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BL風味のオリジナル小説です。
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青春ド真中 ~あとがき~



いつも読みに来て頂きありがとうございます。
『青春ド真中』は、如何でしたでしょうか?

高校生って、いいねぇ~……

って、しみじみとしてる私は年寄りか、と思えてしまうのですが(-_-;)

大学2年生の文雄と高校3年生の弘毅の話でした。

たしか、昨年末に文雄は弘毅に話してましたね。
 「来年の夏は、ゼミ仲間とアメリカに行く」と。
その行先が決まり、弘毅はニューヨークに行く事にした。
目的は、ニューヨークで文雄と一緒の時間を過ごす事。

家族と会う事なんて、二の次、三の次。

本当に、思春期真っただ中ですv(*'-^*)b


そして、文中にも出てきましたが…。
桑田政行と出会い、『俺はブレない』とリンクしてます。
そう、あのデイブが実は…、昔は松井家のお隣さんだという設定です!
という事は、デイブってお金持ちなんですよ。
しかも、フルネームと設定が出来上がってしまいました。
スイマーとしてのデイブ・クラークが、実は・・・。
デイヴィ・クラークで、アメリカ国内で唯一の情報が正確で信頼のおける情報センターのボス。

弘毅の父が呟いてましたが、それ以降のネタが思い付いてません。
あのマッチョのデイブが情報センターのボス。
(-ω-;)ウーン

今現在、2本を同時並行で原稿を書いてるため、デイブのネタが思い浮かばないわぁ(;´・ω・)

と、いう事で。
またの機会がありましたら登場させようと思います。
読んで頂きありがとうございました。


明日から帰省します。
予約投稿を入れておりますので、楽しんで下さると嬉しいです。
それでは、1週間後にお会いしましょう~<(_ _)>

それまでには、PCに打込んでる小説の方(現段階では1週間分は打ち込んだw)の話を書き終えておきます。
んでもって、タイトルを決めます!(宣誓w
出来るのか?というのは、さて置きですΣ(; ̄□ ̄A アセアセ








  あさみより  2016/8/14



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青春ド真中 (9)最終話

一人は寂しいが、でもユウは目を合わせない様に俯いてるから、ちっとも楽しそうに見えない。
俺が居なければ、家族同然の高田先輩と一緒に5人で楽しめるだろう。
そう思って、俺は文雄さんに宿題を出したんだ。


でも、高田先輩が作ったカレーは本当に美味しかったな。
脂っこくもなく、本当に料理を作るのが好きなんだな。
俺も、オリジナルな味を研究してカレーを作ろうかな。
ルーではなく、スパイスだな。どんな種類が良いかなあ…。

文雄さんは、3週間は居ない。
分かってる、自分が出したのだから。
でも、明後日からバイトだから、明日は掃除をしよう。



 「おはようございます」
 「弘毅君、おはよう。ニューヨークはどうだった?」
 「楽しかったです。店長、ニューヨーク土産です。どうぞ」
 「ありがとう」


和菓子屋だったのだけど、スーパーになったバイト先。
時給は安くなったが、それでも平日も3時間シフトに入れるので、1ヶ月のバイト料は和菓子屋だった頃よりは多く貰えてる。
それに、社員価格で買えるというのも、魅力の一つである。
夏休みの間は、朝10時から夕方18時までを、週5日している。
ピアノ教室は、この7月一杯で止めたけど、弾く事は止めてない。
エスカレーターで大学行く事を親と話したから良いけど、将来というか、目標が無い弘毅は不安で一杯だった。


ガー……。

自動扉が開く音が聞こえる。
お客さんだ。
本当は「いらっしゃいませ」と言うのだけど、今は言えない。
なにしろ、店長と一緒に土産のチョコを口に入れてたからだ。

暫らく経つと、声が掛かる。
 「すみません」
 「あ、はい。いらっしゃいませっ」

レジに行くと、文雄さんが籠を手にレジ台に立ってる。
 「買い出しですか?」
 「うん、誰かさんが宿題出してくれるからね」
 「作られてるんですね」
 「それに、こっちで買う方が、弘毅の顔が見れるからね。安く買えるし」
 「ありがとうございます」

その言葉を聞いて、弘毅は嬉しかった。
文雄はレジを打ってる弘毅に話し掛けてる。
 「明日、夕食後に戻ってくるから」
 「はい、え、あ、明日?」
 「うん。弘毅が居ないと寂しい」

その言葉に、弘毅は頬が緩む。
 「文雄さん…、俺も寂しくて」
 「だろう?21時頃になるかな…」
 「はい、待ってます!」


文雄が戻ってくる、と聞いて弘毅は嬉しくなった。
その日は、頑張って18時までバイトをして、翌日は掃除に精を出した。
そして、21時過ぎ。
 「ただいまー」
 
バタバタと玄関先まで迎えに出た弘毅は、出迎えた。
 「お帰りなさいっ」

嬉しそうな声と表情に出迎えられ、文雄は嬉しそうだ。
玄関先で弘毅を抱きしめ、おでこにキスをして家の中に入って行く。



文雄が戻って来て、夏休みも明日で終わろうとする日。
弘毅が高校に入学した年の、この日は海でデートをした。
去年の、この日はユウに文雄とのエッチを邪魔された。
でも、今年は邪魔も無ければ平和で二人きりで過ごせる日だ。

目が覚めると、階下から鼻歌が聞こえてくる。
(ふふっ、機嫌が良いんだな)

そう思うと、弘毅は1階に下りキッチンに入って声を掛けた。
 「おはようございます」
 「おはよっ」

朝食を作って皿に盛ってくれるので、弘毅は、それをダイニングテーブルに持って行く。
文雄も一緒にダイニングに出てくる。
 「これもね」
と、何やら小さな箱を弘毅の目の前に置いてくれる。
何だろうと文雄の顔を見上げる。
文雄は、緊張してるみたいだ。
 「開けてごらん」
そう言われ、弘毅は開けて見る。
 「え……」

驚きのあまり、声が続かなかった。

深呼吸したのだろう、文雄さんの声がはっきりと聞こえてくる。
 「誕生日おめでとう。やっと、まともに誕生日プレゼントを渡せた」
 「文雄さん…」
 「俺と一緒だよ」
 「ペアリング?」
 「そうだよ。これからも、一緒だよ」

思わず涙が出ていた。
 「ふみ…、嬉しい。ありがと…」
文雄は泣きべそをかいてる弘毅を抱きしめ、優しく口づける。
 「先に食べよう」
 「頂きますっ」


文雄さんは言ってくる。
 「今日は二人ともバイト休みだし、一日中一緒に居れるな。何がしたい?」
弘毅は即答していた。
 「バイクに乗りたい」
 「それなら海に行くか?」
 「良いけど、海でエッチはやめてね」
 「さあねー。どうしようかなあ……」
ニヤニヤと言ってくる文雄に、弘毅は顔を赤らめてる。
 「恥ずかしいんだからねっ」
 「分かったよ」

あまりにも素直に即答してくれる文雄の言葉だが、少し待ってると、こう言ってきた。
 「その時に決める」
 「ええーーー…」

すると、眩しい笑顔で言ってきた。
その笑顔は、高校入学して一番最初に顔を合わせた時の笑顔と同じだ。
 (やめて欲しいな、そういう笑顔は。卑怯だ・・・)

 「それに、悩んだり、迷ったりするのは良い事だよ」
 「何の事?」
 「それはね、青春してるって事だよ」

 「青春…」

ポツリ…と呟いた弘毅は、自分は、まだ悩んでも良いんだと気が付いた。
文雄は後片付けをしながら、言ってるのか。
水の音がザーザーと聞こえてくる。
 「ほら、28分後の10時には出るぞ。」
 「どこ行くの?」
 「行きたい所はあるか?」
 「湘南の方」
 「OK!なら、さっさと準備しろよ」
 「長袖長ズボンだね?」
 「ああ。荷物はリュックな」



18歳になった弘毅。
将来の事、文雄との関係の事、兄弟の事と。
考え付くだけでも不安材料は一杯。
本当に、青春ド真中です。





















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読んで頂きありがとうございました<(_ _)>

青春ド真中 (8)

日本に帰国した翌日。
文雄は、門の勝手口から入り玄関で呼び鈴を鳴らす。
応えを待たずに玄関を開き、中に入る。
と、同時に声が聞こえてくる。
 「ほいほー…。お、文雄か」
 「うん。ゼミでシカゴとニューヨークに行ったから、土産を持って来たんだ」
 「へー、良いなあ。シカゴとニューヨークかあ...」

文雄は横に一歩寄り、後ろに居た弘毅を押し出す。
 「お、生徒会長だ。いらっしゃい」
 「あ、あの、こんにちは」
文雄が口を挟んでくる。
 「ニューヨークに滞在していた時に、弘毅の両親と会ったんだ」
文雄の言葉に誘われ、弘毅は言うタイミングを貰った。
 「父から、先生宛てに手紙を貰ったので、渡しに来ました」
 「ありがとう。どうぞ」
 「お邪魔します」


久しぶりに来る、この家は相変わらず広い。
文雄さんの双子の兄の宮田は、リビングのソファでだらけている。
キッチンから良い匂いがするので、ユウか高田先輩かどちらかが何かを作ってるのだろう。
文雄さんが声を掛ける。
 「海外土産を持って来た。マサしか居ないのなら、マサだけにやる」
その声に、キッチンから声が返ってくる。
 「フミオ?海外って、何処に行ったの?」と言いながら出てきたのは高田先輩だ。
 「文兄、何処に行ってたの?」と出てきたのはユウだ。

二人はキッチンから出ると弘毅を目にして驚いている。
 「え、コウキ?」と、高田先輩は驚いてるみたいだ。
 「なんでコウキが…」と、ユウは俯いた。
そうだろう、ユウは文雄と弘毅のキスシーンを間近で見ていたのだから。いや、見せつけられたのだ。その後、コウキから別れの言葉を貰ったのだ。
忘れられない。
あれは、去年の夏休みだった。


結局、三年間ともコウキと同じクラスになれなかった。
長兄であるマサ兄は三年間とも同級になってるのに…。


高田先輩は、そんなユウの心中は知らないので、コウキに声を掛ける。
 「今ね、デザートを作ってたんだ。昼食後のデザートなんだけど、食べて」
先に文雄が応じる。
 「昼食って何だ?」
 「カレーだよ」
 「お、テルのカレーか」
 「うん」
 「食べる、食べる」
そう言って、文雄はさっさと座ってしまった。
高田先輩は、弘毅に声を掛けてくる。
 「コウキも、座って待ってて。持ってくるだけだから」
高田先輩は、そう言ってくれるがなんか居た堪れない。
弘毅は先に、先生に手渡した。。
 「先生、これです」
 「ありがとう。早速開けさせて貰う」


開けた封書には、弘毅が3年生になった時点でエアメールで送ってた書類だ。
それと、これは・・・!

中身が何なのか分からない弘毅は、興味津々な表情だ。
なので、言ってやる。
 「進学における同意書や資料を送っていたから、記入してくれた物だ。
で、こっちは…、双子の弟とのスリーショットだな」
 「は?ちょっ…、あの親は何をっ」
宮田が声を掛けてくる。
 「は?双子の弟?松井、お前…」
そこに、宮田の双子の弟の文雄が応えてやる。
 「双子には目もくれずだったから、俺が宿題だしてやったんだ。
名前を憶えて抱っこするか、それとも写真を撮るか。どっちかで、とな」

そこに高田先輩の声が聞こえてきた。
 「お待たせ~、カレーですよ」
 「あ、ありが」
すると、高田先輩の嬉しそうな声が聞こえてくる。
 「おおっ!かーわいー」
文雄が応じてやる。
 「弘毅の弟だ」
 「へー、双子なんだ。なら、コウキはお兄ちゃんなんだね」

ユウも、お盆を手にリビングに出てくる。
 「はい、サラダです…」


テンションの高い高田先輩は、ユウに声を掛ける。
 「あ、ねえねえ、ユウ見て。可愛い双子ちゃんだよ」
 「え、双子?」
ユウに、無理矢理写真を見せてる。
 「コウキの弟は双子なんだって」
 「へ、へえ…、そうなんだ……」

高田先輩に写真を見せられ、ユウは双子よりも一緒に写ってるコウキに目が行く。
(やっぱり忘れられない…)

宮田先生は、その写真を撮り上げる。
 「これは、俺が貰ったの。手紙と一緒にな」
 「えー・・・」と、不満気な声を出してるのは弘毅だ。


ふと見ると、長男の口が動いている。
 「マサ?お前、何を食ってるんだ?」
 「フミオからの土産だよ。美味いよ、サンキュ、フミオ。
で、こっちは松井からっ…」
すると・・・、
 「チョップ!」
と、叫びながら、宮田先生は宮田の頭を叩いた。
 「てぇなー…」
 「バカたれっ!それは、お前にではなく、宮田家の主宛てだっ。
弘毅の父親からなんだからなっ」 
長男の頭を叩き、手から奪い返したチョコの包装紙を破いて口に頬張った宮田先生は、嬉しそうに部屋に戻って行く。
 「ぅんまーっ!さすがニューヨーク、高級チョコだっ」



テルの手作りカレーとユウのサラダを食べながら文雄は土産話をしている。
エスカレーターとはいえ、宮田学園の大学に入学した高田先輩は嬉しそうに聞いてる。
食後のデザートは、二人の力作の巨大プリンだった。
 「でかっ・・・!」

高田先輩は応じてくる。
 「うん、デカすぎてどうしようと困ってたんだ。だから人数が増えて嬉しいっ」



でも、味は美味しかった。
弘毅は、家にそろそろ帰ろうと思い、声を掛けた。
 「御馳走様でした。それでは、2学期まで失礼します」
 「一緒に」
文雄の、その言葉に嬉しいと思いながらでも、弘毅は答えていた。
 「久しぶりの実家でしょ?ゆっくりして下さいね」
 「え、でも…」

弘毅は、皆に話した。
 「あのね、実は…。夕食を日替わりで作ってるんです」
その言葉に4人は驚いてる。
 「えっ・・・」と、長兄のマサが。
 「日替わり?」と、宮田先生が。
 「料理を?」と、高田先輩が。
 「文兄が?」と、ユウが。

その言葉に、弘毅は返していた。
 「カレーライス、シチュー、味噌汁、肉じゃが、野菜炒めは作れますよ。
それに、目玉焼き、オムレツも上手だし。掃除はあれですが、洗濯は出来ます」
 「ほー…、文雄が、ねえ・・・」
と信じられない目付きで宮田先生が文雄さんを見ている。
なので、弘毅は文雄に言っていた。
 「宿題です。食事を作ってあげて下さいね。で、9月の授業が始まるまで、ゆっくりして下さい。
俺は掃除をしたいので」
先生が声を掛けてくる。
 「文雄は散らかし魔だから、掃除するのなら居ない時が良いよな」
 「はい。二度手間になるので」

こればかりは、なんのフォローも出来ないので正直に話した弘毅だった。








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あら、あらら・・・
宿題を出して、帰省を促したのね
優しい弘毅だね~

青春ド真中 (7) ※軽めの性描写あります※

※軽く性描写あります※


そして翌日。
弘毅が文雄を穴場スポットに連れて行き、懐かしさを感じた弘毅だが、文雄も楽しんだ。
この日は、松井家に招待されてるので、早めに戻り、二人とも略礼装に着替えた。
文雄は、お洒落な雰囲気を醸し出すワインブルーの上下に、インシャツは薄目のイエロー。
タイはダークブルーに、ハンカチーフはインシャツと同じイエローだ。

弘毅は、ノーコンの上下に、インシャツはオフホワイト。
リボンタイに、ハンカチーフはインシャツと同じオフホワイトだ。

それもそうだろう。
相手は大家とはいえ、松井財閥の総帥だ。

文雄はシカゴで買った物を手土産に、松井家に赴いた。


 「初めまして。宮田文雄と申します。」
廊下を進みながら、弘毅の母が応じてくれる。
 「弘毅と一緒に住んでくれてるのよね」
 「はい。下宿させて貰ってます。」
 「あの子の世話は手を焼くでしょ?」
 「いえ、楽しく過ごさせて貰ってます。」
 「ズケズケ言ってくれて良いのよ」
にこやかに話してくれる弘毅の母は、以前、自分を睨んでいた事を忘れたのだろうか、と思える程の表情だ。
リビングに入ると、弘毅の弟と対面させてくれた。
 「可愛い」
思わず言っていた。
文雄は柔かく微笑んでいた。その顔を見た弘毅の心中は穏やかでは無かった。
弘毅の父親と母親は、文雄の言葉と表情でニコニコと微笑んでいる。
 「ありがとう」と言って、双子の名前を文雄に教えてる。
足の裏とリストバンドの色で兄と弟を分けているのが見える。

弘毅の母親は言ってくる。
 「弘毅は、全くと言っていいほど、弟の世話をしてくれないのよ」
その言葉に、文雄は応えていた。
 「照れというのもあるのでしょう。ましてや、17歳も離れた弟ですから」
 「ああ、それもそうね」

すると、文雄は双子の名前と特徴を見つけて、的確に言い当ててる。
驚いたのは、弘毅の両親だ。
 「どうして…?私だって、リストバンドを見ないと分からないのに…」
 「私は、双子の弟なんです。双子というのは、微かでも何かしら特徴というのがあるのです」
その言葉に応じたのは、弘毅の父親だ。
 「ああ、そうか。あの学園の跡取りの子供はたしか双子と、もう一人だったな」
 「はい。三人とも男です。私は、三人の中の真ん中です」


会話も弾み、食事も美味しく頂いた。
その後、コンドミニアムに戻り、二人して夜を過ごす。

だが、弘毅の心中には、嫉妬が渦巻いていた。
 「文雄さん…」
溜息付きながら、文雄は応じる。
 「やれやれ。今夜は良い気分のままで過ごせるかな、と思っていたんだけどな。
どうしたの?」
 「俺はね、あの二人の事は認めてないんだからねっ」
 「何の事?」

弘毅は、きっぱりと言っていた。
 「あの、小さい二人だよっ!可愛いとか言わないでっ」
その言葉に、文雄は弘毅の言いたい事が分かった。
 「ああ、なるほど…」
 「何が、なるほどだよ」

文雄は弘毅を優しく抱きしめ、耳元で囁く様に優しく言ってくる。
 「あのね、赤ちゃんは、誰が見ても癒してくれるほどの存在感を発するんだよ。
どんなにイラついていても、赤ちゃんは、人を優しくしてくれる」
 「でも…」
 「弘毅に宿題。日本に帰ってくるまでの残り時間、あの二人の世話は無理でも、名前を憶え抱っこする事。そして、その抱いた感覚とか思いを教えて。それが宿題だよ、忘れないで」
 「文雄さんは」
 「俺とマサは、ユウが生まれた時に世話は無理でも、一緒に遊んでいたんだ。二人してユウを抱っこして、抱っこのやり方が悪かったのか、泣かしてしまった事もあったけどね」

弘毅は文雄にしがみ付いてる。
まるで、文雄の言葉を拒絶しているかのようだ。
でも、弘毅の心中も分かるので、文雄は、そのままベッドに押し倒した。

 「わっ…」
 「エッチするぞ」
 「う、うん…」


ベッドに押し倒された弘毅は、文雄の手の感触を感じ、温もりも、熱さも感じていた。
 「あ、あ、あ…」
 「ん、弘毅、イイ顔してる」

 「あ、そ、そこっ…」
 「ん、我慢だよ」

 「くぅ…、ふ、ふ…」
 「こ…、き…」



二人とも、自分のを放ち、ベッドに寝そべってる。
満足気で幸せそうな弘毅の頭を撫で乍ら、文雄はとどめを指す。
 「弘毅、忘れるなよ」
 「何を?」
 「双子の名前を憶え、抱っこする。という宿題を」

それを聞き、弘毅は嫌そうな表情をする。
すかさず文雄は、こう応じる。
 「まあ、兄弟三人で写真に写る、というのでも良いぞ」

ため息を吐いた弘毅は呟いた。
 「分かった…。写真の方にする」



帰りのチケットはオープンにしていた為、弘毅は文雄と同じ便に帰れる便にしたかった。
席は隣でなくても良い。
文雄は集団チケットのエコノミーだけど、弘毅は父親が買ったファーストチケット。
それでも我慢した。
文雄は羽田に着くと、空港解散なので先に降りた弘毅と合流する。

一旦、荷物を置きに下宿先である松井家に行く。
少しゆっくりして、文雄は家に土産を持っていく為、準備をする。
弘毅は父親から担任の宮田先生宛てに手紙と土産を貰っていた為、持って行く。


出掛ける前に文雄は「はい」と、弘毅に片手を差し出してくる。
何の事か分からない弘毅は、差し出された文雄の手を握る。
 「手を繋ぐのは後だよ。先に、宿題の写真を見せて」

ああ、そっちね…。
溜息を吐いた弘毅は、2階に上がっていき、写真をリュックから取り出し1階に降りて見せた。
松井家5人で撮った集合写真と、三兄弟のアップ写真が数枚。

文雄は弘毅に言っていた、
 「宿題、ご苦労様でした。合格点です」

その言葉と共に、弘毅の唇に自分のを重ねた。







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軽~く性描写あります。
で、弘毅はそこまで嫌がるのね・・・
双子の赤ちゃんって、可愛いんだろうなぁ~

青春ド真中 (6)

その文雄の姿から目が離せなくなり、ボーッとした弘毅は、トロトロと蕩けそうな表情だ。

そんな弘毅を見て、文雄は満足気だ。

文雄の王様姿


フランス語、ドイツ語は無理だが、文雄は英語で話してきた。
 『私が誰だが分かるかな?』
付け髭を触り、言い続ける。
 『そこの、何を呆けっとしている。
私に平伏せ。そして忠誠を誓えよ。』


その言葉を聞き、弘毅は笑い出した。
あはははっ・・・!

目の前に居る王様は、眉をひそめて言ってくる。
 『何が可笑しい?私を誰だと思ってるっ!』

あははっ…。

笑いを押さえ、弘毅は英語で返す。
 『素敵な姿で驚きました。
本当に、よく似合ってる。
触れて良いですか?』
目の前の王様は苦笑交じりに言ってくる。
 『仕方ない奴だな…。破くなよ』

Yes!
弘毅は、その衣装に触れた。
 「ふふっ。本当に良く似合ってる。素敵だ…」


文雄王様はご満悦だ。
 『世界一か?』
その言葉に、弘毅は即答で返した。
 『Off corse !!』


王様に扮した文雄は、冠とカツラと髭を先に外す。
弘毅にとって、見慣れた顔が現れた。

そして、マントを外し、靴と膝上サイズのタイツを脱ぐ。

弘毅は笑ってる。
 「あは、あはははっ…。こんなのも穿いてたんだ?」

そう、ファッションショーならぬストリップショー(?)だ。

ウエストのベルトを緩め、紫色の上衣を脱ぐ。
そして、最後に短パンだ。


弘毅は、何故かテンションが高かった。

そう、脱いだ後はエッチをするだろうと思ってたからだ。
下着一枚になった文雄は、弘毅も脱いでるのに気が付きベッドに連れて行った。
最後の一枚は、自分が脱がす。
そう思ったからだ。


ベッドに二人して横たわると、弘毅は微笑んで言ってくる。
 「文雄さん…」
 「うん?」
 「悔しい位にカッコイイ…」
 「そんな風に言われると照れるな…」







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あ、なんか文雄のデッサン塗り絵の方が、クリスより上手くなった・・・?かも(;´・ω・)

でも、やはりフリー素材のお手本ありですけどね(;´∀`)

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