BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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俺様ボスと私の恋物語(62)友明視点※R18!抵抗のある方はご遠慮ください※

※性描写有ります。18歳未満の方&抵抗のある方は、ご遠慮ください。※

 ・・・ん、なんか持ち上がった?
すると、目の前には脚の太もも?
え、まさか…

 「ぁ…、ぅ…、 ん、んぅ……」
私の尻に指を突っ込んでは掻き回しながら、舐めてくる。
 「は、はぅっ…」
ひろ棒をギュッと掴んでは、身を捩りながら喘いでしまう。
 「あぅ…、…っ……」

た、たまらんっ・・・

ひろ棒を口に含み、強く吸う。
 「うぅ…、 と、もぉ… だ… だ、め…」
聞こえない振りして、もっと強く吸ってやる。
すると、「ぅあ!」
身体が跳ねた。と同時にひろ棒から蜜が飛び出てきた。
その蜜を誰が零すものかと思いながら、飲んでいく。
 (なにコレ。すっごく甘いぞ。)
甘いモノが好きな私には、どんなに甘く美味しいケーキよりも、美味に感じられた。

 この人は、こういった事まで…
自分でコントロールできるんだなと感心してしまった。


飲みきることはせずに、口の中に残しては余韻を楽しんでいた。
すると、キスされては舌が入ってくる。
その舌に、自分の舌を絡め捕られては強く吸い取られる。
 「あ…、ふぅ… ん…」

すると、口の中にあった蜜がどこかに行ったみたいだ。
と、思うと隣で「ゲェ…」と声が・・・
ん、どしたの?
 「お前、なにコレ?」
へ?
 「何、口の中に入れてたんだ?」
 「何って…?あー、もしかして・・・
私の口の中身を、ごっそりと持って行ったな。返してよ。」
口の中に含んでは余韻を楽しんでいたのに。

 「まさかとは思うが、さっきの私の・・・?」
 「そうだよ。」
あ、まさか飲み込んだのか?

 すると、「マズッ!」と言いながら、水飲みに行くと言い放ちながらキッチンに走って行った。
不味いのか?
甘かったけど、不味いとは思わなかったよ?

口直しに水を飲んでは、ホッと一息ついたのか。
寝室に入ってきては「ほら」と手渡されたのは、水のペットボトル。
・・・ん?
まあ、喉は乾いてるので飲んだけど。
自分家みたいに寛いでませんか?
まあいいけど。

不味さに顔を顰めたのを思い出しては、笑いながら言ってやり寝室を出ようとした。
 「博人先生も、可愛いところあるのですね。」
 「何言って… どこに行くんだ?」 
 「風呂です。シャワーを浴びに行ってきます。お先です。」
 「ま、待て。私も行く。」
二人でシャワーを浴びては、風呂場でもエッチをする羽目になり・・・
 「あぅ!」
 「ん、解れてるからスムーズに挿れられるな。」
指が孔の中に入っては抜き差しをしてくる。
その痛みが快感に変わってくる。
シャワーフックを握りながら喘いでると…
 「もう、さっきの様なマネはするなよ。」
 「ぁ… はぅ……」
 「不味いのは御免だ。」
すると、いきなり下から突き上げられた。
 「はっ!」
ズンッ、ズンッ、ズンッ、ズンッ……
 「あっ… あっ、あっ、あっ…」
(立てれない… 博人…さ、ん・・・)
上半身が前屈みになるが、下半身は押さえられてるのでまだ立つことはできる。
いきなり目の前が真っ白になり、意識がどこかに飛んだ。
 「っ!!」


目が覚めると、ベッドに横たわり腕枕をされている。
もうしばらく、このままでいさせて。
幸福感と満足感を味わいたい。
隣で寝ているひろちゃんの温もりを感じながら、これからの事を思いつつ目を閉じた。



※※ あさみからの、一言コメント ※※
友明視点の話になります。

幸せ絶頂な2人。
さて、何をプレゼントしてもらったのかな?

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俺様ボスと私の恋物語(61)友明視点※R18有ります。苦手な方はご遠慮ください※

※性描写有り。18歳未満の方&抵抗のある方は、ご遠慮ください。※

 「言っとくが、コレを受け取ってもらいたいんだけどな。」
忘れるなよ。

あ、思いっきり忘れてたよ…。

 「ソレ、私に似合うと思われますか?」
 「思うよ。」

え・・・即答かよ。
どう見ても女物なんだけどな…
 「あ、でも今は付けたくないです。」
 「どうして?」
 「抱かれたいから。」
微笑んで抱きしめると、ひろちゃんも抱きしめてくれて、その腕に力が入る。
 「そうだな。明日の朝、付けて見せてくれ。」
うへぇ…明日なんて来てほしくないな。
このまま時が止まればいい。
なんて思ってたら、スラックスの上から尻を包み込むように触られてる。
 「・・・ん…」
気持ちいいので、目を瞑っては身を委ねる。
 「とも…」
掠れた声が聞こえると同時に、唇が重なってきた。
重なると、私の唇の分け目に入ってきては歯列を舐めとっていく。
 「ふっ…」
息を吐いた、その瞬間に口の中に入ってきては、口腔内を我がモノのように貪ってくれる。
 「ん…、っ… 、んんっ……」
(そういえば、キスは初めてだな。今までは身体だけだったからな)なんて事を思っていた。
膝がガクガクと震え、今にも倒れそうになる。
意識が、理性がどこかに飛んでいきそうだ。
 「ぁ… …ふ……」
 「友明。寝室に行くぞ。」

そう言うと、横抱きにされては寝室へ連れて行かされた。
ベッドに横たわると、すぐにTシャツを脱がされては乳首にキスされる。
ビクンッと身体が反応する。
胸を包み込むように揉まれる。
 「あっ…」
片方の乳首を舐められながら、もう片方の乳首は弄られてる。
 「んぅ…、 ぅ…、…っ……」

 あ!

今度は、さっきとは反対の事をされる。
 「ひっ…、ひろ…、とっ…」
腹にキスされながら下半身に移り、スラックスを脱がしてくれる。
すでに私のは完全に固くなってる。
パンツの上から甘噛みされては、出したくなってくる。
 「ん…、あぁ……、 だ、だめっ…」
 「まだだ。我慢しろ。」
もう無理だと身を捩るが、まだ序の口だそうな。
 「はふ…、 んぁっ…」
パンツも脱がせてくれては、顔を埋めてくれる。
あ、まさか口で・・・
 「ふ…、……あ、あぅ 、んっ」
あ、ダメだっ…それ以上吸われたら、デルッ…
 「あ、…あああああっ!」

ビュッ!

 はあ、はあ、はあ、はあ…。
肩で息をしてると、 「お前のは甘いな。しかも濃い。」と、聞こえてきた。
もしかして、…飲んだ、の?
口元に、何かが付いてる。
それが、今自分の身体から発した蜜だと気が付き、慌てた。
 「な、なに飲んでんだよ。吐いて、吐き出してよ。ねえ、早く。」
 「ん…美味いぞ、お前も自分のを飲んでみるか?」
え・・・とんでもない、お断りだ。
頭をブンブンと横に振りながら、却下と即答した。
 「まだココは途中だったんだ。もう少し待ってろよ。」と言いながら、私の脚を広げては尻の孔を探検してくれる。
 「ふっ…、ぁ・・・…、 ん…」
ひろちゃんの指が、1本が3本に増えては孔の中を突いてくれる。
 欲しい。
 早くきて。
さっきイッタばかりなのに、もう固くなってるのが自分でも分かる。
 「ひろっ…」
目で訴えていたのが分かったのだろう。
ひろちゃんの目がギラギラと、まるで獣みたいな感じを受けた。
その時に気が付いた。
まだ服を脱いでいないことに。
思わず、ひろちゃんの服を脱がそうと手を伸ばしたら、ひろちゃんは自分で服を脱ぎ捨てた。
それを感じ取った私は嬉しくなり、反対にひろちゃんを押し倒していた。
そして、さっきしてくれた事を、今度は私がひろちゃんにする。
だけど、それは簡単にいかなかった。
なにしろ、抵抗される。
 「なにしてる?」
 「私だって欲しい。」
 「だから、挿れるって言ってるだろ。」
 「違う、あなたの蜜が欲しいの。」
 「だから・・・」
 「うるさいよ、黙ってて!」
パシッと軽く頬を叩いてやったら、目を瞠っては大人しくなったので、その隙にひろちゃんの棒を口に含んでは舐めてやる。
 「うっ…」
筋に沿って舌を這わせながら、上目使いで顔を覗き込む。
 「ふぅ…、…ぅ……」
感じてるのが、その表情や声で分かる。
なにより、その棒が固くデカくなってきてるのは、どんなに感じてるのかは一目瞭然だ。
嬉しくなり、もっと奉仕する。
 「ぐっ…、…ぅ・・・」



すると、身体が浮く感じがした。




※※ あさみからの、一言コメント ※※
友明視点の話になります。

博人と恋人になり、初エッチ♪
そして、意外にも今回が初キスになるのですね…。
何回も身体を重ねておきながら・・・ww

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俺様ボスと私の恋物語(60)友明視点※そして、恋人に…※

何度もしつこく電話が鳴ってきては、鳴りっぱなしにさせてた。

 「博人先生。私は来月には福岡へ帰ります。親にも言ってます。」
 「友明の一人ぐらい、養っていけるぞ。」
ん・・・?
 「博人先生?」
 「なんなら、恋人ではなく婚約者として一緒に暮らそう。」
 「なっ…!」
もしかして、この人…
婚約者と称してる人から逃げてる?
 「博人先生、私はその婚約者だと称してる人に言ったことを、貴方にも言います。
私が入院していた病院は、貴方の病院だから入院したわけではない。
救急車のスタッフが手配したのが、貴方の病院だったんです。」
 「それは分かってるよ。脳外科のある病院は、ここら一帯は私の病院だけだからな。」
 「そうですよ。私は、それも言ったんです。でも、彼女は私に・・・」
 「その彼女っていうのは、もしかしてド派手な化粧をして金髪に染めてる奴か?」
思い出そうとして考えてると、もっと続けてくる。
 「それでいて、親の威光を盾にして『私は美人よ。私を誰だと思ってるの。』とか言っては、鼻持ちならない奴か?」
 その言葉で思い出した。
たしかに金髪でド派手な化粧した、鼻持ちならない奴だった。
二言目には「私の言う事が聞けないの?私を誰だと思ってるの?」と言ってきてた。
今までは女性と話しをする機会など無かったので、よく覚えてる。
 「そうです。その人です。」
そういうと、「やっぱり…」と、ため息をつきながら言ってくれた言葉に驚いた。
 「彼女とは一度、見合いをしたことがある。何年か前の話だ。
その時に、見合いをした。ああ、でも見合いをすっぽかしてお前を抱いたんだっけ。
その夜に見合いをしたんだ。思い出した…」

 そういえば、そんなことがあったな。
と、私も思い出した。
 たしか、あの時は置いてあった服をマンションに持って行ったが、ひろちゃん本人が、また持って来たんだ。そして言い合いをして…。
見合いがあるから、服が邪魔だとかなんとか言って…。
その時に、抱かれたんだ。


 「まあ、今はそれは置いとこう。友明、返事が欲しい。」
え、置いとくの…
まあ、いいけど。

 「えっと…」
苦笑しながら、何か言おうとしたんだけど何を言われたのか忘れてしまった。
その様子で察したのだろう、もう一度言ってきた。
 「友明。私と恋人になり、付き合って欲しい。」

 「ありがとうございます。でも、私は大学を卒業したばかりで、付き合いというのは出来ないかもしれないです。それに、これから仕事をどうするのか考えないといけないし。」
 「それなら、私の所に来ればいい。」
 「え、でも新卒は採らないのでしょう。」
 「病院は、な。でも、私のマンションに移り住めば…」
 「待ってください。それは、もしかして同棲という事ですか?」
 「そうだ。」
 「エッチし放題…」
思ったことが口に出てしまったのだろう。

ひろちゃんは笑顔になり、あろうことか「まあ、エッチし放題がお好みなら、し放題にしてもいいぞ」と言ってきたのには、思わず焦ってしまった。
 「あ、あの…」
クスッと微笑んでくれた顔は、魅力的で見惚れてしまっていた。
 「これだけは聞いておきたい。友明は私のことをどう思っている?」
 「…好きです。」
 「え、聞こえなかった。Wie...  once more 」
ドイツ語で言おうとした博人先生は英語に切り替えたが、私はドイツ語で言ってやった。
まだ、ドイツ語の方が英語より言いやすい。
 『好きです!好きだから、貴方に抱かれるのが…触られるのが嬉しかったし、こうやって会って話もしたり、料理も作ったりしてるんです。
誰が、嫌いな人にそんな事をしますかっ。』
博人先生は、その私の言葉に対し、こう言ってきた。
 「今の、日本語で言ってくれないか。」
(誰が二度も言うかっ)と思いながら…、そっぽを向いて言い放ってやった。
 「嫌です。貴方はドイツ語分かるでしょっ。」

その私の言葉に対し、博人先生は日本語で言ってくれた。
 「それなら、私と恋人になって欲しい。」
 「博人先生…」
 「ん、即答ではないのか?って、また泣いてるしっ… とっ…とも…」
 「私で良いなら…私を選んでくれるのなら、喜んで。」
 「もちろんだよ。」
本当に、色んな表情を見せてくれるねえ。
そう言いながら、ひろちゃんは安心した表情を見せてくれては抱きしめてくれた。
今夜は、このまま抱かれたい。

この広い胸に顔を埋めて眠りにつきたい。
シーツを替えないと…と思ったら、お母ちゃんが掃除も洗い物もしてくれた事を思い出した。
 「泊まって行きますか?」
 「もちろん。」
ひろちゃん、声が嬉しそうに飛び跳ねてるよ。
すると、ひろちゃんが何かをドクターバッグから取り出した。
その何かは、着替え一式。
え・・・

 「急に遠方でのオペが入る時があるからね。その時用の着替えだ。」
と言いながら、バッグの中身を見せてくれた。
 「さすが、ボスですね。」 
 「あ、それ良いね。これからは、スタッフ皆からボスと呼ばせようかな。」
フッと、思わず鼻で笑ってしまった。
 「私は、大学在学中は皆からボス呼ばわりされてましたよ。」
 「何それ。嫌味か。」
この私に、そんな嫌味を言うのなら…
言わせないように、ハードに抱くからな。

 ねえ、忘れてませんか?
私、運動全般にドクターストップ掛かってますよ。

すると、博人先生は断言してきた。
 「セックスは運動ではないだろう。コミュニケーションの一つだ。違うか?」



※※ あさみからの、一言コメント ※※
友明視点の話になります。

思いが通じ、やっと恋人と言える関係になった博人と友明。
日本語で告白されたのに、ドイツ語で返事するなw
と、書きながら自分でツッコんでしまった私ですo(*^▽^*)oあはっ♪

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俺様ボスと私の恋物語(59) 友明視点 ※告白※

 「ピンポンピンポン」
エントランスからの呼び鈴が鳴った。
 「はい。」
 「ちょっと早くなったが、良いかな?」
 「どうぞ。」
エントランスのボタンを押してドアを開ける。

ガー・・・。

 しばらく待ってると「ピンポーン、ピンポーン」と、玄関の呼び鈴だ。
セキュリティミラーを覗くと、ひろちゃんが立っているのが見える。
ドアを開けると、「これ、手土産。」と渡してくれる。
え、手土産って?
 「ありがとうございます。どうぞ。」
 「うん。」と言っては、入り際後ろ手で鍵を閉めてはそのままの状態でチェーンを掛けてくれる。
器用な奴だこと。
 「何を作ってくれたんだ?」
 「まだ、これから作ろうとしてたんですよ。」
 「へー、何を作るんだ?」
 「チャーハンとラーメンとオムライス、どっちがいいですか?」
しばらく考えては「チャーハン」と返ってきた。


☆☆☆☆☆


 「ごちそう様でした。」
と、皿を舐めたように綺麗に一粒も残さずに食べてくれた。
食後の飲み物を、自分のも一緒に2人分を入れる。
話って何?渡したい物って何?
気持ちが落ち着いたのだろう、バッグから何か四角い物を取り出してる。

 「これを渡したくて、ずっと持っていた。」
返品は無しで、受け取ってもらいたいな…、と小声で付け加えてくる。
 「どういう意味ですか?」
 「私はね、よく考えたうえでの行動なんだよ。」
ひろちゃんはモジモジとしていたが、深呼吸をしては私の方を見ては言ってきた。
 「友明。
私はね、君が好きなんだ。
だから、これを受け取ってもらいたい。
出来れば、恋人に・・・恋人として付き合ってもらいたい。」
それを聞いて、私は驚き目を瞠った。
ひろちゃんの顔は、真っ赤だ。
 「返事を…。
え、どうした?
何を泣いてるんだ?
泣かすようなことを言ったか?」
泣いてなんか、無い。
頭を横に振り、私は言った。
 「嬉しくて、そう思っただけ。」
え、涙が出てるって…おかしいなあ。

 「ともあ…」
 「博人先生。
私はね、ずっと貴方のことが気になってしかたがなかったんですよ。
好きなんだという事に気が付いたのは1年ほど前のことなんです。
でも、言わないようにしようと思ってました。
困らせるだろうと思って、何も言えなかった。」
そう言うと、ひろちゃんは箱を手に取り、直に手渡そうとしてきた。
 「これを…」
 「中身は、何ですか?指輪とかだったら要りません。お返しします。」
 「指輪ではないよ。開けて見てくれ。」
少し戸惑い、勇気を振り絞って開けて見た。

 これは・・・

 「日本に帰って、彼女に会えたら渡そうと思ってた。
でも、彼女は実在しない。
そう知った時は、抵抗したが…
いつの間にか、彼女ではなく友明のことを想っていた。
私は、彼女の声や名前は知らないんだ。
だから、私の持ってる写真は捨てた。
後悔なんてないよ。

友明。
私が欲しいのは、近くに居てくれる人だ。
私を見ては、私と食事をしたり、話をしてくれたり、笑ったり泣いたりと喜怒哀楽を見せてくれる人が良いんだ。
受け取って欲しい。」
真っ直ぐに私を見ては言い切ってくれる。
でも、何か忘れてはないか?
 「貴方には婚約者がいるでしょ。見合いしましたよね。」
 「見合いイコール結婚ではない。」
 「え…この秋には結婚するって」
 「誰が言ったんだ?」
 「博人先生の婚約者。」
 「婚約者なんていないぞ。これから恋人になってほしいと、お前に告ってるのに。」
彼女と、なんか話が違うぞ。
 「ひろ・・・」
言いかけた時、携帯が鳴った。
 ブルルル、ブルルル、ブルルル・・・

 「電話鳴ってますよ。どうぞ、出てください。」
その電話の画面に、相手の名前を確認したのだろう。
ひろちゃんは出なかった。
 「出なくて良かったのですか?」
 「今は、出たくない。こうやって話をしてるのだから、返事を聞きたい。」



※※ あさみからの、一言コメント ※※
友明視点の話になります。

ついに、博人が動いた。
告白され、友明は思わず涙が・・・。
友明の返事は?

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俺様ボスと私の恋物語(58)友明視点※退院※

 そして、梅雨も明けた7月中旬。
ようやく退院だ。
丸々4ヶ月経ったが、どんなに長く感じたことか。
問題はこれからだな。
内定もないし、申請もしてない。
全くの無職だ。

 「開業医」
やろうと思えばやれるだろうけど、やっていくのは難しいものがあるな。
大学の講義だけの知識では、当然ながら無理だ。
運動全般はドクターストップだし…
とりあえず、マンションに戻って掃除しないと。
通院も必要だし…

玄関に入ると、男物と女物の靴が並んでる。
ん…、お母ちゃん?
いや、待て。
まさか、お父ちゃん誰かを連れ込んだりしてる?
この間のことがあるからな。


リビングに入ると、「お帰りトモ。」とお母ちゃんの声が聞こえてきた。
 「ただいま。色々とごめんなさい。」
抱きつくまでもしなかったが、お母ちゃんが居るということで嬉しくなった。
 「お父さんは、トイレ入ってるから。」
そうなんだと思い、ちょっと安心した。
 「お母ちゃん。」
 「なに?」
 「来月には、帰るからね。」
 「はいはい、分かりましたよ。先に帰っとくね。」
 「うん。」

すると、お父ちゃんも加わってきた。
 「すぐには帰らないのか?」
 「色々とあるからね。それに、お父ちゃんはどうするの?」
 「仕事だ。」
あっ、そう。

 その日は、久しぶりに親子3人で昼食を食べては、お父ちゃんは仕事へ。
お母ちゃんと夕食を外で食べて、もう一つのマンションへと送って行って、戻ってきた。
すると、ひろちゃんが徒歩で病院の方へ向かっていくのが見えたので、気配を消して近づき声を掛けた。
 「院長先生。」
ビクッと身体が震えたのが見えた。

くくくっ…

振り返ってきた表情を見ると、なんか嬉しくなってきた。
だって、ビックリ顔から安心顔になるんだからな。
 「脅かすな。」
あはは…。
 「はい、ごめんなさい。」
何も言ってないことに気づき、声を掛けたのだ。
 「今朝、退院しました。お世話になりました。」
 「もう怪我するなよ。」
 「したくて、怪我したわけではありませんよ。」
チッチッチ…と、いつもの癖で人差し指を振ってしまう。
 「その指、やめろ。」
 「院長先生。」
 「なんだ、その眼は。」
 「え、何が?」
 「その、おねだりするような目つきはやめろ。」
持ってる鞄で、自分の顔を隠すように言ってくる。
その姿は、本当に可愛いと思えさせてくれるものだ。
 「ねだってはないけど、言わせてください。院長先生の病院で…」
 「言っとくが、新卒は採らない。分かってるとは思うが、うちは経験者しか採らないんだよ。」
言いたいことが分かったみたいで釘を刺された。
 「それなら、どこか紹介してもらえないですか?」
 「紹介ねぇ…すぐには思い当たらないが、覚えとくよ。」
 「はい、お願いします。」
いくら脈無しの、その場限りの言葉だろうが、今の自分には欲しい言葉だ。
 「それでは、お仕事頑張ってください。失礼します。」
 「ああ、お大事に。」
微笑んでくれて言ってくれると、とっても嬉しいな。
だから、私も同じように微笑んで返した。
 「ありがとうございます。」


 「あ、そうだ。食事を・・・」
ひろちゃんの声が聞こえたが、振り返らない。
ひろちゃんへの想いを心の奥底に埋めてエントランスへのドアを開けようとする。
ひろちゃんには知られたくない。
困らせたくないから。


 「ぐぇ…」
首根っこを摑まえられては引っ張られた。
 「なんなんですか?首回りが伸びるでしょ・・・」
 「食事を一緒にしよう。話もあるし、渡したい物もあるんだ。」
え・・・
 「本当は、あの時に…ドイツ料理を食べに行く日に話して渡したかったんだ。
遅くなったけど、今夜渡したい。」
 「私は、夕食は食べ終わりましたよ。親と一緒に食べたから。」
 「簡単なもので良いから食べさせて。」
おにぎりでも良いですか?なんて、聞けやしないな(汗)
 「何時ごろになりますか?」
 「んー…」
腕時計を見ながら言ってくれる。
 「もう少しで20時半だから…21時、いや21時半?22時前になるかもしれない。」
 「分かりました。お待ちしてます。」



※※ あさみからの、一言コメント ※※
友明視点の話になります。

やっと退院できた友明。
親との食事を済ませてマンションに戻ると、博人と遭遇。
そして…。

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俺様ボスと私の恋物語(57)友明視点※R18有り!でも夕食に間に合うのか(-_-;)※

※R18です。18歳未満の方&抵抗のある方は、ご遠慮ください。※

胸を触られ、乳首を執拗に弄り回されては簡単にイってしまった私。
今度は、孔の中に指が入ってくる。
 「ふ… ぅ… っ…  」

 「くぅ…、 あっ…ん、ん…」

 あぁ…
 気持ち良い…

 蕩けそうだ…

 ひろ… と… っ…

気持ちが良くて頭も体も心もトロトロになってきてた。
そのうち、指が熱棒になっていた。
その熱棒が、入ってくる。
 「いっ、 っ… う、ううっ…」

 「大丈夫だ。 ふ…、うぅ…」
徐々に入ってきてた熱棒は、いきなり奥まで突っ込んできた。
と同時に、仰け反っていた。
 「あ!……っ ああ…  」

 「 ん…、ん…」
私の体の中に入り、そこが定位置みたいな感じで収まる。
 「ぅ…」
 はあ、はあ、はあ…

お互いの汗が混じっては、それまでもが気持ちのいいものになっていく。
 「ひっ… ひろ、と…」

身体が燃える。
勝手に腰が、身体が動く。

何も考えられない。

大きなスライドが早くなり、音が変わっていた。
ズンッ、ズンッ、ズンッ、ズンッ・・・
 「んっ、んっ、んっ…」


 んぅ…
んーーーーー!!

 はあ、はあ、はあ…

眠い…。


ねぇ、博人先生。
私は、あなたが好きなんだよ。
だから抱かれてるの。
あなたは、私のことをどう思ってるの?

最近は、こういう事をよく考えてる自分がいる。
言いたくても言えない。


私の身体に覆いかぶさってくるように、ひろちゃんも寝る体制に入ったのが分かった。
汗臭い男の身体。
いつの間にか、この人のことを好きになっていた。


 昔、まだ虐められてた頃。
お母ちゃんから、よく言われてた言葉があった。
 『トモ。
泣きたいときは、家の中で泣きなさい。
布団に潜って泣いてもいい。
大きくなって、好きな人が出来たら、その人にギューッと抱かれて泣きなさい。』
その言葉に対して、誰がお母ちゃんを離すものかと抱きしめては即答したものだ。
 『好きな人は、お母ちゃんだけだよ。他にはイラナイッ!』
 『トモ・・・』
 『お母ちゃんは?』
 『もちろん、トモのことが大好きだよ。』
嬉しそうに幸せそうに、そう言ってくれてた。
その表情に、その言葉に安心感を貰えては、ずっと抱っこを要求してはされてた。

 お母ちゃん。
今でも好きだよ。
でも、博人先生に対しての好きとは、違う意味の好きなんだ。


その後、叩き起こされて目が覚めたのは夕方も17時半!
え、17時半?
ヤバイッ!!

「仕方ないねぇ」と言われながら送ってもらった。
しかも、バイクで。
 「落ちるなよ。しっかり捕まっとけよ。落ちたら、それこそ直ぐに霊柩車だからな。」
そう言われると、是が非でも捕まっとくよ。
 「救急車ではなく、霊柩車かよ…」と小声でツッコんでやった。
ってか、バイク運転出来るのね?


かくして…
夕食の時間の5分前に、病室に入ることができホッと一安心したのは言うまでもない。



※※ あさみからの、一言コメント ※※
友明視点の話になります。

R18です!
抵抗のある方は、ご遠慮ください。

そして、友明。
そんなことして、夕食に間に合うのか?

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俺様ボスと私の恋物語(56)友明視点※ソフトR有ります。抵抗のある方はスルーしてください※

※ソフトなR有ります。ご注意を※

半日外出、とっても嬉しいな!
昼食は何作って食べよう。
と、ルンルンしながら帰ってたら、後ろから誰かが尾行してくる。
 誰だ?
スーパーの自動ドアを入ったところで表を見る。
すると、ひろちゃんが居た。

しばらく見ていたが…
他には、誰も居ない。
なのでひろちゃんに声をかけて立ち話をしていたら、夜勤明けで暇みたいだ。
その後、買い物も終わり、スーパーの駐車場に向かうとベンツがスーッと近づいてきた。
買い物袋を持ちながら、ベンツに乗り込む。
もしかしてH・・・、と淡い期待を感じながら、車はひろちゃんのマンションに向かった。


 マンションに着くと「なんか量多くないか?」と聞かれたが、
 「2,3日分の食料です。」
 「え?たしか、半日だけ・・・」
 「はい、私の外出許可は半日だけです。
でも、院長先生は夕食も明日も、明後日も食べるでしょう。
だから、非常食というか日持ちのする物を作っておこうかな、と思って。」
あ、コレ。お釣りです。

 米も買ったので、昼食はカレーライスと野菜サラダにした。
ルーではなく、スパイスだけでの味付けで作った。
ひろちゃんがほくほくと嬉しそうに食べてるのを見ると、なんだか自分も嬉しくなってくる。
食後のデザートもあるんですよ、と言って持ってきた。
ひろちゃんの目の前で、冷やしておいたヨーグルトに数種類のフルーツを散らす。
食べ終わると腹が満たされたのか、眠たそうだ。
ああ、そうか夜勤明けか。
 「疲れたでしょう。これ片づけたら、夕食のも作りますから。寝ててください。」
すると、
 「無理しなくていいよ。せっかくの外出なんだから。」
 「でも、せっかく買ったのだから。それに、自分では作られないでしょ?」
はは、それもそうだが…
と、ひろちゃんは苦笑していた。

 カレーもあるから、他に日持ちするのを2品ほど作っては冷蔵庫に、冷凍庫にと小分けにして入れておく。
ひろちゃんは、と見ると・・・ソファで寝てる。
いくらなんでも寒いぞ。
そう思うと、寝室から布団を持ってきては身体にかけてやる。
さすがに疲れも出たので、私もソファに背を預け目を閉じる。

ふと気が付くと、今何時だ・・・
 あ、あれ?
ベッドに居る?
横には、ひろちゃんが寝てるし。
まさか…
視線を感じたのか、ひろちゃんはこっちを振り向いた。
 「目が覚めたか。」
 「あ、はい。」
 「腹は満たされた。でも腹だけではなく他にも満たされたい。」
ひろちゃんの目が、なんかギラギラしてる?
もしかして、やっとか。
 「今、何時ですか?」
チラッとベッドサイドの置き時計に目をやると、16時過ぎだ。
遅くとも17時半にはここを出ないと間に合わない。
 「院ちょ・・・」
 「それはやめてほしいな。二人きりの時は、名前の方がいい。」
 「セックスは激しい運動ですか?」
ドクターストップのことを思い出したのだろう。
幾分か目つきが優しくなった。
 「…分かった。優しくする。」
 「本当に優しくしてくださいよ。あなたは、すぐにハードになる。」
はいはい。
と、苦笑気味な言葉が返ってくる。

 昼食を食べたせいか、身体の重みが増えた?
いきなり胸に、乳首に甘噛みされる。
 「っ!」

ひろちゃんの舌が、胸を、乳首を舐めてきては甘噛みしてくる。
 「はぁ、ぁ… ふぅ…」

やたらと乳首ばかり攻めてくる。
 「はぅ… ……っぅ…」

あ、だめだ。
もう・・・
 「っ! で、でるぅ…」

 「え?」と驚いた声が聞こえてきた。
それと同時に、身体が仰け反り、蜜が弾け飛んだ。
 「あ… あああああ!!」

 「早いな。まあ、数か月もやってないから、溜まってたのかも。」
ちょっと待ってろ、と言われたが何をしてるんだが…
 はあ… はあ… はあ…


すると、指が私の中に入ってこようとしてるのが分かった。
え、私、もしかして・・・
乳首を攻められただけでイッタ?

うわぁ、恥ずかしいっ!


※※ あさみからの、一言コメント ※※
友明視点の話になります。

久しぶりの料理作りV(○⌒∇⌒○) ルンルン
それに、久しぶりのセックス((o(^∇^)o))わくわく

期待通りの博人の反応。
だけど、乳首を弄られただけで達ってしまった。
(-_-;ウーン
自分の身体がエロくなってるな、と思ってるのかも…。

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俺様ボスと私の恋物語(55)博人視点※博人は、おちゃめ or 天然※

 ぷぷっ…

あーはははっ(笑)
 「もう我慢できないっ!!
腹痛ーい!」

と、腹を抱えては笑い転げてる友明を見てたら、なんか自分まで一緒に笑ってしまいそうだった。

見れば、看護婦まで笑いを堪えてるのが分かる。
笑いたきゃ笑え。
そう思いながら部屋から出ると、事務室の室長と出会い、室長は私を見ては目を瞠っていた。
 「院長。ソレ、どうされたのですか?」

ソレってなんだ?
トイレに連れて行かれて、鏡の中を覗き込んだ。
 「げ・・・」
思わず、口から出ていた。

だから、友明はあんな笑い方をしてたんだな。
室長も、なぜか笑いを堪えてるような感じだし。
 「…室長。」
 「はい、なんでしょう。」
やはり、室長の声も震えてる。
 「今日は部屋で食べる。」
やっぱり、そうなりますよね…と、室長が小声で呟くのが聞こえてきた。


☆☆☆☆☆


 あれから数日後。
今日は、友明の半日外出日だ。
朝食後の診察が終わると、夕食の時間までに帰ってくる。
夜勤明けの私にとっては、またともないチャンスだ。
会いたい、そして抱きしめたい。
友明は10時前に出るので、それに合わせて私も出る。
表玄関から出る友明に対して、私は裏口だ。
どうやって接触を図ろう?
 
 路地からこっそり覗き込んで見てたら、1人で歩いてるのが見える。
このまま、後ろを歩いていくか。
徒歩ということは、マンションか。
ということに気づき、車を置いていくことにした。
そうしてたら、スーパーに入って行くのを見かけて、先にマンションの入り口に行っとくかどうか考えてると声が掛かった。
 「ったくもう、尾行なら気配ぐらい消してくださいね。あなたなら簡単に出来るでしょ。」
友明だった。
 「悪い、悪い。私は夜勤明けでね…」
 「なるほど、夜勤明けだから、そこまで気が回らなかった。という事ですか。」
その言葉を無視して、言葉を続ける。
 「夜勤明けで、明日は昼出勤なんだ。だから、一緒に居れるかなと思ってね。」
 「誰と?」
 「友明と。」
 「誰が?」
 「私が。」

 ん?
今、私はなんて言ったんだ?
友明は、と見ると・・・
目を合わさないようにして顔を背けるが、耳が赤くなってる。
 「まったく…あらかじめ、言っておいてもらいたいもんだね。」
と、呟きながらスーパーに向かって数歩歩いて…
ぴたっと、その足が止まり私の方に振り向いた。
 「どうするんですか?買い物しないといけないんですけどね…。
一緒に買い物しますか?それとも・・・」
 「私のマンションに行かないか?」
え?
 「あ、でも買い物はしないと冷蔵庫の中身は無いな。」
しばらく無言だった友明が口を開いた。
 「メニューは何でもいいですか?」
 「ああ。」
 「分かりました。それなら買い物します。」
はい、と手を出してくる。
なんの疑問を持たずに、その手を握る。
すると、即座に払われてしまう。
 「違うでしょ。お金ください。食料費のお金です。」
ああ、そうか。
 「それもそうだな。気が付かなかった。」
財布の中から万札を1枚渡す。
その万札にキスしながら、友明は付け加えてきた。
 「私が買い物してる間に車をここまで持ってきて下さい。」
 「お安い御用。」


それでは後程。



※※ あさみからの、一言コメント ※※
博人視点の話になります。

ドアが自分にぶつかってきたのだと主張して譲らない博人。
はい、天然な奴です(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

今回は、その天然おちゃめぶりを発揮させておりますw

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俺様ボスと私の恋物語(54)博人視点※ウブな博人(^^ゞ※

 いきなり大声が聞こえてきた。
友明の病室から?
 「…、それは俺の勝手だろう。あんたの子供は3人のうち2人は結婚した。
優人は子供も生まれ、あんたには自分の血を引く孫が出来た。
それに、俺は結婚なんてまだ考えてもないし、相手もそうは思ってない。」

 え、なんだ?

誰と何を話してるんだ?
そう思うと、壁に耳を押し当てて聞いていた。
 「私は、男である『あの人』を好きになったわけではない。
ただ、好きになった人が男だった。
それだけだ。」

え・・・

 はっきりと聞こえてきた、その言葉に凍り付いてしまい、そこから動けなくなった。
誰を好きになったんだ?
 退院時期を考えるのに、そろそろ外出時間を長引かせたいと脳外科から打診があった矢先に、この言葉だ。

 そうしてると、誰かが出てきた音が聞こえてきたので振り返ると父親だった。
しばらく考えては病室に入っていった。

 こんこん。
 「お加減いかがですか?」
 「今日と明日は回診は休みのはずですが・・・」
 「昨日のうちに連絡を貰っててね。外出時間を長引かせたいと聞いたもので、その事をどう思ってるかな、と打診のつもりで聞きに来たのだけど…
その表情から察するに、嬉しいなと思ってるだろう。」
 「はい。すごく嬉しいです。
だって3時間なんて、あっという間なんですよ。せめて午前から夕方までとかは欲しいですね。」
 「わがまま言ってくれるが、当日の体調にもよるぞ。」
 「はい、万全を期しておきます。」

聞きたい、友明は誰が好きなのか。
なかなか動けずにいると、友明の方から寄ってきた。
 「どうかされたのですか?」
 「い、いや… 腹減ったなと…」

ぷぷっ。
久しぶりの笑顔だ。
 「ともあ・・・」
 「ここに居ると上げ膳据え膳でしょ。
なんか、腕が鈍ってるようで料理したい病が出てくるんですよ。」
そうだ、外出許可が出たら、自分で料理して食べよう♪

 「そうだな。その時は声掛けてくれ。お前の味を忘れそうだ。」
 「え・・・」
 「どした?」
 「そういえば、まだ返事を聞いてないのがあるんですよ。」
 「なにを?」
 「脳外科の先生に聞いたのに、返事してくれてないのが・・・」
 「どんな事だ?」
 「『激しい運動は止めるように』とドクターストップもらった、その時に聞いてみたんです。
それなら、セックスは?って。」
 「えっ」
 「セックスは運動ではないと思うのですが、それでも身体は動かすわけでしょう。
院長先生、どうなのですか?」
 …………。
熱心な表情で聞いてくるが、何も言えない。
それどころか、セックスという言葉に反応してしまってる自分がいる。

 「あの時は、『まずは退院が先だ』と言われたのですが、院長先生はどう思われますか?」
 「そ、そうだな。先に退院をして・・・ そこからだな。
じゃあ。」

 クルッと身体をドアの方に向け昼食を食べに行く。
が・・・引っ張られてる。
 「院長先生。セックスは運動っ・・・」
(セックス、セックスばかり言うなっ!)
自分の顔が恥ずかしさから赤くなってるのが分かる。

 「担当の脳外科の先生がそう言ったのなら、そうだ。」
振り向かずにそう言うと、手が離れ・・・

バンッ!

 その音は、ドアが顔に、鼻にぶつかった音だった・・・

 顔を、鼻の辺りを手で押さえては、蹲っていた私に向かって…友明は笑いながら言ってくる。
 「あーあ・・・ だから引っ張ってたのに。大丈夫ですか?」
(嘘つけ)と思いながら睨んでやる。

 私にぶつかってきたドアは、看護婦が開けたみたいだ。
 「院長、大丈夫ですか?顔が赤くなってますよっ。」


 赤いのは、ドアがぶつかってきたからだ。
うん、そうだ。
決して、友明とセックスをしたいから赤くなったのではないぞ。



※※ あさみからの、一言コメント ※※
博人視点の話になります。

友明におちょくられてるのだが、それと気付かない博人。
彼は真っ赤になってしまった。
ウブな博人です(*≧m≦*)ププッ

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俺様ボスと私の恋物語(53)友明視点※カミングアウトする※

 数日後、お父ちゃんが1人で見舞いに来てくれた。
なんとなく、話がしづらい。
お母ちゃんに貰った本のことを言うと、渋っていたが「読むつもりはない。」と毛嫌いしてた。
 「でも、面白かったよ」と言うと、読んだのかと驚いていた。
 「これが40歳代なら読んでたんだが…70歳も超えると」とボヤイテいたが・・・
自分の年齢って、関係あるのか?
でも、それで話は終わった。

すると、いきなり話を振ってきた。
 「好きな人いるのか?」
 「いるよ。それが?」
 「いや、この間の…本当のっていうか、ああいう話題をするってことは、その結婚とかあるのかなと
思ってて…」
 「結婚というのは考えてない。ただ、自分の生い立ちが知りたいだけだ。」
 「それは、付き合ってる人にも話したいという気持ちか?」
 「それは分からない。」
しばらく無言だったが、ポツリと話してくれた。
その当時のことを。

聞いてると、段々と腹が立ってきた。
 「なんで、そういう事言うんだよ!人権無視してるのと同じじゃないかっ!」
 「友明、それは…」
 「違わない!そんな事を言われて、『はい、そうします』なんて言えるわけないだろ。違うか?」
 「今は、そう思う。だけど、あの時は必死だったんだ。」
 「それなら、どうして籍を入れたんだ?入れてなかったはずだ。」
 「それは、お前たちが居るからだ。」
 「は?」
 「それに、一緒に居ると癒される。そのオアシスを手放したくない。そう思ったからだ。」
腹が立ち、息をするのも苦痛だ。

 はあ、はあ…と喘いでるのが自分でも分かる。
こいつと同じ部屋に居たくない、新鮮な空気が欲しい、自由に息をしたい。
なにかが変だと思ったのだろう、「大丈夫か?ナースを呼ぼう。」と言ってくる。
 「要らん。」
声が低くなってるのが、自分でも分かる。
 「あんたは、本当に最低な奴だな。別々に暮らしてて良かったよ。」
 「ともあっ・・・ ぶっ」
枕を投げつけていた。
 「最後に、これだけ聞いとく。俺たちの3人の名前は誰が付けた?」
 「お母さんだ。」
 「どっちの?」
 「お前達がお母ちゃんと言ってる方のだ。」
 「生みの方では、無いんだな。」
 「ああ、そうだ。」
 「…分かった。」

 「お前の好きな人っていうのは・・・」
 「誰だろうが別にいいだろ。」
 「いや、それでも…」
 「ただの好奇心からだろ。」
 「もしかして、男か?」

……。

 「アノ本を読んだというのなら、好きな人は女ではなく男だろ。」
腹は決まった。
 「…うざい。本当にうざいな、あんたは。」
 「相手が、どんな男なのか知らんが…やめとけ。」
 「うるさい。」
 「ともっ・・・」

蹴りッ!

 当然、蹲るだろうな。
息を吸って、大声で言ってやる。
 「誰が誰を好きになろうと、それは俺の勝手だろう。あんたの子供は3人のうち2人は結婚した。
優人は子供も生まれ、あんたには自分の血を引く孫が出来た。
それに、俺は結婚なんてまだ考えてもないし、相手もそうは思ってない。」
 「なるほど、相手はノンケか。」
 「なにしろ、この3月には大学を卒業したばかりだからな。」
 「あ、それもそうか。それなら結婚なんて、まだまだ先かぁ・・・」
 「当たり前だろ。」
ギロッと睨んでやる。

そして、付け加えるように言ってやる。
 「私は、男であるあの人を好きになったわけではない。
ただ、好きになった人が男だった。
それだけだ。」


お父ちゃんは、それを聞き驚いていた。


その病室の壁一枚を隔てた廊下側には、院長が…。
ひろちゃんが聞いていたなんて、思いもしなかった。



※※ あさみからの、一言コメント ※※
友明視点の話になります。

父との話し合いが、今回のお話し。
その父が、自ら腹の内を割って友明にカミングアウトした。
その告白に、友明は激情するが…

友明も、また・・・
父にカミングアウトした。

 「男を好きになったわけではない。
ただ、好きになった人が、男だった。」

そう、この父親はその言葉を聞いてドキッとしたのですね。
何を隠そう、この父親。
入籍したのは、
 「子供の為ではなく、自分の為なのです。」
自分が人間らしくなれる時、癒されたい時は、妻である女性と一緒に居るためなんですね。
なので、手放したくないんです。
実際、妄想ではそういう構成だったんです(暴露する

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