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はじめに。。。

性的表現がありますが、ストーリー重視の小説です。
18歳未満の方や、♂×♂同士の恋愛話に抵抗のある方はご遠慮ください。


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合宿、それは出会いの始まりR18の作品です。
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『龍神の宮殿』の、お知らせ
 『龍神の宮殿』全年齢対象のファンタジーの作品です。
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をエブリスタさんで公開してます。

総合目次です。
 ↓↓
総合目次

Hiroto_Fukuyama
🌠イラスト:豆たろさん🌠


私の創作ですので、自己満足の世界とも言います。
中傷、批判とかは受け付けません。(きっぱり)
なお、文章及び画像は著作権放棄しておりません。
無断使用、無断転載は固くお断りします。

最新記事かカテゴリ別の、お好きな欄で、選択してください。

どうぞ、ごゆっくり~♪(゚▽^*)ノ⌒☆


☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。

このテンプレートは、『The other way round 』様より、お借りしてます。
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甥っ子コンプレックス (24) 

 その夜、ヒロは私の寝室にやって来た。
 「ヒロ、どうした?」
 「あのね、あの、ね…、今日だけで良いから、一緒に寝て」
 「ヒロ…」
 「分かってる。シェリーも居るしニールも居る。だけど、僕…」

 その震えた声とおどおどした表情で(ああ、そうなるほど怖かったのか)と思い当たる。
 「大丈夫だよ。あの2人は違う部屋で寝てるから。おいで」

 そう促し部屋に入れてやる。
 「怖かったのだろう。よく頑張ったな」
 「僕、僕…」
 「2人で寝るのは久しぶりだな」
 「僕…」
 「ヒロ、今回お前は被害者だ。そんなに思い詰めなくて良いんだよ」

 「マルク、僕は力が弱い子供なんだね…」と小声で呟きながら手を伸ばそうかどうしようかと迷っているヒロを抱きしめてやる。
 「ヒロは、まだ子供だよ。急いで大人にならなくて良いんだ」
 「ん……」

 ヒロを先に寝台にあがらせ、ナイトキャップとして飲んでいたウォッカを飲みくだす。
 「僕も」
 「何が?」
 「僕も、それを飲みたい」
 「これは酒だよ。まだ子供には早い」
 「でも」
 「度数の少なめのワインなら飲めるかも…」
 「飲みたい」
 「待ってろ。探してくる」


 だが、ワインクーラーには子供向けのワインなんて無く、子供用のリンゴ酒も無い。仕方ないので葡萄ジュースの瓶にワインラベルを貼り付け持って出る。これなら安心して飲ませられる。
 「ヒロ、持って来たぞ」

 だが一口飲んだだけでバレた。
 「これってジュースだよね」
 「見てみろ、ラベルが貼ってあるだろ」
 「そうだけど…」
 どことなく見抜かれてる様な気がするが、仕方ない。
 「ヒロ、寝るよ」
 「あ、うん」

 一緒に横になるとヒロは声を掛けてきた。
 「ねえ、マルクの事を教えて」
 「いきなりどうした?」
 「どの様な子供時代を過ごしたのか、どうすれば、マルクの様に強くなれるのかが知りたくて」
 「私は強くないよ」
 「ううん、マルクは強いよ。それに優しい」
 「ヒロ、私は卑怯者なんだよ」
 「そんな風には見えない」
 「ありがと」
 今迄、私の過去の話を知りたいだなんて、誰も聞いてこなかった。

 仲が良かったシェリーにさえも自分の事は教えてない。
 生誕地がイギリス領土だったから、イギリス人なんだ。と、そこから話をし出した。

 3人姉妹に囲まれた4人の内の3番目で長男として生まれた。
 マドリーヌ、ナンシー、妹はクララ。

 私の視点で彼女らの話をしてやる。
 ヒロはくすくすと笑いながら合いの手を打ってくる。
 「マドリーヌは、やんちゃだったんだねえ」
 「それがフランスとかオーストリアとかに遊びに行ってる間に大人しくなったみたいなんだ」
 「へえ、それでマルクは?」
 「たまにイギリス行くぐらいかな」
 「他の国には」
 「行かない」
 「なら、今度、一緒に行こうよ」
 「ヒロは何処に行きたい?」
 「イギリスには行った事無いから…。イギリス、フランス、オーストリア、イタリア、スイス、ロシア、ポルトガル、スペインあたりかな」
 「はははっ…、行きたい所がたくさんあるんだな」
 「食べ物が美味しいんだって」
 「なるほど、そういう事か」
 「ねえ、一緒に行こうよ」
 「一度では無理だな」
 「うん。3回か4回に分けて、マルクと一緒に行きたい」
 そう言うと、私の身体にくっ付いていたヒロの身体は離れ、今度はヒロの手が私の手を握ってくるので握り返してやる。ヒロの手は震えが治まっていた。
 「まずはイギリスとフランスだな」
 「うん」


 その翌日、ヒロは呼びにくるのが待てずに、自ら進んで道場に向かった。
 「まだ、まだだ」
 「もっとだ、龍三。僕は、いや、私は強くなりたいっ」
 「もう一回だっ」


 パスポートの期限が切れる前に1回目の海外二人旅を実現させた。
 【イギリス&フランス】だ。
 2人して、お上りさんになっていた。






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いいなあー。。。
男二人旅(良い響きだwww

甥っ子コンプレックス (23) ヒロトが。。。R15?性描写あります。

 一刻程馬を走らせると件の別邸に着いた。
 相手はカールだと思っていたのだが、真っ黒な馬が木に繋がれているのを見てカールの父親も一緒だと気が付いた。まさかヘル・パトリッシュの方も一緒だとは思いもしなかったのだ。
 「なるほどね。ヒロをエサにして私をおびき寄せて亡き者にしようという魂胆か。今は西の守りが居ないから容易く出来るというのを見せつけてるのか。私を甘く見るなよ」

 カールの父親であるヘル・パトリッシュは今か今かと待ちわびている。
 息子のカールはガキのお守役として側に居させているのだが、マドリーヌにそっくりの顔をしているガキに手を出そうとしているのに気が付いてなかった。

 猿ぐつわを外し唇に触れる、その一瞬だが自分の唇に痛みが走る。
 「てぇなあ。大人しくしろ」

 そう言うとヒロの腕を縛っていた縄を解き服を脱がせる。そんな男にヒロは驚いていた。
 「何する」
 「ハスキーか。興奮させたら、イイ声になるんだろうな。もっと声を聞かせろ」
 「やめっ」
 「ショタ好きではないが、お前は別だ」
 「嫌だと言ってるんだ。離せっ」

 その叫び声が聞こえたのか、バタンッとドアが開く。
 「カール、何をしてるっ」
 「うるせえよ。俺はこいつと楽しんでるだけだ」
 「ロリコンか…」
 「そうじゃないけど、でもこいつはマドリーヌそっくりの顔だから」
 「まあ、気持ちは分かるけどな…、そいつはガキで、何処から見ても男だ」
 「あいつを殺そうと躍起になってるのは、あんただ。俺じゃない」

 ヒロは自分の足も自由になったのだが、自分の身体に覆い被さって舐め回してくる男にボカスカと殴る事しか出来なかった。蹴る事も出来ない。せめて30㎝でも物理的に距離があれば、こいつを殴って倒せるのに。
 マルク助けて。

 そいつの手は長パンツと下着をずり下ろして舐めてくる。
 それが嫌で大声を出していた。
 「や、あ…。やだー!マルク、助けてっ」

 その声に反応するかのように窓が開いた。と同時に黒い影が2体、部屋に入ってきた。
 側付6人の内の2人だ。その2人はヒロの上に覆い被さってる人物を蹴り上げ、ヒロを抱き上げると、まだ足から完全に脱がされてない長パンツと下着をずりあげ窓から飛び降りる。
 それらは一瞬の出来事だった。


 だが、完全に泣いていたヒロには分からなかった。
 「マルク、マルク、マルク…」
 声を出して泣いていたら近くで声が聞こえてきた。
 「ヒロ、何をされた?」
 その声の主に抱き付いていた。
 「ヒロ」
 「マル…。こ、こわかっ…た」
 「ヒロ、大丈夫だよ。何があった?」

 自分を優しく抱きしめ背中をポンポンと叩いてくれる。
 その掌と抱きしめられてる事に安堵を感じる。
 素直に言っていた。
 「パンツと下着を脱がされて舐められたり…、分かんない。でも怖かったの…」
 「もう大丈夫だよ。帰ろう」
 「マルク、来てくれてありがとう」
 「無事で良かったよ」

 ヒロには優しく言ったマルクだが、そういう事をするのはカールしかいない。
 ヘルとカール親子、覚えてろよ。
 貴様等はパトリッシュから追放してやる。


 カールの父親はしびれを切らしていた。
 バタンッとドアを開ける。
 「おいっ、マルクはまだかっ。いつまで待た…」

 部屋の中に居る筈のガキが居ない。
 息子のカールは蹲っているが何をしているんだ。
 しかも窓が開いてる。
 「カール、ガキはどうした。もしかして、この窓から…」

 身を乗り出した父親は相手が居るのを見つけた。
 「あ、居た」

 その相手はガキを抱いていて、まさに馬を走らせようとしている。
 「マルク様」

 その声が聞こえたのだろう。
 マルクは別邸に振り返ると窓からカールの父であるヘルが身を乗り出しているのが見えた。
 「ヘル・パトリッシュ、この子は返してもらう」
 「マルク様、外は寒いので中にどうぞ」
 「構わん。直ぐ帰る」
 「この寒い中を、お越しいただいたのに」
 「私の用事は終わった」
 「マルク様。その子供はカールが勝手に手を出したのです」
 「親子揃ってなすり付けるとはな」
 「何を言って」
 「もう一度、何かあれば容赦しないからな」

 そう忠告するとマルクは馬を走らせ戻った。







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甥っ子コンプレックス (22) 

 そんなある日、アンソニーが一通の封書を持って来た。
 「マルク、これ見て」
 「どうした?」
 「僕の勘だけど、ヒロは、その封書の差出人の所に居ると思う」
 「どういう意味だ?」
 「何処を探してもヒロが居ないんだ」
 「え、居ないって…」
 チャーチかと思ったが、それは無いだろう。なにしろ敷地外に勝手に出るとド―ベルマンの群れの中に放り込まれると知ってるからだ。あの時から敷地外に出る時は、必ず私に言ってくるから。

 誰宛てなのか、また差出人も誰なのか分からない。アンソニーの言う通り、ヒロの事なんだろう。
 封を開けると1枚の写真が入っていた。
 猿ぐつわを噛まされ手を縛られて、頬を殴られた痣が見受けられるヒロが映っていた。
 「ヒロ…」
 誰だ、こんな事をする奴は。
 腹が立ってきたらアンソニーの声がした。
 「マルク、裏に何か書かれてるよ」
 「え、裏?」
 「これって何処の文字なんだろう…」
 アンソニーは色々な文字を知ってるが、アンソニーの知らない文字なのか。写真を裏返すとルーン文字で書かれていた。これは、アンソニーには難しい文字だな。
 だが、相手が分かった。あの野郎、よくも私の大事なヒロに手を出したな。

 お気に入りの側付6人に声を掛けカールの別邸へと向かう用意をしていたら、背にパックバッグを掛けたアンソニーから声が掛かる。
 「マルク、僕も」
 「駄目だ」
 「だって」
 いつぞやリューゾーがヒロに向かって言った言葉を出していた。
 「ヒロを守る為に鍛錬を怠るな」

 その言葉にアンソニーは素直に従った。
 「分かった。ヒロを連れて帰ってね」
 「ああ、待ってろ」
 「約束だよ。気を付けて行ってらっしゃい」



 監禁されてる場所は鬱蒼と木々が茂り、道らしき道も無い。
 獣道しかない。
 そんな場所に、その別邸はあった。
 1階には暖炉付きのリビングがあり温かそうなんだが、ここは2階の部屋。薄暗く窓も高い位置にあり寒くて暖の取れそうな物はない。そんな部屋で博人は相手を見上げる事しか出来なかった。        
  顎をくいっと持ち上げられ覗き込まれる。

 「ふ。こんなにそっくりとはな」
 今の自分に出来る事は睨み付ける事だけしかない。だから相手をキッと睨み付けてやる。
 「勇ましい事だな。いいか坊主。お前はアイツをおびき出すエサだ。大人しくしてたら、殴られる事も無いんだからな。いいか、エサらしく大人しくしろよ」

 あいつを殺して領主になる事が自分の夢なんだが、それが無理なのは分かっている。まだ『御』が健在だからだ。あの人が死んでマルクが跡を継いでも殺すチャンスはある。だから、ここで致命傷になりそうでならない程の怪我をさせれば良い。片目が良いな。それともやけどを負わすのも有りだな。暖炉に突っ込むのも有りだが、あいつは隙がありそうでないからな。それとも手か足でも良いのだが。
 シェリーの居所が分からなかったのだが、マルクの所に居る事が分かってから機会を伺っていたのだがガードが固い。固すぎて隙が無いので拉致ることが出来なかったのだ。だから、このガキを拉致ったのだが…。
 こんなにもマドリーヌに似てるんだ。あいつは来る。あのシスコンの塊は絶対にな。

 だが、この男はシェリーの容姿がどんなに変わったのかを知らなかった。知ってるのは息子であるカールとマルク、それとシェリーの父親であるヘル・グスタフォーの3人だけだった。







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甥っ子コンプレックス (21) 

 誰にも知らせてない事があった。
 マルクとシェリーが結婚した事を知ってるのはお互いの肉親だけだった。
 「ふふ、マルクと結婚だなんて夢みたい」
 「夢じゃないよ」
 「私を”お姉様”と呼ばないでよ」
 「シェリーは、お姉様とは似てないよ」
 「なら、良し」

 ハネムーンなんてものは無くていい。
 そう言ったのはシェリーだ。
 なにしろ足が動かない。
 だから、イギリスに4日間だけど2人っきりで過ごした。
 元々、私たちは2人ともイギリス人だからパスポートなんて要らない。
 イギリスで生まれたシェリーは、私に食事を作ってくれていた。
 一番の難関である入浴。
 使用人なんて連れて来てないので、私が入れてやるつもりでいた。
 「シェリー、風呂はどうする?」
 「入るよ」
 
 言葉が重なった。
 「一緒に入ろうか」
 「一緒に入らないからね」

 「あははっ、エッチなんだから」
 「一緒に入らなくて、誰が面倒みるんだ」
 「変な事をしないでよ」
 「大丈夫だよ。怪我人に意地悪しないから」
 「先に入るね」
 「だから、一緒に入るんだろ」
 ブツブツと文句を言っていたが、シェリーの服を脱がせ風呂場に入れてやる。その後、自分も手早く脱ぎ中に入る。
 「シェリー」
 「ちょ、っと…」
 「綺麗だ」
 「え、何が…」
 シェリーは手で身体を隠してる。
 そういう恰好はそそられるものがある。
 だけど、我慢した。
 風呂から出てからだ。


 風呂から出るとバスローブを羽織らせ、そのままリビングの椅子に座らせる。
 飲物を持ってくるとシェリーは笑っている。
 「何が可笑しいんだ?」
 「だって、マルクが誰かの為に飲み物を持ってくるだなんて」
 「シェリーじゃなければしないよ」
 「いつも傅かれてる王子様は、私には弱いってか」
 その言葉に対して何も言えなかった。
 「図星かあ」
 笑いながら言ってくるシェリーに苦笑しか返すことが出来なかった。
 違うよ、シェリー。正しくは、こうだよ。
 君が”マドリーヌ姉様と似ている顔をしているから弱いんだよ。”
 でも言わない。言ったら、いつまでもネタにされるだろうなと分かってるから。


 ハネムーンも終わり屋敷に戻ってきた2年後、シェリーは男児を産んだ。
 その子はドイツで生まれ、ニールと名付けられた。

 ヒロとアンソニーとエドがニールをベビーベッドの上から覗き込んでいる。
 「可愛いねえ」
 「ぷよぷよだ」
 「マルクも、お父さんだな」
 アンソニーは私の直ぐ上の姉ナンシーが産み、帝王学を学ばせるために連れ帰ってきている。
 エドは私の従弟で、今はツアーが休みなのでドイツに戻って来ている。
 リョーイチは日本に、キョージはリョーイチを慕って日本に行った。
 煩いのが居なくなって清々していた。








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