BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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Trick or Treat !! ~あとがき~

いつも読みに来てくれてありがとうございます<(_ _)>

僕の出番が少なかったけれど、でもダディと同じ時間を過ごせては嬉しかったです。
仮装ファッションショーには、ポリスマンがカッコ良かったから、ポリスマンを選んだの。
ヒロの衣装は本当に似合っていて、ビックリした。
だから、女性の血を吸いに行くのかな、と本当に思ってしまったんだ。
でも、ダディのは驚いた。
ダディは、昼間は寝てる時が多いから・・・。
でも、起きてはファッションショーにも参加していて良かったぁ~。

それでは、またね(*^-^*)



はい、勝手に先に書かれてしまいました。
前半の部である主役のジュンの気持ちですね。

皆さま、いつも読みに来てくれてありがとうございます。
前半の部ではジュンが主役になってますが、後半の部では大人が主役です。
なにしろ、後半になるとエッチシーンが連投となりましたので。
悟&優介。
博人&友明。
レイ&ジョン。
ウィル&アーノルド。
と、4組のカップルのエッチシーンでしたが、この4組はどの様に映ったのでしょうか?
まずは、優介。
悟の駄目押しの殴りと気持ちを変えさせるためのエッチ。
だけど、優介は気持ちを変える事はしなかった。
ただ純粋に友兄に会いたくて、会いたくて・・・。
その一心で、昌平と共に東京から離れたのでした。
自分のスマホを悟に投げてまで、連絡はしてくるな!という意思表示ですね。
反抗期真っ盛りの優介、25歳です(*≧m≦*)ププッ
 (優介、疲れはどした?建前だったのか……)

そして、友明。
あなたは一体、何に化けたの?
黒い塊、とジュンは表現してましたが(-。-;)
博人の「中身は人間」という言葉に、即答してましたね。
 「首から上だけ」
その言葉で、正解の言葉を導き出した方はおられたのでしょうか?

そして、ジョン。
まさか仮装してファッションショーにまで参加するだなんて…。
危ないから、観客席に突っ込んで行かないでっ。

そして、ウィル。
簡単にキャラ説明を書かせていただきました。
ウィルが、まだドイツに居た頃にジュニアであるマルクの私有地に入っていた、当時イタリア隊の子供隊カピターノであったアーノルドに出会った。
アールという偽名を使って、アーノルドはウィルと・・・。
このシリーズに登場しては、初のイチャイチャ&エッチシーンでした。
細身のウィルは、殺人も出来れば毒にも強い側付である20人の中の、裏のNo.1の人物。
表でのNo.1はフィル、No.2はアランでしたが、出し惜しみをするウィルです。
その詳細(?)は、「あなたの体温(ぬくもり)は気持ちいい」と「1周年記念SS」にて。
そのウィルが、程よい筋肉を付けた軍隊の隊長であるアーノルドに惚れたという。
 (あ、なんかプロットが浮かんできそうだ……。)


そして、子供が主役なら、最後も子供で〆ようと。
大人にも子供にも属さない、どっちつかずな位置に居る優介を〆にさせました。
日本に無事に戻って来た恋人を髭面の悟は抱擁とキスで迎えては、お土産と称された手紙を渡され開けて見た。
昌平、弟の気持ちを見事に優介から離す事は出来たよ。でも、今度は弟の刃は昌平に向かってしまった。でも、それを見越しての昌平はさすがです。
今度はどこに雲隠れ、いや放浪しに行ったのやら。



また、ちょくちょく登場させようと思ってます。
ありがとうございました。


 あさみより  2015/11/1

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Trick or Treat !! 後半(9)※最終話※

 ~エピローグ~


 「あ、ねえねえ昌平さん。ラーメン屋がありますよ」
 「ほんと、優ちゃんってよく食べるよねえ…」
 「食べるの好きなんだもの」
 「あ、それよりも見てご覧。ハロウィンの仮装ファッションショーをしてるよ。15時までだから」
 「それじゃ、食べてから見ましょう」
あのね…と言いそうな表情をして、昌平は折れた。

ラーメン屋に入ると元気な声が聞こえてくる。
 「ハロー!!」

入り小口にある水のボトルを手にして二人が席に着くと、仮装に身を包んだ誰かが近寄ってくる。
 「珍しいね、昌平さんじゃない。サトルは?」
 「誰?」
 「私よ、私」
そう言って、その人は帽子とメガネ(?)を取っては顔を見せる。
 「えっ!スズメ?」
 「そーそー。この格好でファッションショーに参加してたの。ところで、ご無沙汰です」
 「ほんと、久しぶりだね。卒業以来だね」
 「そうですね」
 「お勧めって何?」
 「昌平さん、ラーメン屋は今日で終わりなんです。明日からは中華店になりますよ」
 「それはおめでとう」
 「ありがとうございます。昌平さんが来てくれて嬉しいので、今回はサービスしますよ」
 「え、良いの?それじゃ、優ちゃん何する?」
 「チャンポンセット」
 「それじゃ、それを二つ」
は~い、暫らくお待ちくださいね。


チャンポンセットを食べた二人は、皆の仮装を観終わるとカフェでテイクアウトを買ってはホテルでそれらを食べては、翌日は朝からクリニックに来た。

どう行けばいいのか分からないのでクリニックの受付で聞こうとしてると、昌平さんは誰かに声を掛けられていた。
 「え、昌平さん?」
 「はーい、誰ですか?」
振り向くと、銀髪のイケメンが立っていた。
 「え、もしかして・・、福岡の」
 「御無沙汰してます。まさか来られてるとは思いませんでした。で、サトルも?」
 「いや、あいつは留守番だよ」
 「あいつが・・?あいつが留守番ですか?」
 「そうだよ。あ、そうだ。ボスと会いたいのだが、如何すればいいの?」
 「良かったら、ご案内しますよ」
 「ありがとう、よろしく。優ちゃん、こっちだよ」
 
ユタカに案内されて、昌平と優介はボスの家に向かった。
中庭を突き抜けて・・・。
その途中、視線を感じる。
 「昌平さん、気にしないで良いですよ。ガードマンだから」
 「ガードマンね・・」
 「ガードマンを呼びましょうか」
すると、ガードマンは目の前に現れては驚きの声を出してきた。
 「えっ!誰なのか分からなかった…。ご無沙汰してます」
 「おー、これはこれは、警視総監殿」
 「知ってるくせに…」
 「分かってるよ、インターポール様(笑)。元気そうだな」
 「ありがとうございます。アポありですか?」
 「いや、サプライズ」
 「仕方ないですね、今回だけですよ」
 「うん、ありがとう」
 「あ、昌平さん。もう1回トラップありますからね」
 「へ?」
何かが襲ってくる気配がするので、昌平は振り向くと、その何かは止まる。
 「ったく、誰かと思えば…。昌平さん、正面から来てくださいね」
 「え・・・。おおっ、これはこれは、カズ君」
 「御無沙汰してます。元気そうですね」
 「タカ君も元気そうだな。でもな、ユタカがこっちの道を案内してくれてるんだよ」
銀髪のイケメンは、いけしゃあしゃあと言ってくれる。
 「だって、楽しいでしょ?」
 「ま、久しぶりの顔が見れて嬉しいよ」

すると、優介の嬉しそうな声が聞こえてくる。
 「昌平さん見てっ。犬ですよ」
 「そりゃ番犬は必要だろ。・・って、優ちゃん、犬とトモのどっちに会いに来たんだ?」
 「分かってますよ。でも、ちょっとだけ」
駄目と言われ、優介は昌平に引っ張られては連れて行かれてしまった。


ユタカが呼び鈴を押して手を振る。
暫らく待ってると、中から足音が聞こえてくる。
ガチャと開くと、優介は確認もせずにその人に抱き付いた。
 「Trick or Treat !! 」
 「ぅわっ…!ん?ユタカかと思ってたら、しょ」
 「友兄、会いたかった…」
 「え、優介?」
 「友兄、抱きしめて」
 「お前ね…」
苦笑しながらでも友明は優介を抱きしめては、優介の頭をぽんぽんと優しく叩きながら徐に聞いてきた。
 「で、サトルはどうした?」
 「留守番してます」
 「留守番?」
目の前に居る人は声を掛けてくる。
 「ボス、久しぶりだね。優ちゃん、いい加減に離れろっ」
 「嫌だっ」
 
溜息を吐いたボスに昌平は苦笑しながら言ってくる。
 「悟はね、優介を不安にしては泣かせたんだ。だから、罰としてあいつを留守番させたんだ」
 「でもね、店は休みにしてないんだよ。その代りバイトを雇ったんだ。詳しい事を聞きたい?」
友兄は笑いながら言ってくる。
 「ぜひ、聞きたいね。今日は夕方まで一人なんだ。暇で昼寝でもしようかと思ってたんだ」
 「寝ないでね。それに、お土産持ってきたから」
 「ありがとう」
どうぞ、と言って昌平とまだ自分にくっ付いてる優介を離してはリビングに通した。


 「で、いつ来たの?」
 「昨日の昼過ぎに来たの。そしてラーメン食べて、ファッションショーも少しだけど観たよ」
 「へー、ファッションショーはどうだった?」
 「楽しかったよ。昌平さん、あの人は誰でしたっけ?」
 「けっこう終りの方だったよな…、マリー・アントワネットからだったな」

 「それじゃ、最初から観ます?ビデオに録画してるんですよ」
 「観たい」という二人の言葉に、友明はビデオを点けた。

録画しているファッションショーを観ながら、悟と優介のコメディを聞きながら友明は笑っていた。
 「なるほど、そういう意味の不安ね」

この件に関しての、事の始まりから聞いた昌平は腹を抱えて笑ってる。
 「それは、悟とのルールを作って無かったという事だな」
 「ルールって、まさかこんな風になるとは思っても無かったんだけど…」

 「でも、時間を調整するって言ってくれたんだろ?」
 「うん。でも、来てみたかったから、昌平さんと一緒に来たの」
 「オーストラリアには、一度も来たことが無いんだ。最初はハワイに、次はシドニー、んで、ここ。
優ちゃん、帰りはどうしたい?」
 「うーん…、中国、いや香港でも良いな」
 「そうだな、折角だもんな。楽しんで、悟をやきもきさせてやれば良いさ」

 「それなら、優介はもう不安は無くなったんだな」
 「そういう意味ではね。だけど・・」
 「だけどって、何かあるの?」
 「帰ったら帰ったで、何かありそうで・・不安なんだけど」
 「そういう意味か。大丈夫、私に任せないっ」と、昌平さんは自信満々だ。

そんな二人を見ては、友明は思っていた。
もう、優介は大丈夫だな。康介、優介は天然ながら一人前になりつつあるよ。それに恋愛問題も、なんとか無事に解決してるみたいだ。良かったな。だけど、子供は望めないが…。
それでも、私も肩の荷が下りたよ。


そして、翌日の昼過ぎ。
優介と昌平を乗せたプライベートジェットは、パースを後にして香港に向かった。


そして11月1日の予定より数日遅れた、ある日の午後。
日本に戻って来た優介は元気一杯だ。
屋敷内にあるヘリポートからそのまま『御』と隆星の居る部屋に向かって行く。二人に挨拶をしては旅行土産を渡し、バイトで来てくれてた使用人にも土産を渡していた。
言い難そうな表情をして執事が近付いて来る。
 「お帰りなさいませ。御二方の御無事のお帰りをお祈りしてました。
優介様…。悟様は大いに荒れてらっしゃいます。私共は優介様がこちらでお泊りになるのを楽しみにしてますが、悟様の事を思うと1時間でも早くお戻りになられる事を願います。
勝手な事を申しますが…」
 「ありがとうございます。でも、買い物も何もしてないので、何か頂いても宜しいですか?」
 「はい。すぐに用意致します」


夕食と明日の朝食用の2食分を貰っては、車で送って貰った優介は表から入った。
 「ただいま~!」

 「あ、お帰りなさいませ」
 「毎日、ありがとうございました。これ、お土産です。」
 「ありがとうございます。あの」
 「話は聞いてます。今は部屋ですか?」
 「はい、そうです」
 「あの、申し訳ないのですが閉店して貰えませんか?」
 「はい、畏まりました」

そう言うと、優介は休日のお知らせを書いては、それをシャッターに張り付けた。
お疲れ様でした、と言いながら屋敷に戻る様にと伝えて、シャッターを下ろしては鍵を掛け2階に上がって行く。

まずは荷物を部屋に置いて、お土産だけを持って悟の部屋へ向かう。
こんこんっ。
ノックをして待っていたが、何も聞こえない。
ノブを回すと開くので、ドアを開け乍ら声を掛ける。
と、低い声が聞こえる。
 「誰だ・・・」
 「ただいっ」
悟が抱き付いて来てはキスをしてきたのでお土産は下に落ちるが、優介は悟を抱きしめていた。
強く抱きしめられては強く口腔内を貪られ、優介は悟にされるがままになっていた。

唇が離れて、悟の腕の中にすっぽりと抱きしめられた優介は幸せに浸っていた。
でも、悟さんが言ってくれない限り、自分からは言わない。
悟は優介を抱きしめていたが、その内に言ってきた。
 「優介、頼むから私を一人にしないでくれ…。お前にまで去られると、私は・・、私は完全に一人ぼっちだ。だから、スマホを投げつけてくれるな。お願いだから、連絡だけは取れるように…、持ってて欲しい……。頼むよ」

 「優介、私を一人にしないで…」

 「優介?」
 「悟さんって勝手だよね。俺だって、そう言ったのに……。悟さんのバカ、アホ、鈍感…」
 「どうとでも言ってくれ。私には優介しか居ないのだから」
 「嘘つき。研究所はどうなの?」
 「優介の居ない間は行ってない。行けるわけないだろ…、何かあったらどうしよう、連絡があるだろうかと思って、心配で不安で・・・」

優介は涙が出てきそうだった。
 「さと・・」
 「だから、私を一人にしないで」
勇気を出して、優介は聞いていた。
 「俺の気持ち分かった?」
 「ああ、分かったよ。悪かった、ごめん。ごめん…」


悟に抱きしめられたまま優介は温もりを感じていた。
見上げると、泣きべそな表情をしている悟の顔には髭が生えているのを見て取ると、可哀相になっては言っていた。
 「あのね、皆から悟さんへの手紙を貰ったんだ。寄せ書きみたいなの、一言ずつだけど。
それと、ハワイとシドニーとパースと香港の土産もあるからね」
 「なに、そんなにも行ったの?」
 「うん。だって昌平さんと一緒だよ。楽しかったー」
そう言って、優介から土産一式を渡されると、一番上には自分宛ての名前が書かれてある薄っぺらい紙袋を見ると、封を開けてみる。

tegami00.jpg


悟は自筆で書かれているその寄せ書きを見て喜んだのは束の間だった。
昌平は何をこいつ等に喋りまくってくれたんだ。
しかも、マサだけでなく、ワンまで顔文字だなんて……。ワンがこんな風に書くなんて、凄く感情的になってるという事だ。
あのやろー・・・。

優介の無事の姿を見て安心したと同時に説教してやろうという気持ちは萎えては、昌平をぶっ殺すという気持ちになっていた。
同封されていたもう一枚を見ると、そっちは写真だ。
その写真を見てると優介は笑顔で悟に言ってくる。
 「あ、その写真はね、ハロウィンで仮装した時の衣装だって。
それと、悟さん。明日と明後日は休みだからね。二人っきりが良い!
屋敷から夕食と明日の朝食を貰ったから、それを食べましょう。
で、その髭は剃ってボサボサ髪もきちんとセットして。
OK?
あ、そうだ。昌平さんは今夜の便で、御の代行を務める為に外国へ行くって言ってましたよ。」

その言葉を聞き、悟は苦笑しながら応じていた。
 「ああ。お前には頭が上がらないな・・・」
                               








 完






☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
楽しかったハロウィンも、準備期間も終わり……。
翌日からは、また元の日常が始まる。
だが、東京から来た二人組に、パースに居る住人は驚きながらでも懐かしんでいた。


そして、日本に戻った二人。
昌平の目論見通り、悟の矛先は優介から昌平に向かった。


最後まで読んで頂きありがとうございました<(_ _)>




※※※

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Trick or Treat !! 後半(8)※今日はハロウィン※

友明は思い出しながら観ていた。


 《回想》
色々な恰好に身を包んだ子供達や大人達も敷地内を歩き回る。
しかし、博人さんは何処なんだろう?
ジュンなんて、ほんとに可愛いものだ。
いや、カッコ可愛いと言った方がいいのか?
時間が来るまでボスは見て回っていた。
そして、ファッションショーのアナウンスをしてから、本宅へ戻り自分の支度をしていた。
なにしろ、あの格好は時間が掛かるからな。
三面鏡を覗きながら、マスクも被っては出来上がりだ。


さあ、いよいよファッションショーの始まりだ。

先ず、最初はキッズの部。
子供は40数人ほどエントリーしていては男子と女子が半々だ。
子供はどんな格好をしていても可愛い。
エントリーNoをアナウンスされては、スキップしながらステージ上を歩き回る。
各々が一言ずつを発表していく。
ポリスマンの衣装に身を包んでるジュンの番だ。
 「エントリーNo.28。ジュンです。大きくなったら、可愛い女の子と結婚したいです」

(それかよ…)
苦笑しながらでも、友明は思っていた。
そうだな、お前なら可愛い女の子と結婚できるだろうな。

皆が終わり、集合写真を撮って貰っては、キッズの部は終わった。


さあ、いよいよ大人の出番だ。

すると、大人の部のNo.1の人がステージ上に上がった。
カッコイイな…、神父だ。
ステージの一番前に立ち、マイクを手に取る。
 「No.1。昼間は神への祈りを捧げる神父。そして・・・」
神父の衣装の裾から両腕を上げると、衣装の上衣がコートに早変わりしてはハットを被ってる。
 「夜は女の血を啜るヴァンパイアッ」

あの時は驚いたものだ。この声の持ち主が、博人さんが神父だなんて…。
神父の言葉は、いや低音ボイスのヴァンパイアの声は続く。
 「今宵は、どこの女を選ぼうか…」

女性の声が響いていた。
 「キャーーーー!」
 「素敵、素敵」
 「吸われたい…」

そして、数人が同じように一言ずつ言っては、今度はヨウイチだな。
 「No.7。私は怪盗ゾロ。これから、何かを盗みに行きたい。だけど、可愛いポリスマンが沢山いるので出来ないやー」
アナウンスの声がする。
 「さあ、小さなポリスマン達。怪盗ゾロを捕まえるんだっ」
即、子供達の声が応じる。
 「オオー!待て待て、捕まえてやるっ」
 「そんなに簡単には捕まらないよ。それじゃなっ」
そう言って、怪盗ゾロの衣装に身を包んだヨウイチはジャンプして、ステージ上から100mほど離れた地点に飛び降りた。

次はデビルマンだ。
 「No.8。デビルマンを知ってるかな?悪い奴を懲らしめるんだよ。さっきの怪盗ゾロをやっつけて欲しいかい?」
この声は、カズキだ。
子供の声が直ぐに応じる。
 「うん、やっつけてー」
 「お言葉に応えて…。待てー、怪盗ゾロッ」
デビルマンに扮したカズキは、怪盗ゾロを追う様にステージからジャンプしては前方空中回転をしてはスチャッとゾロの手前に降りては捕まえていた。
おおー!
と、拍手を貰っては、デビルマンは嬉しそうに手を振っている。


また数人ほど一言ずつ言っては、今度はNo.16だ。
 「No.16。ウルフマン登場っ!満月には、フルパワーとなっては己の力が漲ってくる。」
ガオッー!
と雄叫びを上げると、誰かを目掛けては客席に入って行く。
誰に、何をするつもりなんだ…。
その誰かの声がする。
 「うわっ・・。え、もしかしてジョン?」
 「分からなかった?私の勝ちだね。約束通り、今夜の夕食はレイが作ってね」
え…、ジョンって、あのジョン?
シンガポールでは、クールな感じを見受けさせてた、あのジョンなのか?

ファッションショーは続く。
 「No.22。バットマン登場。だが、悪い奴は居ないみたいなので、これにて」
そう言って、バットマンに身を扮したマサは、ステージからジャンプしては近場にある木に飛び移り、枝に足を引っかけては逆さになっては蝙蝠になった。
笑い声がする。
マサ、子供には受けてるよ。

今度はタカだ。
 「No.23。正義の味方スーパーマン。困ってる人を助けるのが、私の仕事だ。困ってる人は居ないかね?…居ないみたいだね。平和なのが一番だ」
スーパーマンの衣装を脱いでる?
うわっ…、と思いきや、衣装の下には白衣を着て聴診器を首に掛けている。
 「普段は、こういう服装なんだよ」
と言って、ステージの裾に戻って行った。
 「へー、そうなんだー」
 「ドクターも困ってる人を助けるよねー」等と納得してる声がするが・・・。
いや、ダサい眼鏡を掛けた新聞記者じゃなかったか?

もう少しで、私の番がくるので裾で待機をしていた。
女性の声が響いてくる。
 「素敵~、王子様だわ」
 「そのケープを脱いでほしい…」
マイクから聞こえてくる、この声は・・・。
 「No.31。サハラに居を構える、夢うつつの一時を」
この声はワン?見てみたいと思い、ステージの裾から覗こうとしてると、ジュンヤから注意を受けては、教えてくれたっけ。
 「ワンの恰好は、アラブ風の砂漠の王子だよ。そういう所から覗かない様にっ」
いや、見たいんだってば…。見させてくれなかったけど……。
で、今観てるのだけど、さすが香港マフィアのジュニア。
雰囲気もあってるし貫禄が漂ってるね。


次々と順番が迫ってくる。
 「さあ、次だからね。曲を変えるから、それまで中央口の方で待ってて」と言われては、ステージの二つある一つの入り口に足を向けたものだ。
ステージの後方にあるカーテンの後ろに立つと、曲が変わるのを待ってるとジュンヤからGOサインを貰い、歩き出す。
そう、映画では御馴染みのテーマ曲だ。
世代なのだろうと思える大人達からの反応が凄く良い。

ステージの一番前に立ちマイクを渡されると、呼吸音を2度出しては腕を広げる。
 「No.37。皆のフォースを感じる。もっとフォースに身を委ねるんだ」
呼吸音を2度3度と出す時はマイクを近づける。
そして。次の言葉を言う。
 「私はダース・ベイダー。今日は皆と一緒に楽しもう」
だが、邪魔をする奴は許さないっ。
そう言って、ライトセーバーを起動させては帝国軍の兵士に扮しているパイロットやスペアマン達と格闘しては裾に引っこんで行く。
裾に引っこみ、そこでもう一度。
 「この世は楽しい事が沢山ある。皆も楽しむんだぞ」
そして、再び呼吸音を出しては完全に裾から降りた。

そして、音楽は次の人の曲に変わった。
裾から降り際、ユタカの呟きが聞こえたものだ。
 「たしか、私の前は友だった……」
その次は、真っ赤な衣装に身を包んだユタカだった。

 「No.38。皆は、私をこう呼ぶ。スパイダーマン、と。だが、私はあのスパイダーマンとは違う。
なにしろ、偽物だからだ。」
そう言って、そのスパイダーマンは木に向かって糸なのか何かを手から出しては飛び移っては地上に目を向ける。
 「本物はどうなのか知らないが、私は楽しい事が好きだ」
そう言って、スパイダーマンに扮したユタカは、建物の屋根に飛び上がっては何処かに消えていった。


エドは『私の辞書には不可能と言う言葉は無い』という名言を残した人物に変装しては、ファッションショー参加者に参加賞としてお菓子を。
子供達には別に御菓子を渡していた。


最後には、ジュンヤ率いるファッション店のスタッフがステージに現れる。
アップテンポの曲にリズミカルに足を運ばせながら、ステージ上を歩き回る。
各々がなりたい衣装に身を包んでは、マスクをしてる者は外してはウインクをしたり、投げキッスをしたりと楽しんでいる。
ジュンヤはカードジョーカーに身を扮してはトリを飾ってる。
 「ハロー!皆、楽しんでいただけたでしょうか?
子供46人、大人63人の計109人の参加者でした。
女性も、男性もお疲れ様でした。
12時から15時までの3時間でしたが、皆、しんどくない?
忘れ物は無いですか?
お子さんに、ファッションショー参加者の方、御菓子は頂いたでしょうか?
写真も忘れず撮って貰えましたか?
仮装の衣装の件ですが、当店をご利用頂きありがとうございました。
チャオッ!」

物の見事にウインクを決めたジュンヤに対して、男女構わずの黄色い声が響いてる。
 「キャーーーーーーー」
 「素敵、素敵っ」


さすが元モデルだけあって、ステージ慣れしてるジュンヤだった。


その後、仕事に戻っていたヨウイチを呼んでは、大学時代の仲間集合として集合写真を撮ってたのも映っている。
撮ったら、直ぐに店に戻って行ったが、明日からのリニューアルに備えて忙しいみたいだ。

入院患者や通院患者限定の紅茶クッキーが買えると思った人が多数居たが、茶の木を増やしての生産中の為、購入不可というPOPを見ながら他のクッキーを買ってるのも映ってる。
こんなにも紅茶クッキーを目当てに来られる人が大勢居たとは思いもしなかったな。
各々の部門での売り上げも上々で、来年からもハロウィンやろうかな♪






trick_or_treat_05.jpg




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
Happy Halloween !!


今日はハロウィンディ。
さあ、ファッションショーの開始だよ♪

子供も大人も、おいでませ~

んでもって、ボスである友明が扮した衣装はダースベイダー卿。
スター・ウォーズの最新映画は、今年の12月18日(金)に劇場公開です。
ただ、スター・ウォーズが大好きで大ファンな私です。


そして、次話は最終話です。




※※※

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Trick or Treat !! 後半(7)

ルンルン気分で気持ち良く目が覚めたジュン。
昨日の余韻に浸る事も無く、今日も元気に過ごそうと意気込んでる。

ジュンが目を覚ますと、普通ならダディとヒロは寝てるが、今朝は違っていた。
二人とも起きてる。
起きてはキッチンで何やらしてるみたいだ。
 「ダディ、ヒロ。モーニンッ」
 「ああ、おはよ」
ヒロは返してくれるが、ダディからは返事が無い。
 「ヒロ、ダディは何してるの?」
すると、ヒロはしー…と人差し指を口に当ててる。

なんだろ?
暫らくすると、ダディの声がしてきた。
 「出来たっ!完成だっ」

嬉しそうな表情で、ダディはその完成品をテーブルの上に置いてくれる。
 「わあっ!凄いねぇ~」
 「一日遅れだけどな…」
 「でも、嬉しいっ」

それは、お化けの顔にした南瓜だった。
その南瓜には目玉をくり抜いては、ギザギザに切り抜かれた口に、鼻の位置にあるトマト。
大中小と3つあり、3つ共に蝋燭が置かれてある。
少しだけ、と言ってはカーテンを閉めては蝋燭に火を灯す。

大きなお化け南瓜には黒いハットを被せては、中ぐらいのお化け南瓜には鬘を被せ、小さいお化け南瓜には何も被せない。

薄暗いダイニングには蝋燭の灯がゆらゆらと揺れてる。


halloween03.jpg


ふふっ。
思わずニマニマしてしまう友明とジュンの父子。

その二人の様子を見ては博人は心中穏やかでは無かった。
やはり、この二人は親子だ。
行動や仕草が似ている。




何かを思い付いたのだろう、博人が言ってくる。
 「そういえば、録画してただろう」
 「ああ、仮装ファッションショーね」
 「そうそれ」
 「僕も観てみたいなー」
 「ああ、良いよ。待ってろ、持ってくるから」
 「それなら、朝食を食べながら観るか。ジュンはジュースで良いよな?」
 「うん♪」
最近は、ヒロのジュースは果物ジュースになっている。
この間までは野菜ジュースで苦味があったのだが、果物ジュースにすると苦味も無く美味しい。
ヒロも野菜ジュースより果物ジュースの方が簡単に出来るので、ハマってるみたいだ。


録画したビデオテープが回される。
最初のうちは、色々な場面が映り声も聞こえてくる。
テロップは流れないが・・・。
お祭り好きな連中が集まり企画したハロウィンパーティ。

ヨウイチは、ラーメン屋の仕込みを終えては、エントリーを済ませては支度をしている。
マサは、ボス命令とドン命令を併せて令を下して来るオーストラリア・ドンに溜息を吐いては、クリニックとGPの敷地内の警備を強化する為スタッフと共に巡回している。
後30分という時に、スタッフから声を掛けられた。
 「ボス、こっちはスタンバイOKです。エントリーされるのでしょう?行ってらっしゃい」
 「エントリーなんて・・・」
 「楽しみにしてますね~」
笑顔でエントリー会場に付いて来られてしまったマサは、エントリーする羽目になってしまった。

タカとカズキは、アメリカに居た時はハロウィンを楽しんでいたので朝から浮き浮きしてる。
ワンとエドも、楽しそうにエントリーしている。
ユタカは、コンピュータ会社のスタッフには休日を与えていた。皆にも楽しんで貰いたいという気持ちがあり、フィルが仮装して来るので任せられる。ノーギャラでも良いとフィルは言ってたからな。
それに大人数でやるよりも、やり手が1人居るだけで良い。まあ、絶対にフィル当人には言わないけどな…。言うと、あいつは調子に乗るから。


各々がエントリーを済ませては、エントリーナンバーのカードを衣装にピンで留めていく子供達や大人達。まだ着替えてない人には、着替えたら留めるようにと言いながら渡していく。
ボスであるトモはエントリーの状況を確認しているのであろう、ビデオに映ってる。
 「ほー…、11時になってないのに結構な人数がエントリーしたんだな」

ファッションショーに必要な事柄は、ジュンヤが一番知ってるので任せていた。
なにしろ、ファッションモデルだったのだから。
ジュンヤはスタッフ4人と共にテキパキと動いてる。
ショーのステージの組み立ては、この日の為に雇ったバイトとパイロットとスペアマンにやらせては、照明やBGM等をしていく。
ジュンヤ達スタッフは子供達にステージ上での歩き方等を教えている。

さあ、あと少しで開催だ。
どうやって知らせるかな…。
何かを閃いたのだろう、ボスは本宅に戻ってるのも映ってる。


パンパカパーン!パンパンパンパーン・・・!

トランペットで音を出しては、開催のアナウンスをする。
 「ハロー!皆さん御機嫌よう。この度は、当クリニック主催のハロウィンパーティにようこそ。
それでは、ファッションショーが始まるまでの1時間、ランチにスナックにとお楽しみください。
ファッションショーのエントリーは11時30分までです。
それでは、ファッションショーが始まる10分前に、もう一度アナウンスしますね」

子供たちの声が聞こえてくる。
 「OK !」





trick_or_Treat_04.jpg





☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
ジュンの行動や仕草は、父親である友明そっくり。
博人は、ジュンの言動にやきもき・・・。

さあ、いよいよ次話はハロウィンです!!




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Trick or Treat !! 後半(6)※ウィル&アーノルド※R18!性描写あります。18歳未満&抵抗のある方はスルーして下さい

※ウィル&アーノルド※ R18!!性描写有ります。18歳未満&抵抗のある方はスルーして下さい。


女装した自分の上司であり恋人でもあるボスに抱きしめられては固まってしまったウィルは、耳元で囁かれては自分の失態に気が付いた。
 「ウィルのその姿、男らしくてカッコイイ…」
 「ば、馬鹿ッ・・」

帰るか…と呟いては、自分達の家に帰る事にした。
 「あ、あのさ…。なんで女装なの?」
 「女に憧れていたからな」
 「ふーん・・・。で、離れてくれない?歩きにくいったらありゃしない」
 「酷いわっ。それに男女ペアだと疑われないでしょ?」
 「まあ、今日はハロウィンで誰も見ないとは思うけど・・」
そう言って、ウィルは恋人の手を握ってきた。
 「ウィル…」
 「たまには、こうやって歩くのも良いだろ」
 「嬉しい……」
 「これぐらいで泣くなっ」


家に帰りついたら、女装している恋人が荷物を持ってるのに気が付いたウィルは聞いてみた。
 「それ何が入ってるの?」
 「服だよ」
 「何の?」
 「私服。あっちで着替えたからね」
な!
そう思うと、殴っていた。
 「バカ野郎っ!それなら着替えてから帰れば良かったんだっ」
 「だって、誰が手を握ってくれたんだ?それが嬉しくって」
 「バカッ」
 「あ、ウィル、脱ぐのを手伝ってくれ」
 「ああ?」
 「一人だと無理なんだよ。ね、ね?」
ったく、仕方ないな…と呟きながら、ウィルは脱ぐのを手伝っていた。
 
カツラを取ると、見慣れた恋人のヘアスタイルが目に飛び込んできた。
だが、顔は化粧したままだ。
何か無いかと考えてはアーノルドが持っていた袋の中を覗いてると、化粧ポーチが入ってる。
ポーチを開けて見ると小瓶が二瓶と、可愛らしい四角い箱が入ってる。
それには、こう書かれてあった。
クレンジングオイル(化粧落とし専用オイル)、ソープ(化粧落とした後に使う)、お茶エキス入り化粧水(ソープを使った後に、これで肌のキメを整わせる)。
それらの使用説明書も付いてる。
made inはクリニックの研究所となっている。なるほど、宣伝を兼ねての3品か。
有難く使わせて貰おうと思って、ウィルはそれらを使う為、アーノルドの着替えを手伝った。
筋肉質の体にはコルセットがギュウギュウ詰めに巻かれており、そのコルセットを外すフックは背中側にある。なるほど、一人では着替えは無理だな。コルセットを外しながら、ウィルは違う事を思っていた。
最近は何時ヤッタかな、なんて事を思っていた。
コルセットが床に落ちると、背中が露わになっては筋肉質の筋肉がプルンッと元通りになる。
その背中にウィルは唇を押し付ける。
ビクッと、アーノルドの身体が揺れたのが分かった。
 「ウィ・・ル?」
 「アール、風呂に行くぞ」
 「え、アールって、まさか…」
 「そのまさか、だ」
 「まだ化粧落としてないんだけど」
 「化粧落としのビンが入ってるから、風呂で落としてやる」
 「ん…」

ウィルは、真っ赤になってるだろう恋人と共に風呂場に向かった。
手には、化粧ポーチを持って。


シャワーブースに入ったウィルは、先ずはオイルを恋人アーノルドの顔に塗りたくっていたら、その内に指の肌を擦る感覚が滑らかに滑る感じになってくる。そして、その顔をお湯で洗い流す。
その次はソープで顔を洗う。
ソープぐらいなら自分で出来るだろうと思ったウィルは、洗顔は自分でやれと言っては、自分もオイルで薄化粧を落としていき、ソープを使わせて貰う。
アーノルドがなにやら嬉しそうに言ってくる。
 「ふふっ…。肌がツルツル状態だ」
 「ほんとだね、私も同じだよ」
 
久しぶりにお湯を張ったバスに浸かっては、二人してのんびりしていた。
その内に、アーノルドは言ってくる。
 「こうやって一緒に浸かってると今でも思い出すよ。ウィルと初めて会った時の事を」
 「あの時は、まさかイタリア軍隊の隊長だとは思わなかったよ」
 「偽名を使ってたからな」
 「それもそうだけど…、あそこは私有地だよ。それにこの腹の傷、治らないね……。」
あのクソジュニアめ、本当に容赦ないんだからな。まあ、私有地に入ってくるアーノルドが悪いのだけどね…。
そう言って、ウィルはアーノルドの腹の古傷にキスをする。
アーノルドはウィルを抱きしめては、呟く様に言ってくる。
 「あの頃は、誰しもが自分の故郷に帰っては70人ほど居たのが、10人になったからな。
あの男は…、少ないと言っては、他国の子供しか入れさせなかったのに、遂には自国の子供を隊に入れさせていた。もう、あんな思いはたくさんだ。
子供にとっては、隊だなんて厳しい……。
それを、脱出しては成功した者が居た。だからこそ、皆が希望を持ったんだ。
だけど、イタリアが自国の人間にすれば、脱出なんて出来ない。
ウィル。
私は未だに忘れることが出来ないんだ。今でも、あの人を見ると昔を思い出しては、恨んでしまう自分が居るんだ。どうして抜け出したのか、どうして私には、何も言ってくれなかったのか…。
ウィル、忘れさせてくれ・・・」
 「それは誰?殺しても良いのなら」
 「殺さないでくれ。矛盾してるとは思うが、あの時の辛い気持ちがあるからこそ、ウィルと出会ったんだよ。それに、あいつは強いし、反対にウィルが殺されてしまう。それだけは嫌だ…」
 「アーノルド、その人の名前を教えて」
 「どうして?」
 「どんな人なのか知りたい」
 「そいつを見たら、ウィルは私から遠ざかってしまう。そんな気がする」
 「それじゃ、縛ってくれればいい。私は離れないから、貴方だからこそ好きになったんだよ」
そう言うと、ウィルはアーノルドの身体に唇を這わせていく。

ウィルの唇が、アーノルドの肌に吸い付いては痕を付けては段々と下半身に向かってる。
その感覚に身を任せては、アーノルドはウィルの付けてくれた痕を指でなぞっていく。
 「ふ、ふ・・・」

ブルッと身体を振るわせてしまう。
ウィルは気が付いて言ってくる。
 「ごめん、寒いよね」
 「湯も冷めるからな」
 「ベッドに行こうか」
 「ああ」
と言っては、アーノルドは両腕をウィルの首に回してくる。
ウィルは、そんなアーノルドを見て、くすくすっと笑いながら言ってくる。
 「ちょっと待って。タオル取ってくる」

タオルでアーノルドの身体に付いてる滴を軽く拭き取ると、自分も身体を拭いては、そのタオルでアーノルドを包んでは横抱きにしてはベッドに連れて行く。
そんなウィルに、アーノルドは言う。
 「結構、重さがあると思うんだけど、軽々と担いでくれるよな」
 「コツがあるんですよ」
 「なんか嫌だな…」


ベッドに連れて行かれては、久しぶりにエッチタイムだ。
ウィルの手が唇が、アーノルドの身体に這わせては、所々に痕を付けていく。
アーノルドは思っていた。
銃しか持った事がなく人殺しをしていたこの手が、人間の温もりに触れた時の衝撃は忘れる事は出来ない。
あんな思いはもうしたくない。
ウィル、お前のお蔭で忘れることが出来るんだ。
今は、お前が欲しい。
もっと強く熱く抱いてくれ、求めてくれ。
 「ん、ん、んんっ・・・」

 「ふ、ウィ・ル・・」

 「アール・・・、中に出したい」
 「きて…」

 「あああっ・・・・」
数瞬ほど遅れて、ウィルのが自分の中に放たれた。
 「早かったね・・」
 「御無沙汰だったからな…」
自分の中に入ってるウィルのモノが直ぐに固く膨らんでるのが分かる。
 「アール・・・、もう一度」
 「ん、今度は味わってくれ」
 「そうさせて貰う」


二回戦目に突入だ。
ウィルはキスをしてきては舌を絡ませるのに、口内にずけずけと挿し込んでくる。
 「ん、ん、ん…」
 「アール・・・」

唇が離れると、ウィルの唇は項から胸へ、腹部へ、脇へ、身を屈ませてはアーノルドのへそ辺りを舐め回してくれる。
ウィルは味わってくれてるのか、しつこく舐めてくる。
そのうちに、ウィルのモノが中を擦ってくる。
優しかったのが、段々と激しく中を突いてくる。
 「アール…、アール…、アール…」
 「く、っ・・、ぅ、ぅふっ・・・・・」
 「アー・・ル・・・・」
 「ふ、ふ、あぅっ!」

 「あ、あ、やっ、めぇ・・、そこ・・・」
 「アー・・ル・・・・」

 「あ、あ、っ……」
 「アー…、ルッ」


 「ウィル、気持ちいい・・・」
 「ああ、締め過ぎ…」
 「眠い・・・」
 「ん、同じく・・」
そう言って、ウィルは直ぐに寝てしまった。
ウィルのモノが私の中に入ったままなのだが、まあ良いや。



声を掛けると目を覚ましては起きるだろうウィルには、何も言う事は出来ない。
あの人の名前はグズだと、それだけしか知らなかった。だが、ある時に気が付いた。
そのグズは、イタリア王妃の子供だと。
その子供が、王子が隊に居ただなんて知られたら大事だ。
だが、あの男は私に、こう言ってきた。
 「お前は、ここの子供隊のカピターノだ。分かってるか?お前はカピターノだ、隊長なんだ。
あのイタリアのクソガキを捕まえることが出来たら除隊させてやる」と。
だが、あの男はそれ以上の詳しい事は知らなかったみたいだ。
イタリア国内を中心に、それこそ土の中、川の中までも探させられた。
その川の中で、ウィルと出会った。
それに・・・。
自分がボスをしている病院で久しぶりに会っては、グズとは言えず、『グスターヴォ・ヴォルドゥー』と、わざと呼んだのに、あの人は表情も口調も変える事は無く ハイタッチに応じてくれた。
どうして、また姿を現したのだろうか…。
それに、ウィル。
お前は、あいつには勝てない。
なにしろ、あいつは、グズは隊では成人を含めた隊員一の強い奴だったのだから。
人懐っこい笑顔だけど、あいつは醒め切った心の持ち主だ。
簡単に人を殺すことが出来る。
それに、お前は王子と呼んでは慕ってる人間を殺すことが出来るのか?
殺して欲しくは無い。


今日のハロウィンパーティは楽しかったよ。
お前の驚く顔も見れたし。
アーノルドはウィルの長髪に手を挟み込んでは持ち上げ、その髪にキスをしては瞼を閉じた。






trick_or_treat_03.jpg



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
今回は、元側付であるウィルの話です。

18歳未満&抵抗のある方はスルーして下さい。

初めてのイチャイチャ&エッチシーンです。
この二人は恋人なのに、今迄はイチャイチャは出てこなかった・・、いや、ネタが煮詰まってはプロットが出てこなかったキャラ達です。
ここで、少しばかりキャラ紹介を。
ウィル=ドイツにあるフォン・パトリッシュの元側付
アーノルド=元イタリア軍隊の子供隊カピターノ

出会いは、本文をご参考にw
そして、この二人はパースでビジネスパートナーでもある。
それは、こちらにて⇒あなたの体温(ぬくもり)は温かいの真ん中あたりから登場します。




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