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新潟県私立田村学園高等学校 その六&後書き


いきなり、治は言ってきた。
 「あ、そうだ。書き終わったら、あさみ先生、監修よろしくね」
治に急に振られてしまい、ブロガーあさみ、いきなりで驚いてます。
 (私が出ても良いのだろうか…)と思いつつも、確認取る。

 「え、良いの?」
 「もちろん。あさみ先生が居てこその、ブログアップ出来るんだよ。ね、西田センセー」
 「うんうん、そうだよ。よろしくなっ」


その二人の言葉に、非常に嬉しくて応じてしまった。
 「嬉しいっ!西田先生、治先生、ありがとうございます。よろしくお願いします」
2人とも、仲良くハモッてくれる。
 「よろしく~」

怒りまくろうとしている俊平をよそに話は進んでいるけど、良いのだろうか…(汗)。

リクエストが頂けて嬉しいです。
そして、完結編は今年中にはアップ出来るように、治にハッパ掛けます。
働け、治。
エロ無しの筆者は、お前だ。
いや、プロットを練るのは私だ。
治、一緒に書いていこうね。













Fin.



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と、いう事で…。
こちらからが、後書きとなります。

いつも読みに来て頂きありがとうございます。
 『弟と兄』の番外編として『雅治の春休み』を書いていたのですが…。
プロットを煮詰めていくうちにSSとして一人歩きしてしまいました。

そして、西田先生から話を振られ、治は執筆作業に取り掛かる事になります。

これからも、俊平&治コンビを、よろしくお願いいたします。

西田先生の語り部の完結編が出来上がるまで、暫しの間、お待ちくださいね。
ありがとうございました。











   byあさみ 2017/3/18


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新潟県私立田村学園高等学校 その五

※西田センセー視点※


俊平は、見つけた。

バスに乗っていた治と目があい、「降りてこい」と言ったが、やはり通じなかったか。


仕方ないので、歩道に渡り降車を待ってると公道に一時停止していた乗り物は動き出した。
JR行きのバスに乗ったのか? 
・・・家とは違う方向だ。
降りる場所は駅か、そう思うと近道して駅に着き待っていた。
待ってる間に、西田に連絡した。

 「今日は、学校に戻りませんので。引き継ぎは、またの日に」
 『アレは、どうした?間に合ったのか?』
 「私を誰だと思ってるんですか?長距離のキングと呼ばれてる男ですよ」

息を切らす事もなく、そう言ってのけた俊平は、本当に自覚有りのキングだった。


そして、俺はその日の夜、放送された番組で俊平の姿を見てしまった。
どのチャンネルでも放送されてたんだ。
思わず笑い転げていた。
 「あははははっ…。あ、あいつは…」

本当に、楽しい奴だな。
眼鏡を外してたら良かったのに、これは…、なんか言われるだろうな。

そう思ってたのは、俺だけではなかっただろう。



新学期が始まるという、その日。
俊平の顔が腫れていた事に気が付いた俺は笑っていた。
 「誰にヤラれたんだよ」って言いたかったのに、言えずに笑い転げていたんだ。その笑ってる間に俊平の姿は消えていた。

俊平は校長室へと向かったのだ。
そう、解雇通知を貰う日だったのだ。


職員用の通用口から出ようとする俊平に、俺は声を掛けていた。
 「おい、俺に黙って行く気か?」
 「お元気で」
 「ったく、無茶な事をしおって」
 「俺は、あいつの側に居たいんだ。他の誰でもない、あいつの側に」
 「そこまで惚れたのか」
 「西田先生も、そのうちに、そう思える人と出会うかもしれませんよ」
 「俊平…」
 「俺は、これからは1人の人間として生きていく。あの嘘つきで泣き虫の強がりの側に居て、見守っていきたい」
 
はあっ…。
溜息を吐いた俺に、俊平は言ってきた。
 「溜息もんですね」
 「まったくだ。誰のせいだと…」
 「出来の悪い後輩を持つと苦労しますね」
 「ほんとにな…。んで、どうやって生きていくんだ」
 「ご心配なく、教授として通知頂きましたので」
 「え、あの東響の教授?」
 「体育学部の教授として、そして英語のね」

まったく、お前は…。

そんな俺の溜息のボヤキに、俊平は、すっきりした表情で返してきた。
 「長距離のキングは、今度は東京に出没します。俺の行く手を阻む者は許さない」



その時、俺は確信した。
ああ、あの男と切れたのかと。




どうだ、この話は。
治視点の”俊平のマジの走りと跳び”も組み入れた、話だ。
 「治、いつでも良いから俺の今迄の経験談と、この話を合わせたのを書いてくれ」
 「西田センセー、書き終わったらお知らせしますね」
 「うん、よろしくぅ」
 「はーい」



何年も、お互いに思い思われて両想いになった俊平と治だが、俺は、お前等の生活を覗き見してみたいな。
二人とも、いちゃついてるかあ?


そんな西田の言葉に感動してる治。
まさに眼鏡を外し般若なのか閻魔なのか分からない、心底から怒りのオーラを纏った俊平は西田のジジイをどうやってぶん殴ろうかと画策している。

この二人の話は、まだまだ続く。

これからも、まだまだ続きます。





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そして、次回は『雅治の春休み』と、『新潟県私立田村学園高等学校』の最終話になります。

新潟県私立田村学園高等学校 その四

一方、こちらは眼鏡先生、こと俊平。


あの、バカ西田があ!
昔話ばかりしおって、前フリが長いんだよ!

しかも、治も。
俺は怒ってるんだぞ!

頼む、間に合ってくれ!
 「おさむ!おさむっ!」

俺の声が聞こえるなら返事してくれ。
 「おさむっ!!」


バス停の角を曲がると、乗ろうとしてるのが見えた。
 「おさむ!」

声が聞こえたのか、こっちを振り向いた。

すると、バスは発車した。
だが、肝心の治の姿がない…。
もしかして、乗ったのか?
バカ治め。

バスと並行して、俺は走った。
治の名前を呼びながら。

頼む、振り向いてくれ。

バスは曲がる。
あっちは大通りになる。
大通りにバスが入ると、追跡は無理だ。
だが、意を決すると、彰に電話した。
そう、これから起こす行動の事を言ったのだ。

そして、大通りの車道を横切ることにした。


パパッ!
パパーーン!!

キキキッ!
キーーーッ!

クラクションが鳴り響き、タイヤの軋む音と、怒鳴り声。
 「なにやってる!」
 「バカヤロー!」


ふんっだ。
お前らも、邪魔するんじゃないっ!

そうしてたら、治の姿が見えた。



一方。
治は、バス内で寝ようとしていたのだ。
うるさい。
眠気もありウトウトしてたのに・・・って、腹が立っていた治だった。

乗ってる女性客が窓から後方を見て何か言ってる。
 「すごい、あの人。車道なのに、車を難なく飛んでる。ロケかなんなのかなぁ?」
 「ほんとだ。それにカッコイイ!」
 「車と遊んでる感じに見えるぅ」
ほー。
車道で遊ぶバカはロケだろと思い、治も窓の外を見た。

・・・・・・ん?


バンッ!!!!!!!!

俺は、窓を叩いてた。
いや、窓にへばりついた。

俊平?
嘘だろ、これロケじゃないのは確かだ。

すると、俊平と目が合い、何かを言ってるそぶりを見せる。

もしかして、西田のじいちゃんセンセー、俊平に言ったのか。
俺は、どうすることもできなくて反対側の座席に移動した。


車道は車やバイクだけでなく、バスも一時停止してた。
そのうち、段々と車の動く音が聞こえてきた。
パトカーの音が聞こえないのは何故なんだ?

あっぶねぇなぁ・・・。
警察行きだぞ。
でも、何も起きなくて良かった。

しかし、マジで惚れそうになったわ。

最後の最後で、俊平のマジな走りと跳びを見せてもらった。
満足だ、参考にさせてもらうわ。

でも、あんな危ないことは俺はしないからな。


なんて思ってた治の思いとは裏腹に、俊平は苛立っていた。






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本編を、パクったまんまですね(^-^;

新潟県私立田村学園高等学校 その三

そして、いよいよ、その少年の、ここでの練習最終日。
たまたま校長は出張で出掛けていて、教頭が少年と話をしていたそうだ。
シンプルに応えたそうだ。
 「あちらでも頑張ってくれたまえ」って。
そうだろう、教頭も卒業した高校に編入しようとしてるんだ。
感慨が無い筈は無い。
教頭もそうだが、俺にとっても同じ後輩になるのだから。


そして、東京へ出発する日、もう一度、少年は来た。
校長と話をする為にだ。
そして、帰り際、正門まで送ってやると、そいつは声を掛けてきたんだ。
 「西田先生が、1年間頑張ったところで・・・、2年間、頑張ります。
そして、エスカレーターとはいえ、大学でも頑張るつもりです。
今まで、ありがとうございました。
いっぱい迷惑を掛けてしまいました。
本当に、申し訳ありませんでした…」

その言葉を聞いて、俺は目をウルウルさせていたね。
 「うんうん、頑張れ。身体を大事にしろよ」
ありきたりな言葉しか言えなかったけど、嬉しかったね。

そしたら、そいつは正門を出た後、俺に制服のジャケットとインシャツを渡してくれたんだ。
なんて言ったと思う?
 「第2ボタンだと思ってください」
だと。思わず笑っちまったよ。

眼鏡先生にやるかと言ったら、駄目だと言われた。

 「俊平先生にバレるでしょ」
 「もう時効だろう」
 「うーん・・・、ま、どっちでもいいや」

そう言って、その少年はバス停に向かい歩き出した。
バス通りに行く手前の角で振り返るので、手を振ってやると、振り返してくれた。


そして、俺は眼鏡先生に言いに職員室へ戻ったんだ。
いつもの如く、自分の経験談を一から話し出してな。
でも、俊平は、目敏く見つけてしまった。
 「西田先生、これは何ですか?」
 「そして、俺は同好会を創ったんだ」
 「西田先生、これは治のでしょう?なんで西田先生が持ってるのですか?」
 「女子を入れようとは思わなかったね。1年間、本当にがむしゃらに走ってた。大会のエントリーってどうやってするんだっけ?って、市役所へ聞きに行ってたね」
だが、俊平はしつこい。
 「こら、こっちの話も聞けよ」
 「お前ね、誰に向かって言ってるんだよ」
 「西田のジジイにだよ」
 「口、悪くなってきてるなあ」
 「だから、なんで治の制服を持ってるのか聞いてるんだっ」
 「いいか、俊平。お前は長距離のキングと呼ばれてる男だ。ここぞという時は実力を発揮すれば良いんだ。そうでない時は」
 「るせえよ、御託並べるんじゃねえ。この服をどこで手に入れたのか聞いてんだ」
 「あれ、眼鏡を外してんじゃん。俊平は眼鏡掛けてた方が良いぞ」
 「この野郎、その首、へし折ってやろうか」
 「いやー、まだ生きていたいなあ」
 「なら、とっとと吐け」
 「うぇぇ…、ってか?」
 

でも、俊平のマジな目を見て負けた。
だから、言ってやったんだ。腕時計に目をやり、ゆっくりとな。
 「んー…、バス停に、着く、かな……。記念に…、さっき、だったかな…」

と俊平の方に目をやると、既に俊平の姿は無かった。
正門を飛び越え様としてるのが目に入ってきたんだ。
さすが、早いねえ。
長距離のキングと呼ばれてるだけある奴だ。

さあ、追いつくのか。
どうなんだろう。

ってか、あいつ、引継ぎはどうするんだ。
その為に、俺を呼んだんだろ。


 「やれやれ、あいつは全く話を聞かない奴だな。
でも、間に合うのかあ?
いくらなんでも、相手は乗り物だ。
まあ、どっちみち連絡はしてくるだろうよ」

と、暢気に構えてたんだ。





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そういう背景だったのですね…。

新潟県私立田村学園高等学校 その弐

その少年には、お試しでなく、他の学年と同じカリキュラムで練習させていた。
そのせいで、上級生だけでなく、同学年の奴等にも恨まれていた。
だけど、その少年は思ってたよりも繊細な神経の持ち主だったんだ。

学校として、知名度のある少年を手放したくないという思いがあったんだ。
その思いに応える様に、その少年は頑張って成績を残していた。
だが、その少年は、居なくなっていた。
いつもと同じ様に練習していたのに、忽然と、居なくなっていたんだ。

まさか、よく思ってない奴等が手を上げて怪我させたのか。
どこかの倉庫等に押し込めたのか。
それとも屋上に連れて行って、ぶちのめした後、鍵を掛けたままにしたのか。
だけど、眼鏡先生は違っていた。
 「校内には居ない」

その言葉に、俺は叫んでいた。
 「探しもせずに、お前は…。なんで、そう言い切れるんだっ」

そう言ってやったんだ。
そしたら、眼鏡先生は言い切ってきた。
 「警察に知らせよう」って。
その時、タオルを持っているのが見えたんだ。
そのタオルには、少年の名前が書かれてあった。
 「Osamu」と。

こいつ、いつの間に校内を探したんだ。
そのタオルを握り締め、ぶるぶると震えていた。もしかして、こいつは自慢の長距離の足で探し回ったのか。そう確信できたんた。そして、理事やら色んな所に掛け合ったよ。

それでも、情報は無く、日にちだけ過ぎ去っていったんだ。
そうしていると夏休みに入り、全国大会へ行く数日前。
その少年は学校に来たんだ。
そして、担任として呼ばれた眼鏡先生と、一緒に練習場へ来た。


色々とブーイングやらバッシングやらを受けたが、そいつは怯まなかった。
今迄のこいつなら取らなかっただろう行動を取ってきたんだ。泣いて謝れば済むという考えは無かったのだろう。その少年は、一滴も涙は出さなかった。
その代り、拳を握り締めて言い切ってきた。
 「止めるのは、いつでも出来る。だから、全国に」と。

そう言った後、練習時間の関係上、そいつはアップしか出来なかったが、それでも跳んでいた。
それを見て、俺は思ったね。
こいつ、何処で何をしてたんだ。
甘かった箇所が無くなって、隙の無い、無駄が取り除かれたフォームになってる、ってね。

顧問だけでなく、その場に居た部員一同、皆が思ってただろう。


そして、全国大会は雨の中、行われた。
雨の中の走りと、跳び。
その少年は跳びで、1位を取った。
その時、東京の某高校から打診があった。
その少年が欲しい、と。

うちの学校としては、もう少し待って欲しいと返事をしたのだが、その東京の高校は直接、少年に声を掛けたらしいんだ。 「9月から」と、学年の途中からの編入を希望していた。
だけど、その少年は当時、顧問リーダーをしていた俺に相談してきた。
担任のメガネ先生ではなく、俺にだ。
 「どうすれば良いですか?」
その返事として、俺は自分の後輩になってくれるのが嬉しいと思いつつも、また、手放したくないという両方の思いがあった。
だけど、折角だからと言って、1年生をこっちで、2年生から行けば良いと言ったんだ。
そしたら、その様に自分から返事したのだろう。
あっちの高校から、俺宛てに連絡が入ってきた。
 「西田先生からも言って欲しいです」って。
だが、あいつが自分の考えた言葉で言ったのを、俺が覆す事は出来ない。
だから、尊重してやって欲しいとしか言えなかった。

そいつは、本当に色んな事をしてくれたよ。
話せば長くなるから割愛するけど。


そして、進学等の進路を決める時期に入った3学期。
誰もが期待を込めていた少年の進路表の提出。
担任が、校長室へ持って来たんだ。
 「これです」と差し出してきた。

当時の校長は、その進路表に一礼して、厳かに開いた。
誰もが待ってたんだ。
だが、いくら待っても、校長は何も言ってこなかった。
だから、その進路表を奪い取って、皆で見たんだ。
え、何だこれはっ。
皆が固まっていた。

そうしてると、担任は言ってきたんだ。
 「私も驚いて、本人に問い詰めて説得しようと試みました。
が、本人の意思は固く、陸上は続けるかどうかは分からない、と言ってました。
2年生の夏休み明けには、考えて提出すると言ってました。
この件は、2年生の担任に、引き継ごうと思っております。
それでは、私は部活がありますので、これで失礼させてもらいます。」

ってな。



皆、何も言い返せないでいた。
そいつの進路先は、俺しか知らなかったんだなと、その時思い知った。
当時、教頭をしていた現校長にも言ってなかったから。
だから、教頭には大目玉食らったね。
 「お前は知ってるだろっ!知ってる事を話せっ」、てな。





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今日からは夜の更新とさせてもらいます。
本編の『君と一緒に・・・』と、リンクしております。
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