BL風味の小説

18禁のオリジナルBL&ML小説を書いてます。
2017年02月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2030年02月

はじめに。。。

性的表現がありますが、ストーリー重視の小説です。
18歳未満の方や、♂×♂同士の恋愛話に抵抗のある方はご遠慮ください。


私の創作ですので、自己満足の世界とも言います。
中傷、批判とかは受け付けません。(きっぱり)
なお、文章及び画像は著作権放棄しておりません。
無断使用、無断転載は固くお断りします。

最新記事かカテゴリ別の、お好きな欄で、選択してください。

ごゆっくり~♪(゚▽^*)ノ⌒☆


目次は、こちらへ移動になりました。
 ↓↓
総合目次


Hiroto_Fukuyama
🌠イラスト:豆たろさん🌠



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。

このテンプレートは、ゆみかん様よりお借りしています。
ゆみかん様
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桜咲き、春一番で桜散る (6)

いつもはヘラヘラしている長男の昌平が、喪主を務めている。
次男の隆星は、子供も放ったらかしにしているほど憔悴している。

家族葬にして、各国や財政界等の来賓を催しての宴は、夜にする。

その宴では、大勢の参列者がいた。
その中には、彼等も含まれていた。
マサの父である警視総監を始め、ジュンヤの両親である国会議員が2人、それにワンの父であるミスター・ワンが香港から飛んで来てくれた。
そして、財界からは日本屈指の5本の指に入る、ユタカの父。
トモの側に付いてきた博人は、自分のマンションに置いてある正装でやってきた。
そう、ドイツのフォン・パトリッシュの紋が入ってるブラックスーツだ。
ざわめかないわけが無い。

 「君は、あの『御』の…」
 「あの方は鬼籍になりました。今では、分散してます」

普通のブラックスーツを買えば良かった。と、思ってしまった博人だった。

そして、宴が滞りなく終わりに近づく頃、喪主である長男が声を掛けてきた。
 「亡き父を偲び、ここに集まられている元医学部10人に、父の大好きだった曲を演奏してもらいたいと思ってます。よろしいでしょうか?」

1人が声を挟んできた。
 「ジュニア、提案がある」
 「はい、なんでしょう?」
 「こちらにおわすドイツのムッシュ。彼に、最後の最後で演奏してもらいたい」

博人は驚いてる。
 「え、なぜ私が…」
 「君のバイオリンを耳に出来るチャンスは、これを機に最後になるだろう。そんな気がするんだ。
ジュニア、よろしいか?」
 「はい、良いですよ。博人、あ、いや失礼。ムッシュ・フォン=パトリッシュ、最後によろしく」
 「はい…」


先に、元医学部卒業生で。
そう言った昌平に、違う声が応じる。
 「昌平さん」
 「トモ、どした?」
 「彼も、元医学部卒業生ですよ」

トモが指差したその彼は博人だった。
昌平は苦笑している。
 「うー…」

くすくすっと笑い、トモは昌平さんに耳打ちしている。
 「よし、それではミニオーケストラを先にします。用意の方よろしく」


いつも演奏させて頂いてた5曲を演奏し、最後にトモのピアノで十八番の曲を。
そして、あの頃と同じ歌で締めくくる。
そう、亡き母の歌だ。
いつもの歌である『旅立ち』と、『Hand in hand with together』を付け足して2曲を歌ったのだ。
 「久しぶりに聴いたな」
 「あの頃とは違い、音に濃淡が出てきた」
 「声も、艶やかになったもんだな」
等と評してくれる。


そして、最後の最後。
そう、博人の順番になった。
自分のバイオリンを持って来てない博人は、サトルのを借りての演奏になった。
他人の楽器はくせが付いてるから使ったことが無いのだが…。
そう思ってたら、トモがバイオリンの弓を出してきた。
 「え、この弓って…」
 「アレが、出してきたんだ」
 「ほー、アレが、ねえ…」

まあ、良い。
使わせて貰おう。


baiorin02.jpg


悟のバイオリンと、アレが変装した弓を使って演奏する。
ドイツでは、毎日の様に弾かされていた曲を弾く。
その曲は、アレである宝石(いし)をも魅了させた曲だ。
その曲を2曲、演奏させてもらった。

 「流石の腕前だな」
 「他人の楽器で、難なくだなんて…」
 「やはり、あのお方の血筋だな」
そんな言葉に、トモは言い放った。
 「血筋ではないですよ」
 「まあ、本人の努力の賜物だな」


だけど、楽器の演奏者の腕というものは、努力だけではない。
演奏者本人の感性や勘、そして運もあるのだ。
それは、楽器演奏者なら、誰しもが考え悩み通る道だ。






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さすが博人です。
しかし、アレも目立ちたがり屋ですねえ。。。

桜咲き、春一番で桜散る (5)

同じ東京都内だが、花見ライブとはうって違い、こちらは人を見送る宴だ。

東響大学医学部を卒業した10人は、その内の一人の父親の葬式に出席していた。
そう、東響大学医学部在学中ではボスをトップとして、6年間、左腕として君臨していたサトルの父親の葬儀が日中に執り行われたのだ。

北海道から、新潟から、オーストラリアのパースから、皆が駆け寄ってきた。
泣きたくても我慢しているサトルに、恋人の優介は大泣きだ。
 「御、御…」

それでも、父の死に顔は微笑んでいる。
死に様を見届けることが出来たのは、本当に安心できるものだ。

昨夜だって、一緒に食事を取り、その後の団欒も過ごしたものだ。

 「優介は、悟の留め金だな」
 「それって、どういう意味なんですか?」
 「悟の暴走を食い止めてくれる、って事だよ」
 「えー、そんな事ないですよ」
その二人の間に割って入ってやる。
 「そうだよ。この私が、優介の暴走を止めてるのだから」
 「あ、そんな事を言う?」
 「事あるごとに、トモ兄って言ってボスに抱き付くんだから。止めて欲しいね」
 「そんな事ないです」
 「その度に、私はイラついてたんだ」
 「悟さん、大人げないですよ」
 「お前に言われたくない」

わははっと、父は笑ってくるのでムカついてくる。
 「笑いごとではないですっ」と反論する優介に、
 「いやあ、二人とも面白いなあ」と、笑う父。
その父にサトルは言ってやる。
 「どこが、面白いって?」
なのに、父は優介に振る。
 「なあ、優介」
 「面白くないですよ」
 「聞いてる方としては、面白いよ」
優介は、いけしゃあしゃあと言ってくれる。
 「でも、笑って頂けると嬉しいです」
 「うんうん。優介も成長してるんだなあ」
と、優介の頭を撫ででいる。

 「ちょっと、優介の頭を撫でるの、止めてもらえません?」
 「はいはい」
そう応じると、今度は三男の悟の頭も撫でてきた。
そんな三人を仄々と見ていた長男の昌平は、口を挟んできた。
 「まあー、三男と四男の父親争奪戦だねえ」

その言葉にムカついたので、言っていた。
 「別に、父親をって事ではない」
 「どちらかと言うと、御に甘えてるだけです」と言う優介の言葉にもムカついた。
 「優介っ」
だが、長男に遮られていた。
 「優ちゃんって、凄い事を言うねえ」

だが、当の本人である『御』は微笑んでいる。
 「そうか、そうか。いい年した成人男性が親に甘えるのは恥ずかしい事ではないぞ。私としてはウェルカムだ」

そう言って、長男をも含めた3人を抱きしめてくれた。
その温もりが優しく、こんな人間になりたいと優介は思っていた。
 「御…」
 「なんだ?」
 「いつか、必ず恩返ししますからね」
 「優介?」
 「御の様に、心の広い人間になりたいから。それまで長生きして下さいね」
 「泣かせてくれる事を言ってくれるねえ」

悟さんの兄の昌平さんが口を挟んでくる。 
 「優ちゃん、こんな爺さんを泣かせる様な事を言わないで」
 「どうして?」
その問いに応じたのは悟さんだ。
 「つけあがるから」


4人で笑ったものだ。



それから一夜明けると、帰らぬ人となっていた。
あっけなかった。

本音を言えば、優介の言葉が嬉しかったんだ。
本当の家族の様に、
当たり前に側に居て、
当たり前の日常に、
当たり前の……。



でも、
もう、できない。






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そして、後半の部です。
毎度お馴染みの医学部卒業生の登場です。
サトルの父親『御』に対する気持ちです。

桜咲き、春一番で桜散る (4)※R18!性描写有ります。18歳未満&抵抗ある方はスルーして下さい※


ヨシに、アキと会えれば良いのだけど無理そうかどうか教えて欲しいと言われ、コウジはアキの様子を透視していた。

 「どんな感じだ?」
 「んー…、飲んだくれてる」
 「わははっ…、なら無理か」
 「なんなら、連絡して」
 「いや、良い。こっちは、こっちで飲んで楽しもう。お前とも久しぶりに会えたんだから」
 「ありがとうございます」


ふと見ると、優は、健志に凭れかかっている。出来上がっていそうだ。
 「健志、連れて帰るか?」
 「こいつ、見かけより重いんだよ」
 「普段は飲む方なのかな?」 
 「いや、あんまり飲まない」

コウジは優を背負うと思ってるのか、背を向けて座り込む。
が、健志は、その行動を遮っていた。
 「コウジさん、しなくて良いですよ」
 「え、でも」
 「叩き起こせば直ぐだから」

ヨシの声が低く呻ってきた。
 「ほう…、叩き、起こす。ね」
 「目の前でして見ろ。とでも言いそうだな」
 「やってみろ」

ヨシの考えは容易に思い付く。
なにしろ、可愛くて可愛くて目に入れても痛くないぐらいの、可愛い存在なんだから。
 「分かったよ。ま、ヨシが言ったんだからな。怒るなよ」
 「ああ」


そう返事を貰った健志は、優の両頬を両手で挟み持ち唇に触れた。
 「!!」

 「ま、待って下さい」
 「何をだ?コウジ、どけ」
 「いいえ、どきません」

 「健志、お前はあ…」
 「ヨシさん、あなたは先程、健志さんに『怒らない』と、答えられてましたよ」
 「あれは」


ヨシとコウジは目の前で広げられている行為について言い合っていた。
健志は、甘々な従弟コンプレックスから離れて欲しいという思いがあったので、これでもかと優の口内を貪っている。
 「ん…」
 「すぐ…」

 
暫らくすると口が離れていく。
 「え、それだけ?」
 「優…」
 「もっと、して欲しい」
 「良いのか?」
 「うん、良いよ」

だが、違う声が邪魔してきた。
 「良くなーいっ」
 「あれ、ヨシ兄。まだ居たの?」
 「ま、まだって…」
その言葉にヨシはショックを受けた。
が、優はお構いなしだ。
なにしろ、目の前に居る恋人の首に腕を回して、こう言ってくれるからだ。
 「健志さん、ホテル行こ」
 「え、ヨシを放っといて良いのか?」
 「うん、良いよ」
さらりと即答した、その言葉にも傷ついたのは無理はない。
ヨシは、コウジからホテルのバーに連れて行かれ、飲んだくれていた。
うじうじと、自分の思いをコウジに愚痴っていた。


そして、そのホテルの上に部屋を取っていた健志と優は寝っ転がっていた。
 「今日は、良い気分だね」
 「ああ、ライブに行って気分がリフレッシュしたよな」
 「健志さん…」
 「優、ヨシに謝っておけよ」
 「何を?」
 「あんな風に見えても、ヨシは、お前を大事に想ってきてる。
俺よりも、あいつの方が」
 「分かってるよ。だけど、邪魔されたくない」
 「まあ、それは俺もそうだけどな」

それじゃ…。

二人は見つめ合い、お互いがお互いを求めていた。

 「あぅっ…」
 「す、ぐ」

酔いも手伝ってか、優の穴開けは容易く、一気に指が2本入る。
 「ぅ…」

優の中は熱く、もう我慢できなさそうだ。
優の声も色っぽくなってきてる。
 「くぅ…」
 「優、イッていいぞ」
その言葉を耳にした優は、イッていた。
 「あ、んんっ」

 「あ、たけ・・し、さ…」
腕を健志の背に回し抱き付いていた。


健志は、ふと思い出した。
あの日、あの時。
夜空に、お星さまに誓った言葉。
それと同じ言葉を口にしていた。
 「優」
 「なに?」
 「良いか。絶対に一人で知らない所に行かない事」
 「うん、約束する」
 「僕は、優ちゃんの横に居るから」
 「うん。これからは、たけちゃんに言う事にする」
そこで気が付き、健志は優の額を軽く小突いてやる。
 「誰が、たけちゃんだよ」
その言葉に、優も言い返していた。
 「あはっ…。そっちこそ。誰が僕で、誰が優ちゃんだよ」

 「約束だ」
 「うん」


二人は約束の指切りをし、おでこをコツンと合わせて微笑んでる。
 「優。もう1回だ」
 「ん、優しくしてね…」
 「ああ」












そして、その日。
違う場所でも、宴が行われていた。




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あれ、アキとコウタのエッチでないって?(-_-;)
すみません、健志と優のエッチでした。。。

桜咲き、春一番で桜散る (3)

メンバー紹介が終わると、昨年の秋に新曲として演奏した3曲を演る。
その後、MCを挟み2曲。

普段なら、この後はアンコールになり2曲を演奏するのだが、この日は違っていた。
マサがセンターに移動して、リーダーがマサの居た立ち位置に移動する。
そう、これから3曲はマサが歌うのだ。

バラードとロックを3曲。
計13曲を演り、その後、アンコールを2曲演る。


 「皆、ありがとー」

そして、マスターが入り口でチケットとの交換時に手渡していたペンタイプのライトを掲げ、デビュー曲をメンバー皆でアカペラで歌う。
デビュー曲はバラードなので、そのライトが左右に揺れてるのを見ると、とても幻想的な感じを受ける。観客の皆も一体になってのアカペラ合唱だ。


目を瞑り、歌ってると微かに聞こえてくる、この歌声。
これは、ヨシさんの声だ。
コウジは歌わないがハミングしてくれてる。
嬉しい。
コウジ、ヨシさんを連れて来てくれてありがとう。


マイクを通さないリーダーの肉声が透き通った夜空に溶け込んでいく。。
 「ありがとー。皆、大好きだよー」

メンバー全員で、ステージから花道を通りながら、手を振る。
 「ありがとー」
 「また、今度会おうねー」



花見ライブも終わり、コウタの言葉通り、アルコールが目の前に差し出された。
 「え…」

リーダーの嬉しそうな声がする。
 「お疲れ様っ」
 「ええ、飲むの?」
 「あれ、アキって下戸だっけ?」
 「いや、違うけど」

今度はコウタから言われる。
 「なら飲め」
 「明日、仕事…」
 「大丈夫だ」
 「いや、大丈夫じゃないよ」

すると、マサからも言われた。
 「最初っから飛ばしてくれたんだ。飲むんだよ」
 「え…、明日はテレビの生放送…」


もしかして、これって罰ゲームなのか…。
どうしよう…、と思っていたらケンが声を挟んできた。
 「俺にとっては、音出し出来たから良いけどな」

すると、マスターが声を挟んできた。
 「なら、二人して飲んで貰おうか」

ええっ、そんなあ…。


俺は言っていた。
 「マスター。なら、せめて薄いのをお願いっ」
 「なんで?」
 「俺、明日は朝の7時にテレビ出演するんだよっ。飲み助のままだと演奏どころか、テレビでコメントも言えないよぉー」
 「ほー、テレビ出演かあ。仕方ないなあ」


sake02_c.jpg



と言って、薄めのを入れてくれたけど、どう見たって多いだろう。
ビールグラスに並々と水割りを注ぎやがって。









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罰ゲームは、飲みなんだね。。。
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