る」
 「はあ?何言ってるんだよ。きちんと手当をしないと」
 「大丈夫だ。あんたの唾液が、治してくれる」
腕を掴まれ抱きかかえようとしてくるミハエルに、ウィルは手刀を決めていた。
 「ぐっ…」
 「私の大事な人に手を出さないでくれる?」
 「はっ・・。遅いぜ、既に抱いたからな。良い身体をしてたよ。1回だけでは足らずに、2回してやった。なあ、名前教えて?」
そう言われて、ジョンはこう応えていた。
 「ミハエル。私達は昔、出会ってたんだよ」
 「何のことか分からないな…」

その時、玄関の扉が開き、フィルが入って来た。
 「さっきの奴は、庭でネンネさせてやった」
そう言われ、ミハエルは玄関の方に振り向いた。
 「お、お前はっ・・・」
 「おや、私をご存知?」
 「このコンピュータ野郎がっ…、ホワン様にくっ付いて行っただけでなく、あの方の側にまで」
 「あの方って、どの方だ?」
 「ホワン様のジュニアに決まってるだろっ!」
 「ああ、あのリトルか…」
 「あの方は死んだ、と聞かされてる。本当に死んだのかどうか、お前は知ってるのか?」
 「私が知るわけないだろ」
 「フィルッ!」
 「煩いな…。それならリトルの側に居た奴に聞けば良いだろ?」
 「だから聞いてるんだ。フィル、教えろ!」

私は、その2人の間に割って入った。
 「ミハエル、何を言ってるのか分からないが」
 「まずは、お前を手に入れる。仲間に」
 「ならない。それに、なりたくもない!」
 「そうか、それは残念だな…。なら、消すまでだ」


さすがミハエル、元お側付で、しかも5位以内の奴。
身体能力は五分だろうと思っていた私は、彼を侮っていた。
ウィルなんて、ミハエルに毒づきながら手刀を決めていってる。
 「クソ真面目のメガネ君。あのトレードマークのメガネはどうした?」
 「何言って…」
 「コンピュータ野郎の事は知っていて、私を知らないって?ざけんじゃねぇっ!」

ウィルは、ミハエルの股間を蹴り上げては、少林寺の構えを取った。
だが、すぐに裏の構えをした。
 「あのジュニアに懸想しては、裏を真似していただろう。あの裏は、モノになったのか?真似っこのメガネ君。裏同士でやるか?」
 「それを知ってるのは…」
いきなりウィルが飛んではキックをかます。が、すんでのところでミハエルは身を躱しウィルの後ろを取る。が、ウィルは身体を低くさせては回し蹴りをしては、ミハエルの膝を落としていく。
膝をついたミハエルは、一瞬ジョンの方を見ては、不気味に微笑む。
次の瞬間には、ミハエルはジョンの後ろに居た。が、フィルがミハエルの後ろを取り、ナイフを首に当てては、ミハエルに言ってる。
 「腕は鈍ってるみたいだな」
 「くそっ…、この野郎っ!」
ミハエルは私を抱きかかえては側転をしてくれる。フィルから距離を取っては、私を後ろから羽交い絞めにしてこようとする。が、次の瞬間、私はミハエルの腕から擦り抜けては、後ろを取り左手を縛り上げては、ナイフを肩に当てた。
 「首と肩と、どっちが良い?」

ミハエルは、後ろを振り向いては歯を剥いてる。
 「っさまあ…」
 「私を犯した罰を受けるんだな」
そう言うと、私はナイフでミハエルの右耳を突いては、ウィルが空手キックでミハエルの尻を叩く。
 「ぐっ…」

ミハエルは右耳に手をやり床に倒れる寸前、私はミハエルの腹を目掛けては思いっきり脚を振り上げると、ミハエルは身体を半分に折り曲げて、床に突っ伏した。

そのミハエルに、フィルは声を掛けた。
 「ミハエル、これ以上やる気あるか?」
 「フィル…、この二人は・・」
 
フィルは、ミハエルの髪を引っ張り、横っ面を叩く。
その拍子に、何かが飛んできた。何なのだろうと思い、しゃがんで見ると小さく丸い物だった。
ウィルの声がする。
 「コンタクトか。なるほど、メガネではなくコンタクトにしたのか」

ミハエルはフィルに髪の毛を引っ張られてるにも拘らず、睨んでいる。
 「あの頃はデイモスとお前が1、2位を競い合っていては、そんな二人を羨ましいと思っていた。でも、貴様とタイ張って手傷を負わせたり、殺せることが出来ると、私の方が1位だな…。
相手になれよ。」
 「...いいだろう」


その二人に、私は言っていた。
 「やるのなら外でやって!これ以上、家の中を壊したら怒られる」
ウィルも賛同してくれた。
 「そうだな。ここの持ち主は、怒らせるとドイツ・ジュニアよりも怖いからな」
フィルが、顎でミハエルに外に出ろ、と示す。
 「だろうな。あの人は、本当に怖いからな…」

私は、ぶつぶつと言っては愚痴っていた。
 「二人は良いよ。私なんて、24時間ずっとだもん…」
そこで、何かに思い付きミハエルに言ってやった。
 「ミハエル。コンピュータバカに勝っても負けても、ここの掃除と片付けはやって貰うからね!」
 「へっ、貴様らもだろ」
 「いや、ミハエルだけだな」
 「フィルッ、お前何を」
 「私は見てた事を言ってるだけだ。あの二人は、確実にお前に当てていた。お前が避けたり家具に当たったりしなければ、壊れてなかった。」
 「避けるのは当然だ」

その言葉に、思わずウィルとフィルと私の3人はハモッテいた。
 「避け方が下手なんだな」

そして、3人して笑っていた。
ぷっ…、あははははっ・・・・。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
そして、戦闘の火蓋は切って落とされた。

相手がフィルとウィルだから、短時間で終わると思うけどね
ジョンが足を引っ張らない限り、というのが前提なら、の話・・・


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1周年記念SS (2)

 「ほら、マーク見て」
 「なんだ?」
 「分からない?あの栗毛ちゃん、戻って来てるよ。あのバッグの位置、少しだが動いてる」
 「ふーん…。相変わらず洞察眼に観察眼に分析力は素晴らしいよな…」
 「これ位は、朝飯前。でも、どこに行ったのかは分からない…」

あのフィルが、あんな風に言うという事は、ミハエルはやり手だ、という事だ。
トラップの種類と位置を変えるか。

 「ああ、もしかしたら外かな」
 「外って、見て分かるように木しかないぞ」
 「それもそうだね」
ミハエルは部屋を丹念に見ていってる。

バンッ!
トイレのドアを開け広げては、中に入って行ってる。
トイレからシャワーブースまで一通り見ては、何かしらの痕跡を見つけようとしているみたいだ。
指名犯ね、なるほどミハエルは私を消そうというつもりか。
 「何をイラついてるんだ?」
 「どこに隠れてたのかな、と思ってね」
 「なに…。マイケルは、俺より栗毛の方に心奪われたってか?」
 「顔を見られたんだ。消すか、もしくは仲間に引き入れるかしないとね」
ミハエルではなくマイケルね。マイケルという事は…、綴りは『Michael』か。ドイツ語ではミハエル呼びだが、英米語ではマイケル呼びだ。


ジョンは、地下に下りてきては、件の扉の前に居た。
意を決して、扉を動かしては中に入る。コンクリートの様に見えるが、コンクリートに見せかけたトンネルで明かりもないし、何の変哲もないトンネルだった。
10分ほど歩くと騒音が聞こえては、太陽の陽が入ってくる。どの辺りだろうと思い、急ぎ足で出口へ行くと、市街地が広がって見える。
その出口から一歩出て、振り返ると驚いた。
ここはっ・・・!

その出口は、トモのクリニックの敷地内だが、喫茶店と入院棟に挟まれた間に位置してる。
このトンネルは、何時頃出来たのだろう。この存在を、トモや王子は知ってるのだろうか?
丁度良い、目の前にあるクリニックの2階には、王子のコンピュータ会社だ。王子に言って調べて貰おう。そう思うと、ジョンはコンピュータ会社へと向かった。


こんこん、とノックをして中に入った。
 「あの…、今、宜しいでしょうか?」
 「フィルは、そっちに行くと言っては出て行ったぞ」
 「あの、見て頂きたい物があるのですが…」
 「何?」
さっき出てきたトンネルに王子を連れて行き、説明した。
 「私は、このトンネルを使って、家の地下から来ました。」
 「え?」
 「ここまで10数分…、普通の歩きだと20分程でしょうか。このトンネルの存在は…」
 「こんなトンネルがあったなんて…、トモやエドは知ってるのかな…」
私は、王子に提案した。
 「歩いてみませんか?そうしたら、中が分かりますよ」
王子は、そうだな…、と呟き歩いて行った。

すると、直ぐに気が付いた。
 「私は、家から来たのですが、一本道でした。こんな抜け道なんて無かった...」
その抜け道は2本あり、一本はクリニックの裏庭に、もう一本はGPの中庭に通じてた。
ふと見ると、王子は丁寧に壁面等を見ていってる。
 「ジョン。これは私の管轄内の事だ。こっちで調べる。」
 「分かりました。よろしくお願いします。」

王子はGPに向かって走り出した。その後姿を見て、私は表を通って家に帰ることにした。
私の遣るべき事は、ミハエルを家から追い出し、あの家を守る事だ。
フィルが来てるのなら、心強い。二人で追い出す。

木々を抜け、もう少しで家に着く。そんな時、木の上からフィルの声が聞こえた。
 「お前、どこに行ってたんだ?」
 「王子の所に」
 「なんだ。迎えに来てくれてたのか…」
私はフィルに、門より2メートル以上飛ばないとゲートに捕まる事を言い、先に飛んでは屋根の上に着地した。私の後をフィルも見事に飛び着地したのを見て、思わず言っていた。
 「鈍ってるかと思ったのだけど、良かったよ」
 「ばかっ。誰に向かって言ってるんだよっ」
誰かが着地したみたいだ。微かな揺れを感じ振り向くと、くすくすっと笑ってるウィルが居た。
 「デスクワークばかりだと鈍るもんねえー」
 「なんで…、ボスは?」
 「うん。ボスはもう大丈夫だよ。それにフィルからメール着たし…」
 「そうなんだ。フィル、ありがとう」
 「どういたしまして。それより、ミハエルに何もされなかっただろうな?」
 「う、うん…」
きっぱりと言えない自分が情けない。
ウィルは、近寄っては耳元で言ってくる。
 「違う?」
 「なんで分かるんだ…」
 「まったく、シュワルツの事といい、今回の事といい…。フィル、驚かないでね。」
 「うん、なになに?」
 「ジョンはね、ミハエルに犯されたんだって」
 「はあ?」
大声を出したフィルは、一瞬遅く手で口元を抑えては、その状態でもごもごと言ってくる。
 「言っただろう。あいつと接触するなって…」
 「いや、寝てる時だったみたいで…」
フィルとウィルは、2人揃って溜息を吐いてくれる。
 「で、あいつは何処に居るんだ?」


屋根裏のコンピュータ室に2人を招き入れ、仕掛けてるトラップの種類と位置を教えては、ジョンはミハエルの居場所を見つける。その時、2人から知ってる情報を教えて貰った。だが、他にもある筈だろうに、詳しくは教えてくれなかった。
ミハエルは5位以内に位置していては、チキン・ジュニアに懸想しては裏を真似していた。今は悪の道を突き進んでる、という事だけだ。

そういえば、朝から何も食べてないな。まずは腹ごしらえをしてからだ。
キッチンに行き、3人分の食事を作り、その場で立ったまま食べる。
ホットサンドとホットココアだ。
食べ終わると、フィルはアップをしながらチューイングガムを口に含んでは赤外線ゴーグルを首に引っ掛けては、ウィルは髪を結い直しては赤外線ゴーグルは手首に巻いてる。
私は、目を瞑るとゲップが出ては、すかさず2人から背を小突かれた。
小さい声で、ごめん、ごめん…と言っては、もう一度目を瞑る。

3人が目を瞑り、意識を研ぎ澄ましては気配を殺して待つ。


風に乗って、微かに聞こえてくる。
2人の声が。
1人は気配がするが、もう一人は気配がない、声だけだ。

3人は一斉に目を開けた。
昔は、『御』の為に殺っていた。
だが、今回は違う。
ジョンは、レイの家を守る為に。
ウィルは、レイとジョンを守る為に。
フィルは、ジョンとウィルを、そしてシンガポールの病院に勤務していたミスターの家を守る為に。

かつての仲間を、敵とみなして動く。


ジョンには、この2人が、なぜそういうポジションなのかは分かって無かった。
当然ながら、今でも分かって無い。
なぜなら、それがジョンの立ち位置であり、『泣き虫』という所以だからだ。


だが、敵もさる者。
なにしろ、同じ側付として『御』に仕えていたのだから、それもそうだろう。
何かを感じ取るはずだ。
気配は、迷う事無く、まっすぐに玄関へと移動している。
微かな衣擦れの音も、同じ様に移動している。



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
レイの弟のマークと、友人(?)のマイケルの様子を、セキュリティビデオから画面越しで見ているジョン。

結局は、フィルとウィルも来てくれ、一緒に戦い守る。

アクション好きな私は、どうしてもアクションを入れてしまうのよね。
この手が、書いてしまうの~
((φ(._.*)カキカキ(*._.)φ))


※※※

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新作! 1周年記念SS (1)

何かを感じていた。
本来ならば、直ぐにでも目が覚めるのだが、この時は酒を飲んではぐでんぐでんになっていた。
そうだろう、一人で赤ワインを3本も空けたのだから、酔うなと言う方が無理だ。

痛む頭を押さえながら目を覚ますと、両隣には見知らぬ男が2人。
しかも、その2人は、何も身に着けてない。
真っ裸だ。
まだ頭が働いてくれず吐息をついたが、その時にジョンは自分もまた、身に着けてない事に気が付いたのだ。


 「へ…」
思わず、二度見をしてしまっていた。
両隣で寝ている裸の男2人を見ては、自分の身体も。
2人はスヤスヤと気持ちよさそうに寝ているが、自分の頭はズキズキと痛む。
二日酔いだ。
でも、嘘だと思いたい。だから、もう一度目を瞑っては開けた。

気持ち悪い、吐きそうかも…。
そう思い、2人を起こさないようにしてベッドから離れてはトイレに駆け込んだ。
うん、間違いない。ここは私の部屋であり、トイレだ。
何があったのかを思い出そうとした。


レイは、1週間前にフィンランドに行った。
オファーを掛けて欲しいドクターがいる、と言われたらしい。
もうシンガポールでは無く、オーストラリアなんだ、と言ってるのにも関わらず、相手は「それは知っている。でも、どうしても…」と強く粘られては、行ってしまった。
一緒に連れて行ってくれれば良かったのに、観光ではないし、留守番よろしく、と言われエッチ三昧で身体が動かなかったのも理由だ。
よりにもよって、私が酔っている時を狙ってくるなんて…。

あ、そうだ。フィルとウィルを呼ぼう。
スマホはバッグの中だが、あの2人が寝ている今がチャンスだ。
すると、トイレのドアの向こうでは、気配と話し声が聞こえてくる。
 「あの栗色は…」
 「荷物はある」
 「全く、人の部屋を勝手に使いやがって…」
 「でも、気持ち良かったよ」
 「ああ、気持ち良かったな。俺なんて、2回とも中出ししてやった」
 「喘ぎ声は艶っぽかったし」
 「でも、あいつはノンケじゃねぇ」
 「ああ、同類だ。で、どこに行ったのだろう」
 「パントリー、キッチン、リビング…・・。ふむ、レイの部屋か?」
 「レイって?」
 「俺の兄貴だ」

2人の会話を聞いていたジョンは驚いた。
レイが兄貴って事は、アメリカに行ってると言われてた弟か。その弟が帰って来たのか。
もう一人は、その友人ね。
で、もしかして私は…、レイの弟と、その友人に寝てる時を襲われ犯されたのか。

はあああ…。
心の中で深く溜息をついていた。
シュワルツの事といい、今回の事といい…。
本当に、私は襲われやすいんだな。どうしてなんだろう…。
そう思ってると、ドアの向こうでは動きがあった。

 「どっちみち、レイには帰ったと挨拶するから、部屋に行く」
 「分かった。それじゃ、私は」
 「リビングに行ってろ」
 「なんでリビング?」
 「リビングからだと、キッチンとパントリーが見えるから」
OK!という言葉が聞こえ、2人はドアを開けて部屋から出ていった。
数分後、ジョンはトイレから出た。
フィルとウィルに、こちらに来て欲しい事をメールした。
そして、こげ茶の上下を身に着け、トゥーシューズを履く。手袋も嵌めてはゴーグルも掛ける。
戦闘準備だ。そうしてると、2人から返事があった。
 「ボスが体調を崩してるので、行かれない」と、ウィルから。
 「王子が許してくれない」と、フィルから。

ウィルには「お大事に」と、フィルには「仕事頑張って」と返信して、ジョンは覚悟を決めた。
なら1人で片付けるか。
レイが戻ってくるのは明日の朝だ。


そして、ジョンは自分用に作った隠し部屋に向かった。
まずはセキュリティチェックだ。
一体、あの二人はどこから入って来たのだろう。
セキュリティ画面を遡って見てると、地下から上がってきてるのが映っていた。
地下をズームインさせては、もう少し遡って見てると、隠し扉から入ってきてるのが見える。
あんな所に、隠し扉があるのか。
これは私のミスだな。自分のミスは、自分で片付ける。
あの扉が、どこと繋がってるのか調べるのは何時でも出来る。

コンピュータで、この2人を調べてみる。レイの弟の方は、簡単にデータが手に入る。
Mark、マークね。
こいつは、麻薬の売人か。よりにもよって面倒な…。
まあ、良い。で、友人の方は…。
すると、データにアクセスできない。
むぅ…。

しばし考えた末、ジョンは王子に連絡を取った。
顔写真を送っては、数秒後、王子はアクセス出来るぞ、と言ってくる。

出来ないから、頼んでるのに…。

 『あ、悪い悪い。私にしかアクセス出来ないんだった』
 「この人は、どんな人なのですか?」
 『どうして知りたがるんだ?』
 「私の住んでる家に、勝手に入って来たのです」
 『ほー…。セキュリティが甘いのでは?』
 「違いますっ。私の見落としがあって、その見落とした場所から入って来たみたいです」
画面の向こうでは、王子は溜息を付いてる。
 『ま、いいけどね。彼は、お前と同じだよ。ニックネームは『真面目バカのメガネ』、そして…

 え、真面目バカのメガネッ?ボス、誰と何の話をしてるんですかっ!
フィルの声だ。

 ジョン。フィルは分かったみたいだぞ。
 ボス…?ジョンって…、ジョンッ。あいつと接触するなっ!昔と違って、今は悪の道に居る。ヤクとガンに手を付けては、指名犯になってる。ヤク漬けになってるんだっ!』

ジョンは、王子に聞いていた。
 「そのメガネ君の呼び名は?」
 『ジョンッ、聞いてるのか?
フィル、煩いっ!呼び名は『ミハエル』だ。』
 「ありがとうございます。フィル、仕事頑張ってね。お邪魔しました。」

そう言って、PCの電源を落とした。
なるほど、ミハエルに唆されて、マークはヤクの売人になったのか。
私は、ヤク漬けになってる奴に、犯されたのか。

暫らくすると、近くに気配を感じた。でも、ここは感知される事は無い。
 「居ないな…」
 「別に良いじゃない。どこかに行ってるかもしれないよ」
 「荷物を置いてか?」
 「さっきの部屋に戻ろう。そしたらヒントがあるかもしれないよ」
 「ま、俺の部屋だしな。返してもらおう」


煩い奴だな。そう言うのなら返してやるよ。お前には、後でたっぷりとお返しをしてやる。
その前に、こっちのミハエルだな。
ミハエル…、ミハエル?真面目バカのメガネ…、ミハエル…。

ああ、思い出した。
側付仲間か。うーん…、それだと仕掛けているトラップは半分ほどバレルだろうな。
身体能力はどれぐらいだろう。五分五分かな。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
投票のご協力、ありがとうございました。

このブログも1周年を迎え、2年目に入りました。
これからも、よろしくお願い致します。


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1周年記念SS

いつも読みに来て頂き、ありがとうございます。
ここ数日は、なりを潜めていました。

少し、元気が出ましたので、今日は予約投稿ではなく、通常投稿させてもらいます。


☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
~あらすじ~

恋人であるレイは、仕事で1週間留守にする。
その間の、ジョンの留守番模様です。

果たして、一人で良い子に留守番出来るのでしょうか?

お楽しみに~


6(R18)7(R18)エピローグ
あとがき


登場人物

レイ
パースにある、地元病院のオーナー。
ジョンとは恋人関係にあり、ラブラブな2人暮らし中。

ジョン
ドイツにあるフォン・パトリッシュの『御』の、元お側付。
レイがオーナーをしている病院で、コンピュータ技師として仕事している。
レイとは恋人同士で、一緒に暮らしては幸せな日々を送っている。

マーク
レイの弟で、アメリカで暮らしているゲイな人。
パスポートの更新で、パースに帰ってきてる。

マイケル(ミハエル)
マークと同じゲイ仲間であり、薬関係には敏い。
だが、本来は・・・。

フィル
ドイツにあるフォン・パトリッシュの『御』の、元お側付。
イタリア王子であるユタカが興しているコンピュータ会社に勤務している。
今回の話では、フィルの過去が一部だけど曝け出されてしまう。

ウィル
ドイツにあるフォン・パトリッシュの『御』の、元お側付。
レイがオーナーをしている病院で、秘書として仕事している。
今回の話では、ウィルの過去が一部だけど曝け出されてしまう。

王子(ユタカ)
ドイツにあるフォン・パトリッシュの『御』の従者であるお側付20人に、世界の事やコンピュータ関連に銃器の扱いや学問や格闘技等。多岐にわたって教えていたイタリア王子。
ここパースでは、オーストラリア・ドンを崇めては、コンピュータ会社を興している。

エド(エドワール・ジョンソン・フォン・パトリッシュ)
パースでは、スペシャル病院とGPのボスをしていては、オーストラリア・ドンの執事でもある。
ドイツにあるフォン・パトリッシュの『御』の親戚。お側付にとっては、『御』と同じく雲の上の人物である。そして、「名前はエドワールだ」とマルクが死んだ為、名前呼びの訂正を促している。

ヒロト(ヒロト=ヴィオリーネ・フォン・パトリッシュ=福山)
エドのスペシャル病院をメインに、色々な病院でオペをしているメスオペ・ドクター。
オーストラリア・ドンとは恋人であり、ドンの息子と3人で暮らしている。
ドイツにあるフォン・パトリッシュの『御』の直系の孫。お側付にとっては、『御』やエドと同じく雲の上の人物である。

お知らせ

突然で申し訳ありません。

大事な仲間が死んでは、なにもやる気が起きてきません。
なので、ブログ更新はお休みします。
さっき、葬式から帰ってきたばっかり・・・

喪に服します。


27日からの1周年記念SSは、掲載しますので(宣誓!
たぶん、こちらも予約投稿になるかと・・・
なので、しばしの間、お待ちください。

今日のは予約通りに投稿されてますが、明日と明後日と明々後日の予約投稿は、消しました。



申し訳ありません。



恋人は副会長(73)

スーパーの店長から連絡を受けたテルは、マサを連れて行った。
そして、自転車、財布、iPhoneを確認後、そのビデオを見せて貰った。
 「なんでっ・・・」
 「ユウは、何も・・・」
 「ユウは、俺が聞いても『知らない』の一点張りで…」

拉致られたのは11時半過ぎ。今は、夕方の17時過ぎだ。
5時間半。
この時間のロスは大きい。

声が割って入ってきた。
 「で、どうなった?」
 「ああ。今、見て貰ったところだ。」
 「何て言ってた?」
あの2人な、と指差し、店長は後から来た男にもビデオを見せた。
 「ふむ…。口がしっかりと見て取れるな。何を言ってるのか、すぐ分かる。」
 「こっちが荷物な。」
 「見ても?」
 「ああ。」
店長と、後から来た男2人は、ポケットから白手袋を取り出し嵌めては、荷物を確認しだした。
店長はiPhoneのロックを外しては、ダブルクリックしては履歴からボイスアプリを見つけては、それをクリックした。

いきなり声が聞こえてきた。
 「……。怖くて声が出ねえか…」
 「はははっ…。そうかもな。」

その声に反応したテルとマサは、振り返った。

 「なあ可愛い子ちゃん。イイ事しようよ。」
 「男に対して可愛い子ちゃんは、ないだろっ!」
ユウの声だ。
 「なら、可愛い子君か?」

店長と、もう一人の男はビデオを見ているので、テルとマサも釣られてビデオを見た。

ガハハッ…と、笑ってるビデオの5人の男達。
 「チビ、逃げろっ!」
コウキの切羽詰まった声が聞こえる。

それに対して、ユウは泣き声だ。
 「煩いっ!人をチビチビ言うなっ!」
 「いいから…、早くっ…」
 「分かったよ。逃げてやるよっ。コウキの意地悪っ!」

あいつ等の、してやったりな表情。
コウキの名を、覚えられた。
 「なあ、コウキ君。お…」

でも、そこで音声は切れた。
そこからの言葉は簡単に予想がつく。
 「俺等と遊ぼうよ」

マサ・・・。
テルは、そう呟くことしか出来なかった。


 「大収穫じゃないか。俺より相方に連絡してやれば良かったのに。」
 「あいつはヤッコサン追いかけて、県外だ。」
 「そこの2人は、逃げて行った1人の兄弟だな。」
 「拉致られた方の、コウキのiPhoneの最終通知者が、こっちのロン毛だ。」
そう言われて、テルは気が付いた。
あ…、あの和菓子屋の店長だ。

その呟きを耳にしたマサは驚いた。
テル。今、なんて?
 「マサがアイスを買った和菓子屋の店長だよ。あのスプーンをスパッ!と割った人。」
 「え…。あのスプーンを割った、魔法使い?」

 「悟、知り合いか?」
 「んー…。覚えがないな」

テルは言っていた。
 「あの、3月に季節限定のアイスを、この人が買って、スプーンを返しに行った者です。
その時、そのスプーンを…スパッ!と、片手で割ってましたよね?」
あ、そういえばショウのヘッドも居ました。

 「ああ、あの時の…」

 「そうです。あの時、あの店に居た2人です。」
でも、その人は俺の言った言葉を聞いていたのか?
スルーされた感がある。

 「で、誠(マコト)。どうする気だ?」
 「それは、2人に任す。…どうされますか?」

テルは即答していた。
 「探します。この連中の事は知ってますか?知ってるのなら、教えてください。
それと、あの5人を写メっても良いですか?」


すると、違う声が聞こえてきた。
 「待って。」




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
スーパーから連絡を貰ったテルは、マサと一緒に。
そこで見せて貰ったものには、驚きを隠すことが出来なかった。


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恋人は副会長(72)

※長男マサ&三男ユウ&テル※


 「こんちはー!」
テルの声だ。
 「ねえねえ、昼飯にと思って持ってきたんだ。お稲荷さん、一緒に食べよ~♪」

うどんとお稲荷か、夕食に期待しよう。

 「え…あれ、うどんだけ?はい、ユウ。いつも頑張ってくれてるから、3個ね。
マサー!お稲荷2個ね。で、コウ…。あれ、コウキは?」

テルに向かって手招きをしていたのだが、中々こっちを振り向いてくれない。
でも、分かったみたいだ。
こっちに、やって来る。
 「何で、そこで食べてるの?」
 「ユウと松井は喧嘩をしたみたいだ。」
 「珍しい…」
 「で、ユウが黙って、ここに昼飯持ってきたんだ…。」
 「なるほど。そこから動くな、という事ね…。で、肝心のコウキは?」
 「一緒に買い物に行ったのだけど、まだ帰ってきてない。」

それじゃ、コウキに2個残しといて、2個ずつ食べよう。
そう言ってくれるテルにサンキュと言って、俺は食べだした。

いつの間にか、ユウは俺の目の前で稲荷を食べてる。
 「あっ…。ユウ、コウキの分も食べたなっ…。」
 「まあまあ。松井は居ないし、ユウも食べ盛りの時期に入ったんじゃないか。」
な、ユウ?
ユウは何も言わないが、頷いてる。
まあ、口いっぱいに頬張ってるから言えないよな。
テルは、仕方ない…と言っては、苦笑している。


今までも、こんな感じだった。
コウキがここに来てからは、こんなのは無かった。
でも、コウキは夕食後は部屋に引っこんでいた。
だから、まだ我慢できていた。
コウキなんて、戻って来るなっ。
自分の家があるんだから、自分の家に帰れっ。
なんで、コウキはここに居たんだろう。
人をチビチビと連呼してくれて…。

あ、思い出したら腹が立ってきた。


16時半かあ。
夕食に、何を作ろうかな…。
でも、まだ動く気にはなれない。
しかし、コウキは何をやってるんだ。
そんなにも、あんな奴等と一緒に遊びたかったのか?
あいつ等は、俺の事を「可愛い子ちゃん」と呼んできた。
だけど、コウキは「チビ」と…。
そして、可愛い子ちゃんから、おチビちゃんに呼び直された。

ああ、ムカつく!

ふんっ!どうせ俺はチビだよ。
今に見てろ。
その内に、お前や…、あの松岡野郎も見下ろすようにデカくなってやる。


ユウは、自分の言動に気が付いていなかった。
自分が発した言葉が、どんな意味を持ってるのか。
また、なぜコウキが名前ではなく「チビ」と言ってきたのか。全く分かってなかった。

宮田は、なにか嫌な予感がしては松井に電話とかメールをしていたが、反応が無い。
テルにも頼んでしてもらっていたが、同じように反応が無かった。


そして、17時前。テルはユウに声を掛けた。
 「ねえ、ユウ。なんで夕食の支度しないの?」
 「だって…、稲荷が、まだ腹の中…」
ぷぷっ…。お前、それ食いすぎ。

 「ねえ、なんでコウキは戻ってこないのかな?」
 「知らない」
 「コウキは、どうしてると思う?」
 「知らない」
 「何か知ってるでしょ?」
 「知らない」
 「ユウ?」
 「知らない」
 「お前、なんで泣いてるの?」
 「知らな、泣いてないっ」


その頃、スーパーでは自転車の中にはレシート付きの買い物済みの食糧と、財布とiPhoneが置き忘れてある、と客の一人から連絡を貰った。
店長は、それを聞くとセキュリティビデオを見ては、2人の男子が絡まれては、1人は逃げたが、もう1人は5人の男に連れて行かれたのを見ては、連絡を入れた。
普通なら警察に通報するべきなのに、その店長は自分の知り合いに連絡を入れたのだ。
その人物から、iPhoneがあるなら最終通知者に連絡を入れろと言われ、そこに連絡をした。
その連絡を受けたのは、一番最後に電話を入れた人物、テルだった。



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
超不機嫌な三男坊のユウは、テルからのお裾分けを貰っては満腹な様子。
そのユウは、なぜコウキが自分の家に居るのか分かって無い。
だが、それを知ってるのは兄2人とテルとシュータの4人だけ。

果たして、コウキは?

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