BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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続・年上攻め×年下攻めカップル(18)※ソフトRあります※

※R(?)ソフトな…ソフトな~Rです※

でも、俺は最後まで落ちなかった。
階段の途中まで上がってきてたクリスに抱きかかえられていた。
 「…ふーっ。あっぶねぇ…。大丈夫か、ツトム?」
 「ああ。…ありがと。」
でも、クリスは俺を離そうとはしない。
 「ツトム、あの女にフラットを貸す気か?」
 「いや、断るつもりだ。明日になると、会社に返事を入れるよ。『ノン』ってね。」
 「よし。それなら良い。」

クリスに優しく背中を叩かれた俺は、深呼吸してはそのまま2階に降りた。
階段の上からは明の声が聞こえてくる。
2階にある管理人室から1階に降りようと思っていた。
後ろからは、明の声が追ってくる。
 「勉っ。勉っ。」
部屋に入りドアを閉めたら、明に腕を引っ張られては抱きしめられていた。
 「明…」
 「勉、ごめん。大丈夫だったか?」
 「あきっ…」
名前を呼んでは、触れたかった。
だけど、明の方が早かった。
俺はキスをされては、しっかりと抱きしめられていた。

久しぶりに感じる、この唇に、この舌。
俺はされるがままに、明のキスを受けては酔っていた。
明に会えずに、お父ちゃんにはケチ付けられては嫌気がさしてたんだ。

 「ふっ…」
 「ん…」

どれぐらい、そうしていただろうか。
俺の気持ちは落ち着いてきた。
顔を離しては、俺は言っていた。
 「…明。俺は、あの女にはフラットを貸すつもりなんて、これっぽっちも無いからな。」
 「うん。それが良いよ。」
俺は、明にしがみ付いていた。
 「勉?」
 「ん…。もう少し、このまま抱かれていたい。」
 「勉…」
 「だって、声も聞けず、温もりを感じる事も出来ず、顔を見る事も出来なかったんだから。」
強く抱きしめてくる腕と胸に抱かれてると、優しい声が聞こえてきた。
 「勉。それは俺も同じだよ。もっと勉で満ち足りたい。」

その言葉が聞けて、俺は嬉しくなった。
だが、今は無理だ。
 「ありがと。それなら…」
 「ベッドに行こう。」
俺は苦笑しながら言った。
 「そうしたいのだけど、今は無理だ。さっきの事を親に言わないと。」
 「あ、それもそうか。」
俺は明にセキュリティルームに行って、さっきの3階の廊下での出来事の部分だけでも見れる様に準備して欲しいとお願いしては1階に降りた。

1階のカフェに、お父ちゃんと保高の父親と社長さんが居た。
なので、俺はお父ちゃんに話すと、保高の父親を連れて来た。
社長さんは勝手に付いて来た。

セキュリティスペースに来てもらっては、さっきの出来事を録画しているビデオを見て貰った。
脚立を足で蹴っていた。
…ああ、だから揺れたのか。
その上から落ちた俺は明に抱きかかえられては、明の膝に頭を置いていた。
そして、引き離されては明は痴話話が始まり、俺は仕事に向かった。
仕事を終えた俺は脚立を片づけると、フライトが帰ってきては…。
背中を押されて、階段の上から突き落とされた。
そして、クリスに抱きかかえられた。

その間、約5分強。
俺は見終わると、保高の父親に言った。
 「保高さんのフラットの件は、お断りします。明日、会社の方には断りの連絡を入れます。
あと、もう一つ。
空き室に入っては寝泊まりしてる様です。ここはホテルではないので、出て行ってもらいます。
そして、困り賃として家賃の1ヶ月に当たる金額を頂きます。」
はっきりと俺は言った。
あの女の父親は、俺に対してはっきりと言ってくれた。
 「騒がせてしまい、申し訳ない。他のフラットを探すよ。ごめんね。」

そして翌日、会社の始まる時間に俺は電話をした。
 「女性の方は、私のフラットは気に入らなくて他のフラットを探すようです。」と。
 「男性の方はどうですか?」と聞かれたので、それには素直に答えた。
 「入居が決まりました。」と、答えた。

そして、会社経由で男性1人の入居が決まったのだ。
部屋も決めたみたいだし、予定に書いておこう。
304にダイキ・ホタカ。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
Rと言えるのか…。
明を補充したくても、思いっきり補充出来なかった。

それでも、やっぱり明がゞ( ̄ー ̄ )イイッテバヨ

※※※※※
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続・年上攻め×年下攻めカップル(17)

俺、断ったはずなんだけど…。
あの事件があって、これはヤバイと本能で感じ取ったからだ。
そして、父親にも言ったはずだ。
そう、あの事件。
まだ「Astre」の開店準備をしていた頃の3月末だった。


部屋がどうのこうの…とか、同じフラットの住人がどうのこうの…とか。
廊下で誰かと言い争っていたので、注意をしたことが何回あったことか。

俺は、開店を間近に控えていた為、建物の電球換えをしていた。
脚立に乗って。
今度は、ちょっとやそっとでは壊れない脚立だ。
それでも、女性のあきらさんが脚立を押さえてくれてる。
1階からしていき、3階もあと数カ所で終わるというところまできていた。

誰かが部屋から出てきた音がしたかと思うと、いきなり脚立が揺れた。
俺は脚立に座っていたため上手く着地出来なかったが、落ちてる途中で、あきらさんが誰かを叩いていたのが視界に入ってきた。
そして、俺は廊下の床に落ちた。
痛みはない、誰かに抱かれてる感じがする。
そんな感じがあり不思議に思うと声が降ってきた。
 「まったく…本当に、君は良く落ちる人だね。」

え…、この声って、まさか。
その声は続けて言ってくれる。
 「高校の時は足を滑らせては4階から1階へ落ちたし。
次は、ここの1階で何をしてたのかな。
その時は、脚立は君の重さに耐えかねて壊れたんだよね。」
俺は言ってやった。
 「物は上から下に向かって落ちるものです。」
俺の言った言葉に対して即答されてしまった。
 「それを、人はこう呼ぶ。『万有引力』だと。」
俺は、そのままの態勢でいた。
 「はいはい。」

久しぶりに感じる、明の温もりに声。
そう思ってたら、引き離された。
 「何してるの。とっとと離れなさい!あんたみたいな人間が近づいて良い人ではないのよ。
明様も。ご自分が、どんな人間なのか、きちんと自覚を持ってくださいね。」
 「保高女史…」
 「エミ、と呼んでください。私は、貴方の妻になる女です。」
 「…保高さん、俺は結婚する気は全くない。他を当たってくれ。」
 「明様っ!それは…」
 「煩いっ!一体何十回、何百回言わせれば気が済むんだっ!」
そんな痴話話が始まっては、挙句の果てには学歴がどうのこうの…。
浮気は許すけど、妻の座は誰にもやらないだのと…。


いい加減にしてくれ。
そういう思いが渦巻いていたが、自分の仕事を続行することにした。
この人の話は断る。
そう強く思いながら、あきらさんに言っていた。
 「あきらさん。しっかり持っててくれる?」
 「いいけど、あの人は…」
 「無視すればいいよ。」
と、あきらさんに言ったのに、その女は俺に向かって言ってきた。
 「私を無視することは許さないわよ。私を誰だと思ってるの。」
その女は、俺を叩こうとしてるのが分かる。
それを見て取ったあきらさんが、俺の前に立ちはだかった。
俺は、とっさにあきらさんを庇った。
 「あきらさん、危ない!」
 「ジョシュア、あなたは悔しくないの?」
即答していた。
 「自分に向かって言われるのは我慢できるよ。だけど、あきらさんや他の人に言われるのを聞いてると我慢できない。」
 「そう言われると嬉しいけど…。でもね、私も、同じ気持ちだよ。」
そう言っては、あきらさんは嬉しいやら複雑そうな表情をしていた。


その保高絵美の喧々囂々が煩く、一人っ子の俺にはとうてい我慢できなかった。
俺は自分の仕事を終わらせては脚立を階段近くにある物置に片づけると、フライトが帰ってきた。
 「フライト、お帰り。」
 「ただいま。」

いきなり金切り声がした。
 「…ここは、私が貰う。あんたはいらないっ!」
その声と同時に、俺は背中を強く押された。
明の声が聞こえる。
 「勉っ!」
あきらさんとフライトの声も。
 「ジョシュッ…!」




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
まだオープン前の『Astre』の準備中の話。
3月末の話になります。

あの女は、一体何をしていた?

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続・年上攻め×年下攻めカップル(16)

フラットの皆も招待しての祝開店パーティで好評だった、ライスバケット。
それも売りに出そう。
そう思いながら、これからの事を考える。

月曜から金曜までの週5日で、12時から16時まで。
土曜もするかどうか。

俺は、明が作っていた酒饅頭を参考にして、もう一つほど考えていた。
あの作り方で作れば、ダイエット食になる…かも、しれない。

そうだな、12時から14時までの間だけで良いから、バイトが欲しいな。
そういえば、クリスは大学を卒業したらどうするのかな。
俺は、開店準備を始めようとメッセージBOXを動かしたら、何か入ってる?
そういえば、土日の2日間は、見るのを忘れていたな。
BOXには、色々と書かれた紙が入ってた。
一番多かったのは、これだった。

 『土曜日もして下さい』
俺は決めた。
うん、土曜日もしよう。
俺ってゲンキンかもしれないな。

中々動かない俺を見て、クリスが近寄ってきた。
俺が持ってるメッセージの束と俺を見ては言ってきた。
 「土曜日の昼間はバイトで手伝えないけど、フライトなら手伝ってくれるよ。」
 「うん、そうだね。あきらさんも、手伝ってくれるだろうな。」
クリスは笑いながら付け加えてくる。
 「でも、男の明は無理だろうな。」
それを聞いた俺は、笑っていた。
 「うん。無理だろうな。」

そして、その週は土曜日も店を開いた。
開店10分前なのに、人が列をなしている。
女性客が多いけど、男性客もいるので安心した。
俺は、スープとカレーを1種類ずつたっぷりと作っておいた。
今週は、この2種類を作っていたのだ。
なにしろシェフは俺だけだからな。
盛るのは、誰でも出来る。
フライトにはカフェをしてもらっては、あきらさんはショップで嬉しそうにレジ打ちしていた。
聞けば、会社ではタイピングがメインの仕事をしてるらしい。
なるほど、それで早いのか。
そして、男の明は、フライトに引っ張られてはカフェの方を手伝わされていた。
2時間ほど経つと慣れたのか、大きな声で応対しているのが聞こえてくる。
チラッと見ると、頬を紅潮させては「アロー」や「メルシィ」と言ってる明に、俺は心の中で「ガンバレ」と、応援していた。


そして、ここのもう一つの売り物。
プラネタリウム。
2つの天体望遠鏡を2階に設置した。
自分で作ったミニチュアプラネタリウムは、1階に飾ってる。
今は昼間だけど、夜には天文好きな人達が集まってくる。
バケットを手にしたり、珈琲や紅茶を飲みながら望遠鏡を覗いてる。
天然のプラネタリウムだ。

俺は、昼と夜の2部制にした。
夜にすると、明も時間が取れては、一緒に過ごせるからだ。


俺の望遠鏡は、俺と明専用のだ。
それに、中学高校と6年間天文部だったからな、それなりの知識はある。
もっぱら大学生が多い、夜の部。
俺にとっては、その方が良い。
空を眺めては、銀河や星に関する話。
大学に行かない俺にとっては、彼らの話は刺激的で楽しい。
大学の夜間に通っては、講義が終わると来てくれる。
何しろ、目の前の通りを挟んだ向かい側にあるからな。


フライトやクリスは、これからどうするのだろう。
と、思っていた。
そんな俺の心配は杞憂に終わった。
フライトは研究室で2年生だそうな。
しかも、クリスはバイト先のカフェで、そのままバイトすると。
昼間は暇だから「Astre」でバイトさせて、と言ってくれたので大助かりだ。

8月の中旬、日本から荷物が来た。
あて先は「ダイキ・ホタカ」。
ああ、あの穂高理事の息子ね。
304号だったな。

そして、もう1人の荷物は…。
 「エミ・ホダカ」305号。。。

くそったれっ。
あの女かっ…。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
『Astre』も、好調な売れ行きを伸ばしつつある。
そんな8月。

荷物が届いた。
1人は、3階だが、もう1人は、自称、明の婚約者。
さあ、この荷物を、ツトムはどうする?

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続・年上攻め×年下攻めカップル(15)※祝・開店~※

 「いらっしゃいませー!」

astre.jpg


今日は4月5日、月曜日。
バケットショップ『Astre』の開店日、あーんど、俺の22歳の日だ。
平日の昼間だけど、クリスはショップの方を手伝ってくれた。
大学では、今日は講義は無いよと言っていた。
バイト先ではレジもしてるらしく、ショップの方は任せていた。
大学の近くという事と物珍しさというのもあり、閉店時刻までには完売した。
カフェの方は、お父ちゃん達父親が手伝ってくれてる。

翌日の火曜日は、フライトがショップに。
開店の12時から2時間弱で完売した。
理由は、フライトだ。
あの容姿に、あの声。
若い女性客というか、女子学生が列をなして入ってくる。
よし、フライトは客寄せパンダに決定だな。

3日目の水曜は、お父ちゃんがショップを手伝ってくれた。
フライトの時とは違い、少し年を召した女性客も列をなしてる。
お父ちゃんって、モテるのか。爺ちゃんなのに…、今、初めて知った。
そう呟きが出てしまったのを聞いたのか、お父ちゃんからデコピンされた。
それでも2時間強ほどで完売した。
仕事は昼14時半以降に行けば十分に間に合うとのこと。
なにしろ、時差というものが関係してるらしい…。

4日目の木曜は、お父ちゃんに対抗意識を燃やしたのか、社長さんがショップに。
そういえば、この社長さんもルックス良いよな。
3時間で完売した。

5日目の金曜は、穂高さんの父親がショップを手伝ってくれた。
聞かなくても、教えてくれた。
お父ちゃんと社長さんと穂高さんは3人共幼馴染だそうで。
保高さんの父親とも仲が良いと。
お父ちゃんと、あの女の父親とは同じ常務だそうで。

ふんっ…。
だから、なんだってんだ。

ちなみに、この穂高さんは理事だそうな。
手伝ってくれて3時間後、完売しました。

作るのは俺1人だけだったので、大変だったわー・・・。


好調な売り上げを出した1週間。
クリスとフライトにはバイト料を出したが、親にはどうしよう。
でも、お父ちゃんにバイト料を渡したら「持っときなさい」と言われた。

気持ちだけでも、なにか出来ないかな。
穂高さん父に言うと、それなら御馳走を作って欲しい、と言われた。
え、御馳走?
 「シェフの免許持ってるでしょ?井坂常務以外は皆、外食で家庭の味に飢えてるから…。」
ってさ。


そして、翌日の土曜の夜。
フラットの住人も誘っての、祝開店のパーティをした。
もちろん、シェフは俺。
メニューは和洋中のバイキングだ。
クリスは夜ならOK!と言ってくれたので、手伝ってくれた。
あきらさんも手伝ってくれては嬉しそうに動いてる。

俺は、久しぶりに明の姿を、顔を見る事が出来た。
その隣には、あの女・・・。
くそったれっ。

穂高理事は、「楽しかったから、来週も手伝う」と言ってくれた。
俺、この人のこと好きになりそうだわ。
もちろん、明に対する気持ちとは違う意味でね。

 「それなら、私も。」と便乗してきたのは社長さん。
俺は、聞いていた。
 「社長さんの息子さん。…いかがですか?」
その俺の問いに、明は即答してきた。
 「接客?」
父である社長さんが即、返していた。
 「もちろん。アローとメルシィだけで良いんだ。楽しいよ。やってみたらどうだ。」
明は困っている。
その困り顔を見てるのもいいが、俺は声を掛けた。
 「お仕事大変なのに、そんなの出来ないですよね。私が先ほど聞いた意味は、楽しめて貰えてますか?とか、これらの味はいかがですか?との意味だったんですよ。」

それを聞いて安心したのか、ホッとした表情で明は返してきた。
 「ええ、楽しんでます。それに美味しいし…、腕を上げられましたね。」

俺だけに向けられる、その表情に、そのまなざしに、その声。
抱きしめたい、抱きしめられたい。
でも、ここでは無理だ。

 「ありがとうございます。ごゆっくりと召し上がって、楽しんでくださいね。」
 「はい。」


たったこれだけの会話なのに、凄く嬉しかった。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
いよいよ、開店。

看板も、出来ました。
うーん…バックの色が、濃くなってる。
Σ(; ̄□ ̄A アセアセ

いらっしゃいませ、ごゆっくりどうぞ。
(*^◇^)_旦~~ イラッシャーイ♪

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続・年上攻め×年下攻めカップル(14)※店名、決定!※

明が言ってきたんだ。
 「一緒に暮らしたい」と。
憶えてる筈だ…。


お父ちゃんは、手伝うって言ってた。
でも、あんな事を言われた後で「手伝って」とは言えなかった。
だけど、お父ちゃんは進んで手伝おうとしてくる。

俺の気持ちが分かるって、どういう意味だよ。
それに、息子の恋路を邪魔するな。


そして、店の名前の候補として2つ。
 『Astre』(アストレ)
 『Galaxie』(ギャラクシ)
宇宙に関する言葉だけど、あんまり強すぎるとお客さんが限られてくるかもしれないと思い、優しい雰囲気をもつ言葉の方に決めたのだ。

 『Astre』(アストレ)

日本語では天体という意味だ。
「a」から始まるので、検索でも最初に出てくる。
俺にはピッタリかも。
という事で、プラネタリウムのミニチュアを作った。
それを作ってる間は、何も考えなくて良い。
お父ちゃんは午後から仕事に行くので、昼飯も一緒に食べる事になる。
 「うん。やっぱり料理は、お前のが一番だな。」
弁当がないので、昼の楽しみが無いんだ…。
と、言ってくれる。

複雑な心境だ。
俺は、日本には帰らないつもりでいるのに。
なんで、俺をフランスで生んだ?
なんで、俺だけがフランス人なんだ?
俺の、何が分かるって言うんだ?
俺、見かけはこうだけど、中身は繊細なんだよ。


それに、お父ちゃんが悪いわけではない。
俺が男を好きになった。
その俺が悪いんだ、とは微塵も思ってなかった。
でも、諦めない。
明の気持ちはどうなんだろう。
声が聞きたい。
顔が見たい。
姿を見たい。


その女性の保高さんは、結局どうするのか。
直接には聞かない。
会社経由して話がきてるのだから、会社に聞いてやる。

それに、その女性の父親は1ヶ月間滞在する、と言ってたから、後3週間弱は居る。
それに、ここをホテル代わりにするんじゃないっ。
穂高さん父子は、ホテルに宿泊してる。
お父ちゃんとか、明の父親なら分かるが…。

なに、あの女。
滞在費を払って貰おう。
1ヶ月分の家賃を払って貰うぞ。

お父ちゃんにも、それとなく聞いた。
 「それも、そうだよな。」
と、言ってくれた。

力強い言葉を貰い、一安心した。


しかし、その前に…。
開店だ。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
明の婚約者が現れて、イライラが募るツトム。

そして、店の名前も決まった。
あとは、開店の日を待つだけ!

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続・年上攻め×年下攻めカップル(13)※明の婚約者、現る?!※

クリスの声が聞こえた。
 「ツトムー。ランチ食べよ…って、お客様?」
 「うん。フラットを借りたいって。」
 「そっか。ツトムの仕事だもんな。ランチは又の機会で良いよ。」
お父ちゃんの声がした。
 「おや、クリス坊やだ。私とランチするかい?」
 「え…誰?」
 「勉の面倒を見てくれてありがとう。」
それだけで分かったみたいだ。
クリスの声が大きく響いた。
 「えっ!まさか、ジョージ?ツトムのダディ…」
 「おや、私の名前を憶えてくれてるんだ。嬉しいな。」
クリスは、お父ちゃんと話をしてるみたいだ。
お父ちゃんは、そうやってクリスから情報を得ようとしてるんだな。
そう思うと、胃が痛くなってきた。

3部屋を見せると、穂高さんは言ってきた。
 「3階が良いな。どっちの部屋にしようかな…。」
あ、メールだ。ちょっと失礼…。
と言っては、メールの返事を返していた。

3階ね、OKです。
で、もう1人は女性ね。

16時過ぎに、明さんが帰ってきたのは分かっていた。
だけど、俺は何も言わなかった。
というよりも、忙しく動き回っていたので、言えなかったのだ。
暫くすると、内線電話が鳴った。
 「勉。なんで教えてくれなかったの?父親が来てるって…。」
 「ごめん。今日は色々と忙しくて…。」
 「当分は、そっちに行けない。」
 「うん。俺も、お父ちゃんが1ヶ月居ると言うから、動けない。」
といった内容を交わしていた。

そして、翌日は朝から忙しかった。
衛生センターからの連絡もあり、開店にともない残っていた色々の準備。
そして、昨日言われていた、もう1人の女性。
でも、この人は305号を希望してきた。
いや、でも既に人が住んでいるのにと思っていたら、お父ちゃんが教えてくれた。
 「彼女は、社長の…。明君の嫁希望をしてる女性だ。」と。


ええっ!!


嫁希望…。
ってことは、結婚相手…。
同棲、に、なるのか…。
俺は、どうなるんだ。

明は、どうするつもりなんだ。


部屋は広いから2人でも大丈夫だ。
でも、男女ペア。

…嫌だ。
絶対に嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だっ…。

明は、俺の恋人だ。
大きな声で言いたい。

そういえば、お父ちゃんに手紙を書いたことがある。
お父ちゃんは、知ってるはずだ。
俺が明の事を好きだという事を。
知っておきながら、明に女をあてがうのか。
俺に、明を諦めろ。
そう言いたいのか。



明…。
お前は、どうなんだ……。


俺達は、どうなるんだ。 



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
ツトムの父親は、クリスに声を掛けては、情報を得ようとしている。
その様子を見ては、ツトムは胃痛に…。

しかし、もっと酷い胃痛に悩まされる事に!

※※※※※
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続・年上攻め×年下攻めカップル(12)※父と、再会…※

数日後。

 「良い匂いがするなあ。何か残ってませんか?」
え、客?…まだ店の名前も決まってないのに、と思いながら応じた。
 「すみません。今日は…」
と言いながら、奥から店の方に出てくると、お父ちゃんが居た。
 「おや、もう閉店?」
 「お父ちゃんっ?!な、なんで…」
 「閉店ですか?」
 「いや、まだ開店もしてない・・」
 「なんで?」
 「店の名前が決まってないから。それに衛生センターからの連絡もまだだし…」
(どうしてフランス語なんだ?)と思いながらも、フランス語で返してしまう俺も俺だ。

 「いつ連絡が来るんだ?」
 「予定では明日。」

すると、ここでやっと日本語に切り替えてくれた。
 「それなら、開店の手伝いが出来るな。」
 「いつまで居るの?」
 「1ヶ月の予定だよ。ホテルは取ってないんだ。良いかな?」

俺は複雑な思いもあったが、即答した。
 「もちろん。」
そして、お母ちゃんの事を聞いた。
 「お母ちゃんはどうしてる?」
 「元気だよ。あの双子も、元気に幼稚園に行ってるよ。」
へー、もうそんな年齢なんだな。
早いねぇ。

すると、お父ちゃんの口調が変わった。
 「勉。…口座を変える時は、何か一言言ってからにするんだな。」
 「………」
 「毎月振り込んでいたのに。ある時期になったら急に振込み不可能に、なったんだよ。
なんでなのかね?しかも、一部分は店舗になってるし…。」
お父ちゃんの顔も見れずに、目を向ける事が出来ない俺は、顔を伏せたまま言った。
 「だって、もう俺の名義に…」

そうしていたら、違う声が聞こえてきた。
 「お。ここだ、ここだ。」
 「あ、居ましたよ。」
2人の男性が来た。
 「井坂君。1人でサッサと行かないでくれないか。」
 「そうですよ。うちの父親なんてどこに行ったのか、連絡取れないし…。」

1人は、どこかで見かけたような…と考えてると、その人は俺に声を掛けてきた。
 「久しぶりだね。元気そうで何より。うちの子は、まだ帰ってきてない…時間だよね。」
え、誰?
お父ちゃんが苦笑しながら教えてくれた。
 「社長だよ。羽鳥社長。」
俺は叫んでいた。
 「あっ…!あ、あの、お久しぶりですっ。その節は…」
何て言えば良いのか困ったけど、その俺の言葉を遮ってくれた社長さん。
にこやかそうに言ってくれるが、目は笑ってない。
 「うん、久しぶりだね。」

フランス支社に用事があってね。
で、この若い穂高君と、もう1人は女性なんだが…。
この9月から、ここに転勤になるから、フラットを借りたいんだ。
今日か明日には会社から連絡が入ると思う。
と、お父ちゃんが言ってるそばから電話が鳴ってる。

その電話は、さっきお父ちゃんが言ってきた内容の話だった。
 「女性1人は3年間。もう1人は男性で5年間。そちらのフラットを借りたい。」
という電話だった。
付け足して言ってくれる。
 「本人が自分で部屋を見たいと言ってるので、行くと思います。よろしくお願いします。」

電話の相手は、丁寧な応対をしてくれる人だった。

社長さんが聞いてくる。
 「フラットの住人で、女性は居る?」
 「はい、2人居ます。日本人と英国人です。2人とも社会人です。」


穂高さんが、俺に声を掛けてきた。
 「部屋を見たいのですが、良いですか?」
なかなか物腰のスマートな人みたいだ。
 「2階に一部屋と、3階に二部屋空いてます。3部屋ともご覧になられますか?」
頷いてくれたので、3部屋に通すことにした。

すると、社長さんが口を開いてきた。
 「私は息子の部屋に行っておくよ。」
 「305号です。鍵をお渡ししますね。」
俺は305号の合鍵を渡すと、穂高さんに部屋を見せる為2階へ上がった。



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
ある日、日本から父がやってきた。
仕事で、一ヶ月間滞在する父親。

その父子の再会の日の話です。

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続・年上攻め×年下攻めカップル(11)※これって、プロポーズ?※

自分の店。
なんだか、この響きがとっても嬉しい。
売るのは5種類のバケット。
飲食できるのは、バケットにスープ類を付け加え、珈琲か紅茶をセットする。
そして、シュークリーム…どうしよっかなぁ。

そうそう、店の名前を決めないとね。
プラネタリウムを天井に映したいな。
と、思ってると明が言ってくる。
 「勉。俺は1年後にはパスポートとビザが切れるのだけど、今度はフラットではなく…」
なんか、口ごもってる感じだ。
 「…お、お前の、部屋で…暮らしたい…。」

え・・・。
俺は驚いた。
明は顔を赤くしては、一気に言ってくる。
 「店をする、という事は、ここに腰を落ち着けるという事になるよな。
でも、お前はフランス人で、ビザとか関係ないし…。
俺は、教授しながら、お前の側に居たい。
俺、大学では経営をやってたから、少しは役に立つかもしれない。」
明は、何も言えないでいる俺に向かって、言ってきた。
 「勉…。何か言ってくれ。」

 「明さん…、いや、明。
俺が20歳になった時に、ここは名実ともに俺の名義になったんだ。
店をするのも昼間だけだ。
なにしろ、フラットマネジャーだからな。
それとも、大学教授しながら店を手伝う?」
明は、考えているみたいだ。
なので、もう一言付け足してやった。
 「あ、お得意のカレーを作ってくれると嬉しいな。」
俺の言いたい事が分かったのだろう、こう言ってきた。
 「バカッ。俺は1週間で飽きてたんだよ。」

くすくすっと、俺は笑っていると、明は付け加えるように言ってきた。
 「あ、でも酒饅頭なら作れるぞ。」
酒饅頭?

日本酒があれば出来るのだけどな…、と呟きながらキッチンに向かった明に、俺は答えた。
 「日本酒ならあるけど。」と言っては、テーブルに出した。

約1時間後。
明お手製の酒饅頭が出来上がった。
酒饅頭…、日本酒の臭いに酔いそうだ。
でも、明は食べてる。
なので、一口サイズに千切っては、俺は口に入れた。
口の中が日本酒でもわっとする…、と思っていたが、そうでもない。
なんか食が進みそう?
餡子は入ってない、小麦粉と日本酒だけの饅頭。
なんとも言えない味だ。
1個を食べきった俺は言っていた。
 「食べきった感想…」
 「ん…」 
 「餡子が欲しかった。」
 「やっぱり、そう思うよね。」

俺は、この作り方はイケると思った。
明に言っていた。 
 「あ、あのさ…他の住人にも何か言われると思うから、考えといた方が良いよ。
でも、一部屋空くと、もう1人募集掛けられるけどね。」
 「家賃とかは払うよ。」
 「うん。考えとく。」
 「ああ、考えといて。」
そう言った明は、見るからにホッとした表情をしていた。


俺は考えていた。
 『一緒に暮らす』
今でも半分ほど一緒に暮らしてるようなものだ。
俺の部屋も2階と3階に縦に繋がってるからな…。

な、なんか照れるな。
店の名前、考えとこう。
 



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
アキラからプロポーズに近い言葉を告白され、嬉しいツトム。
でも、人間って建前を口にしたがるもの。

それでも、本心は嬉しくて嬉しくて堪らないツトム。
その2人の、ほわわ~ん話です。

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続・年上攻め×年下攻めカップル(10)※お披露目&試食会※

そして、3月も中旬に近づいた日。
俺は店の披露を兼ねては、フラットの住人に試食をさせていた。
全員ではないけどね。

その60畳ほどのスペースにはベッドを1台置いていただけだから、掃除とかは簡単だった。
今度は、そのスペースにはミニキッチンを付けては、オーブンも置いた。
なにしろ、バケットに必要なのはパンを練る工程のテーブルと、オーブンだけだからな。
食べれる様に、カフェも付けた。
そこのカフェに皆を座らせては、カウンターで紅茶や珈琲を淹れては差し出す。

バケットの店だ。
卒業試験で作った5種類のバケット。
それに、プラス1種類を付け足して作ってみた。

クリスは何を見てるのやら、壁を凝視していた。
その眼は、俺の顔写真が貼られているシェフ合格証を見ていた。
 「すげっ…いつの間に…」
 「クリス。無くなっちゃうよ。」 
 「あっ、はいはーい。」

たくさん焼いて皿に盛っていた、6種類のバケット。
それが、完食に近くなっていた。
クリスが聞いてくる。
 「この白色はなに?」
 「ふふっ。分かるかな、当ててみて?」
 「うーん…分からない。」
 「だよねえ。これはね、ヨーグルトなの。」
 「なら、この茶色は?」
 「日本語で言う『味噌』のつもりだよ。」
日本人2人が驚いている。
女性のあきらさんが聞いてくる。
 「えっ、味噌なんて売ってるの?」
 「作ったんですよ。」
今度は、男性の明が…。
 「・・・大豆から?」
 「違う、違う。小麦粉とバターを炒めると茶色になるでしょ。」
すかさず、あきらさんが口を挟んできた。
 「ああ、焦がしたのね。」
と、なにやら納得顔だが…違うので、訂正した。
 「違います! 焦げない様に丁寧に炒めるの。そして、企業秘密です。」
そう言うと、呟いてる。
 「へー。色んな物が作れるのね…。」

他の人達も言ってくる。
 「他のメニューは?」
バケットの店だよ。
 「・・・バケットだけ?」
他にもあるよ。
 「その試食は?」
…まだ出来てない。

くんくんっ…、と明が鼻を鳴らしてる。
なんか、良い匂いがするな。
あっちのキッチンで煮込んでるからね。ちょっと見てくるね。
と言っては、俺は奥に引っ込んだ。


暫くして、俺は鍋ごと持って来た。
 「はい、お待たせ。」
カレーライスだ!
皆は、嬉しそうに言ってくれる。
スープカレーなんだね、とクリスは呟いてる。
口に含むと、不思議そうな表情をしている。
だけど、日本人2人は嬉しそうだ。
懐かしい味とか、美味しいとか言ってくれる。
あきらさんは断言してきた。
 「これは日本の味ね。昆布と鰹は、たしか街の中心部で売ってるよね。」
さすがは、あきらさん。

チン!
俺はオーブンに寄っては、焼き立てのバケットを5本取り出しては、1本を切り分けた。
その一切れをクリスに渡した。
 「クリス。このバケットを、カレーの中に浸して食べてみて。」

クリスは、言われたようにして口に含んだ。
 「……んー!んっ、んっ、んっ・・・」
クリスは親指を立ててる。
飲み込むと、美味いっ!と言ってくれた。

別の声が聞こえてきた。
 「どれどれ。」と言っては、目の前のバケットを1本丸々、持って行かれた。
フライトだ。
クリスが喚いてる。
 「フライト、取り過ぎー!」

フライトはクリスの言葉を無視しては、齧っていた。 
 「…オウ!ナイス。 ライスバケットだ。」

よく分かったね。フライト、お帰り。

ご機嫌なフライトは、嬉しそうだ。
 「ただいま。」
そう言っては、また一口齧ろうとしてる。
が、フライトの目が、壁の一点に…。

 「あ…?ジョシュア、お前・・シェフの……」
クリスが応えている。
 「でしょ。俺も、さっきそれを見て驚いたんだ。」


でしょ。
俺は、明にしか言ってないもん。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
前話から、サクッと話が進んでおりますw
今日は、フラットの住人にお披露目&試食会。
皆の反応に、ツトムはドキドキ…。

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続・年上攻め×年下攻めカップル(9)※続編の登場人物紹介&卒業試験※

俺は、フラットの見取り図を自分用に書き換えたのを見ていた。
別名、登場人物の紹介だな(汗)

106号 管理人室 20歳(4月5日生まれ)
201号 独人男性 ジャン28歳 会社員 フライトと恋人(11月22日生まれ)
202号 米国人男性 マイケル 18歳 大学生 
203号 日本人女性 安藤あきら 24歳 会社員(4月16日生まれ)
204号 英国人女性 アニー 21歳 大学生
205号
206号 管理人室
301号 仏人男性 フライト 21歳 大学生&幼馴染 ジャンと恋人(12月24日生まれ)
302号 仏人男性 クリス 20歳 大学生&従兄弟(2月6日生まれ)
303号 
304号
305号 日本人男性 羽鳥明 23歳 大学教授&恋人(10月20日生まれ)
306号 管理人室


この2月下旬に1人入って来たので、あと3人だ。
今のところ、何も問題はない。
家賃も、滞りなく払ってくれてる。
俺は、皆の居ない昼間、6時間ほどだが、ボーと出来る時間がある。
最初の半年ほどはバタバタとしては、色々と覚えることがたくさんあった。
だが、1年もすると慣れてきたのだ。
20歳になった4月末現在、このフラットは建物も土地も名実ともに自分名義になった。

そして、お父ちゃんからの援助を断ち切った。
いつまでも甘えておられないからだ。
子育てには金が掛かるという事は知ってる。
だから、俺は自分で通帳を新規で作り、そっちに預金を移し替えた。
今までのは、お父ちゃんが死んだ時の遺産として貰っておこう。
まだ死んでないけどな。


1階には、エントランスと、このオフィスに、広すぎる自分の部屋。
しかも、自分の部屋は3階建てで、専用の階段もある。
天体望遠鏡は3階に設置してるし、そこで寝る時もある。
トイレも風呂もミニキッチンも寝室2部屋も、2階と3階に付いてる。
建物の見取り図を眺めては、ある考えが閃いた。
でも、それには学校へ行かないといけない。
調べまくっていたら、徒歩15分圏内に、その建物はあった。
しかも、入試があるって…?
あ、でも試験と言っても、仏語と英語の筆記に、実技の3つだ。
その実技で、俺は悩みに悩んでは決めた。
天ぷらを作っては、日本食にしよう。

そう、そこは調理師専門学校だ。
そして、広すぎる自分の部屋を食に関するスペースにしようと考えていたのだ。
入学金もそうだが、授業料も、日本と比べると格段に安い。
桁が1つ違うのだ。日本円とユーロの違いもあるのだろうけどね。

昼間と夜の2コースあったが、俺は昼間を選んだ。
10時から15時半までだから、時間的にもちょうど良かった。
最初の半年間は、みっちりと講義を受けては、残りの1年間は、色々な店に行っての実地。
実地をしながら、俺は思っていた。
人の顔が見えない、と。
日本に居た時もそうだが、今でも食事を作ると明の顔が見えては声も聞ける。
だけど、今はまだ実地研修生だ。腕を磨くことが大事な時期だ。
卒業したら、あそこにはカウンターを作っては、客の顔を見れる様にしよう。

俺の一日は、朝と夜はフラットマネジャー、昼は学生をしており毎日が充実していた。
1年間の実地も終わり、卒業試験を残すのみとなった。

卒業試験に作る料理を考えていたが、結局カレーにした。
パンは必須だったので、俺はバケットにした。
プレーンバケットに、かぼちゃと人参とブロッコリーをすりおろしては、パンプキンバケットにキャロットバケット、ブロッコリーバケットだ。
もう一つ、ヨーグルトを練りいれての、ヨーグルトバケットだ。
そして、メインメニューは、和風カレー。
昆布と鰹からダシを取り、それをベースにしてルーを作る。
具材は玉ねぎと肉。

カレーを皿に入れては、プレーンとグリーンの2種類のナンを置き添えた。
ライスも皿に盛った。
そして、デザートはシュークリームと果物を散りばめたアイスにした。


ドキドキと緊張した。
結果、合格点が貰えては卒業することが出来た。
そして、シェフの合格証を頂いた。

本来なら、どこかの店に修業しに行くべきなんだけど、俺にはフラットがある。
その仕事をおろそかに出来ない。
だから、俺はパン屋をする事にした。

あの広すぎる部屋を掃除しては、道路に面している壁に入り口を付けよう。
そう思いながら、業者と話をしては数日後には着工することになった。
その内容とは…。
元々が広い自室だったのを、そっくりそのままショップにした。
工事をした箇所は、道路側の壁を下から70cmの所から縦1.50mと横幅1mの縦長のショッピング窓を5枚にして所々補強の居る箇所は柱を付けたり外観を損なわない様にした。
そして、出入り口を付けただけ。
カフェ用品のオーブンとミニキッチン一式やカフェ用のテーブルに椅子を買ったり、ショップの方の棚等をDIYで買ってきたのを自作しては付けたりしていたので、そんなに金は掛からなかった。


この1年半は、ほんとに充実していた。
生まれて初めて、勉強をした!という感じがした。
フラットの住人には、まだ内緒にしている。
楽しそうだね、と言われたこともあるが、うん!としか答えようがなかった。
でも、これからは違う。
堂々と言える。


皆の驚く顔が見ものだな。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
そして、ツトムはフランスで腰を落ち着ける為、色々と模索していた。
その結果、大嫌いな勉強をする道を選んだ。
その道とは・・・次話をお楽しみに♪

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