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はじめに。。。

性的表現がありますが、ストーリー重視の小説です。
18歳未満の方や、♂×♂同士の恋愛話に抵抗のある方はご遠慮ください。


Hiroto_Fukuyama
🌠イラスト:豆たろさん🌠

私の創作ですので、自己満足の世界とも言います。
中傷、批判とかは受け付けません。(きっぱり)
なお、文章及び画像は著作権放棄しておりません。
無断使用、無断転載は固くお断りします。

最新記事か、下記の、お好きな≪ ≫シリーズ欄でどうぞ。
≪イベント小説の紹介≫
 季節物な物語です。

≪うちの子たち、ご紹介≫シリーズ
 全キャラが登場します。  

≪雅俊平&雅治≫シリーズ
 陸上から始まったお互いの物語。

≪福山博人&福山友明≫シリーズ
 医者を通しての恋物語。

≪新田嘉男&桑田政行≫シリーズ
 水泳アスリートだった政行の恋物語。

≪利根川五右衛門&高瀬義昭≫シリーズ
 政行の父が社長の会社で、利根川は専務を、政行の秘書をしていた高瀬の恋物語。

≪宮田一族≫シリーズ
 宮田文雄&松井弘毅の恋物語。

≪その他のキャラたち≫
 クリックして、目次内をご覧ください<(_ _)>


☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
 
『龍神の宮殿』 全年齢対象のファンタジーの作品です。
    注:エブリスタさん限定の作品です。
ryu-jin_c.jpg



。.:♪*:・'(*⌒―⌒*))) ごゆっくり~



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秘書の育成研修 (26) 

 14時前に会議室に入った山本は人数分コピーしたのを檀上に置く。
 絵が苦手なので、手振り身振りで話すつもりだ。

 「14時になりましたので、始めます」

 なんだか、凄く気分が違う。
 なので、言っていた。
 「英国英語という事で、この時間は英語で話します」

 そう言うと、英語に切り替えて話し出した。
 「私の母の実家のカーディフの事を話します。
 イギリスの地図を頭の中で思い描いて下さい。
 瓢箪の縦長い感じになります。
 イギリスは欧州との境にあるイギリス海峡をはじめ、ケルト海、北海、大西洋に囲まれた島国で、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北部アイルランドに分かれます。

 私の母の実家があるカーディフはウェールズの南東部になります。
 ブリストル湾と呼ばれてる海があり、湾の向かいは瓢箪の底に当たるイングランドになります」
 そこで区切り身振りで大体の位置を教える。

 「首都って、皆さん言えますか?
 イングランドはロンドン、スコットランドはユジンバラ、北部アイルランドはベルファスト。
 カーディフはウェールズの首都です。
 国際空港があり、教会が多くラグビーで有名な場所です。

 私は小学生の時に4年間暮らしていて、高校までは日本の学校を卒業し、カーディフの大学を卒業しました。

 以上、簡単に説明させて頂きました。
 それでは、時間も残り1時間40分になりましたので、こちらを配ります」

 そう言うと、一番前の人に何枚かを渡していく。
 「後ろに回して下さいね。何か聞きたい事ありましたら、今の内にどうぞ」

 反応が無いので、前振りに入ってやる。
 「皆さんの中で英国英語は苦手な人って居ますか?目を瞑り小さく挙手して下さい」

 んー……、半分近く居るのか。
 仕方ない、計画通り進めますか。

 「それでは行き渡ったみたいなので、こちらを音読していきます。
 1人一区切りでね。もちろん課長もですよ。
 英語風に澄ました感じで発音して下さい。
 あ、そうそう。和訳も忘れずに付けて下さいね。間違えたら意味が通じなくなりますよ。
 それでは、最初の一区切りは私から」

 深呼吸して口を開く。







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さあ、何かが始まるみたいですよ~

秘書の育成研修 (25) 

 山本は、うー…、と悩んでいる。

 昨日の岡崎さんのを見て、自分のを見直しているのだけど。
 でも、さっきのDVDは日本語で無く英語だったし……、しかも心得なんてフランス語で書かれていて日本語訳は後ろの後書き部分に載っていたからなあ。いや、別に俺はイギリスに居た間はフランス語は必修だったのもあり分かるが、フランス語の分からない人たちは心得を見て固まってったっけ。そういう人たちを相手に、どうするべきかなあ。

 うーん……と考えている山本に榊原は近寄ってくる。
 「山本君、どうしたの?」
 「んー……」
 「あと少しで山本君の番だね」
 「プレッシャー掛けないでくれる?」
 「私のは、やり直すつもりなんだ。真面目に考えてたけど楽しもうかなと思ってね」
 「時間に余裕あるから良いよな」
 「山本君って、イギリスの何を言うの?」

 その言葉に、山本は慎重に言葉を選ぶ。
 「母の実家がカーディフなんだ。そこに居た」
 「へえ、カーディフってウェールズだよね。私はチェスターだよ」
 「マンチェスター?」
 「いや、普通のチェスター」
 「ウェールズとイングランドの境か」
 「そうそう。あー……、あの頃は楽しかったなあ」

 境とは言え、海も近くだったし。
 久々に馬に乗りたいなあ……。


 その呟きを耳にした山本は当時の事を思い出した。
 まだ小学生だった。
 親戚とか友人は母側のイギリス人が多く楽しかった。
 決めた。
 もう迷わない。

 すくっと立ち上がった山本に榊原は声を掛けた。
 「山本君、どうしたの?」
 「14時には始められるようにする」
 「ちょっと待ってよぉ…、って足早いねえ」


 邪魔の入らない所に行きたかった。
 そう、上司である利根川専務の専務室だ。
 専務室の前にある専務秘書のブースは廊下から見えるので専務室の方に入ったのだ。

 「専務、デスクをお借りします」
 自分のデスクの引き出しから引っ張り出したノートとノートパソコンを持って入ると、ノートに書き込んでいた文字をパソコンに打ち込んでいく。

 榊原なんて嫌いだ。






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今話は。。。
山本君と、副社長秘書の榊原君の、お話。
それよりも、専務の椅子って座り心地はどうだったのかな?

秘書の育成研修 (24) 

 二部の方も見終わると、秘書課長がテストをやりたいと言ってきた。
 「え…」
 「課長が…」
 
 ざわつく会議室の中、秘書課長は言い放つ。
 「役秘書ではなく、3階の秘書。長付きでなくても良い。誰か居ないか」

 そう言われても相手は課長だ。
 まだ秘書との方が良い。
 そんな中、声が聞こえてきた。
 「課長、お願いします」
 「岡崎君は」
 「こんな機会滅多にありませんので、お願い致します」

 先に岡崎にされては、後の奴はどうなる。
 まだ先にした方が良い。
 岡崎は最後にして正解を見せてくれ。
 そう思ったのか、複数の手が上がる。
 一番先に声を出した。
 「はい、課長」
 「お、リーダーか」

 そのリーダーを筆頭に、時間の許す限りと言っても5人が課長を相手に育成していく。

 その様子を見ていた山岡は感心していた。
 (さすが、課長だな。二度見ただけで大体の感じを掴み取っている。相手の秘書は研修が必要だな)と、育成モードに入っていた。


 「それでは時間になりましたので」
 「岡崎さんので〆ませんか?」
 「え、岡崎…」

 当の本人は驚いてる。
 「え、良いの?」
 「はい。見せて下さい」

 (ふむ、岡崎さんね。彼は今まで何人も育成してきたベテランと言われてる人だ。お手並み拝見)

 「それでは、宜しくお願いします」
 岡崎さんのが始まった。


 (さすが岡崎さん。心得を見ながらなのは残念だが、課長と張る位だな。実のある研修で良かった。来て良かったかも)と、育成モードに入っていた山岡だった。


 岡崎さんのが終わるとブザーが鳴った。
 「お昼の弁当がきた。皆の弁当なので、5,6人ほど付いて来て」
 「はいっ」

 峰岸を先頭に弁当を受け取りに、6人は1階に降りていく。

 岡崎は残りに声を掛けている。
 「午後は14時から始まります。それまで楽にして良いですよ」
 「何処で食べるのですか?」
 「上で食べる様にしてます」
 「上とは何処ですか?」
 「桑田常務の社食室です」
 「あー、あそこね」
 「社内でも場所を変えると気分が違うでしょ?」
 「たしかにそうですね」



 夢は重役秘書。
 やっと夢が叶い常務秘書になった。
 それでも努力していかないと直ぐに追い越される。
 この研修は、ある意味、自分の努力の向き加減を教えてくれる。
 先ほどの順番でもそうだ。
 俺のが正解だと言うものでは無い。


 エレベーターが2基とも上がって行く。
 そろそろ上がるか。

 あの2人は、どんな格好して来るのかな。
 楽しみだ。






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秘書の育成研修 (23) 

 DVDの内容にショックを受けたのか、さすがの峰岸も何も言えなかった。
 お蔭で、40分間、最後まで通しで見てしまった。
 「あ…、もう1回。もう1回、一部の方だけでも良いかな…」
 
 返事は無かったが、皆は頷いてる。
 あの嫌味好きな冴木も固まってる位だ。
 流石、常務をしていただけの事はある。
 明智常務、いや明智さん、ありがとうございます。

 しかしテストって、どんな風にしよう。

 元々、東響大学で理事長をしていた”手袋”こと明智元常務の父親は、英国の執事養成学校に通って桑田家の執事になった人物だ。しかも、得意なのは英国英語とフランス語。
 喋れと言われればドイツ語とイタリア語も喋れるオールマイティな人物だ。
 その人が作った心得だ。
 その心得を元に、山岡の母は作ったのだ。


 一部を見終わった峰岸は一時停止にする。
 「時間の都合上、テストをします」
 「テスト?」
 「心得を見ながらで良いので、そうですね…。上二役の秘書。それぞれ誰か一人ずつ代表としてやって下さい」

 上二役の秘書とは、社長秘書と副社長秘書の事を指す。
 ちなみに役付き秘書とは、専務や常務の重役秘書を指す。
 そして、長付きとは、部課長秘書の事を指す。

 その上二役の秘書は1人として動こうとはしない。

 動きの無い上二役秘書に溜息が出る。
 仕方ないなあ…と思い、山岡は名指しする。
 「塩田君」
 「は、はいっ」
 「立って、前に出よう」


 このDVDが手元に届いてから何度も見てるので分かっている。
 時々、心得を見ながら山岡は塩田を育成していく。
 
 「さすが山岡君」
 「副社長秘書してるだけの事はあるなあ」
 「そろそろ専務のメインになるんじゃないかな」

 峰岸さんの声がマイクから聞こえてくる。
 「2人ともありがとうございます。それでは第二部の方です」






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段々と、『俺様ボス~』シリーズの登場人物がさらけ出されていきますね~