BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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【友達と親友の線引き】第4話 一代決心

その次の日。
やっぱり意地悪言われたりした。
おかーちゃんと約束したのを思いだし、泣くのを我慢した。
おしばい…。
「…んで?」

「ん?何かきこえたか?」
「いーや。カでも飛んでるじゃない?」
「ブーン、ブーンってね」
 
今度は、大きな声で言った。

「なんで?」

「は?」
「なにが?」
「ってか、コイツの声。初めてきいたー」

「なんで、僕なの?
なんでいじめるの?
なんで?」

「ケッ!」
「どした、今日は泣かないのな。」
「…つく。そこにいるだけでムカつくんだよっ。」

『そこにいるだけで、ムカつく。』

その一言が、僕に言わせていた。
おしばい、ではなく本当の気持ちだった。
いつものハスキーボイスではなく、声が低くなっていた。
「いつもいつもいじめたり、いじわる言ったり…
そこにいるだけでムカつくだなんて…
それは、俺のことが気になるからだろ。

お前らは、俺のことがそんなに好きなんだ?
好きだからいじめるって言うだろ。
ソレか?
ええ?」


そいつらは、僕の急変した態度を感じ取りタジタジになっていた。
「ちげーよ。…もう帰ろ」
「なに言ってんだコイツ。同じく、帰ろ」

でも、1人は残っていた。
「俺は、あの2人とは違う。
そうだよ、俺はあんたの事が気になってるんだよ。
それが好きかどうかは、分からない。
あんた、はっきりと言えるんだ。
見違えたよ、俺も帰るわ。
じゃーな。」

言いたい時は、そうやってきっぱりと言った方がいいぞ。
と、そいつは言ってくれた。

3人とも居なくなって、僕はその場に座り込んでしまった。
カオリがやってきた。
「どしたの?
泣きもせずに、アイツ等を言い負かせたの?
スゴイネー」

双子の天然な姉、カオリは、嬉しそうな表情で言ってくれた。

それから、僕から俺に変わり…
言いたい時は、はっきりと言えるように頑張った。
泣くときもあったけど…



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【友達と親友の線引き】 第3話 母の温もりと子守唄

次の日。
やっぱり、近所のアイツ等に囲まれ意地悪されたりしてた。
でも、何も言えなかった。

それでも、泣くのは我慢した。
逃げるように帰った。
泣きたかったから。

「あら、トモ。お帰り。」

「おかーちゃん、ダッコ!」



「エーン、エーン…」

「よしよし、我慢して帰ってきたのね。」

おかーちゃんに抱っこされながら、寝ていた。

目が覚めると、お母ちゃんは服が違う。
「どしたの、どこか行くの?」

「ううん。濡れちゃったから乾かしてるの。」

見ると、服を乾かしてる。

自分の涙で濡らしたのを思い出した。
ゴメンナサイをすると、良いのよと言ってくれた。
「濡れたら、洗えばいいのだから。」

だから、泣きたい時は泣けばいいの。


その日。
いつも通りに抱っこされては、一緒に歌いながら…
子守唄を聞いていた。


♪~人の道は生まれおちると そこから始まる
他人の手を借りながら 進む道も
自力で切り開いていく 「生きる道」が始まる

どこに向かってるの 君の道は 何を見ているのかな
たぶん僕には分からないだろう どんな君になるのかな
選んだ道を行けばいい 自分の心 信じて
もし違うと思ったら 別の道を考えればいい
踏ん張れ 君の瞳には何が映るの
この果てしない空の下 どこまでも続く地平線
踏ん張れ 君の頬につたうものはナニ?
その横顔を見てると 君のひたむきさに 胸を打たれる~♪


♪~ゴロゴロしろよ
泣いてもいいんだ
布団に潜って不貞寝すればいい
生きている証拠さ

喜びと不安を胸に秘めて 私達は旅立ちます
色んなことをしていき そして強くなっていきたい
いつの日か 自分の夢を叶えたいから
そのために 今 踏み出します~♪


♪~いつも君は 強がっている
本当は さみしいくせに
そんな君を ボクは見ている
その存在(ひと)に
君は 気が付いてるかな?

泣きそうな心で 見つめる君
言いたいこと ボクには分かるよ
だから 言いたいこと 言っておくれ
ずっと・・・
君のそばにいるから~♪


♪~Hand in Hand with you 一人ではないんだよ
いつか会えると 強く感じて
Hand in Hand with me 思いを感じてるかな
熱く燃え上がる その時のために
Hand in Hand with you 誘ったら来てくれるかな
一人でいるのはイヤ あなたと一緒に居たい
Hand in Hand with me 告白するよ
君よ、そばにいて 
これからも・・・
with together~♪


途中から、ぐっすりと眠りに入っていた。


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【友達と親友の線引き】 第2話 約束

「次にトモ。あなたの番よ。こっちにおいで。」



「大事な、お話だからね。おいで。」

おかーちゃんについて行った。
おかーちゃんの部屋だ。

「なに?」

「トモ。約束してほしいの。
これは、難しいことだけど、トモなら出来ると思ってるの。」
おかーちゃんは、人差し指を出した。
「まず、ひとつめ。
外では泣かないで。
泣きたくても我慢して、家の中で泣いて。
おウチの中なら、いくらでも泣きなさい。
泣き止むまで、お母ちゃんが抱っこしててあげるから。
約束できる?」

…僕はクビを縦にふった。

今度は、中指だ。
「ふたつめ。
おしばいをして。」

「おしばい?」

「そう、おしばい。
あのね、トモ。
小さい子って、好きな子には意地悪したり、いじめたりするものなの。
だから、トモはおしばいをするの。」

僕は分からなかった。
すると、おかーちゃんは
「小さい頃はおかーちゃんもいじめられたり、意地悪されたのよ。」
って、言ってくれた。
「でも、おかーちゃんの事を助けてくれる人は誰もいなかったの。
お母ちゃんのおかーちゃんもおとーちゃんも、助けてはくれなかったの。
でも、トモ。
あなたには、お母ちゃんがいる。」

おかーちゃんの話しは、難しかった。
でも、分かったことは一つだけだった。
それを、おかーちゃんに言った。
「おかーちゃんは、悲しかったんだね。
それなら、僕がおかーちゃんを助ける。」

おかーちゃんは、ビックリしていた。

「ありがと。
でも、トモ。
今のあなたには無理よ。
まずは、トモの、その泣き虫ちゃんを直さないとね。」

僕の鼻をチョンチョンとしてきては、優しく言ってくれる。
「うん、約束する。
で、泣きたくなったらおウチで泣くからね。」

「うん。それと、おしばいも、ね。」

「おしばい…」

「そう。
これが一番難しい事なの。
いじめられたり意地悪されたら、その子に言い返してごらんなさい。
『僕が好きなの?』って。」

「え?!」

「言える?
『僕をいじめたり、意地悪するのは。
僕のことが好きだから、そうするの?』って、言い返すの。
出来るかな?」

「がんばってみる」

「うん。お母ちゃんはトモの味方だからね。」

「うん!がんばるっ!」



※※※ あさみからの、一言 ※※※
こうやって、友明はマザコン度を深めていくのですね。
はっきり言って、いつまでたってもマザコンです。

おい、あさみ!
私はマザコンではない!と、何千回言わせるつもりだ。
ただ、母親が好きなだけだ!

うるさい、しゃしゃり出て来るんじゃないっミヽ(*^0^)θ バキッ ☆);'0')

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【友達と親友の線引き】 第1話 その頃は、4歳児

「アアーン、アアーン…
うっ…、ぇっぐ…」


「やーい、やーい。この泣き虫、ちび虫。」
「女に守られるなんて、男のプライドが許せんけどなー」
「そうそう、弱虫だよなー」

「アーン、アーン…」

「アンタ達!誰が、泣かせてもイイって言った?」

「でたぁー、オニババ」
「オトコオンナだー」
「キャハハハッ!」

「あんたも、泣くんじゃないっ!」

「ふ… ぅ…」

キッ!
「アンタ達もアンタ達だ。なんで泣かすの?」

「ギャハハッ!」
「ベロベロべーっだ!」
「じゃーなー。またな!」


「くっそぉー!ムカつくなー
いつもいつも、毎日これだ…
あんたもっ!いい加減に泣くの、やめっ!」

バシッ!

「アーン、アーン…」

「あ… ごっめん、ごめん。叩いちゃった。」


☆☆☆☆☆


「おかーちゃーん、思わず叩いてしまって、泣かせてしまったぁ」

「あらあら。今日は香織に泣かされたの?」

「トモごめんねー。なっかないでねー」

トモに、ゴメンネをした。
「あのね、おかーちゃん。」

「なあに?」

「トモね、またアイツ等に泣かされてたの。
で、トモに、あんたも泣くなっと言って、叩いちゃったんだ。」

苦笑ぎみにお母ちゃんはカオリに言ってた。
「ほんとに、香織は血の気が多いのね。」

えへへっ。
「香織、ありがとね。でもね、約束してちょうだい。
もう、男の子と喧嘩しないで。」

「なんで?トモ、泣かされてるんだよ?」

「うん、トモにも約束してもらう事があるから。
最初に、香織に約束してもらわないと…。
約束できる?」

「…うん、約束するっ。」

「ありがと。」





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「幻想」

まだまだShadeに慣れてないころで、グリグリと線を動かしてました。
だって、このソフトVer7.5だよ。
最近は10超えてるよね。
たしか、e-onからのメールには書いてあった筈。


Shadeを使っての作品 「幻想」

友達と親友の線引き

ノンジャンル【友達と親友の線引き】(2014/7/28~2014/8/2)

BLではなく、ノンジャンルです。
主人公は大学2年になる直前の19歳、福山友明。
彼の幼い頃の話しから始まります。
123456あとがき

【君と一緒に…】 あとがき

夏、真っ盛りですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
梅雨も明け、暑くてたまらないですが、夏バテとか大丈夫ですか?

この度は、「BL風味の小説」ブログにお越しいただきありがとうございます。
コメントも、メッセージも、ブログ拍手も頂き、とても嬉しかったです。
ありがとうございますm(_ _)m

それにお詫びもしなければいけません。
丸々1話分アップし忘れてしまい、申し訳ありませんでしたm( __ __ )m
前フリ無しのいきなりのエッチシーンになってしまいました。
ごめんなさい。


気を取り直しまして・・・。
この【君と一緒に・・・】のネタですが。
主人公の雅治は、私の次男がネタ元になってます。
まさに、陸上部です。
高校の全国大会や文化祭の様子なんて、現実にはまだ始まってません。
なにしろ、これ書いてるのは7月…
私の想像からの文章です。
中学の全国大会しか行ってないので、規模とかは違うでしょうねぇ~


私の貧困でボキャブラリーの少ない頭から絞られた、このストーリー。
いかがでしたでしょうか?

ちょっとエロ気が足りない?
青春し過ぎた?
高校生といえば、青春は外せないでしょう。

一日一話アップで計算すると、58日間です。
約二ヶ月で終わる予定でしたが、それを一日三話とかアップしてました。
ので、一ヶ月に短縮されたのですね。
でも、長い物語になると三ヶ月~六ヶ月かかるのはザラらしいです。


実は、これの続編を考えております。
いつになるか分かりませんが、クビを長くして待っていてくださいね(^_-)-☆ 


これからも、よろしくお願い致します。




あさみより 2014/7/27  


【君と一緒に…】最終話 これから何処へ…

「おばさん、お願いがあります。」

「どしたの?」

「東京に行くことになりました。勝手な事だと承知してますが、保証人になってください。」

「東京?」

「はい、あの学校はクビになりました。」

「やっぱりねー。あれだけ騒がしたのだから、なるよね。
で、東京に行って、どうするの?」

「卒業した大学で教鞭を取ります。
先日、東京に行った際に話はつけて来ました。採用通知も頂いてます。」

「そっか、そういえば東京の大学だったよね。」

「はい。マンションを借りて住みます。その保証人になってください。
お願いします。」


無言だったが、リビングから出た気配がした。
ダメもとでお願いしたのだが、やはり無理か。
仕方ない、やっぱり教授にお願いしよう。
リビングから出ようとしたら、おばさんが戻ってきた。
彼女の手には、2人分のお茶を乗せたトレイを持っていた。
「俊ちゃん?」

「お邪魔しました。」


これで終わりだ。

その足で、警察署に行く。
彰は出勤らしく、自転車を駐輪スペースに置いていた。
「よっ!」
俺の方を向き、いつも通りに俺に声を掛けてきた。

「彰、俺はあそこクビになった。お前は無茶するなよ。」

「え?やっぱりそうなったのかあ・・・ わりぃな、役に立てなくて。」

「いいさ。俺の方から無茶な事を頼んだのだから。」

「ま、元気だせや。そのうち、飯でも酒でも奢ってやる。」

「サンキュ。その時はよろしく。 …あ、お前にも言っとく。」

「ん?」

「俺、大学行くから。」

「へ… 大学?」

「そう、大学。お前も頑張れよ。じゃあな。」

大学?あいつ、何しに大学?
もしかして大学に入学したのか?
勉強するのが、そんなに面白いのかねぇ・・・
俺は、もう勉強はいいや。
そんなトンチンカンな事をブツブツ呟いてる彰は、俺の言葉の意味を理解してないだろうな。


数日後、俺は東京へ出発した。

今度こそ、雅の家と離れられる。
先日、治と東京に行った時に、司法書士と弁護士になったヤツらと会い、話をした。
その時、雅から旧姓に変えた。
だから、教員免許なんて身元保証にはならない。

東京で、一から始める。
俺は、俺らしくなる為に。

あの泣き虫で嘘つきの治の側に居たいから。
待ってろよ、治。

















- 完 -




【君と一緒に…】第56話 そして、俊平は…

治からの返信を見て、今日からか・・・と、複雑な心境だった。

治のおばさんからの不意打ちをくらってしまい、今日は何もする気力がない。
でも、今日は学校に行かないといけない。
入学式だし、何かしらの辞令もおりるからな。

この顔で教師紹介されてもなぁ・・・
副担、外されて良かったかも。


学校へ行くと教員室へ顔を出し、すぐに校長室へ向かう。
他の教諭達は、「・・・え。その顔、どう…」と言ってくれる。
西田なんて、笑ってるし。

校長室のドアをノックし、入る。
校長がビックリしてるが無視だ。
返事を聞く為に来ただけだから。


コホン。
「雅先生。これを。」

「この場で拝見させてもらっても、よろしいですか?」

「構わんよ。」
その場で開ける。
すると、その中には・・・

ここでの実績表が入ってる。
ということは、俺は無職か。
「お世話になりました。」

「雅先生。誤解して欲しくないので、付け加えさせてもらうが。
あの子の件とは別件でのソレだ。」

「分かっております。
私は道路交通法に違反し、色々な方面に迷惑をかけてしまいました。
この顔も、その一部です。」

「そうなのか?」

「そうです。今朝、寝起きにヤラレました。」

「わははっ! ・・・っと、笑っちゃいかんな。悪かった。」

いえいえ・・・
「校長先生、これを。」

「何かね?」

「教員バッジと教員免許です。」

「なんのつもりだ?」

「剥奪される前に、お返しします。」

「辞令は、あくまでも辞令だ。教職の資格まで取ろうとは思ってないよ。」

・・・・・・。

「時間は掛かったが、県教委とも話した。
その結果だ。
それらは持っておくと良い。
これからの就職とかで役に立つだろう。」

「ありがとうございます。」

達者でいろよ。
校長にしては、珍しく冷静に話が終わった。
ま、小一時間ほどで入学式だからな。
仕方ない、これは県教委に就職してるヤツに渡すか。

既に、私物は持ち帰ってる。
こうなるだろうと、思っていたからだ。

これで、俺はフリーだ。



泣き虫で嘘つきの治、待ってろよ。
俺が、お前の嘘を見抜けないと思ったのか?
一夜限りの恋人なんて、俺は望んでないからな。

俺も、そっちに行く。
お前は恋愛に限らず不器用なところが多々あるから、遠距離なんてイヤだろう。
そんなこと、お見通しだ。
俺も、遠距離なんてイヤだからな。

俺は、お前と一緒に生きる。




【君と一緒に…】第55話 4月6日、治の心中

そして、俺を乗せた俊平の車は、東京へ向かった。

本当は1人、しんみりと特急に乗って行きたかったのだけど・・・

デート気分で東京までのドライブを楽しんだ。
寮の最寄りの駅まで2時間もかからなくて、あっという間に着いた。
これから、ここで寮生活が待ってる。

俺は、4月6日からこの学校で、特待生として頑張る。


俊平はと言うと、お母ちゃんの姿を見かけては、すぐ回れ右して帰ってった。
昨日のことがあるからな。
ぶん殴られるのは、一日でも遅い方がいいよな。

俺も、目の前で俊平が殴られるのはイヤだ。

それに、お母ちゃんは有言実行であり、無言実行でもあるからな。


その週の木曜、お母ちゃんは帰った。
そして翌日、金曜日の朝早くに、俊平からメールがあった。
『再起不能。寝起きにやられた。 おばさん、力強すぎ・・・』

わははっ。
俊平は足、早いからなぁ。
だから絶対に勝てる時間に殴りに行ったのか。
さすが、お母様。


俺は返信した。
『お大事に。
俺は、今日から学校だよ。』 


俊平から貰った指輪は、大事に宝箱に入れてる。
もう嵌めることはないだろう。

さよなら俊平。
一夜限りの俺の恋人。
幸せな時間をありがとう。

俺は、この指輪を俊平だと思って、ずっと持って生きていく。
俊平は、誰か可愛い女性と一緒になって。




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