BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
2017年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年09月
TOP ≫ CATEGORY ≫ 18禁!ネコの事情

18禁!ネコの事情 (25)  ※ 告白 ※

だが、そうは問屋が卸さない。
たまたま見かけたトマトはレモンに言いに走ったのだ。
 「レモンッ、レモン何処だ?」
 「煩いなあ…、これから仕事なんだよ」
 「リンゴが危ないっ」
その言葉にレモンは反応し、店先に並んでる果物売り場の前に飛び出した。
 「リンゴを掻っ攫う奴は、何処のどいつだ?俺のエサ代を奪うなっ」
 
その言葉にトマトは溜息を吐いてくる。
 「そっちのリンゴじゃないっ」
 「じゃあ、どっちのリンゴだよ」
 「ドクとリューがリンゴを連れて行ったんだ」
その言葉で、レモンは溜息を吐いた。
 「あのミケのリンゴか…。ああ、驚いた」
 「まったく、こんな時に…」
 「で、何でリンゴ?」

そこでトマトは思い出した。
 「ああ、そうだ。今、この時期、あの二人は発情期だっ」
 「え、という事は…、リンゴを襲ってるって事?」
 「だと思う…」
 「何処だ」

(嘘だろ。あいつを掘って良いのは俺だけだっ)
そう思いながら、レモンは走り出した。



トマトを先頭にして走り着いた場所は、いつもの遊び場だった。
リンゴを真ん中にしてドクとリューも一緒になって丸くなり寝ているのが目に映った。
 「トマト、このバカ。どう見ても、寝てるじゃないかよ」
 「シた後だったり」
 「まだ言うか」


レモンとトマトは3人をペシぺシと叩き起こそうとしていた。
 「起きてこないなー」と、トマトは諦めかけていた。
レモンはズルズルとリンゴの尾を引っ張っている。
とにかく、こいつだけでも助けると思っての行動だった。
後ろ脚を持ち上げると、レモンは確信した。
こいつ等…、よくもっ。

怒りに任せてレモンはドクとリューに蹴りを見舞っていた。
 「って…」
 「なんだー…」

目を覚ました二人は、トマトとレモンが居るのに気が付いた。
 「お、仕事終わったのか。待ってたよー」
 「昼寝してたんだ。な、リン…、あれ、まだ寝てるじゃん」

レモンは怒っていた。
 「お・ま・え・らー」

 「え、何々…」
 「どうかしたの?」

 「ブニャーッ!!」(許さんっ!!)
物凄い剣幕をしてレモンの怒りは爆発した。

 「何なんだよぉ…」
 「なんでレモンに…」

レモンは荒い息をしている。
 「お前等、リンゴのケツを掘っただろう」
 「え…」
 「え、じゃ、ないよっ。見りゃ分かるんだよ」

リンゴは目が覚めると、レモンがブチ模様のネコとシロネコの2人を殴ったり蹴ったりしているのを見て怖くなった。ガクガクと震え、座り込んでしまった。
そのリンゴを見て、レモンは言い放った。
 「青リンゴッ!お前もだ。こいつ等に勝手に付いてくんじゃないっ」

ブチ模様のネコは言ってくる。
 「レモン、俺たちは遊んでただけだよ」
シロネコも言ってくる。
 「そうだよ」

だが、レモンは容赦しない。
 「なんで、エッチになるんだ?」
 「そ、それは…」
 「リンゴは男だ。男相手にして、どうするっ」
 「そうだけど…」


何度か息を吸って吐いたレモンはトマトに声を掛けた。 
 「トマト、ドビーを呼べ」
その言葉に、ブチ模様とシロネコは怖気づく。
 「ド、ドビーだけは…」
 「お願いだ。ドビーだけはやめてくれ」

ドビーだけは敵に回したくない。
あいつは力もあるし、一派のボスだ。


だが、時は既に遅しだった。

ドビーは、トマトからレモンが呼んでると聞き、のっそりと立ち上がった。だが、次の言葉で飛んできたのだ。
 「リンゴをマワして、レモンは頭にきてる状態だ」と。


背後から低い声が聞こえてきた。
 「誰が、リンゴをマワしたって…」

唸るような低い声にビビったブチ模様のドクと、シロネコのリューは振り返った。
ドビーだ。
トマトの奴、行動が早いよな。
 「や、やあ、ドビー」
 「一緒に遊ばないか?」

ドビーは二人を見て、こう返した。
 「ふむ…、良いだろう。相手になってやらあー!」

レモンにも殴られ蹴られたりしたのに、ドビーにもこてんぱんにされてしまったドクとリューは、再起不能に陥ってしまった。


リンゴはドビーに首根っこを咥えられ、レモンの背に乗せられた。
そのままレモンの家までトマトも一緒に送ってくれた。
リンゴは、こんな状況なのにレモンの背に乗っかっている、触れていられるのが嬉しかった。
思わず口から漏れていた。
 「レモン、ありがとう。大好き」


その声がレモンに聞こえたのかどうかは分からない。






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村

レモンったら、お茶目だこと(*≧m≦*)ププッ

リンゴも、無事に助けられて良かったね♪
しかも何気に告ってるし。。。

スポンサーサイト

18禁!ネコの事情 (24) ※R18!!性描写あります。18歳未満&抵抗ある方はスルーして下さい※


ヨシと離れてどれぐらいの日が過ぎたのだろう。
早く迎えに来て欲しい。
だけど、レモンと離れたくない自分がいる。
ヨシの事を思うよりもレモンの事を思ってる方が多くなっていた。

スーパーの店頭で、ポツンと一人で招き猫よろしくなっていた。
不意に声を掛けられた。
 「リンゴ。リンゴ、おいで」
 「一緒に遊ぼう」
 「君たち、誰?」

二人は溜息吐いてる。
 「はあー…、忘れられてるー」
 「会合で会ったでしょ?あの時、君の目の前に居たんだよ。まあ、トマトも居たけど」

会合。
ああ、この間、レモンと行った所か。
 「おいで、一緒に遊ぼう」
 「でも」
 「レモンは仕事終わったら来るけど、先に行っとこうよ」

あんまり乗り気でなかった僕は、その二人に引っ張られるように連れて行かれた。
この間の会合はレモンの後ろを歩いていたので場所まで覚えてないのもあるけど、なんか雰囲気の違う場所みたいだ。
 「遊ぼうね」
 「鬼ごっこしようよ」

でも、何かが違う。
あれからドビーたちと何度か鬼ごっこをしたが、彼等の時とは何かが違う。
 「リンゴ、楽しくなさそうだね」
 「なら、違う事をしようか」


すると、二人は僕を押し倒して乗っかってきた。
 「え、何…」
 「だって、リンゴ、楽しくなさそうだから。これは楽しめるよ」
 「どういう」
 「こういう意味だよ」

唇に触れられ、尾をギュッと引っ張られた。
 「いっ…」

どちらかの声が聞こえてきた。
 「ねえ、リンゴのって綺麗な色をしてるね。汚れを知らないみたいだ。なんかワクワクしてきた」
そう言ってきた人は、僕の大事な所を舐めてきた。
 「やっ」
(嫌だ。嫌だ、嫌だ、嫌だっ!レモンッ!)

誰かの口が離れていく。
 「…ャ」
 「初モノか」
 「そういう感じかも」

(嫌だ。レモンが良い。まだ、レモンの方が良いっ)
僕は、レモンが来てくれるのを待つしかないみたいだ。

 「ャ…」
 「なんだ?」
 「ニャー!」
 「うわっ…、急に叫ぶな」
 「い…、嫌だ、嫌だ、嫌だー!」
 「はいはい、煩いよ」
 「い」
また口を覆われた。
今度は口の中に、何かが入ってくる。
なんだ、これ…。
 「ふ…」

下半身にも刺激がくる。
 「ん…」

(嫌だ…、嫌だっ。レモン、助けてっ!)

レモン、早く来て。
早く。


気が遠くなる。
息が出来ない。
僕は、どうなるのだろう。


何かが揺さぶられてる?
何なんだろう…。
 「お、気が付いたみたいだ」
 「気を失うほど良かったのか。嬉しいな」
 「次は俺の番だ。はーい、リンゴちゃん。もうちょっと脚を広げようか」

 「あっ…」
何かがブスッと刺さってくる感じがした。
 「このまま突っ走るぞー」
何かが、何かが僕の中を行ったり来たりしてるみたいだ。
 「や…、ニャ…、や、だ…」
 「イク」
 「ャー…」


 「ふぅ…、ああイイ気持ちだ」
 「リンゴは、どう…」

だが、リンゴは動かない。
それを見たブチ模様のネコは言っていた。
 「大丈夫だよ。死んでない、気を失ってるだけ」
 「本当か?もし死なせたら…」
 「臆病者が…」
そう言って、リンゴの心臓に耳を当てたブチ模様のネコは、友達のシロネコに言っていた。
 「生きてるよ。ほら、心臓の音、聞こえてるよ」
そう言われ、シロネコも耳を当てた。
 「あ、本当だ。寝てるだけか」


シロネコとブチ模様のネコはお互い身繕いするとリンゴをひっくり返し、背を上にして毛繕いして寝さす。後は、リンゴの横に一人ずつ寄り添って温かくさせるだけだ。
おやすみ、リンゴ。
御馳走様でした。








にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村

R18!性描写あります。
あらら・・・
想像の域を出ないネコ同士のエッチ表現です。
間違えてたら笑って許してね(*- -)(*_ _)ペコリ

18禁!ネコの事情 (23) ※ソフトな性描写あります※


その夜、レモンの仕事が終わった。
レモンのしてる事をじっと見てると、スーパーで魚を捌いて貰い、それを背中に括り付けてる。
 「ほら、行くぞ」
 「え、お金は…」
 「良いんだよ。俺の仕事のギャラとして貰ってるんだから」
 「え、でも」
 「それに、お前が主役なんだからな」

主役って何?と聞くと、「俺の方が知りたい」と返されてしまった。

何処に行くのか、それだけでも聞きたかったんだ。
レモンは、こう返してきたんだ。
 「会合と言う名の、お喋りタイムだ。人間なら酒飲むみたいだけど、俺たちネコには酒は無理だからな。だから、こうやって皆で持ち寄るんだ」
 
意味が分からない。


レモンの後を付いて行く。
会合場所へ着くと、たくさんのネコたちが…。
思わずレモンの後ろに隠れてしまった。
 「こら、横に並べよ」
 「だって…」
 「ほら、こっちにな…」
レモンが僕の方を向いたので、迷わずレモンの前足の間に顔を突っ込んだ。
 「ったく、お前は…。頭隠して尻隠さずの奴だよな」
 「だって、だって…」
 「お前、男だろ。タマ蹴ってやろうかっ」

リンゴは自分の目の前でレモンのタマが揺れてるのが見えたので、なんか恥ずかしかった。


そうしてると、声が掛かってきた。
 「レモン、何してんだ?」
 「おう、ドビー。丁度良かった。手伝ってくんない?」
 「何を?」
 「こいつを俺から離して連れて来て」

ドビーは顔を向けて、呟いていた。
 「頭が見えないし、尻尾も見えない…」
その言葉にレモンは苦笑していた。


リンゴは、体が引っ張られるのを感じた。
 (やだ。レモン、助けて)

だけど、レモンの身体は離れていく。

 「やだ。レモン、レモンッ」

 「あー、やっぱりリンゴだ」
 「なに、レモンにくっ付いてんだよ」

 「え…」

2人の声が聞こえてきた。
 「ほらほら、トマトだよ」
 「こっちも見てよ、クロだよ」

すると、見知った真っ黒のネコと、所々赤色掛かったネコが居た。
 「あ、良かった…」
 「どうかしたのか?」
 「たくさんネコが居て…」

そのリンゴの声で、2人は笑っていた。
 「まぁったく、リンゴは」
 「恥ずかしがり屋なんだなあ」


おいで。
と声を掛けられた。
目の前にはトマトが、右隣にはクロが付き、後ろにはドビー。
レモンが左隣に居るのに、なんだか怖くて…。
会合が終わるまで、大人しく居ました。







にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村

あれあれ・・・
リンゴは、いったいレモンのどこを見てるのやらww

18禁!ネコの事情 (22)

※レモン&リンゴ※


リンゴの目の前に、優しそうな男の人が座ってきた。
 「リンゴちゃん、いらっしゃい。話は聞いたよ。今日から、ここでよろしくね」
女の人が、奥に向かって声を掛けてる。
 「レモーン、こっちおいでー」

少し待ってると、レモンがリビングに姿を現した。
 「ニャー、ニャニャッ…。ブニャ!」(呼んだ?何が用…、なにっ!!)

レモンは驚いてる。
 『リンゴ、お前…、なんだ、その恰好はっ』
 『あ、一人で来るつもりだったから…』
 『だからって…』

レモンはリンゴの身体にくっ付いてる荷物を解こうとしていた。
それを見たのか、誰かが手伝ってくれる。
 「ああ、ごめん。忘れてたよ」と言う声がして、リンゴの身体から荷物を解いてくれた。
すかさずリンゴが「ありがとう」と擦り寄って行く。


オトウが声を掛けてきた。
 「レモン。今日からリンゴちゃんも、ここで一緒に暮らすから、仲良くな」
 「ンニャッ…」(何、一緒だと?)

 『せっかく、離れたと安心してたのに…』
 『だって、あそこ寂しいんだもん』
 『男が”もん”って言うなっ』


ケイの兄が言ってくる。
 「レモン。リンゴと遊んであげろよ」
 「ニャー、ニャニャニャッ…。ニャァー」(分かったよ、分かりました。ほら、付いて来い)


リンゴはレモンの後を追う様に付いて行った。

 『いいか、俺は仕事してるんだ。そこで丸まって寝てろ』
 『でも』
 『良いから。俺は仕事中なんだよ』
そう言い放って、レモンはタワーに上った。
お客さんが出入りするたびに、レモンは挨拶してる。
 『いらっしゃい』
 『ありがとございましたー』


小さくて可愛い手が商品を手に店から出ようとしているのが目に映る。
 『そこっ!』
 『って…』
尾で叩いたレモンは、そいつに近寄って行く。
 『盗みは駄目だろ』
 『少しぐらい良いだろ』
 『こちとら、お客さんの買ってくれてるお金でエサ貰ってるんだ。泥棒なんて見逃せない』

フーッ!とレモンは闘志を燃やし、今にも噛み付きそうな感じだ。
 『わ、分かったよっ…』
 『もう来るなっ!』


レモンの言動は荒いが、それでもリンゴはレモンの仕事ぶりが見れて嬉しい。
相手にしてくれなくても良い。
レモンは男らしいし、僕に無いものを持っている。
こうやって見ているだけで良いんだ。
だって、時々、後ろを振り向き僕を見てくれるんだもの。

 「よーしよし、レモン良い子だ。よく盗みを見つけてくれたな」
 「ニャニャニャッ」(これ位、朝飯前だよ)


褒められ、自信を持つレモン。
ほら、また僕を見てる。
嬉しいな。
このまま、ずっと見ていたい。

すると、何時の間にかレモンは近寄ってきた。
 『え、な、何?』
 『ほら、こっち来い』
 『何処に…』
 
レモンはタワーの方に向かってる。
まさか、タワーに登れと…?
 『レモン、まさか…』
 『怖いか?』
 『こ、怖くないっ』
そう、まだあの木の上よりは断然に怖くない。
するとレモンはニヤッと笑い、こう言ってきた。
 『なら登れよ』

一段、登る。
 『ほら、もっと上だ』
もう一段、登る。
 『何トロトロしてるんだ。さっさと登れよ。一番上に』
 『一番上?』
 『怖くないんだろうが、なら登れるよな』

その言葉に、僕は決めた。
まだレモンが居る、付いてくれてる。
だから、迷わず言ったんだ。
 『登ってやるっ』
 『よっ、さすがリンゴ。男らしっ』


一番上に登った。
ふと下を見てしまった。
駄目だ…。
へたり込んでしまった。
 「大丈夫かあ?レモン、意地悪してやんなよ。ここは、お前の特等席だろ」

だが、レモンはその声をスルーしてリンゴに向かって言ってやる。
 『良い眺めだろー』
(眺めなんて分かんない。本当に意地悪だよな…)

そんな僕に、レモンは呆れた声で言ってきた。
 『下を見るからだろ…』

その言葉に納得してしまった。
たしかに、思わず下を向いてしまったのは僕だ。
スーパーの誰かが助けてくれた。
 「ほいほい、君はこっちね」と言って、僕はさっきまで居た床に戻され、安心しきって伸びをしたほどだ。
そんな僕にレモンは言ってくる。
 『ちぇっ・・。なんで安心してんだよ』
 『意地悪』
 『サンキュ』


もう、何も言えなかった。
それでも、気にしてくれてるのが嬉しかった。







にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村

自分の気持ちを自覚したリンゴ。
レモンと仲良く出来るかなぁ~

18禁!ネコの事情 (21)

※佳和&啓※


 「お分かり?」
佳和の母は言ってきた。

佳和は溜息を吐いていた。
 「申し訳ありませんでした」
 「全くね」

啓も申し訳なく思い、俯いてる。
 「ごめんなさい…」
 「誰が悪い、というものではないのよ。ただ、ね…。ネコとコミュニケーションが取れないの。
どうしたら良いと思う?」
 「それは難しい事だと思います」
 「だよねー。いくら話しても、返事はニャーだけだものね…」

佳和は、母に言っていた。
 「それじゃ、啓の実家に行ってきます」
 「そうしてあげて」
 「啓、行くぞ」
 「はい。では、今度はゆっくりと来させて貰いますね」
 「啓ちゃんも旅の疲れを取ってね」
 「ありがとうございます。それでは、お邪魔しました」



今度は村上家だ。
歩いてもしれてるので徒歩で向かう。
裏玄関から入ろうとすると、たくさんのネコが日向ぼっこしてる。
でも、いつもより多くないか?
 「お前等、邪魔だよ」
踏んでも良いよ、と言いたそうな感じだ。

俺だってネコの言葉は理解できない。
それでも、なんとなく分かるんだ。
毎日の様に話しかけて顔を見ている俺等と違い、佳和の実家はペットとはかけ離れてる暮らしをしてるからだ。
 「誰か居る?」

その声に応じたのはソファに寝っ転がっていた弟だ。
顔を覗かせてくる。
 「あ、ケイ兄。お帰り」
 「ただいま。さっき田村家に寄ったんだけど、大変だったんだな」
 「こっちは別に良いんだよ。大変だったのは田村家だよ」
その言葉に佳和は応じていた。
 「悪かったね」
 「あ、ヨシさん。お帰りなさい」

 「お父ちゃんか、お母ちゃん居る?」
 「もう少ししたら帰ってくるよ」
 「なら、先に渡しとく」
 「何を?」
 「土産」
その言葉に、弟はソファから跳ね起きた。
 「やっぱりグアムってチョコレートだよな。サンキュッ」
 「で、レモンは?」
 「散歩」
 「だからか…」
 「でも、そろそろ戻ってくる頃かもな」


タイミングよく両親の声が聞こえてきた。
 「ただいまー」
 「ケイ兄が帰ってきてるよ」
三男坊の声で、両親はリビングまで入ってきた。
 「お帰り、2人とも」
 「ただいま」

 「お疲れだったね、佳和君」
 「いえいえ。あの、この度はリンゴがお世話を掛けまして、申し訳ありません」
 「いやいや、良いよ。驚いたけどね」
 「あの、お土産です」
 「ありがとう」

啓の母は聞いていた。
 「グアムはどうだった?後で、ネコちゃんの話をしてあげるね」


今度は、啓の両親と弟にグアム旅行の話をする。



そして、リンゴが、ここに来てからの話をしてくれた。

neko03.jpg


 「何でなのか分からないけれど、背中に寝床を背負って来たの。
車で来たのに、どうして背負っていたのかしらね?」
と、啓の母は前置きして話し出した。
 






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村

1週間ぶりのネコちゃんです♪
ケイのレモンとヨシのリンゴのお話です。
そして、今度はリンゴがレモンの家で居候する。


FC2カウンター
カテゴリ
ランキング参加してます
↓↓ポチッと押してね にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村
Twitter
POWERED
Template by
FC2ブログのテンプレート工房
Design&Customize by
Pretty Heart-blog
Powered by FCブログ