BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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恋人は副会長(20)※兄弟対決が始まる…※

 「コウキ… 」

 「ぅぅん…」
名前を呼ばれ、目を開けると…裸の胸が。
思わず顔を赤くしてしまった。
 「は、恥ずかしっ…」
呟きが声に出ていたのだろう。
 「恥ずかしくないよ」
そう言いながら、副会長は俺を抱いてくる。
あ、でもスラックスは穿いてない。パンツだけだ。
 「ふ、服っ…」

っ…。

 「痛い…。どこを噛んで…」
 「煩い。副会長と呼ぶなと言ってるだろ。」
俺が副会長と呼ぶと思ったのか、俺の胸を、あろうことか乳首を噛んできたのだ。
 「それなら、どう呼べば…」
 「名前だな」
さらりと言ってくれるが、俺は即答した。
 「ムリッ!」
 「なんでだ?」
 「だって、恥ずかしいでしょ…」
 「慣れると、そうでもないぞ」
 「その慣れるまでが…」

いや違う、そうではない事を思いだし、副会長に言った。
 「さっき言いたかったのは『副会長』ではなく、『服は何処に?』と、聞きたかったんですっ。」
 「別に裸でも良いだろう。」
 「はだ…?はずっ…」

すると、とんでもない事を言ってきた。
 「今日はキスマークを付けただけだ。次は、それ以上の事をするからな。」

うー…。もうっ、本当に恥ずかしい。


その後、せっかくだからと言ってピアノを教えて貰った。
副会長の家にあるピアノは、アップライトとカワイの電子ピアノだった。

fumio_piano.jpg

ピアノといえばYAMHAとかカワイが有名だが、それは日本に限っての事だ。
俺の家では、お母ちゃんがピアノとギターを教えてるのもあってYAMAHAのピアノを置いてるが、副会長の部屋の続きにあるスタジオに置いてあるアップライトは、ザウターだ。

ザウターは、上品な感じの焦げ茶色で、年季の入ってそうなピアノだった。
 「母の形見だ」と、教えてくれた。
えっ、そう言われると触れる事も出来ない。
でも、見てるだけでも嬉しいものだ。
やっぱり、俺もピアノが好きだな。

七夕祭では電子ピアノだから、カワイの方で練習させてもらった。
その場で、副会長から楽譜を貰った。
 「文化祭では〆の曲として演奏して歌うのだが、今回は七夕祭の主催校で、俺も歌うから。」
と言われ、その〆の曲も練習した。

その曲は、ノリの良いタップだった。

ドラム、ギター、ベースも入っての演奏になり、同じフレーズを何回も何回も繰り返す。
それは、ドラムのソロから始まって、ドラムのソロで終わる。
時間的には、5分間きっかり。

そして、俺のピアノの音で、副会長が歌っていく。
時々、俺の手は止まったり、音を飛ばしたり、ミスったり…。
だけど、根気よく教えてくれる。
 「この曲は、ノリが一番必要なんだ。リズムに乗っていれば、ソロの部分はシンプルでも良い。
最初から、そのソロを聴かせようと思うな。」

そう言ってくれるが、これが中々に難しい。
手本を聴かせて欲しいと強請ると、演ってくれた。

何回か練習してると、鼻歌でもいいから歌って行かないとミスる事に気付いた。
俺は、鼻歌でタップを歌いながら演っていた。

副会長は、笑ってる。


すると声が聞こえてきた。
 「なんでコウキが居るの?」

 「ユウ…」
俺はユウと目を合わせられなく、すぐにピアノに目を戻した。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
初体験のコウキ。
目が覚めると、そこには同じく裸ん坊のフミオ。
(/▽*\)~♪ イヤァン

そして、ノリの良いタップを教えてもらってるのですね~♪

そして、ユウが帰宅してきた。
何も知らないユウと、次兄のフミオとの兄弟対決が静かに火蓋を切った。

※※※

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恋人は副会長(19)※ソフトR※

※R??※


 「初めて、人前で泣いちゃった…。ごめんなさい、迷惑」
 「迷惑ではないよ。だけど、違う意味で泣かせたいな…」
は…違う意味で泣かせたい?
 「それって、どういう…」

副会長は、にっこりと笑って言ってきた。
(うっ…。だから、その笑顔は反則…)と、思ってたのもつかの間。
 「ねえ、コウキ。ユウにキスされたんだってね?」
 「え…、キス?キスって…、あれがキス?」
 「この唇を許したんだ?」
副会長は、そう言いながら俺の唇を触ってる。
 「いや、唇ではなくて、ほっぺた…」
俺はユウの唇が押し付けられた左頬を、自分の指で示した。

じゃ、消毒…と言っては、左頬に副会長は唇を付けてきた。
 (う、うわっ…。嫌じゃない。こういうのって気持ち良い。)
思わず目を閉じてしまった。
少し経つと、左頬に触れていた副会長の唇は、俺の首に移った。
 「ん…」


ネクタイを外されそうになって、思わず目を開けた。
 「あ、あの…」
副会長は真剣な表情をしている。
 「嫌か…」
 「あの、実は…俺、中1の時に…ある人に、その…付けられて…」

副会長の声は、心なしか固くなってる気がした。
 「誰に?」
 「ヤス兄…軽音に入ってきた2年のボーカル…。松岡先輩です。」
 「…そいつの事が好きだった?」
 「俺は一人っ子だから、お兄ちゃんが出来て嬉しかった。そういう気持ちだったから…。
好きとか、そういう気持ちはまるっきり無かった。」
 「なら、俺とは?」

思わず、副会長の顔を見上げた。
こんな近くで見ると、吸い込まれそうな意志の強い、黒い瞳が俺をじっと見ている。
その瞳に映ってるのは、少し不安げな俺の顔だった。
この人はヤスオ兄とは違う。
嫌だと言えば、止めてくれるだろう。
でも、この人になら抱かれても良い。
この人は、真剣に思ってくれてる。
俺は、この人の事を知りたい。

なかなか言葉を発しない俺に、副会長は再度聞いてきた。
 「コウキ?」
 「今、分かった…」
 「なにが?」
 「俺、副会長の事が気になっていたのではなくて、好きになってるんだって…」
 「コウキッ…」

 「んっ…」

少し経つと、副会長の唇が、俺の唇から離れていく。
(温かかった…。でも、嫌じゃなかった。もっと触れたい。)
でも、俺は副会長に文句を言っていた。
 「きゅ、急にしないでっ。俺…、俺、初めて…」
 「ごめん、ごめん。嬉しい事を言ってくれるから、つい…」

俺は副会長に言ってた。
 「優しくしてね」
 「ああ、そうさせてもらう」

そう言って、副会長は俺が着てる夏用のベストを脱がすと、ベッドに押し倒し…。
ネクタイを外しては、シャツの前ボタンを全て外し…。
下着として着てた黒シャツを裾から捲ってきた。

俺は、自分の胸元に息が掛かるのを感じ、声が出てしまった。
 「あ…」

heartlove.jpg

副会長の手が、唇が…、俺の肌に優しく触れてくる。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
そして、自分の気持ちに気が付いたコウキ。

Rにはならない、ソフトRが始まった。
(〃∇〃) てれっ☆

※※※

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恋人は副会長(18)※Heart&Heart※

 「俺と…付き合って欲しい。」
真剣な表情で、そう言ってくる副会長を目の前にしても、信じられなかった。

 「せんぱ…い…?」
 「俺は、コウキでないと嫌なんだ。」

だが、俺は思っていたことを口にしていた。
 「なら、ユウは?」
怪訝な表情で、副会長は聞き返してくる。
 「ユウ?」

俺は、気になっていた事を喋っていた。
 「軽音の部室に来ては、ほとんどユウに付っきりでしょ。
ユウを見る目は優しくて、ユウの不貞腐れた顔をツンツンと突いたり…」
 「コウキ…」
 「俺とは…、俺には、あんまり絡んでくれなくて…」

俺は副会長に愚痴を言ってた。
自分が泣きながら、とんでもない事まで喋ったなんて思いもしなかった。
 「俺には、最初だけだったし…。後はユウとかマモルばっかりだし…」
 「お前の方がピアノ上手だぞ。」
 「だって…」
 「コウ…」
 「期末の試験勉強だって!本当は嫌がられてるのかな、という感じがした。
押しかけて行ったのは悪かったと思ってるけど、あんな嫌そうな表情…見たくなかった…。
それでも、メアドを交換しようと言ってくれたのは嬉しかった。
分かってる?
俺は、副会長の…言葉に、踊らされてるんだよ。
これではダメだと思って、とにかく七夕祭を盛り上げようと思って…。
心の中から、副会長の事を追い出そうと…考えまい、としてるのに…。
俺が好き?付き合って欲しい?
なんで…、なんで、そういう事言うの?考えないようにしてるのにっ…。」

副会長の胸を両手で押しては、俺は顔を下げては爆発させてた。
少しイライラモヤモヤ感が薄くなった。
しばらくすると、副会長の声が聞こえてきた。
 「気になる奴って言うのは…、俺の事?」

 やばっ…、言ってしまった。
その呟きが聞こえたのだろう、副会長は俺を力強く抱いてきた。

 「あ・・あの、その…ふっ…、副…」
 「『ふ』や『副会長』ではない、『ふみお』って、言って」
副会長の声が震えてる?
俺は小声で呟いた。
 「ふ…、ふ、み、お、さん…
 「聞こえない」
 「意地悪っ」

 「コウキ。ユウは、俺の弟だ。だから、ユウの事は気にしなくて良い。」
え…、ユウの兄?
 「双子の兄がいるって、聞いていたけど…」

heartheart.jpg

 「その内の1人が俺だよ。それに、返事は?」
副会長は俺を抱きしめたまま、もう片方の手は俺の鼻の頭をツンツンと突いてくれる。
 「う…」

 「泣き虫君、返事を聞かせてほしいな。」
その言葉に、少しムカついた。
 「俺を、弟の様に見てる?」
 「お前は、俺の弟ではない。」
きっぱりと、言われた。
その言葉が嬉しくて、俺は気になってた事を口にした。
 「軽音に来ても、ユウやマモルばかりと絡まないで…」
 「分かった」
 「あと…」

副会長は、俺の顔を覗きこむように見てくれる。その顔は、優しい表情をしている。
 「なに?」

副会長の胸に顔を埋めて、俺は言っていた。
 「他の奴らに優しくしないで…」
 「うん」
 「笑顔も見せないで…」
 「うん」
 「俺だけにして…」
 「うん」

 「…もっと抱いて……」
 「コウキ。好きだよ」
そう言って、副会長は俺をギュッと力強く両腕で抱きしめてくれた。
 



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
一人抜け駆けしたフミオ。
壁ドン&告白して、コウキの返事。

なんか、弟の様に見られてる感じがするコウキだが・・・。

※※※

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恋人は副会長(17)※壁ドン&告白…※

自転車置き場に行くと、副会長は自転車に凭れて待っている。
その姿を目にすると(やっぱりカッコいい)と思っては、走り近寄った。
 「ごめんなさい、遅くなりましたっ。」
 「付いて来い。」
 「はい。」

2人で何処かに行くのは嬉しいのだけど、どういう風の吹き回しなんだろう。
そう思ってると、副会長は自転車を走らせてる。
俺は慌てて自転車に乗り、副会長の後を付いて走った。
20分ほど走らせ着いたのは、豪勢な屋敷とも言える一軒家。
ちょ、ちょっと待って…。
 「この時間は誰も居ないから。」
そう言って、副会長は駐車場の勝手口から入ろうとしている。
 「あの、ここって…副会長の?」
 「ああ、そうだ。で、こっちな。」
手招きしてくれるので、そっちへ向かう。
お邪魔します、と言いながら入って行った。
階段は下向きになっており、副会長は降りてるので、俺も下に降りた。
少し歩くと、ドアに小窓が付いてるのが目に留まり覗いてみた。

あっ、ピアノだ。もしかしてピアノを教えてくれるのかな?
そう思った俺は、副会長がドアを開けてくれた部屋に入りながら言っていた。
 「副会長、ピアノを教えてくれるんですか?それならそうと言ってく・・」
すると、いきなり壁に押し付けられた。

kabedon.jpg

ま…待て、これってもしかして壁ドン?
 「コウキに聞きたい事がある。」
 「はい。何ですか?」
 「好きな奴はいるのか?」
え…。
いきなり聞いてきた言葉に驚き、目を瞠ってしまった。
 「返事は?」
 「す、好きな人はいないけれど、気になる人はいます…」
 「気になる人…」
 「はい。め…」
(目の前にいます)、と思わず言いそうになった。
何を考えてるのか分からないけれど、どうやらピアノではなさそうだ。
そんな感じがした。

 「副か」
 「それ、やめろ。」
 「え…それって?」
 「だから、副会長と呼ぶなって言ってるんだ。」
俺は力説していた。
 「だって、実際に生徒会の副会長をされてるんですよ。副会長と呼ぶのは当たり前です。」
 「…分かった。それなら、こうしよう。学校では副会長と呼ぶのは許そう。だけど…」
中々、次の言葉を言ってこないので、痺れを切らせて俺は聞いた。
 「だけど?」
 「2人で居る時は、違う呼び方をしてもらう。」

 「副か」
 「だから、それをやめろと言ってる。」

 「わ、分かりました。宮田先輩。」
 「…宮田は、大勢いる。」
 「あ…た、たしかに…」
 「名前の方で呼べ。」

少し考えて口を開いた。
 「ごっ、ごめんなさい。名前、言えないです。」
 「どうして?知ってるだろ…」
 「そ、そうですけど…」(恥ずかしいんですっ)
すると、壁ドンされたまま、俺は抱きかかえられた。
 「コウキ…」

(う…うわっ。近っ…近すぎっ…)

そう思うと、目をギュッと閉じては下を向いてしまった。
その拍子に、俺は持っていた荷物を床に落としてしまった。

副会長は片腕を俺の腰部分に当てては抱きしめてくる。
もう一方の片手は、俺の顔を上向かせてくれる。
副会長の声が耳元で聞こえる。

 「コウキ…。俺は、お前が好きだ。」


え…。
思わず目を開けた。
目の先には、真剣な表情をしている副会長の顔が…。
お互いの目が、お互いを見ていた。

 「俺と…付き合って欲しい。」



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
そして、副会長は自宅へコウキを招き入れ。
自室で、壁ドン&告白。

コウキは、どう返事する?

※※※

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恋人は副会長(16)※抜けがけ・・・※

宮田副会長は生徒会室に戻った。
だが、先ほどのやり取りが頭から、耳から離れない。

コウキ、松井弘毅。
俺より身長は低いが、ユウよりは高い。175か176位だろうか…。
大人しく真面目で、頑張り屋な奴。
天然な所も見受けるが、根は大人しく優しい。
ピアノも上手で、俺と同じ絶対音感を持ってる奴だ。
仮入部の初日に、オヤジの笑えないギャグに、唯一笑っていた。
しかも、初見でアノ曲を弾いてるのを耳にした時は驚いたが、その反面嬉しかったな。
あの後テルが来なければ2人っきりだったのに…。
テルが俺を探しに軽音の部室へ来たので紹介したら、コウキは本当に嬉しそうにしていた。
そんなコウキを目の前にして、俺は嫌な気持ちがしたんだ。
 『伝説のイケメンボーカル・テル』
そう言われてテルも苦笑しながらでも嬉しそうにしていたし。
でもテルはマサと恋仲だ。
コウキは、どう思ってるのだろうか…。


あー。
くそっ…、気になって仕方がない。
仕事にならない。
本来なら総会を機に軽音部とは切れないといけないのに…。
でも、七夕祭の事もあり、まだ切れない。
なにしろ今年は主催校だからな。

コウキ…。
最近は、すぐにアイツを思い浮かべてしまう。
期末試験の勉強を生徒会室で、と言っては生徒会室に押しかけて来たし…。
コウキに勉強を教えるのは良いが、これが1人だけではないからな。
他にも3人がくっ付いてきてた。
まあ、この4人には生徒会メンバーになってもらうから、と顧問や教師連中には了解を得ているから良いのだけど。
2学期に入ると、引き継ぎをしていかないといけないな。


ユウは「キスをした」と、あいつに言ってた。
あいつは「コウキが中1の時、上半身にキスマークを付けた」と返していた。

コウキは、どう思っているのか?

あー。
もうっ、クサクサする。

何の為に、俺が軽音に行ってるのか、あいつは分かってないだろうな。
俺の頭の中の大部分を占めてるのはコウキなんだから。
そろそろ気持ちを言って、このイライラとかモヤモヤをすっきりさせたいな。

そう思うと、覚悟を決めた。
宮田副会長は、その覚悟を行動に移した。

コウキがチャリ通学なのは、本人から聞いて知ってる。
だから、場所はチャリ置き場だ。
一緒に帰ろう。

チラッと腕時計を見ると、16時半になろうとしている。
メアドは知ってる。
勉強を教えてた時に互いに交換していたからだ。
メールを送り、先に自転車置き場に向かった。




※※※

ブー…、ブー…。
あ、iPhoneが鳴ってる。
メールだったので無視しようと思えば出来る。
だが、無視できなかったコウキはメールを開けて見ていた。
それには、たった一行だけだった。

 『今すぐに会いたい。自転車置き場で待ってる。』


え…!
目を瞠っては、何度も読み返していた。
送り主は、宮田文雄副会長。
それに…生徒会室ではなく、自転車置き場?
こんな時間に?


コウキは、部長に急用ができたからと言っては、早く帰らせてもらった。



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
生徒会室で、宮田副会長は悶々とイラついてる模様。

そして、行動に移した。
メールの相手はコウキ。
ドキドキ(*‘∀‘)

※※※

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恋人は副会長(15)※三角、四角関係?ユウVSヤスオVSフミオ part 2※

ヤスオの腹を殴り飛ばした相手は、ユウを抱きかかえた。
 「ユウ、大丈夫か?」
宮田副会長だった。
 「ごほっ…、ぐぅ…、ふぅ…ふぅ…」
 「ユウ?」
 「だ…大丈夫、だよ。」
そう言うと、ユウは深呼吸して、まだ床に突っ伏しているヤスオの側に寄った。
 「よくもやってくれたな。でも、俺はあいつを手放すつもりは無い。」
 「ユウ?何の事だ…」
 「大丈夫だよ。これから生徒会の仕事に戻るんでしょ?」
 「ああ、そうだけど…」
ユウは人差し指を唇に当てて、言ってきた。
 「今見た事、誰にも言わないでね。」
 「なんでだ?」
兄である文雄は、ヤスオから庇う様にユウを隠すように抱きしめてくる。

殴られた腹を擦りながらヤスオは言ってくる。
 「へー…。副会長は男が好きなのか。真面目そうな顔をして…。
まあ、ここは男子校だからな。そうなる可能性は大だよな。」
今度はユウに向かって言ってきた。
 「お前が、そいつと相思相愛なら、アイツは俺のだ。だからっ…」
ユウは腹が立ったのでヤスオの言葉を遮っては叫んでいた。
 「煩いっ!コウキは俺のだ!!」
 「へっ…。お前は、そいつに守られてるじゃないか。大事そうに抱かれてる。」
それを聞いて、ユウは文雄の腕を解いた。
 「文兄も、ヤメテッ!俺は守られるだけの人間には、なりたくないっ!」
 「ユウ…」

すると、違う声が聞こえてきた。
 「何を騒いでるんだ?」
部室からではない、廊下からだ。
 「あ…」
 「ユウが、く」
兄の言葉を父に聞かれたくないユウは、大声を出して遮っては、兄の背中を押しては生徒会室に行かせようとしていた。
 「わーっ!!はい、文雄兄ちゃんお疲れ様でした。生徒会仕事頑張ってくださいっ!」
その現れた人物は、軽音部の顧問である宮田先生だ。
その宮田先生は首を傾げて聞いていた。
 「ゆうがく…?」
 「お父ちゃんっ、そんなにギャグを言いたいの?止めてよね。座布団1万枚貰うっ!」

だが、軽音部の顧問であり、ユウと宮田副会長の父である、元不良の1-3担任の宮田先生は目ざとかった。
 「ユウ…お前、その首どうした?」
ユウはそっぽを向いて答えた。
 「なんでもない。」

 「…優君。どうしてお父さんの顔を見てくれないのかな?」
見なくても声で分かる。
父の声は、ドスを効かした低音ボイスになっているからだ。
そんな声を出してる時は、眉間に縦皺を寄せて睨みつけてくる目になっている。
そんな顔を見ると、言いたくなくても言わざるを得なくなるからだ。


空気を読んだのか、ヤスオが口を挟んできた。
 「あー、なるほどね。ここって、宮田の姓が多いから何も考えてなかったが…。
さっきの副会長とは兄弟か。そして顧問が父親ね。」
ヤスオは立ちあがると、自分より20cmも低い宮田優を見下ろして言った。
 「あいつは俺のだ。おチビちゃん。どっちが先にモノにするか、競争しようか。」
元不良の父を持つユウも黙ってはいなかった。
 「ふんっ…。受けて立ってやるよ。ま、さっきキスしたから、俺の方が一歩リードだな。」
でも、内心ではこう思っていた。
 (くそっ…。今に見てろ、今度はこいつを見下ろしてやる。)

その言葉にグッときたが、ヤスオは余裕の笑みを見せてる。
 「ふんっ…。俺はあいつが中1の時に、上半身にキスマークを付けたんだ。
だから、俺の方がリードしてる。」

でも、ユウも負けない。
 「…スタートは、今日からだ。」
 「まあ、良いだろう。そういう事にしてやるよ。」


側に居た父親は、この2人の関係を見て取った。
恋敵か…。
普段の様子から見て、2人の思い人である名前を口に乗せていた。
 「狙いは、コウキか…」
ユウは、父の言葉に(しまった…)と思った。
 「…そうだよ。」


ko-ko-sei03.jpg


(注:フリーのイラスト素材です)
ブレザーの高校生イラストが欲しかった・・・(´・ω・`)

※※

少し離れた所で聞いていた文雄は驚いた。
え…ユウはコウキが好きなのか?
しかも、あの2年のボーカルも、コウキを…?

はあ…、一気にライバルが2人…。
しかも、その内の1人は弟かよ。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
part 2です。

なにやら、ヤスオとユウの二人は、ライバル宣言をしてますが・・・。
しかも、ユウの双子の兄である文雄(フミオ)の心情まで…。
勝手に話が進んでいくけれど、肝心のコウキは?

※※※

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恋人は副会長(14)※≪R≫三角関係?ユウVSヤスオ part 1※

※ユウVSヤスオ※

そして、期末試験も終わり七夕祭の練習に本腰を入れた。
期末の結果は、もちろんアップした。
しかも、予想より上の点数だった。
堂々とお母ちゃんに見せては再度、小遣いアップを強請った。
すると8月からね…と返事を貰った。
やったぜ、来月からは小遣いが5000円になる!
嬉しいっ。

七夕祭。
1年に1度、近隣の高校とコラボしては男女入り混じっての音楽祭だ。
共学2校と、うちの男子校を合わせての祭りだ。
それに、それを機にカップルになる確率が高いそうだ。
ふーん・・・、そうなんだ。
俺には、まだ関係ない。

今年の七夕祭は、うちの高校が主催校になっている。
だから、軽音部は3グループに分かれてやるんだ。
来年と再来年は、あっちの高校に行くので1グループになるけどね。
と、部長が教えてくれた。


そして、俺は3曲の楽譜を暗譜するように家でも練習した。
ユウは、未だに不貞腐れてるみたいだ。
時々、宮田副会長が来てくれては指南してくれる。
嬉しくて、副会長みたいに弾きたいなと思い、頑張る気も沸いてくる。
だけど、副会長のユウに対する態度を見てると、ユウが羨ましい。
どうして、あんなに優しい表情をして見てるんだ。
どうして、ユウのふくれっ面の頬をツンツンと突いては、微笑んでるんだ。
ねえ、どうして…?
俺に対する態度とユウに対する態度との温度差が気になる。
なんで、俺はモヤモヤイライラするのだろうか。


10分間の休憩時間、俺はユウに近寄った。
 「ねえ、ユウ。ちょっといいかな?」
 「なに?」
ちょっと、こっち来て、と言っては廊下に出て俺は話しだした。
 「あ、あのピアノ伴奏の事なんだけど…今頃になって悪いのだけど…。
ユウを指名しちゃってごめんね。」
 「…別にいいよ。俺がピアノを弾けることを知ってるから言ったんだろ。」
 「うん。ごめんね、本当は、もっと早くに謝れば良かったのだろうけど…。
遅くなっちゃって…。ほんとに、ごめんね。」
 「ほんと、そうだよね。」
ユウの、その言葉にグサッときた。

 「コウキは、最近はあいつ等と一緒だし…」
 「あいつ等…?」
 「ノボルとカナタとシンスケ…まあ、ノボルとはクラスも同じだから、仲良いのは分かるが…」
 「ユウ?」
俺は、ユウが何を考えてるのか分からなかった。

俺から目を背けてたユウは、今度は俺をキッと睨みつけてきた。
 「コウキ。これだけは言っとくからな。」
 「なに…」
すると、深呼吸をしてユウは言ってきた。
 「俺は…、俺は、中学の時からずっとお前が好きで、お前だけを見てきた。今もそうだ。
誰にもやらないからなっ。」
それだけっ…と言って、ユウは俺の左頬に唇を押し付けてきた。
そして…、逃げる様に部室に入って行った。


え・・・、ユウが俺を好き?
てか、ユウ。
お前、…俺に何をしてきた?



※※

その2人の様子を、2年生のボーカルのヤスオは廊下側の窓から見ていた。
あのクソチビ…。俺のコウキに何をしてくれたんだ。
クソチビが部室に入ってきたのを目にして、ヤスオは用事があると言っては、無理矢理に廊下へ連れ出した。
コウキは、トイレかどこかだろう。既に居なかった。
 「貴様…さっきコウキに何をしていた?俺が見ている前で…」
 「ああ、見てたのか。なら分かるだろう、キスだよ。キ・ス!」
と言っても頬だけど…。その表情を見ると、あんたもコウキが好きみたいだな。

ヤスオは素直に返した。
 「あいつは俺のだ。小学生の時から、ずっと見てきた。
誰が、お前みたいなクソチビにやるもんかっ!」
そう言ってヤスオは、ユウの細い首に手を掛けては、ユウの首を絞めていた。

ユウは息が出来ないでいた。
 「ぐっ……、ぅ……」


 「そこで何をしている?」
誰かの声が聞こえてきたが、既にヤスオは腹を殴られて床に突っ伏していた。



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
そして、時は過ぎ・・・。

ユウは、コウキに告白しては、自分の唇をコウキの左頬に押し付けた。
それを窓から見ていた2年生のヤスオ兄こと、松岡先輩。
その2人のバトルのpart 1です。
だが、コウキの反応は・・・。

part 2へ続く。

※※※

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恋人は副会長(13)※え…、生徒会メンバー?※

そして、いよいよ来週は期末試験週間だ。
あの日を機に、俺は部活のない日は生徒会室に行くようになった。
そこに行けば、宮田副会長と会えるからだ。
い、いや違う…。勉強を教えて貰うだけなんだけどね。

ノボルとカナタとシンスケも同様に思ったのだろう、彼等もまた生徒会室に来てるのだ。
その代り、17時から18時までと時間を決められた。
まあ、彼等も生徒会の仕事があるからな。
なので、部室で少しやってから行く事にした。

その日は、金曜日。
いつもと同じ様に部室で待機していた。
17時にはならない、まだ早い時間に宮田副会長は部室に顔を出しに来た。
 「うん。揃ってるな。」
 「はい?」
 「それでは、こちらに各自クラスと名前を書いて。」
と言っては、何かの用紙を置いてくれる。
 「え…」
 「ほら、書くの。」
俺は宮田副会長に頭を小突かれて、言われた通りに書いた。
その紙を回収して、副会長は出ようとする。
でも、ドアの所で立ち止まっては振り向いては、にっこりと微笑んでくる。
(うわっ…。その笑顔、反則だ。素敵だな…)
と思いながら、ウットリ気味になっていた。
だが、副会長はとんでもない事を言ってきた。
 「お前等は、3学期からは生徒会メンバーだからな。」
 「え、なにそれっ!」
 「生徒会室に入り浸ってるんだ。お前等の顔は教師たちも知っている。
じゃあな、新メンバーさん。」
それじゃ後で、と言い残しては宮田副会長は出て行った。


 「えー・・・」
と、机に突っ伏してるのはシンスケだ。
 「でも、モノは考えようだよ。」
と、言ってきたのはカナタだ。
 「なにが?」
カナタは、こう言ってくる。
 「生徒会長は3年生だろ。俺達はよくても副会長どまりだ。それに、軽音には向井先輩がいる。」
カナタが言うと、ノボルが自分の考えを言ってきた。
 「それにさ、生徒会メンバーになると、内申が良くなるかも、よ?」
それを聞いて、俺も言った。
 「そうか…そう考えると、生徒会メンバーになるのは良いかもね。」
シンスケが言ってくる。
 「最初は迷ったんだよ。軽音に入りたい、でも生徒会役員にならないとダメなのか、って。
総会の時は生徒会役員居なくて、問い合わせしたんだよ。
そしたら、人数が居なくて生徒会役員の有志が助っ人参加してくれた、と教えてくれたんだ。
だから、入部を決めたんだよ。」

俺は素直に言った。
 「あー…。俺も、それ思った。」
すると、「俺も、俺も」とカナタとノボルも言ってきた。


 「動機は不純だけど、生徒会メンバーも良いかもな。」
俺が、そう言うと…。
シンスケは、こう返してきた。
 「生徒会と繋がってると予算アップになったりとか、色々と良い事あるかもな。」
その言葉にチャチャを入れたのはノボルだ。
 「あ、それ良い!さすがシンスケ!」




廊下に出ては、壁に背をもたらせ腕組みをして聞いていた宮田副会長は小声で呟いていた。
 「うん…たしか俺達も最初はそうだったな。」
頑張れよ、新メンバー。

そう呟くと、生徒会室へと歩いて行った。



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
んでもって、part3です。w

部室での、試験勉強の待機中の出来事。
なんとっ!
とんでもない事が、決定される羽目にっ・・・。

どうしてこうなるの?
でも、内申が、どうのこうのと言ってますが(-_-;)
あなた達のようなエスカレータ組には、効き目ありません(きっぱりw

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恋人は副会長(12)※軽音部の、お話 part2 ※

七夕祭に向けての練習が始まった。
約2ヵ月間という練習期間だが、総会に向けての練習よりマシだった。
あの3曲がなんなのかは直ぐに分かった。
昨年と一昨年の文化祭で演奏したという曲だった。
ヤスオ兄ちゃん…いや、松岡先輩は2人だけで練習したいと言ってくるが、その間に期末試験がある。俺にとっては小遣いアップの為の、大切なモノだ。落とせない。
だから、断った。
俺は、その日から部活が終わると2年生に勉強教えてビームを食らわしていた。
中間と違って範囲は広いし、難しいからだ。
他の1年生は最初の内はすぐ帰宅していたが、6月も中旬になると俺と同様に2年生を捕まえては教えて貰っていた。


そんな、ある日。

ガラッ…。
 「誰だ、こんな時間までっ…」
そう言いながら入ってきた数人の男。
1年生6人と2年生2人は、一斉にドアの方を向いた。
生徒会長と宮田副会長と向井副会長と高田書記だった。
そう、生徒会役員の4人だった。

2年生2人の内、伊藤先輩は時計を見ては言ってきた。
 「あ、こんな時間だ。はい、今日は終わりっ。」
 「えー…。もうちょっとだけ…」
 「見回りの時間だよ…」
 「今のとこ、まだ納得出来てない…」

 「何やってるんだ?」
そう言いながら、生徒会長は近くに寄ってきた。
 「え?これって…」
その言葉に部長が返した。
 「1年の試験勉強です。」

 「そんなものは家に帰ってからにしろっ。」
そう言ってきたのは、宮田副会長。
でも、俺は即答した。
 「分からないところを聞いてるだけです。部活した後にね。」

 「マジメなのは良いんだけどね…」
苦笑まじりに言ってるのは、伊藤先輩だ。
 
ノボルは何かを思いついたみたいだ。
 「あっ…4人増えたのだから、タイマンで教えて貰えるっ」
その言葉を聞き、俺達1年生は身近に居る先輩の手を握った。
俺は、すぐ側に居る宮田副会長の手を。
ノボルは、関会長の手を。
カナタは、向井副会長の手を。
アツヒコは、高田書記の手を。
ツカサは、福永部長の手を。
シンスケは、伊藤先輩の手を。

そして、俺達1年生は相手をもっと近くに引き寄せては教えろビームを送るように睨んだ。

しばらくして会長は言ってきた。
 「仕方ないな…。10分だけだぞ。」
 「はい、お願いします。」
ヤッター!というノボルの声を合図に、俺は宮田副会長に数学を教えて貰った。


宮田副会長の教え方は丁寧だった。
10分間という短い時間だったが、俺の理解力は跳ね上がった。
なぜか、俺の脈拍も跳ね上がった。
…ような、気が、、した。

なにしろ、こんなに近い位置で宮田副会長の声を聞くとは思いもしなかったからだ。
それに、細くて長い指。
この指が、情熱的な音を出したりバラードを弾いたりしてるんだ…。
この、指が…。


はっ…!
な、何を考えてるんだ、俺は…。
い、今は教えて貰ってるんだ。
集中しよう、集中だ。
そう、勉強に集中だ。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
そして、part2です。w

部室での、試験勉強会。
なんとっ!
ここで、カップルが3組出来上がるのですね(暴露w

でも、まだ本編が書き終わってないので、他2組の話は、まだまだ先です(;´・ω・)

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恋人は副会長(11)※軽音部のお話 part1※

総会の終わった翌週の月曜。
新部長の福永先輩が部室に入ってきた。
 「新入部員だぞー。2年が2人に、1年が1人だ。」

 「すごい大所帯ですね。」
 「ホントに…。生徒会役員が一人も参加してなかったからな…。」
 「それ分かります。俺も悩んだから…。」

バタバタバタッ…。ガラッ!
 「ごめんなさいっ!遅れましたっ!」
 「遅いぞー。って、3人共1-3の連中だ…。」

 「あれ、靖男さん?」
アキラの声が、驚きの声を出した。
え…靖男さんって、まさか…。
すると部長が言ってきた。
 「えーと…、これで揃ったな。新入部員だ。3人共、自己紹介とパートを。」

 「松岡靖男2年生です。ボーカルです。よろしく。」
 「伊藤浩之2年生です。ギター希望します。」
 「宮田慎介1-1です。ドラム希望です。中学時代ドラムをやってました。」

宮田姓が多いな。しかしヤスオ兄まで軽音に?

その日は、文化祭の話し合いを先にした。
文化祭では軽音部として1時間枠を2回貰える。
午前と午後の部の2回だ。
3日間あるので、希望日時を書いて提出するだけ。
2学期になると、3グループに分けるから、と言われた。
そして、最終日の最後の時間は、生徒会とのコラボをするらしい。
今から、文化祭が楽しみだ。


そして、今度は七夕祭の曲決めだ。
カナタは見事にロック調の曲ばかりを考えてきたみたいだ。
どこかと被ったらどうするんだ?
七夕祭は間近という事もあり、誰もが知ってる曲を各グループ3曲ずつ決めていく。
アツヒコをボーカルとするグループはロックをしないから、思いっきりロックしろと言われて、カナタは本当に嬉しそうだ。

ヤスオ兄が声を掛けてきた。
 「俺も歌いたいのですけど…」
部長はすかさず応えていた。
 「うん、2年生は2年生で固まってやるよ。もう1人居るんだ、2年のドラムがね。」
皆が、その言葉を聞くと一斉に聞いていた。
 「え…。メンバー変わるの?」

部長は、こう言ってきた。
2年メンバーが1グループね。
そして、1年メンバーは2グループ出来るから、合わせて3グループ。
だから、1グループにつき3曲ずつなの。でも、2年グループは曲は決めてるから。

ガラッ…。
その時、ドアが開いた。
すかさず死角にあるソファに誰かが入り、もう1人はこっちに来た。
ドラムの向井先輩だ。
 「ごめんね、遅くなって。」
 「いいよ。新入部員が入って、2年も2人増えたんだ。」
 「へー。大所帯になったねぇ…」
 「ギターとボーカルが入るんだ。」
そう言って、部長は2人を指し示した。
 「ドラムの向井です。遅くなってごめんなさい。」
 「ギターの伊藤です。」
 「ボーカルの松岡です。」

 「あの曲を3曲とも七夕祭でやろうと思ってるんだ。」
 「おおっ!いいねぇ~。あ…でも、ピアノが居ないな。」
すると死角から声が聞こえてきた。
 「コウキが出来るっ」

 「えっ…コウキが、3曲とも?」
部長を含め、あの曲という言葉に渡辺先輩も俺を見る。
ん…、あの曲ってなに?
しかも、俺を指名してきた声って…宮田副会長?

 「えー…。それじゃ、こっちのピアノは誰がするんだ?」
カナタがブツブツと文句垂れている。
俺はつい言ってしまっていた。
 「ユウがいる。」
 「は?」
 「コウキのバカッ!言わなくても良いでしょっ…。」
ユウは本気で怒ってるみたいだ。
ミノルが心配そうに言ってる。
 「ユウがピアノになっても、ドラムは…」
すかさず部長が口を挟んで締めてくれる。
 「今日から入った宮田が居る。」

オオォー!
じゃ、それで決まりだな。シンスケ、よろしくっ!!

カナタを始めとするメンバーが、宮田慎介(シンスケ)とハイタッチしていく。
ユウは不貞腐れてるが…。
俺も不貞腐れても良いかな・・・?




※※※

松岡靖男は最初は文句を言いたかったが、知らない声がコウキを指名してきたので、文句は言わなかった。

俺と同じグループね。
ふふっ…。
個人練習と称して2人きりになれる可能性は大だな。
誰かは知らないが、ありがとよ。



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
前話が短かったため、2話アップします。

今回の話は、軽音部のお話 part1。
なにやら総会で、新入部員が増えてしまった軽音部。
そして、ヤスオ兄…いや、松岡先輩も入部してきた。

さあ、これからどうなる?
part2へ続く。w

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