はじめに。。。

性的表現がありますが、ストーリー重視の小説です。
18歳未満の方や、♂×♂同士の恋愛話に抵抗のある方はご遠慮ください。


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合宿、それは出会いの始まり
hyoushi_4.jpg

をエブリスタさんで公開してます。

総合目次です。
 ↓↓
総合目次

Hiroto_Fukuyama
🌠イラスト:豆たろさん🌠


私の創作ですので、自己満足の世界とも言います。
中傷、批判とかは受け付けません。(きっぱり)
なお、文章及び画像は著作権放棄しておりません。
無断使用、無断転載は固くお断りします。

最新記事かカテゴリ別の、お好きな欄で、選択してください。

どうぞ、ごゆっくり~♪(゚▽^*)ノ⌒☆


☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。

このテンプレートは、『The other way round 』様より、お借りしてます。
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新作!! 『龍神の宮殿』 エブリスタさんにて更新中

いつも読みに来て頂きありがとうございます。

この度、エブリスタさんで書きおろしの作品を更新しております。
ジャンルはファンタジーです。
エロ気は、全くありません。

『龍神の宮殿』

ryu-jin_c.jpg

『龍神の宮殿』

文字をクリックして頂けると、飛びます。

現在更新中の『GW旅行は能登半島』と、次作の悟&優介の作品から内容を抜粋&合作しての作品です。
龍視点の話です!(←ここ大事)


是非、読みに来て頂けると嬉しいです。

宜しくお願い致します。




  福山ともゑ




GW旅行は能登半島旅行は能登半島 (50) 

 久しぶりの家。
 嘉男さんの了承も、お父ちゃんの了承も得ている。
 その家に近付きだしてから冴木君の様子が変わってきた。
 「あの…」
 「待って、こっち側は裏だから表の方に回って。あの曲がり角を左に曲がって…」
 車は言われたように道を曲がる。

 「もう少し行ったら門の前に駐車スペースあるから、そこで止まって」
 車は止まり、政行は助手席から降りると車の後ろに回り込み荷物を下ろそうとトランクの蓋に手を掛ける。と同時に執事の声が聞こえてきた。どうやら門前で待機していたようだ。
 「お坊ちゃまっ」
 「あ、爺ちゃんセンセー、ただいま」
 「お帰りなさいませ。荷物を運びますね」
 「重いから良いよ」
 「大丈夫です。まだまだ若者には負けませんから」
 「お父ちゃんは?」
 あちらですと指し示された方に目を向けると、何かをしているみたいだ。
 近寄り声を掛ける。
 「お父ちゃん、何してるの?」
 「ああ、お帰り。お前が帰ってくるから、門の掃除してるんだ」
 「え、お父ちゃんが掃除…」
 「あいつに、暇ならして下さいと言われた…」

 すると悲鳴に近い声が聞こえてきた。
 「え、しゃ、社長っ?」
 
 その声の方に目を向ける。
 「冴木君が、ここまで送ってくれたんだ」
 「峰岸じゃないのか」
 「うん。峰岸君は忙しくて」

 お父ちゃんは門から表に出ると、冴木君に声を掛けていた。 
 「冴木君、お疲れ。息子を送ってくれてありがとう」
 「い、いえ、こちらこそ」

 今日の仕事は常務の送迎だけで、有休扱いになっている冴木は私服だ。
 青色とクリーム色のストライプシャツは7分丈という袖の長さ。それとチノパンという姿だ。
 こんな事なら、スーツを着るべきだった。
 
 そんな冴木君をそっちのけで、政行はリュックを背負い、両手で大きなバケツを持ちながら、父に声を掛けている。
 「お父ちゃん、荷物を運ぶの手伝って貰える?」
 「あいつは?」
 「若者には負けませんなんて言ってたけど、あれ見て」

 息子が指差ししている先を見ると、執事のへっぴり腰の恰好があった。
 お父ちゃんは笑い出した。
 「あいつは負けず嫌いな所があるからなあ」
 「あと3つなんだ。1つで良いから」
 「3つ位持てるぞ」
 「いや、爺ちゃんセンセーの事もあるし…」
 「大丈夫だ」と、なおも言い切る父に政行は言っていた。
 「なら2つ、お願い」
 「分かった」

 だがお父ちゃんが持った荷物を掻っ攫う様に冴木君は奪い持った。
 「どうした?」
 「お運びします。何方に持って行けば宜しいでしょうか?」

 丁度いいタイミングで執事が声を掛けてきた。
 「私が持って行きますので、お心使いありがとうございます」
 「あ、い、いえ」

 冴木君の手から荷物を受け取った執事は主人に渡している。
 「はい、2つどうぞ」
 「お前は、いくつ持つ気だ?」
 「1つです。年寄りをいたわりましょうね」
 どうやら、先程の荷物の重さに懲りたらしい。その執事に「誰が年寄りだよ」と桑田家の主人は笑いながら、2人して荷物を政行の私室まで運んでいく。

 その後姿に冴木は叫んでいた。
 「あの、それでは失礼致しますっ」
 「ああ、ご苦労さん」

 執事も声を掛ける。
 「お坊ちゃまを送って頂き、ありがとうございました」
 「どういたしまして。それでは、失礼致します」


 このコロッと変わる有様に、政行は付いていけないでいた。
 






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政行君、人との付き合いの無さが分かるものですね。


GW旅行は能登半島 (49) ~秘書の力、炸裂

 気が付いたら病院のベッドに寝かされていた。
 何処の病院なんだろう。
 動こうとするが痛みが襲ってくるので動けない。
 「うー…」

 ノックが聞こえドアが開いた音も聞こえてくる。近くまで来たのだろう、声が聞こえてくる。
 「常務、目が覚めたみたいですね」
 「みねぎ」
 「どうして、こうなったのかは加害者から聞き出す事が出来ませんでした。だけど、一つだけ教えて下さい。私を出し抜けることが出来て嬉しかったですか?」
 「そんな事、思ってない」
 「エレベーターから出たのかどうかが分からなかったのでセキュリティビデオを見た所、一般社員に押し出されるように外に出ていたみたいですね。それは不可抗力だと思います。ですが、車寄せの所に居ると良い、と思いませんでしたか?」
 「冴木君は」
 「彼は仕事中です。彼に話したいですか?」
 
 その言葉を聞くと、政行は素直に昨日の朝の事を話していた。
 「だから?」
 「送迎無くても良いです」
 「人間、楽な道ばかりじゃ進歩しないですよ」
 「だって…」

 うじうじとしている上司に峰岸はきっぱりと言ってやる。
 「私が何も考えずに人を配すると思わないで下さい。
 あの4人の中で、玖倭田君が一番人当たりが良くて癖のない人間だけど、他3人は違う。
 島崎君は人を見下し上司を上司だと思わないからこそ桑田専務のサブをさせていて、
室田君は自己主張が強く安藤専務だからこそやっていけてる人です。
 冴木君は自分から歩み寄る気は持ち合わせず、サドな人で毒のある物言いをし、サブとは言え本田専務の秘書をしてるのですよ。
 それを貴方は替えっこしたいと言ってきた。同じ”くわだ”だからという事で。
 アスリートしていた時はどうされていたのですか。
 人間関係や人付き合いは無かったのですか?」

 「泳ぐ事しか考えてなくて…。人付き合いと言うのは無かったから」

 「はっきりと言います。冴木君は貴方を常務とか、社長子息だという事は微塵も思ってない。だから後部座席に座らせる事も念頭に無く、助手席に座らせようとした。
 たまたま利根川専務の送迎が来て、それを見ていたので真似た。それだけです」
 「どうすれば…」
 「何も考えずに替えっこしたいと言われたのは貴方ですから、1ヶ月半我慢して貰います」
 「はい…」
 「いい機会です。人を見る目を養ってください」
 「はい…」
 「入院期間は3週間です。退院の時は冴木君に来て貰いますので」
 「分かりました…」
 「お大事に」
 そう言って峰岸君は病室から出て行った。


 思わず溜息を吐いた直後、声が聞こえてきた。
 「溜息ものだねえ」
 「ボス、どこから…」
 「峰岸君の言う通りだよ。それにしても派手にやられたねえ」
 「ごめんなさい、俺」
 「坊ちゃんは昔からそうだ。いい機会だから、人を疑う事をしてみよう」
 「でも」
 「あのね、現世を生きてるんだ。人として生きていくのだから、人付き合いは必要だね」

 そう言うと、ある物をベッド脇に置いてくれる。
 「父が持って行けと言ってね」
 「爺ちゃんセンセーが?」
 「入院するのに必要な物だって」
 「ありがとうございます」
 「社長も常務も秘書も人間だよ。楽な事ばかり考えずに、泳いでいた頃を思い出してチャレンジしていって欲しい」

 それじゃと言って、出てきた所へ、ベランダへと出て行こうとしている。
 「なっ、そっちは…」
 「大丈夫、それじゃ」


 入院中はバイト先のボスと山岡君と嘉男さんと爺ちゃんセンセー(執事)と、お父ちゃんは毎日来てくれたし、利根川が一日おきに来てくれたのには驚いたものだった。
 話を聞いたのか、高瀬も来てくれた。
 峰岸君は週に2回だけど、冴木君は退院するまでは一度も来てくれなかった。

 折れるのは自分だよな。
 覚悟を決めた。
 「冴木君。良いですか?」
 「何ですか?」
 「あの、ごめんなさい。心配かけて申し訳ありませんでした」
 「いえいえ、驚いたけれど無事で良かったです」

 ああ、冴木君の笑顔が悪魔に見える。
 「それでは、ご自宅に」
 「家に帰るんだ。送ってってくれる?」
 「はい、そのつもりです」
 「マンションでなく家の方だよ。分かってる?」
 「マンションでなく、家?」
 「家。自分の家の事だよ。そりゃマンションに住んでるけど、今日から帰るのは家の方」
 「マンションでなく…、家とは、どちらになるのですか?」
 「どちらって…、お父ちゃんの…。ああ、ならナビゲートしてあげる。よろしくね」
 「はい」








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峰岸は言いたい事を言ってのけたのねw

そして、入院期間が、あっという間に終わりましたwww(はやっ

GW旅行は能登半島 (48) 

 しかし政行も男の子。
 自分の後始末は自分でするという気持ちはある。
 だから少ししか済んでない仕事を片付けて直ぐにバイト先を出た。
 会社に行けば良いのだろうかと思い悩んだ時は、3人の男たちに囲まれていた。
 「ねえ、お兄さん。良いスーツだね」
 「俺等にメシ奢ってくれない?」
 「金欠なんだよ」

 なんだ、たかりか。冗談じゃない、こちとら持ち合わせの金なんて無いよ。それに、このスーツはリクルートスーツだ。何も言わないと腹を蹴られた。
 「ぐっ…」
 「なあ、金頂戴」
 「恵まれない子に救いの手を向けてくれよ」
 「それとも良い事して遊ぶ?」

 ふん、俺は忙しいんだ。とにかく誠心誠意ある態度で謝らなくてはいけないんだからな。
 「おら、何とか言えよっ」

 そう言われ何発も蹴られる。
 「なあ、鞄の中を見てみろ」
 「ああ、そうか。あるかもな」
 「なら、俺はケツを探るか」

 鞄を取られる。
 「返せっ」
 「財布の中身を貰ったら返してやるよ」
 「他に金目の物を探せ」
 「お兄さんは俺と遊ぼうよ」

 そう言われスーツの上着を取られた。
 「なにす」
 「だから、遊ぼうよって言ってんだよ」
 「シケタ奴だなあ。7千円しか無いや」
 「出し渋るなっ」と言われ、顔を殴られた。

 「っ…」
 「もっとある筈だ。ケツはどうだ?」
 「いや、財布入ってなかった」
 「名刺は?」
 「無い」
 「なんだペーペーかよ」
 「ついでに言うとカード類も無い」
 「なんだあ、お兄さん日本人ならカード作れよな」
 殴る蹴るをされ、身分証明となる物を庇っていた。
 野次馬はいたが、誰も助けようとはせずにチラチラと向いて知らん顔して通り過ぎる。まあ、誰も割って入ろうとはしないだろうな。誰でも揉め事は嫌うものだ。
 そんな事を思ってると、痛みがきた。何処かを刺されたみたいな、そんな痛みだ。


 そんな時、誰かが割って入ってきた。
 「そこで何をしてるっ」
 「へっ、良い子ちゃんぶりな奴が来たのか。まあいいや、お兄さんが代わりに金を出してくれるんなら誰でも構わないさ」

 囲まれ殴られ蹴られてた人に近寄り顔を覗き見ると、驚いた事に探し人だ。
 「貴様等あ…」
 「なに、やるってか」
 「上等っ」
 「貴様も、そいつと同じ様に刺してやらあっ」

 チンピラ3人に拳と蹴りを入れてノシてやると先ほどの人物の方に駆け寄っていく。なにしろ空手伍段の持ち主だ。本気でやると破門になるし、道場主の父にも迷惑が掛かる。そんな良い子ちゃんぶりの人間に声を掛ける奴が居た。
 「岡崎、寄り道するな」
 「ここに居る」
 「は?」

 状態を見て取った岡崎はテキパキと動いている。
 「峰岸、医者だ。殴られて内出血しているし、口の端から血が出ている。擦り傷だけでなく腹を刺されてるし気を失ってる」
 「何で、どうして…」
 
 岡崎に拳と蹴りを入れられた3人は起き上がってくる。
 「くそぉ…」
 「7千円で良いから、ずらかれっ」

 その声に反応した峰岸は足を引っ掛けてやる。
 「うわっ…」
 
 スーツの上着を持っていた1人は倒れた拍子に落としてしまった。他2人は倒れた1人を飛び越え走り去ろうとしている。それを見た岡崎は「峰岸の役立たずっ、何やってんだよっ」と言うと、その2人に、さっきより強めの蹴りを入れてやる。
 「お見事」
 「拍手してんじゃない。これぐらい朝飯前だ」
 「いや、でも格好良かったぞ」
 「親が道場やってんだ。子供は強制的に入らされる」
 「何をやってるんだ」
 「空手だ」
 「へえ、凄いや」
 「それよりも常務が先だ」  
 「あ、そうでした」  








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喧嘩し慣れてない政行に強請りたかってくるチンピラ。
政行はどうなる?

最終話まで、残り数話。
もう少しの間、政行にお付き合いください。